「たくや……たくや、……」
美月さんが耳元で俺の名前をしきりと囁く。
興奮を促しているのだとわかり、以前とまるで変わらない手管に少しだけやるせなさを感じた。
以前といっても、ほんの一月ほど前のことだけど……。
あの時の俺は、初めて味わう女性の身体にただがむしゃらに突き進むことしか考えていなかった。
突いて、動かして、出すことしか。
それを可愛いと彼女が言ったのはいつのことだったか。男に可愛いなんて言われても嬉しくないとそのときは思った。
だが――。
可愛い、と言った彼女のその言葉は、きっと……予防線のようなもの。
心の中までかき回されたくないという無意識の気持ちが表れたようなもの。
乱してやりたい……すべて。
俺なしではいられないようにしてやりたい。
そう思えるようにまで、なっていた。
「……あっ」
彼女を木の幹に押さえつける。
豊満な胸をブラジャーの中から揉みしだきながら、背後から男根をスリットに擦りつけた。
彼女の下着からはすでに溢れる蜜が染み出しているのが見えた。それに目を瞑り、あえて服越しに尻の間へと何度も動かしていく。
切ないため息を漏らす美月さんの口の中に、指を差し入れた。
「あ、……どう、して?」
「……挿れて欲しい?」
「意地悪、言わないで……ひゃうっ」
下着の上から芽を摘みあげる。
指で押し潰し、ぐりぐりと摘むと、たまらないといった声をあげて舌を指に絡めてきた。
……もっと欲しがってほしい。
彼女の好きな男の家の庭先で、こんな行為に及ぶという状況も、興奮をさらに募らせた。
先に貰ったのは俺のほうだ。
たとえ身代わりだろうと構わない。……この女は俺のものだ。
あの男になんか、誰が……。
下着の隙間から割れ目に指を動かす。
中は熱く濡れ、まるで指に吸い付くような動きをして誘っていた。
以前繋がったときのことを思い出す。
ああ、そうだ……美月さんの中は、中でジッとしているだけで吸い付いて離そうとしなかった。
こうすると気持ちいいでしょ、なんて言いながら俺を弄んでいるようで。
それがたまらなく魅力的だったけれど。
今ではそれが俺を惑わすだけのものだったとわかる。
だったら――。
今度は俺が惑わしてやる。
「美月さん、……足、あげて」
期待にうち震えるようなため息を漏らし、言われるがまま片足を大きくあげた。
スカートが捲れて半分脱ぎかけた下着を片足から脱がせ、彼女の蜜壷に唇を寄せた。
じゅるるるっ、と音を上げて吸い上げていくと甲高い悲鳴が林の中を木霊した。
「ああっ! いやあ、たくやっ!」
吸うだけではなく舌で内部を掻き分けていくと、美月は木の幹にしがみついてさらに愛液を迸らせた。
そう、彼女は――性器を舐められるのに弱い。
こうすると気が狂うほどのよがり声をあげる。さすがにその声に驚いたのか、木々の間から小鳥が羽ばたいていった。
ぐりぐりと指で中を刺激しながら吸い上げ、舐めていく。次第に彼女は涙を流しながら足をぶるぶると震わせた。
「美月さん、出したい?」
「あっ、あっ、……駄目、もう……出ちゃ、……ああぁぁぅ!」
派手に潮吹きをし、木の幹や下草に飛び散った。そればかりではなく、いまだブルブルと震える背中を見てほくそ笑む。
それを許さずに彼女の尿道口を指でぎゅっと挟んで放出を制した。
「は、ぁああっんっ! いや、ぁ、たくやあっ!」
「駄目じゃないか、人の家の庭で粗相なんて」
「だ、だっ…て……あ、あっ、お、ねがい……離し……」
懇願する彼女に優しく口づけしながら、尿道口を摘んだままいきり勃ったソレを膣入口に少しずつ挿れていく。
膀胱炎になるかもしれないな……そんなことを少しだけ心配しながら。
締め付ける蜜壷に半分ほど収めた。
「あったかいよ、美月さん」
「あ、たく、や……手、お願い、離し……」
「もうちょっと我慢して」
「許して……もう……」
「許す? なにを?」
「わ、私が……悪かった、からぁ……あっ、う」
摘んだまま少しずつ動かしていく。
彼女の尿道口は膨れあがってパンパンだった。その状態のまま回すように掻き混ぜていくと。
次第に足が誘うように動きを合わせてきた。
やっぱり、我慢しながらするのが気持ちいいらしい。
美月さんがどこかマゾ気質なのは以前からなんとなく察していた。
片手で彼女の足を限界まで広げ、もう片方の手はずっと尿道口を摘んだまま。
胸や他の愛撫がなくても、痛いくらいの刺激が彼女を陶酔させていた。
「あ、ぁ……いい……たくや……」
「気持ちいいかい?」
「いいの、もっと……強く……して」
「おいおい、あんまり我慢してると身体が壊れるぜ」
「たくや、が……こんなことする、から……はぅっ」
「子宮が下りてきたよ。このまま中で出しちゃってもいいかい?」
「うん、……いい。……全部、出して」
亀頭の先でリング状の出入り口が、吸い付くような動きをしていた。
欲しがっているのだと伝わってくる。誰でもなく、俺の精を欲しいと……。
可愛いな――そう思った刹那。
彼女の中に思いきり放出すると同時に、摘んでいた指先を手放した。……すると。
ひときわ高い悲鳴をあげて彼女が尿を放出し、中からじわっと染み出す愛液を感じた。
熱い……。
達しながら彼女の体液を両方味わい、さらに足りないとばかりに口の中を貪るように舌で絡めた。
背後から振り向く姿が苦しそうで、身体を正面に向けて繋がったまま抱き合った。
抱き合いながら彼女の足がもじもじと物足りないというかのように動いた。中の締め上げに口元が緩む。
「もう一回、やろうか」
「……うん」
柔らかい下草に彼女の身体を横たえる。
絡みついてくる足に応えて、そのまま一気に奥へと潜り込んだ。
「たくや……たくや、……好き」
「俺もだよ、美月さん」
口づけながら激しく抱き合う。
夢中になっているのはもう自分のほうなのだと、自覚するより他なかった。
はじめましての方ははじめまして。作者の千月華音です。
普段はRewriteの二次創作を書いてますが、このたび気分転換でYU-NOの二次創作(18禁のみ)にも手を出してみることにしました。
これからもよろしくお付き合いいただけると嬉しいです。
さて。美月さんでした。
この人のルートはいろいろ重要なアイテムに関わってきますし、龍蔵寺の謎にも深く迫るルートです。ぶっちゃけ謎ルートですが。
たくやは美月さんと付き合ってましたが、美月さんは龍蔵寺(変わる前)に恋してるので、たくやはNTRことしか考えてません。
なのでこんなプレイにしてみました。……最初から飛ばしすぎましたが。