な……なぁ……お互いヤる気なのは解るんだが……これは……そのー……落ち着かなくないか……?
「う、うん……一応、何かこう、布団くらい持ち込めないかなー、って頑張ってはみたんだけど……」
いざ裸で放り出されてみると……結構広いよな、この山頂。せめてあの祠とかに入れれば――
「ダメっ! アレに近づくと気が乱れて目が覚めちゃうかもだから!」
そ……そうなのか……あー…………
…………で?
「で? って何よ」
その……ヤるのか?
「素っ裸で寝ておいてナニ怖気づいてるのよ。私の身体で変なことしながら寝落ちしたんでしょ!?」
あ……いや……で、でも……三葉だって全裸ってことは、そーなんだろ!?
「えっ!? ……そっ、そーよっ! 見ればわかるでしょ!? わざわざ言わせたいの? このセクハラ男!」
逆ギレしやがった……
「つまりは……気持ちは一緒、ってことよ……」
だとしても……初めてが屋外ってのはどうなんだ?
「きっ、きききっ、気にしちゃダメよ! どーせ夢なんだしッ!」
そうは言ってもなぁ……こう広いと、どこでどうして良いものやら……。それに、しっかり明るいし……。こういうのって、暗い部屋の中でヤるもんだろ。
「じゃあ、明るいからってヤんないの!? こうして二人きりで素っ裸になってるのに!」
い、いや……それは俺の理性が耐えられない、というか……
「でしょ? だったらさっさと襲いなさいよ。ほらっ、ほら!」
と、膝をガッツリ抱えて……誘ってるのか? それ。丸まった女のコをこじ開けるのは良心的に辛いぞ。
「あーもー! さっきから文句ばっかり! 男らしくないわね!」
そうは言っても、全裸ってこと以外、完全に雰囲気じゃないだろ! せめて、その……俺たちくらいの振る舞いとか、そういうのは……もう少し、らしく……な?
「……そ、そうね。私もこの異様な状況に少し気が立ってたのかも」
夢とはいえ初めてなんだから、俺だって緊張してんだよ……
「あ、そうなの。男の子も緊張するのねぇ……」
当たり前だろ! 好きな女のコを、その、傷つけたりしたらイヤだし……
「……ホント、ゴメン。私ってば、男の子にリードして欲しい、ってばっかりで……瀧君、そういう性格じゃないもんね」
どういう性格だよ……
「大雑把で乱暴なこと言いながらも……根っ子のところでは、いつも気遣ってくれてる……ありがと、ね」
……改まるなよ。照れる。
「じゃ、そのー……ちょっとずつ、始めてみよっか」
ちょっとって?
「ほら、先ずは……キスから……とか?」
ああ、うん、そうだな……
「ね、コレってファーストキス、になるのかな?」
うーん……ならないんじゃないか? 夢だし。
「そうよねぇ……じゃ、今後は夢で逢う度に初めてなんだね!」
初めて感がまるでねぇな。夢から夢には記憶も引き継いでるし。
「でも、少なくとも今回は初めてよ」
そ、そうだな。
「こっ、恋人と裸でキスするんだから……変な気とか、起こしていいからね」
オ、ォゥ……
「じゃあ……ヤるわよ」
ォゥ……
……
…………
……――――ッ!?
! ッ! !!
「……っふぅ……何よ、そんなに驚いて」
やっ、いや、その……いきなり舌
「普通って……じゃあ瀧君は他に普通のキスしたことあるの!?」
あるワケねーだろ! ファーストだって言ってんだから……
でも、ホラ、他と比べるわけじゃないけど、いきなりこんなの……
「だって。唇を合わせるだけなんてコドモじゃない。ここまでシてこそのオトナでしょ?」
言われてみれば……確かに……
「で……ドキドキした?」
ォ……ォゥ……
「ムラムラしてる?」
まぁ……ウン。
「煮えきらないわね。もっかいしとこうか」
あっ、いや、大丈夫だから!
「大丈夫とかそういうのじゃなくて、私がシたいの。すっごく……良かったから」
そ、そっか……
「瀧君は……良くなかった?」
いやっ、ヤバすぎるくらい良くて……このままじゃ抑えが利かなくなるというか……
「だから、抑えなくていいんだってば。私の身体にシたいこと、あるんでしょ? 次にキスしたら……シていいから」
ォ……ゥ……!?
……ン……ン……
……ッ、…………
「……ふぁっ……瀧君、えっちだぁ❤」
おまっ……お前がシていいって――
「言った。でも、女のコのおっぱい鷲掴みにするなんて、えっちだもん!」
えっちで……悪ぃかよ!?
「わっ、開き直ったよ。えっちえっちえっちーっ!」
って、お前こそドコ握ってんだよ!
「女のコにナニ言わせようとしてんの。このヘンタイ!」
いや……そんなトコ握りながら言っても説得力ないぞ?
「瀧君だって、全然おっぱい手放さないもん! このヘンタイ男っ!」
あっ、くっ、こするなっ!
「何で? そんなに気持ち良さそうな顔して……くぅん❤」
三葉だって……こうすると
「さすが、よく知ってるわね。異様に手慣れてるし」
お前だって……普通に触ってたらそんな裏側、行き着かないだろ。
「まあね。初めて入れ替わった夜から色々試してたもん」
お前なぁ……
「瀧君だって似たようなもんでしょ? むしろ、朝起きた瞬間からしててもおかしくないわ」
あぁ……実は、初日は動転しててなー……胸は性別を確認するために触ってたが、下の方は――
「へぇ、意外。紳士というより、むしろ奥手ね」
褒められてる気がしねぇ。
「褒めてないわよ、この場合は。でも、今はもう慣れてるんでしょ? コッチも」
さ、触って欲しいのか?
「触りたくないの?」
それは、その……
「瀧君はチンチン握ってもらってるのに!」
自分から言いやがった!
「だって、さっきから瀧君控えめすぎるんだもん! 乳首ばっかりコネコネコネコネと……もっとイイトコ欲しくなるわっ!」
ス……スマン……
「でもココ、こんなに
実のところ……今すぐでも
「だったら、先ずは触って確かめて。イケそうなら……その……イイから……」
あ、う、ウン……なら……触るぞ……?
「イチイチ実況しないで。恥ずかしい」
ォゥ…………って、ベチョって……ナンかスゴいことになってるぞ!?
「やっ、変なこと言わないで!」
でも、自分で触ってたときだって、ここまでなったことなかったし……!
「男が女の身体を自分で触るのと、女が男の子に触ってもらうのとじゃ、性的な受け取り方も変わるでしょ!?」
それは、そうなんだが……いや、ホントに凄いな……
「ってぇ……あはっぁ……またえっちな触り方してる……❤」
わ、悪かったな。
「悪くないわよ。むしろイイし。そう、そう……でも、ちょっと強いかな」
やっぱり、自分と他人じゃ勝手も違うみたいで……
「ううん、それでも瀧君にシてもらうの……やっぱり嬉しいし……だけど……そろそろコレで……いい? ずっと
三葉が、その……良ければ……
「瀧君が驚くくらいだもの。多分、大丈夫よ。じゃ、横になるから……お願い」
痛かったら……スマン。
「ま、夢だから上手くいかなくても気落ちしないでね」
夢は夢なんだけど……そういうこと言うなよ……
「瀧君もリラックスして、ってことよ。肩の力抜いて……一緒に気持ちよくなろっ♪」
オゥ……じゃあ……イクぞ……?
「ん……ふ……く……っ」
だ、大丈夫か……?
「意外なほど……
俺も……三葉の
「不思議……全然痛くない……やっぱり夢、だからかな……?」
ちゃんと
「うんっ! 瀧君が私の
動いても平気そうだな。
「というか、早く動いて! 私、もっと欲しくなってきちゃった!」
それなら遠慮なく……イクぞ……ッ!
「うんっ、あぁんっ、すっ、すっごい……これが……男のコ……っ!」
三葉も……あったかい……
「私……瀧君に……瀧君に
うん、うん、俺……三葉を……三葉を……っ!
「嬉しいよぅっ、瀧君とこんなこと……瀧君にこんな良くしてもらって……!」
俺も……三葉に受け入れてもらえて……嬉しい……っ!
「コレって、もしかして……
三葉……俺も……俺も……ッ!
「もう少し頑張って! もう少しで……
三葉……俺、ホントにもう……っ
「瀧君っ、私……あ、あっ、あぁっ、
おぉっ!?
「あ、あ、あぁ……瀧君が……瀧君のが……
う、うん……その、良かったのかな……夢とはいえ……
「夢だからこそ、じゃない。なんなら、このまま――」
***
ひぇっ!?
……って……あー……私、ついにやっちゃったんだなぁ……夢とはいえ。
しっかし、これっていわゆる夢精、ってヤツかしらね? 布団にベットリ。冷たさで目が覚めちゃったわ。もう少しゆっくりしたかったのに。
だけど……あの様子だと、瀧君の方はホントに目が覚めた後、夢での出来事は忘れちゃってるんだろうなぁ……ハァ。こっちは
だけど、頑張った甲斐はあったかな。ホント……凄く良かった……❤ あんな激しい
とはいえ、実際は痛みとか色々あるだろうから、そう上手くはイカないんだろうケド。それでも……うーん……やっぱり、シてみたい……
せめて、これからも夢で色々練習しておこうっと♪ 目指せ、リアル
……とか考えてたら、またシたくなっちゃった。今朝のところは……瀧君の身体でもう一回楽しませてもらおっかな❤
あ、ところで、こういうところで言うのもアレだけど、期間限定企画として、『こんな君の名は。の短編を読んでみたい』というリクを募ってみようと思います。書きやすそうなネタを拾っていきたいと思っているので、お気軽にコメントとか下さいな。