なぁ……俺たちの関係って、細くなってたはずじゃないのか?
「うん、私もそう思ってたんだけど……」
そのわりには夢接合の頻度、多すぎるだろ。
「何よ。私に逢いたくないの?」
いや、起きた後でも毎日のように逢ってるし。というか、もはや半同棲状態だぞ。いつの間にか歯ブラシまで置いていきやがって。
「いいじゃない。夢でくっつくだけで、身体の入れ替わりは起きてないし」
とはいえ、記憶を残したままの夢見というのも気が休まらないというか。寝ても覚めても三葉漬けの生活になってんだよ。
「こっちは寝てる間だけなんだから、今くらいつきあってくれてもいいじゃない!」
大学生の三葉からは、起きてる間だけなんだから、と言われてるんだが……
「う、うーん……それは……まぁ、こっちは三年間起きてる瀧君に逢えなかったわけだし。その分、できるだけ傍にいたいのよ。だからこそ瀧君ちに入り浸ってるわけだし」
入り浸るというか、押しかけてきてるというか……今日も大学に向かう前、始発で夜這いしに来る、って言ってたぞ。
「私が言うのもアレだけど、もう明け方であって夜じゃないような。そんな変なことするくらいなら、いっそのこと普通に同棲しちゃえばいいのに」
俺はまだ高校生だからなぁ。それで、朝食とか作りに行ってる、って建前で来てるみたいだぞ。
「実際に作ってるのは赤ちゃんだけどね❤」
まだ高校生って言ったばかりだろ! 昨日の話、覚えてるだろうな。
「覚えてるってば。どちらにせよ、今はこういう形で楽しむしかないじゃない。ほら、おっぱい気持ちいいでしょ? 恋人が素っ裸なんだから……好きなコトしていいよ?」
て、お前がくっつきたいだけじゃねーか!
「うん、くっつきたい。あと、キスもしたい。いいでしょ? 恋人同士なんだし」
まあ、うん……だが……その……
「何?」
はっきりと言葉にされると……照れる……
「そういうところが可愛いから、言いたくなるのよ」
言ったそばから……もう勝手にしてくれ。
「ん♪ じゃあ、勝手に唇奪わせてもらうねっ」
ん……ん……
「んふぅ、はぁん……ふふ、唇柔らかくて気持ちいい♪」
む、むぅ……んん……
「んふぅ……でも……こうして裸の恋人を抱き締めてキスしてるのよ? チンチン
それはなるけど……この状況じゃどうにもならないだろ。
「ん、まーね。でも、私は
またかよ……。舌に指に、もう何回目だ?
「何度だって
わかったよ……まったく。
「あとでおまんこいっぱいさせてあげるんだから! 前戯だと思って気合い入れなさい!」
思うも何も、前戯だろ。
「あ、それもそう――んんっ」
それじゃ、
「はぁっ、ん……クリちゃんも、もっとクリクリしていいよぉっ」
これ以上強くしたら痛くないか?
「ホント優しいね。多分、現実の私と付き合い始めたからだろうけど」
初めての時は、そのー……本当に申し訳なかったと思ってる。
「せっかく勉強してもらったところアレだけど、夢の中は痛みを感じないんだってば」
そ、そうなんだよな……。だったらやっぱり、もっとこう……
「やっ、あ、あ、あぁ……すごっ、すごっ……やっぱり……瀧君にしてもらうの凄いぃぃぃ❤」
これは……両手使わなきゃダメだな。
「うんっ、バランスはこっちでしっかり肩に掴まっておくから、瀧君は私のおまんこグリグリしてて♪」
なら……こことか
「うんっ、うん……あぁん……もっと、もっとぉ……はぁ……キスもしようよぉ……ふむぅ……ちゅぅ」
ん、ん……むん……
「ふぅっ、ふ、ふ……むぅ……♪」
ん、むぅ……ふぅ……
「ん、む、むぅっ、む、む、む、む……むぅぅぅぅっ!!」
お、おお……っと。大丈夫か?
「うん……つい……はぁ……膝が崩れちゃって……」
「……うん❤」
なら、少し休むか?
「そうね。でも……その間もちゃんと添い寝するのよ」
わかってるって。とはいえ……三葉、やたらといじりたがるだろ。
「だって、チンチン
握るだけならともかく、あんまり強く擦るなよ。
「そう言われても……早くこっちが欲しいしっ!」
コ、コラ! だからあまり強く触るなって!
「わかってるってば……ぅぅぅ……早く来てよ、女子大生の私ー!」
まー……ずっと全裸で寝てたら、いつ三葉が来たか判らないからな。目印としてパンツを穿いておく、というのはあながち間違いじゃないだろ。どちらにせよ、その間は
「ぅ……ぅん……でも……はぁ……欲求不満が募っちゃう」
自分ばっかり
「だって、指より舌よりチンチンで
わかったからそろそろ手を離せ! その……
「……はぁ、
これだけ前戯ばかり続けて、その上
「どうしよう……またムラムラしてきちゃった。今度はお口で、って……ぁ、パンツがずるずる~って❤」
おぉ……ようやく来たか、現実の三葉の方が。
「ふふっ、こうして勝手に下りていくのって、幕が上がっていくみたいで面白いよね。セックスの舞台が始まる、という意味でも」
だけど、今回はちょっと待ってろよ。その前に準備が挟まるはずだから。
「わ、わかってるわよ! そういう約束なんだし」
…………
「…………」
……………………
「……………………」
……おい。
「なに?」
確か、今日はゴム着けてみる、って話だったよな。
「えぇ、まぁ、ウン。昨日の日記にもそうするよう書いといたはずなんだけど」
ちゃんと読んでるのか、大学生の三葉は。
「それは……試験とかで苦しんでる様子がなければ、読んでると思うよ」
はぁ、未来を予習済みなんだから、楽勝だよな。
「ウンウン、いつも三年後の情報には感謝してるよ~」
なのに、一向にゴムがかぶされる様子がないんだが。着衣は反映されるんだろ?
「だと思うんだけど……」
なら何故現れない?
「うーん……あ、もしかして」
夢の中の事情とかあるのか?
「じゃなくて、多分、ゴムありはイマイチだったんじゃないかな」
なんだそりゃ。着けてみなきゃわからんだろ。
「で、着けてみたけどイマイチだった、とこれから目が覚めた後で私が書き残したら、大学生の私だって、着ける気にはなれないだろうし」
なんかこう……小さなところでタイムパラドックスが起きてるな……
「だからぁ……瀧君のチンチンはもう私の
待て待て待て! 妊娠したらどーすんだ、って問題が解決してないぞ!?
「してるわよ。産めばいいし。産みたいし。お互い結婚できる年齢でしょ?」
い、いや……でも、ほら……俺たち、まだ学生だし……
「問題ないわよ。お金なら余るほど稼いでるはずだから」
そ、それって、もしかして……
「うんっ、こないだ瀧君が話してくれた株の話、大当たり♪」
マジでか……
「あんまり大きな取引してると未来がかわっちゃいそうだから、そこだけは気を付けてるけどね。少なくとも、瀧君の時間の私は生涯食べるのに困らない資産を貯め込んでるはずよ」
なら、何で大学行ってんだよ!
「そりゃ、せっかくの人生なんだから女子大生もやってみたいじゃない?」
…………
「就活もするわよ。OLだってやってみたいし」
いつ辞めてもいいんだから気も楽だよなぁ……
「そゆこと。だからぁ……いくらでも妊娠していいし、何人だって産んじゃうし。さすがにマズイと思ったらこっちで避妊するから……今は子供が欲しい、ってこと」
だったら……犯すぞ?
「いやぁん。瀧君てばお盛ん~」
こっちだって、ずっと我慢してたんだし、それに……
「それに?」
起きてる三葉が頑張ってるなら、夢の中くらい、こっちが頑張らないとな。
「うんっ、頑張ってね!」
頑張る……頑張るから……っ、コラ、うなじに腕を絡めるな! ちゃんと向き合ってからにしろって!
「だってぇ……チューしたいんだもん♪」
それはその……
「うん、そうしとく」
……あっさり放してくれるんだな。
「だって、冷静に考えたら、私だって
何だ、その極端な冷め方……
「冷めてないわよ。おまんこウズウズして待ちきれないだけ」
わっ、わかったから! 今度は足を絡めてくるな!
「もーっ! 早く欲しいんだってば! 早く早く……早くぅ……ぅぅぅんんん~~~っ❤❤❤」
……満足したか?
「するわけないでしょ。ここからが本番なのに」
そうだった……なっ!
「はぁんっ!」
くっ、うぅ……っ、ホントに……待っててくれたんだな……っ。
「そうよっ、そうよ……っ! おまんこには……チンチンが一番……あはぁんっ!」
何度も
「ゆっとくけど……口や指は全部準備運動だからねっ!? こうして、チンチンで……チンチンを……あっ、はぁっ、やっぱりチンチンがいいのぉっ❤」
ヤ……ヤバイ……っ! もう……
「大丈夫……私も……
すっ、すまん……もうっ!
「いいって!
ビュクルッ!
「あ、あはぁん……❤」
ビュクッ! ビュルッ! ビュッ、ビュッ……
「
やっぱり……目は、覚めないみたいだな。
「多分今頃、私が膣で受け止めてるだろうからね。濡れた冷たさがなければ、案外寝てられるものよ」
でも、
「そうよ」
三葉の……
「……うん❤」
はぁ……
「何よ! 赤ちゃん欲しくないの!?」
いや、その、心の準備が……
「こっちはとっくに出来てる……と思う。だって、三年後には母親になるんだなー、って毎日のように考えてるし」
なら、今はまだ迷ってんじゃねーか!
「迷ってるとゆーか、現実味がない感じ。でもさ」
?
「夢の中なら何度
くっそ……だったら、何度でも犯してやるからな!
「いやぁん、瀧君ってばぁ……
***
こうして、山頂から部屋へと、明るいままに意識を移していくのはいつでも不思議な感覚だ。
とはいえ……微睡みながら見上げる彼女が描く曲線は、いつだって見惚れてしまうほどに美しい。
「……あ、起きたんだね。ちゃんとアソコに
そう言って引き抜くと……てろりと粘液が三葉の内腿を伝ってゆく。
それでもおそらくは、ここまで睡眠の妨げにならないようそれなりに気を配ってくれていたのだろう。しかし、一旦目を覚ましてしまったのならお構いなしだ。勢いよく俺の胸に飛び込んでくると、容赦なく彼女の舌が俺の口の中を抉ってくる。
「ん、ん、ん……んふぅ……❤」
こういうところは
そして、このような行いで気分が盛り上がってきてしまうことも。
「動いてもいないのに、チンチンからビュルビュル~って何度も溢れてくるの……。だけど……やっぱり、ズンズンしてからのビュルル~、がいいかなぁ、って」
彼女が擦りつけてくる腰の膨らみの内側には、眠ったままの俺からずっと
「ずっと私が上に乗ってたから……朝ごはんの前に瀧君が上になって……私のこと、
俺の
彼女と違って、俺の方はずっと寝ていたからな。射精を繰り返していたとは思えないほどに身は軽い。
「
「うん♪ ホットミルクはもういっぱい
ゴロリと二人の上下を入れ替え、俺は三葉に乗りかかる。
「寝てる間は三年前に私が瀧君のこと可愛がってあげたんだから、今度は……瀧君が私のこと、可愛がってね❤」
寝てる間も夢の中で三葉のことを可愛がっていたのだが……それでも、やっぱり今の三葉も、こうして抱きしめたくなってしまう。
何故なら、どちらにせよ、寝ても覚めても三葉は可愛いのだから。