リリカルで操作 作:モンクイ
一度投稿した前話の消しました、ネタバレ?ですが部屋借りるのにアリサちゃんに体で協力して貰いましたと言う感じです……今回のみたいに描写が入って微妙ですし、鬼畜とか需用無いですよね。
夕暮れの町にツインテールの金色の髪に黒いワンピースを着た少女、少女の綺麗な赤い瞳に白い肌はまるでお人形のようだ。
その現実感の薄い可愛いさと、少女の感情を圧し殺した様な表情はロリコンを無自覚に刺激していた。
短い黒いスカートから覗く健康的な白い太股を見て、何人の男が少女を脳内で辱しめただろう。
少女、フェイトは困っていた。
フェイトは人の居ない夕暮れの公園に入り溜め息を吐いた。
「……見付からない」
フェイトは公園から出ようとすると公園の出入り口から誰かが、フェイトの元に歩いてくる。
「……なにか用ですか」
「お嬢ちゃん、お嬢ちゃん何か探してるのかい」
…太く醜い男だった。
顔の形は肉で歪な丸、唇は分厚く鼻や頬には無数のニキビが浮き出ていて醜悪。目は細くイヤらしい。
アニメキャラの少女の絵柄が入ったTシャツを着ていて、太った腹部のせいでアニメキャラの絵柄が歪んでいた。
百キロ以上の体重は有りそうだ。縦で言えばフェイトの二倍、横で言えば三倍は有るだろうか。男と比べると小柄なフェイトが余計に小さく見えた。
ハッキリ言えば女性には近付きがたい人種。
男がフェイトを見る目にはドロドロとした欲が感じられた。
普通の少女なら悲鳴をあげるか怯えるだろう。
しかしフェイトは見掛けよりも人生経験と言うのが希薄で更に天然、それに身を守る力もあると過信している。フェイトは明らかに危険な男に対して警戒心を少しだけ持つにとどまった。
「探しものなら手伝おうか?」
「……結構です。探しものなんてしてません」
男のニヤけた言葉にフェイトは素っ気なく返答する。
「そうなんだ。……あの青い石とか違うのか」
「え!?青い石って、青い石をもってるんですか」
フェイトは先程の素っ気なさとはうって変わって必死な剣幕で男に詰め寄る。フェイトは目的のモノに盲目となり、何故男が突然に自分の探している物を口にしたか疑問を感じなかった。
……とても純粋な事がよくわかる。
「うん?地面に落ちてた青い石なら持ってるけど、探しものしてないんじゃなかったのかな?」
初対面の怪しい男に警戒するのは当たり前だと思うが、フェイトは本質からの善性から、嘘をついた事に後ろめたさを感じ申し訳なさそうな表情を浮かべてしまう。
「……嘘をついてごめんなさい。その青い石は私が探してるモノかもしれません。見せてください」
フェイトは頭を下げてキチンと謝ってから顔をあげ強い視線で男に頼む。
「ごめんよ。拾った青い石は家に有るんだよ」
「それなら貴方の家まで確認に行かせてください!」
フェイトは自分からそういった。周囲に真っ当な人が居れば止めるだろう。しかし公園には人気は無い。
「ウ~ン、いや、それは、今からだと家に帰るのは暗くなる。お嬢さんに暗くなるまで連れ回すのは不味いしなぁ」
男は渋る。その顔は相変わらずにやけていた。
「あ、あの暗くなっても大丈夫ですから貴方の家に連れていってください!」
「ウ~ン知らない娘を家に連れてくのはなぁ」
男は尚も渋る。
「……」
「はぁ女の子にそんな不安そうな顔をされたらイヤと言えないか。家まで連れていってあげるよ」
男はさも仕方ないと言いたげに言うと
「あ、ありがとうございます」
フェイトは素直に感謝しペコリと頭を下げた。
「もう暗いな。迷子にならない様に手を繋ごう」
男は親切そうな事をいい手を差し出す。その顔は善意だと言いたげだ。子供なら信じらるかも知れない。……下半身の盛り上がりを見てなければ、フェイトは気づけない。
「……えっと、はい」
フェイトは善意と信じ男の太い手を掴んでしまう。
「此所が某の家だよフェイトちゃん」
そこは古臭いアパートだった。
「そうなんだタロウ」
二人は互いに自己紹介をしブ男はフェイトにタメ口をするように頼んだ。普通ならまぁ断られるだろう。
しかしフェイトは、この短時間でタロウに対して不自然に悪感情どころか親近感を感じ普通に話すようになっていた。
フェイトはそれに違和感や不思議に感じないまま……。
「さぁ入って」
「……お邪魔します」
……部屋に入ってしまった。
バタン
男と少女が入るとドアはしまる。ドアを締めた男の顔は……醜く笑っている。
…綺麗な蝶が蜘蛛の巣に捕らわれる様に見えたのは何故だろう。
「どう」
「……」
フェイトは部屋の中の光景に目を丸くする。フィギュアやゲーム、漫画で埋め尽くされた部屋だった。
壁には明らかにフェイトと同サイズの少女が着そうな体操着や水着、へんな服が吊るされていた。
棚の少女のフィギュア。机に置かれた大きいゲーム箱の絵柄も可愛い女の子。ほぼパンツが見えていたり全裸だ。性的なモノを思わせた。
箱の絵では裸で男と女の子が抱き合ったりしていた。
フェイトは顔を赤くしエッチなモノから目を逸らす。しかし気になりチラチラと見てしまう。
「あ、あのタロウ青い石は」
フェイトはどぎまぎしながら尋ねた。
「そうだった。いま取ってくるからよ。時間が少し掛かかると思うから其所のベッドに座ってて。あ、漫画とか雑誌を読んでもいいから」
そう言いタロウは部屋を出る。フェイトは言われた通りに男のベッドに座り雑誌を手に持つ。
「……」ぺら
フェイトが開いた雑誌は成人、それも18歳からしか読めない本だった。開いたページ……女性に男のモノが挿入されている一切モザイクは無いハードなモノだった。
パタリ
フェイトは刺激が強すぎて気絶した。
「フェイトちゃん、石ってこれ……」
タロウはベッドに倒れている少女を見詰める。寝息が聞こえる。どうやら気絶と同時に寝てしまったようだ。相当疲労が貯まってたのだろう。
倒れた時に黒いワンピースのスカートが捲れ白い下着が僅かに覗けていた。
「スゥスゥ」
タロウはギラつく目で無防備に寝ているフェイトを見続け、そしてタロウは……小さな少女に覆い被さり……
「う、うん?」
フェイトはベッドからボーっと辺りを見回した。もう夜中で暗い。
フェイトは意識を覚醒させ何故自分が布団の中で寝てたのか疑問に感じる。寝る直前の事を思い出そうとすると何故か恥ずかしい。
フェイトはニヤニヤ笑うタロウを見る。そのニヤケタ顔は女性の生理的嫌悪を引き出すが、フェイトにはからかう笑みに見えた。
「えっと、タロウ私なんで寝てたのかな」
「さぁ、部屋に戻ったらよく寝てたんだけど、フェイトちゃん最近寝てなかった?」
「……」
フェイトは寝不足だった事実が有るのでうたた寝してしまったと考えた。
「え?」
フェイトはベッドから抜け出そうとしたが足に力が入らない。ベッドから降りたが立てずに座り込んだ。足だけで無くて身体全体がダルい。
「(バルディッシュどうなってるの)」
フェイトは咄嗟に念話でポケットの中の相棒に答えを求めた。しかし返答はない。直接触れても何時もの様な反応がない。此だとフェイトは力が使えない。
「(あ、アルフ!)」
フェイトは今は離れている相棒に念話を試みた。しかし此方も……
「な、なんで、」
フェイトは初めての事態に困惑した。
「どうしんたんフェイトちゃん」
タロウの声。
フェイトはヒッ!と思わず悲鳴をあげてしまう。先程までの警戒心の無さは自分ならタロウが何をしても対処が出来るという前提があったからだ。しかし今のフェイトはただの少女にしか過ぎない。
男はニコニコ笑っていた。