※この作品はR-18です。

【YU-NO】たくやくんの女性遍歴   作:千月華音

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15禁くらいです。今回からユーノを焦点にシリーズ化していく予定です。あとこのシリーズでは本番はないです。


異世界編~ユーノの子育て日記1~

 

 

「……っ、…ぁ……ぅっ」

「くっ……セーレ、ス……」

 感じる吐息を彼女の背後から聞きながら、立ちバックで何度も出し挿れしていた。

 ちなみにここは台所で、彼女の手にはまだ料理途中の麺棒が握られている。パン製作中だったが、すでに中断して長いのか生地はすっかり固くなってしまっていた。

 セーレスがもうやめてと言いたげに背後を振り向く。その涙目の顔にまた欲情してしまい、顎に手をかけて唇を奪う。

 ごまかすなと彼女の手が麺棒を振り上げようと動くのを、片手で制した。

「……それで殴ったらマジで洒落にならん。俺を殺す気か?」

「……っっ」

「ダメ。まだイってないだろ。……セーレス。何ヶ月ぶりだと思ってるんだよ。今日は絶対に途中でやめないからな」

「~~~っっっ」

「大丈夫、ユーノはまだ風呂だから。あの子が長風呂なのは知ってるだろ?」

「っ、……っ!!」

「仮に見られてもちょっと早い性教育だと思えば……いてっ!」

 セーレスが足を思いっきり踏んづけてきた。

 それがまるで容赦ない強さだったので、顔を顰めて痛みに耐えていると、――セーレスが。

 挿入されているたくや自身を抜いて、麺棒を両手に握りしめて振り向いた。

 仮にそれが包丁だったとしてもおかしくないほど殺気立っている。

 たくやは青ざめて両手を前に、どうどう、と落ち着くように言った。

「お、落ち着けって。なに怖い顔してるんだよ」

「……」

「…………。謝らないからな、俺は。セーレスが悪いんだろ。いくらユーノがいるからって、なんで……」

「……」

「…………。オーケー、わかった。じゃ、せめていつならやっていいのか教えてくれよ。もう何ヶ月もおあずけくらいたくない」

「……」

「…………。そうでした。言葉が喋れないんだった。えーと、じゃあ、一週間に一回は?」

「……(フルフル)」

「ダメなの? じゃ、じゃあ……二週間に一回」

「……(フルフル)」

「……三週間」

「……(フルフル)」

「一ヶ月! これ以上は無理!」

「……(コクン)」

「ほっ。一ヶ月に一回ならいいのか。……長すぎない? だって前は毎日……」

「……(ジロリ)」

「に、睨むなよ。……もしかして、愛が冷めたとか?」

「……(ブルンブルン)」

「じゃあ、なんでダメなの。……ユーノ? だから、見られたっておかしくないだろ。俺たち夫婦なんだし。夫婦の営みってやつを知ってもらわないと。あの子だっていずれ結婚して、誰かの子を……作って……」

 そこまで考えて。

 ユーノが誰か知らない男のものになるという想像が、思考停止した。

 あの子が……俺の娘が……。

 好きな男とセックスする?

 そんなの考えたくもない。……いや、考えるまでもなく、いずれあり得る未来だ。

 あの子にだって未来がある。女の幸せを掴む権利がある。結婚して、子供を作って、あたりまえの幸せを掴む権利が。

 ……なのに。

 ユーノが誰かの腕の中にいるのを考えるだけで心が叫びそうになった。

「……」

「……ごめん。俺……考えなしだった。……そうだよな。まだ早い、よな」

 少なくとも――今は。

 ユーノは俺のものだ。誰にも渡したくない。彼女の成長を見守る間は。

 セーレスとの性交を見てしまったら、あの子が興味を持ってしまう可能性も……。

 ここに男は自分しかいないのだ。そんなことはできない。

 セーレスがしきりとセックスを拒む理由も、なんとなくわかった気がする。

「……」

 セーレスの手が、たくやの頬を撫でてきた。

 その手を取って軽くキスをすると、そのままギュッと彼女の身体を抱きしめた。

「……そうだ。家、改築しようか。いつまでも親子三人、川の字ってわけにもいかないしさ。それにユーノも年頃になってきたし、いろいろと男親には見られたくないこともあるだろ?」

「……(ニコッ)」

「この家の裏の岩山から、建築用の石材になりそうなの見つけたんだ。運ぶの手伝ってくれるかな。ちゃんと台車作るよ。それと……」

「……」

「ユーノの部屋を作ろう。可愛い部屋にしてやるよ。それでさ、夜……また……いいかな」

 セーレスは、やっと嬉しそうな顔で頷いた。

 最初からそうすればよかった、とたくやは苦笑した。

 

 

 

 

 

「すごい、すごーい! これ、ユーノのお部屋?」

 一ヵ月後。

 寝室の隣の壁を壊して作った部屋は、何とか完成した。

 ベッドと机、椅子、敷物と粗末な家具だが、できるだけ女の子が喜ぶようにと明るい色調に塗装してみた。

 実はセメントとペンキも岩山の素材で自作した。人間、やればなんでもできるものだ。

 ユーノはくるくると自分用の部屋を周って飛び跳ねて喜んだ。

(……こんなに喜ぶなら作った甲斐があったな)

 たくやは疲労も吹き飛んだかのように微笑んで、ユーノの肩を引き寄せた。

「気に入ったか?」

「うん! とっても! ありがとう、パパ、大好きよ!」

 チュッ、とユーノが背伸びしてたくやの唇にキスをした。――待て。

 いま、彼女はなにをした?

「……ユーノ」

「なあに?」

「いま何をしたのか言ってみなさい」

「? キスだけど?」

「キスって……なんなのかわかってるよな?」

「パパがママにしてることでしょ」

「ぐっ、……た、確かにそうだけど。く、唇は、ダメだ。そこはママだけなの!」

「……グスン」

「こらこら、泣くな。ほら、ほっぺだったらいいぞ。ほっぺならいくらでも」

「……んっ」

 ユーノは、たくやの襟を引っ張り、また唇を寄せてきた。

 やばい、と思ったときにはもう遅かった。首に手をまわし、頭を抱えるようにしがみついて吸い付くように唇を合わせてくる。

 それどころか。

 口を開けて舌を伸ばしてきた。――どこでこんなの覚えた?!

「ちょっ……んんっ……やめ、……ユー…っ」

「んんぅ、……はぅっ」

 ……ヤバイ。この声、腰にくる。

 彼女の舌が歯と口内をかき回してきた。なんとか逃れようとするが、蛇のように絡め取られた。舌が……唾液が、甘い。

 いつの間にか。

 彼女のキスに応えていた。

 ユーノの顔に手を添えて唇をずらしながら熱い吐息を交し合う。彼女の舌を吸い上げ、絡ませて、水音を感じていた。

 何をやっているのか自分でもよくわからない。

 だけどユーノのキスが気持ちいい……まるでセーレスとしているかのような……セーレス?!

「くっ……だ、ダメだ、ユーノ!」

「あンっ」

 彼女の肩を引き離すと、口元から唾液が溢れてユーノの唇と顎を濡らした。……やばかった。あやうく一線を越えそうだった。

 ポケットからハンカチを出して彼女の口元を拭い取ると、ユーノは物足りなさそうな顔でたくやを見上げた。

「パパ……」

「ダメだってば。こういうキスはパパとするものじゃないの」

「だって、ママとしていたわ」

「ど、……どこで見てたんだ。いや、その、これは恋人のキスだから。パパの恋人はママだから」

「ユーノは?」

「ユーノのことも好きだよ。だけどパパの娘だから、恋人じゃあない」

「どうすれば……ユーノ、パパと恋人になれるの?」

「ど、どうすればって……どうもならないよ。ああもう、この話はもうやめだ。パパを困らせないでくれよ」

 服の裾を引っ張るユーノの手を振り払って、逃げるようにその場を去った。

 実はさっきから扉の外にいるセーレスのことが気になっている。

 聞いていたらどうしよう、とおそるおそる扉を開けると。

 そこには、にっこりと微笑むセーレスが立っていた。

「や、やあ……」

「……」

 背後のユーノを隠すかのように扉を閉めた。

「セーレス、疲れただろ。ずっと縫い物してたし。あ、夕飯、俺が作ってやるから」

「……(ちょい、ちょい)」

「え? な、なにかな?」

 セーレスが指差した先を見ると、――そこに。

 むくれたような顔をしているユーノが、扉の隙間から見えていた。

 セーレスは、娘を宥めるようにと言っているようだった。

「いや、あのね。……聞いてたよね? もしかして、……見てた?」

「……(コクン)」

「ギクッ。……あ、いや、今のは別にやましい音じゃなくて。……お、怒ってない……のか?」

「……(コクコク)」

「そ、それは……妻としてどうかと。……え? ユーノを悲しませるな? ……そうは言っても、どうしろと」

「……(ジーッ)」

「お、俺のせいだっていうのか。責任とれって? ……悪かったよ。確かにちょっと、気持ちよかった。いやいや、そういうんじゃなくて!」

「……(ムッ)」

「だ、だから、いきなりされたんだから、しょうがないだろ。……俺が悪いって? そ、それは……はい、その通り」

「……(コクリ)」

「ユーノにちゃんと教えればいいんだろ。……わかったよ。言っておくが、言い聞かせる自信はないからな。俺の常識のほとんどがあの子に通じないのは知ってるだろ。……どうしてこんなふうに育っちゃったのかな。普通に一般道徳を教えたはずなんだが」

「……(ブンブン)」

「う……確かに……俺が、君といちゃついてばかり……つーかそれしかないよな。……すいませんでした」

 セーレスはたくやの背中を押して扉の中へと押し込んだ。

 そして、ファイト、とでもいうかのようにウインクして、扉を閉める。

 ……諦めよう。セーレスは許してくれそうもない。

 不意打ちだったとはいえ、ユーノとキスしたのはマズかった。

「パパ…」

 背後から近づいてきたユーノを見てため息をつくと、ちょいちょい、と手を振って彼女を招き寄せた。

 途端に嬉しそうに胸の中に飛び込んでくる。

 そんな彼女を見下ろして、頭を撫でながら、さてどうやって教えてやればいいのかと頭の中で考えを猛烈にめぐらせた。

 子供を育てるのが、こんなに大変だとは思わなかった。

「パパ、怒ってない?」

「怒ってないよ」

「ほんと?」

「ほんとにほんと」

「あーン、パパ、大好き!」

「俺もユーノのことが大好きだよ」

「嬉しい……ね、パパ、キスして?」

「ユーノ。ちゃんと教えてあげるから、こっちに来なさい」

 ベッドの上に座ると、ユーノを隣に座らせた。

 期待に満ちた目でたくやを見つめるユーノを、可愛いと思いながらも、やっぱり娘としての愛情しか湧いてこないのだと実感した。

 それにこの子はまだ生まれて三年くらいしか経っていない。

 見た目は十歳程だが。

 精神年齢的にもまだまだ幼少といえる。……最近、知恵がついてかなり扱いづらくなっているが。

「まずひとつ聞きたいんだが、……パパのことは好きかい?」

「大好き!」

「その好きは、どんな意味での好きなのかわかるか?」

「どんな意味って?」

「さっきみたいなキスを、してみたいと思うような、好きかってこと」

「パパ……! 嬉しい、さっきみたいなキス、してもいいのね?」

「違う、違う。ユーノがしてみたいかってことを聞いてるんだ。……どうなんだ?」

「してみたい、ううん、して!」

「…………」

 やはりわかっていない。

 おそらくセーレスと交わしていたキスを見て、あれが普通なのだと思ってしまったのだろう。

 どうやってわからせれば……。

 悩んでいると、ユーノがたくやの手を自らの胸に導いた。

「ユーノ?」

「ちょっと大っきくなったでしょ?」

「……いや。ぺちゃんこだな」

「もう! ……でも、ユーノ、もう月の障りがあるのよ」

「なにっ?!」

「ママにきいたら、赤ちゃんを作る準備が出来たって」

「三歳……いや、十歳で初潮済みか。普通は十~十二歳くらいだから、まあ、少し早いけど平均なのかな」

「パパの赤ちゃんだって出来るのよ」

「いや、パパとは作れないから。それは好きな男の……」

 言いかけて、言葉を飲み込んだ。

 考えたくもない。そんな仮定の話など。

「ねえ、パパ。ユーノ、パパとの赤ちゃんが欲しい」

「…………」

「パパってば」

「…………はっ。今、なんか、幻聴が聞こえたような」

「赤ちゃんが欲しいって言ったの。パパの」

 ユーノはたくやの耳元で囁くように言うと、正面から顔を見据えた。

 そして唇を寄せてくる。

 途端に我にかえった。――ユーノは本気だ。

 意味がわかっているのかどうか定かではないが、恋愛対象として父親を見ている。

 スザッ――と後じさりした。

 顔が青ざめていく。……ど、どうすればいい。こんなの、どう対処すればいいんだ!

「パパ……?」

 じりじりと近づいてくるユーノに追い詰められ、ベッドの壁際まで後退した。しまった。逃げるなら反対方向だった。

 なおも近づいてくる娘の肩を、両手で押しとどめた。なんとか、なんとか言い聞かさないと。

 ――ユーノを泣かせたら、ダメ。

 頭の中にセーレスの声が響く。

 だって、こんなの、どう言ったらいいんだ。どう言ったって傷つけてしまうじゃないか!

 ……そうだ。

 傷つけなければ、いい。

 拒まなければ傷つけることもない。

 ただし、それは――ユーノが求めることに応じるということで。

 子供を作るのがどういうことか、きっとユーノは知らない。

 どんなふうに作るのか知っているわけではないと思う。

 それをわからせれば、――意味を知ったら。

 いくらなんでも、ユーノもこれ以上求めたりしないのではないか。

 もちろん、最後までやるつもりなどないが。

「ユーノ」

 押しとどめようとした彼女の両肩を、逆に自分の胸の中に引き寄せた。

 きつく抱きしめて柔らかな髪に顔を埋める。

「ユーノを産んだのはママだ。それはわかるね?」

「うん。それが?」

「ママと何回も何回も、子供を作ることをしたんだ。それでユーノを授かった」

「ママとせっくす、っていうのをしたのよね?」

「そ、……そう。それ、俺、言ったことあったっけ……」

「お風呂場で、ママとしてるの、見ちゃった」

「……見た、のか」

 手遅れだった。

 ユーノは知っている。

 知っていて求めている。……だが。

 見ただけではどういう行為かわかるはずがない。

「それをしてみたいと思うのか?」

「ママ、気持ちよさそうだったわ」

「それはママを気持ちよくさせたからだよ。……最初は辛いんだ」

「そうなの?」

「まあ、セーレスの場合は最初から激しかったから……い、いや、そんなことはともかく。セックスは気持ちいいだけじゃなくて、ユーノが恥ずかしがることをたくさんしないと出来ないんだ。それでもしたいのか?」

「ユーノ、どんなに恥ずかしくても、パパとなら平気よ」

「……一緒に風呂入るのとはわけが違うぞ」

「パパ、気持ちよくさせてくれるんでしょ?」

「……どうなっても知らないからな」

 ユーノの身体をゆっくりとベッドに倒した。

 まだ小さな身体に負担を強いるつもりはない。……だが。

 気を失う寸前まで絶頂させれば、どういう行為なのかがわかるはずだ。

 これは――親の務めなんだ。

 ここには彼女と同年代の友達もいない。好きになれる人もいない。

 普通の社会生活を送れば自然とわかっていく性の知識も、自分しか教えてあげられる人間がいない。

 だから。

 ユーノにまともな性知識を教えてあげたかった。親子だとか、そういうのはこの際目を瞑ることにする。――だって。

 ここには、俺と、セーレスと、ユーノ。この三人しかいないのだから。

「目を瞑って」

「うん…」

 ユーノの服を脱がせながら、優しくこめかみと頬に口づけた。

 

 

 

~続く~

 




子育てシリーズ第一弾です。子育てっていうかぶっちゃけ性教育ですが。
さて、続いてしまいまして申し訳ないです。
あまりにも長くなりそうなので途中で切りました。次回は最初から濡れ場です。
原作にはないオリジナル展開ですが、深く考えないように。
Bまではやっててもおかしくないと思います。でないと本気で娘と結ばれようなんて思わないはず。
いろいろ言い訳しましたが、要は幼女萌えってことです。ハイ。すみません。
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