※この作品はR-18です。

とあるゲール将校の日記   作:破戒僧

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08.5 3人の夜宴

@月^日(夜) ビアンカ視点

 

裸でベッドの上に仰向けになり、隠すことなくすべてをさらけ出している……イゼッタ。

その上に、サンジェルマンは同じように裸になって覆いかぶさり、イゼッタの秘所に、いきりたった逸物を沈めていく。

 

やわらかな、しかしぴったり閉じたその割れ目をこじ開けて、その先の肉の壁を押しのけて進み……やがて、そのペニスが根元まですっぽりと入る。

 

表情からは……挿入されているイゼッタはもちろん、組み伏せている側のサンジェルマンもまた、恥ずかしさでか、顔を赤く染め……頬を汗が伝い、快楽でいっぱいいっぱいになっていることが見て取れる。

 

その状態で、ほどなくして余裕が出てくると……今度は、ゆっくりとしたペースで、徐々にテンポよくなるように、サンジェルマンが腰を振る。

ぱん、ぱん、と……素肌同士が打ち付けられる、単調だがどこか淫靡な音が部屋に響く。

 

そこに至っても……快感をこらえて、固く目をつぶったり、息を乱して酸欠のように呼吸を荒くする様子は……何というか、初々しいものを感じる。

 

まるで……童貞と生娘のまぐわいのようだ。

この様子だけを見て、軍人と捕虜――支配する側とされる側の間柄だとわかる者はいないのではないかと思う。

 

無理やり組み伏せて慰み者にすることなら普通にあろうが……目の前で繰り広げられている、ぎこちなくもどこか一生懸命なこの交わりは、恋人同士にすら見える。

 

もちろん、本人達にそんなつもりはなく……お互いの欲求を満たし、あるいは要求を通すための行為であることに間違いはないのだが……やはり、そうは見えない。

 

イゼッタの上にのしかかり、その裸体を慈しむように抱きしめるサンジェルマン。

それを抱きしめ返し、首元に顔をうずめるイゼッタ。

胸板に圧迫されて、たぷん、と変形するイゼッタの乳房。

下から突き上げ、突き上げられて震え、動く2人の体。わずかに音を立ててきしむベッド。

 

若者同士の交わりによくある、お互いをいたわり、想うことに必死な感じが伝わってくる。

 

……案外、本当にそうなのかもしれない。

 

サンジェルマンは、こういった行為に真剣な部分があって……捕虜相手でも本気で愛した相手にするかのように……こう、全身全霊?な部分があるし、イゼッタは今まで、口にするのもはばかられるほどにひどい目にあっていた分、こういったノーマルなセックスはより心地よく感じるのだろう……私もそうだったからわかる。

 

とはいえ、これはあくまで取引のセックスなのは間違いなく……であるならば、姫様の親友でもあるイゼッタにそのようなことをさせるのは忍びない。

代われるものなら、代わりたい。

 

……しかし、それもできない。

さっきまで、あのイゼッタの立ち位置に私がいて……すでに、この身はサンジェルマンの情欲を限界まで受け止め、とろけ切ってしまっている。

 

足腰には力が入らないし、脱力のあまり手も動かない。息はまだ全然整っていないし、何より……精液と一緒に注ぎ込まれたような多幸感のせいで、若干意識がもうろうとしている始末。

とても……少なくとも今すぐには、彼の若い情欲を受け止める余裕はない。もしやったら……確実に気絶する。

 

……これでも、軍人として、近衛としてそれなり以上に鍛えていたつもりだったのだが……やはり、男と女ということなのだろうか?

 

そんなことを考えている間に……向こうはいつの間にか一区切りついたようで。

絶頂の快楽に体を反らせ、部屋に響くイゼッタの嬌声の中……サンジェルマンとの結合部から、注がれてあふれ出た子種が垂れてきて、ベッドにシミを作っていた。

 

しかしそれでも……イゼッタ、サンジェルマンともに互いを放さず、たくましいことに、抜かずの2回目に突入……今度は、上下を入れ替え、イゼッタを上にして下から突き上げるようだ。

 

 

 

正常位に騎上位、バックに対面座位……何度も形を変えて続いた、イゼッタとサンジェルマンのセックスは……何度お互いが絶頂に至ったかわからないくらいに続いた。

イゼッタの体力が底をつき……崩れ落ちるように気を失うまで続いた。

 

それでもなお余裕があるらしい彼の相手は……ここからは、当然ながら私が勤める。

 

といっても、まだ体力が回復しきっておらず、自由には動けない私であるので……ほとんど、されるがままに犯される形になる。

 

どうやら今日は後ろからの気分だったようで……気絶しているイゼッタの隣で、四つん這いにされて後ろから尻をわしづかみにされ、高揚しているらしい気分のままに、やや乱暴に突き入れられて……始まった。

 

……恥ずかしく、情けないことに……この男とまぐわうようになってからというもの、この身はすっかり快楽の虜になっている。それが……ごまかしようもなく、自分でわかる。わかってしまう。

 

いくら、エイルシュタットの近衛として凛々しくあろうと、いかな辱めにも屈せずいようとしても……先の、あの痴れ者共に輪姦されていたころは、それで通じていたにも関わらず、

サンジェルマンのペニスがもたらす快楽の味を覚えてしまった体は、その刺激に容易に狂う。

 

いくら最初は虚勢を張っていても……気が付けば、姫様には死んでも聞かせられないような、淫乱極まりない言葉が次々と口をついて出て……敵国の軍人に媚びを売る。

 

……この間、そうなっている状態の私の様子を、鏡で見せられたことがある。

つながっている状態で持ち上げられ、部屋の姿見のところに連れていかれて。

 

空気を求めてか、だらしなく開いた口。こぼれ出ている舌。口の端からは……よだれが。

見苦しさすら感じる、焦点のあっていない目。快感のあまり、涙まで流している。

糸の切れた人形のように、だらんと弛緩した体。秘部は肉槍で貫かれ、ものほしそうにひくひくと震え……結合部からは精液と愛液の混合物が垂れ流しになっていた。

 

そのまま、下からずんずんと突き上げられて、乱れさせられて……思い出すのも恥ずかしいくらいに、淫らな言葉を口にしながら……最後には、子種を注がれながら、そ、粗相を……。

 

もはや、プライドも何もない。この男の前で……恥ずかしい姿は、それこそ親兄弟以上に見せた。

 

……この先、これを恥と思うことすらできなくなるのか……と、うっすら感じている。

もし、そうなってしまったなら……私は……姫様にお仕えすることなど、できなくなるだろう。ただの、雌になってしまう。『コレ』がなければ……生きられなく、なってしまう。

 

……意外とそれは近いのかもしれない。

今、意識して頭の中に必死に届かせないようにしている……早くも肉欲に溺れ、私の口から飛び出しまくっている、この聞くに堪えない言葉の数々を考えれば。

 

 

☆☆☆

 

 

同日 イゼッタ視点

 

「ひはああぁあああっ! い、いぃいっ! おちっ、おひんひんいいのぉっ! わたっ、わらひのっ、オマンコっ、喜んでるっ! きゅんって、きゅんってなっちゃう! ああぁぁああっ、もっと、もっと来てぇぇ、わだしの膣内んあああぁああそれだめぇぇええ!!」

 

普段は、男装の麗人としても通用しそうなくらいに、凛とした、軍人然とした人物であるビアンカさん。

そんな彼女が、今、私の目の前で……見たこともない姿をさらしている。

 

さっきと同じように、普段は絶対に言わない、言っているところを想像もできないようないやらしいことを……サンジェルマンさんに、後ろから貫かれながら、次々と。

 

ぐちゅぐちゅ、じゅぽじゅぽ……と、そんな喘ぎ声の中でもはっきり聞こえるほどに、ビアンカさんの恥部はびしょびしょになっていて……そこを出入りするペニスがもたらす快感を、全身全霊で貪っているように見えた。

 

……ひょっとしたら……何も知らずに、この状態の彼女だけを見たら……普段の彼女を知っている人なら、ビアンカさんだとわからないかもしれなかった。

 

最初は四つん這いだったんだけど、すでに腕に力が入らないみたいで、とっくに崩れ落ちている。今は、膝だけ立ててお尻を突き出すような姿勢になっている。

 

それを、遠慮なく乱れ突いているサンジェルマンさん。

脱力しているのに、快感のあまり暴れまわってのたうち回りそうになるビアンカさんを、お尻だけでなく全身を、自分の全身でのしかかるように押さえつけて腰を振っている。

 

ピストンは、私の時より、多分ずっと強くて……ぱん! ぱん! って……サンジェルマンさんの腰が、ビアンカさんのお尻を赤くするくらい、かいている汗がはじけ飛ぶくらい、勢いよく叩きつけられ続ける。

まるで、獣の交尾みたい……見てて、すごく……いやらしい。

 

だというのに……それを見てて、じゅんっ、と、お腹の奥が熱くなる。

 

乱れに乱れてしまっている彼女を見て、憐れむでも、恐怖するでもなく……そんなに気持ちいいのかな、と思ってしまう。

 

……程度や感じは違っても、私は私で……きちんといやらしくなっちゃってるんだな……。

 

「あっ、は!? あが……んほぉおおぉっ!? きた、きたぁぁぇあぁっ! せーえき、きたぁっ、奥に……赤ちゃんの部屋に、どぴゅどぴゅって来てるぅぅううっ! 孕ん、じゃう、できひゃうぅぅ! 私、ゲールの赤ちゃん汁で妊娠しちゃうのぉぉおお!」

 

もう何度目かになる膣内射精で――射精してる間もサンジェルマンさん、腰止めないんだもんなぁ……――いわゆる『あへがお』っていう奴になってしまいながらも、快楽をむさぼるビアンカさん。自分でも腰、動かしてる。サンジェルマンさんの動きに合わせて、気持ちよくなるように。

 

収まりきらない精液があふれ出し、ベッドにしみこむよりハイペースで流れてくるそれが水たまりになって……それに滑って、ビアンカさんが崩れ落ちる。

蟹股で……すごく、嫌らしくて、はしたない格好で……まるで、カエルみたい。

 

転んだ拍子にペニスが抜け落ち、だらしなく広がってしまった膣口から、注がれた精液がさらにどろどろと漏れ出てきて……そんな中でも『あ、あはっ……しゅごかったぁ……』って、恍惚の笑みを浮かべているビアンカさんは……どうしようもなく淫らだった。

 

しかし、見る限りさすがに第2ラウンドも限界そうで……

……そうなれば、今度は……私の番なわけで。

 

ふぅ、と胡坐をかいて一息ついている――しかし、おちんちんは勃起したままの――サンジェルマンさんのところに這っていって、そこにまたがって……

 

……ここからは、わたしの第2ラウンド。

 

私だって……こんな体になっちゃって……今みたいなすごいセックス見せられて、興奮してるんですから……ちゃんと可愛がってくださいね。

今度は、さっきより激しくしていいですから。

 

 

 

結局、さらに1ラウンドずつやって……ようやく終わり。

さすがにもう出ないところまでやって……最後の一発まで私とビアンカさんの膣内に注ぎ込んだサンジェルマンさんは、力尽きる感じでベッドに倒れこみ、そのまま寝入ってしまった。

 

そこから、私とビアンカさんが、最低限動けるだけの体力と、冷えた頭の冷静な思考を取り戻すまで、数十分。ただただ横になって、休んでいた。

 

そんな私たちの目の前で、無防備に眠るサンジェルマンさんは……まるで、子供みたいな寝顔。

 

彼を今、害そうとするなら……魔法も、凶器もいらないだろう。首を絞めるだけで済む。

 

仮にも敵同士の私たちの前で、こんな風に決定的な隙をさらしている彼は……私たちを信頼してくれてるのか……はたまた、そんなことはできないと計算ずくなのか。

 

そんなことを考えつつ……私は、恋人同士みたいに、その胸板に体を預けて寝ている。

……敵同士なのはわかってる。でも、なんていうか……落ち着くんだよね。

 

「……すまなかったな、イゼッタ……また、見苦しいものを見せて」

 

と、ようやく正気に戻ったらしいビアンカさんが、やや顔を赤くしながら。

あ……記憶はあるみたい。逆に大変そうだけど。

 

ビアンカさんは、近くにあったタオルを水で濡らし、それで軽く体をぬぐうと……裸のままなのを気にもせずに、ベッドから降りて……寝室の中を物色しだした。

 

最初は私も、この泥棒みたいなのを見てびっくりして止めたんだけど……ビアンカさんが言うには、『了解はもらっている』とのこと。

 

この寝室から出なければ、何をしてもいいらしい。棚の資料や新聞なんかを勝手に出して見てもいいし、小型冷蔵庫を開けて、中にある飲み物やおつまみを勝手にもらって、食べたり飲んだりしてもいい。そう、サンジェルマンさんも了承済みだって。

むしろ、私たちに対しての報酬・対価の1つだから、存分に見ていいって。

 

本当に見せられないものは、そもそもここに持ってきていないそうだ。

 

一通りめぼしい資料をチェックした後は、持ち出しはさすがにできないので、内容は頭で覚えて……あとは朝まで、体力回復のために寝る。私も、一緒に。

さっきと同じ……彼の胸板に体を預けて。

 

このところ、新聞で聞かされるニュースは……どれも、エイルシュタットや連合国の立場からすれば、凶報というしかないものばかり。

 

多分、このままいけば……連合国は、帝国に敗北する。

姫様もつかまって、エイルシュタットは完全に征服されるだろう……って、くやしそうにしながらも、ビアンカさんは言ってた。見たくない、けど見なければいけない現実を前にして。

 

……そうなった時のために、私たちはこうして……サンジェルマンさんに取り入ってる形だ。

 

最初こそ、もう何も考えずに、姫様を助けたい一心で願い出た体の関係だったけど……ビアンカさんと話して、この立場を最大限利用した方がいい、っていう話になって、

 

あまり考えたくないけど……姫様が帝国の手に落ちてしまった時のために、彼……サンジェルマンさんを味方にするために……

味方とは言わなくても、譲歩や配慮を引き出せるように、こうして私たちは、彼に抱かれ続けている。

 

手ごたえはある。サンジェルマンさんは、きちんと約束を守って、私たちの待遇もよくしてくれたし……それ以外にも色々と便宜を図ってくれたりしてる。

ランツブルックの占領統治も、圧政を敷いたりせず、穏やかにやってくれてる。

 

私たちのわがままなら、多少のことなら笑って聞いてくれそうだし……多少の枠内でなくても、自分やゲールにも利益のある事なら、交渉に応じてくれる感じだ。

 

……誤算としては、彼を篭絡するよりも下手したら速いペースで、私やビアンカさんの方が、彼との夜の生活の虜になりつつあったり……なんてところもあるんだけど。

 

姫様……私たち、もし、あなたに何かあっても、少しでもあなたを助けられるように頑張りますから……

安心して、なんて言えないけど……どうか、どうかご無事でいてください。

 

 

 

 

そんな風に考えていた、私たちの……そして、姫様の状況が大きく変わるのは……もう少し先の話だった。

 

 

そして、その原因は……この後、訪れた。

 

 

 

 

「ん、あ……あれ、まだ暗いな……」

 

「あ、ごめんなさい……起こしちゃいましたか?」

 

「ん? ああ、いや、別にいいよ……そこそこ休めたっぽいし。体、平気? あんだけやっといて僕が聞くのも不自然かもだけど……」

 

「だ、大丈夫です! ちょっとやっぱり、腰とか痛いし、だるいけど……朝には治ると思います」

 

「ならいいんだけど……あー、何か目が冴えちゃったかも」

 

「あ、私も……よかったら、ちょっとお話とかしませんか? まだ、寝る時間あるし……話してる間に眠くなるかもですし」

 

「ああ、そうだね。いいよ? さて……何話すか」

 

「……あ、それなら私、その……前からちょっと気になってたことあるんですけど、聞いてみてもいいですか?」

 

「? いいよ、何?」

 

「その……

 

 

 

……前に、サンジェルマンさん……『ゲルマニアじゃなく、エイルシュタットに生まれたかった』、って言ってました……よね?」

 

 

 

 

 

 

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