過去話ですが、一応本編とします。
「う……」
目が覚めたか。
まあこれでまだ気絶してるようならもっと強い刺激にしていただろう。
目を開けて俺を見た途端、顔が硬直した。
どうして居場所がわかったかを聞きたいのだろう?
その前に。
今の自分の姿をもっとよく見てみるといい。
「……っっ」
注射器を押し出す。
中にはたっぷりと酒が詰まっていた。それを神奈の膣内へと注ぎ入れていく。
すでに腸内にも十分満たされるほどの量の酒を入れて、ディルドで塞いでいた。
君がアルコールに強いのは知っている。これしきで酔い潰れたりしないことも。だが直接腸内から吸収するのだからさすがに酔いが回るはずだ。
「は……っ、う……、……っ」
「さすがに急性中毒症にはならんか。普通の人間じゃないからな、君は」
「ど……うして……んんっっ」
「どうして? それは俺のセリフだ。どうして俺から逃げた?」
「…………」
「娘の後を追うつもりだったのか。こんなところで」
――ピチャン……
鍾乳石から水が落ちる音。
そして目の前には淡い色をした光る湖。
神奈の隠れ住処がまさか、剣ノ岬の地下洞窟だったとはな。
少し離れた場所に、いつ作られたのかも不明な小さな家まであった。造りは粗末だったがこの洞窟の岩を削った壁造りでかなり頑丈なものだ。ちょっとやそっとの地震ではビクともしないだろう。
その家に。
息絶えた娘の亡骸が安置されていた。
母親を庇って死んだのだろう。亡くなる間際の恵子が言ったことが事実なら、神奈はもう命を絶つしかない。
だからこうした。
逃げられなくするのと同時に、俺と――もう一度快楽を味わわせるために。
全部の酒を注ぎ入れたと同時に。
すでに硬くはりつめていた分身を、勢いよく挿入した。
「――ッッ!!」
「ふう……中は熱いな」
「や、め……てっ!」
「ほら……かき混ぜてやる。いつもみたいに子宮の口を拡げて迎え入れろ。たっぷりと子宮の中に酒を満たしてやる」
「こう、だい……っ、ああぅっっ!」
「神奈。……死ぬのは許さない。俺から逃げるのも、勝手に死ぬのも、許すつもりはないからな。おまえは俺のものだ。その命すらも俺のものなんだ」
「……っっ」
「……動くぞ。しっかりしがみついてろ」
「だ、め……っ! あなたまで、酔って……っ!」
「君ほどじゃないが、俺も酒には強い。……ふっ、ちょうどいい酔い具合だ。これなら思う様かき回せる」
「あ……あ……そ、んな……」
「身体は正直だな、中が欲しがってきた。……いくぞ」
――グッチュゥッ……!
水音が響く膣内を掻き混ぜていく。
神奈が足を揺らして抵抗をなくしたかのように動きを合わせてきた。酔いがだいぶ回っているらしい。目の焦点があわなくなってきている。
そんな神奈の唇を貪り、半裸の身体を思いきり愛撫しながら、ひたすら――。
酒で満ちた膣内を耕していった。
半年ぶりに味わう神奈の身体。……とまらない。生きているのがわかったとき、今川の死も無駄じゃなかったと感謝したくらいだ。だが、神奈は。
湖に頭を突っ込んで溺死しようとしていた。
なんとか間に合ったが、このまま息を吹き返してもまた自殺をはかるかもしれない。
だからこうするしかないんだ。
君にとってセックスに意味は特になかった。商売にしていたくらいだからな。最初から気づいていたよ。君が自分の快楽なんか求めていないことが。
俺が変えた。
ほら……こうやって。
君の子宮の穴が俺の先端を捕食するように蠢いてきた。自分からコントロールできなくなって勝手に動くのがとめられなくなっている。
酒を入れたせいもあるが、俺の動きが君の性欲を煽っていることに気づいてるか?
神奈がようやくわなわなと俺を睨みつけてきた。……欲しいんだろう?
「……っ、い、いやあっっっ!!」
洞窟内に響き渡るほどの絶叫で神奈が叫んだ。
それに構わず動きをますます早めていく。……やべ、酔ってきた。これ陰茎に伝わるのが早い。動けば動くほどキツくなる。
だが、……最高だ。
神奈の膣入口が熱を持ちはじめてきた。イってる証だ。よし、このまま。
ドリルのように突き続けてやる。
「はうっ! ああっんん……っ! ふああっっ!!」
喘ぎというより悲鳴が洞窟内に響き渡る。エコーとなってそれがオーケストラの音色のように跳ね返ってきた。
腰を掴んでがむしゃらに動かしていく。いつもより数倍早い、重い動き。抉るように叩きつけ、捩じり回すように彼女の中を蹂躙していく。
「ふ、う……どう、だ……半年前と……同じセックスは?」
半年前。
神奈は逃げようとベッドから身を乗り出して床に落ちた。そのまま床に落ちた彼女を押しつぶすように再び繋がり、より動きを激しくしていった――が。
翌朝、目が覚めると彼女は消えていた。
「こうされたほうが……感じるのはわかっている。欲しいと言えばもっと気持ちよくさせてやるが、どうだ?」
「広大さん……っ! 逃げたのは、謝りますから、……だからっ!」
「君は俺の妻と娘を殺した」
「……っ」
「結果的にそうなっただけだがな。別にそれをどうこう言うつもりはないが、逃げた償いはしてもらう」
「ど……どうするの?」
「恵子が産んだ息子を君が育てるんだ」
「……たくやくんを?」
「物心つくまででいい。それが君の償いだ」
「…………」
「できるな?」
「……無理、です」
「無理なら君は俺のペットになってもらう。愛人ですらない。俺のオモチャだ。性玩具として毎日いたぶってやる。それこそ今みたいなセックスをし続けてやる」
「……それでいいです」
やはり。
神奈の罪悪感は相当なものだ。自らを罰しようとしている。……娘を失ったからな。
仕方ない。
少々荒療治だが……。
「なら……そうさせてもらう」
俺が酔い潰れるのが先か、君が快楽を受け入れるのが先か。
……正直、そろそろヤバい。すでに酩酊状態になりつつある。だが負けるか。
ふう、と一息つくと。
一気に。
ペニスを子宮内部へと捩じり挿れた。
「――……ッッ!!」
悲鳴を押し殺して神奈が喉をのけ反らす。それを舌でなぞり、細い腰を持ち上げてすでに酒で満たされている子宮内を回しながら掻き混ぜていく。
……ここだ。
半年前、この中で一際神奈が感じる部位があるのがわかった。それまで一度も子宮姦はしたことがなかったが、それを知った途端、憑かれたかのようにそこを重点的に攻めた。
すると、……まさかと思ったが。
神奈の子宮の中が変化した。過去にたった一度だけ、同じ経験をしたことがある。海辺で倒れていた女を抱いたあのときと同じ感覚。
纏わりつく何か――触手のようなもの。
ほら……出てきた。
最初は異物を攻撃しようと俺の亀頭を刺激してきた。それがたまらなくて何度もそれを受け続けているうちに、麻痺したような成分が染みわたっていくのを感じた。
だが、違った。……攻撃じゃない。何しろその分泌液を先端から味わっているだけで、射精感がこみあげてくるのがとまらなかったからだ。
男の射精を促している。
そうか、これが……。
性具として遺伝子改造された、その末裔の血か。
恵子も、おそらくそうだったんだろう。ここまで深く繋がることはなかったが、きっと同じ変化が起きたはずだ。
……くっ、う。
酒の効き目と合わさってさらに刺激がキツくなっている。……一度出すか? いや、いま出してもどうせもうとまらない。
「あ、あぁぁ……っ!」
神奈が。
やっぱり気づいている。自分の体内で起きている変化を受け入れられずに、あのときは俺から逃げた。だがもう、逃がすか。
これを。
この子宮の中を味わうために、俺はこの半年、血眼になって君を探し続けたんだ。
――ギュウウウッッ……!
……きた。
例えるならミルワームのような、それが無数に這いずり回るような感覚。これを不快と捉えるか、快感に捉えるかは、その女にどれだけ夢中になれるかにかかっているといってもいい。
俺はこれを極上の悦楽にしてやるよ。
ほら、神奈……君が欲しいものだ。君が俺の性玩具になると言ったんだからな。これを味わってもいいということだろう?
さあ、俺のペニスを、存分に中で味わえ……!
「あっ、あぁぁあああ……っっ!! いやああぁぁっっ……!!」
望み通りの射精を浴びせながら、子宮内を隈なく蹂躙していった。
あんなに水音がするくらい満ちていた酒が、いつの間にかもう感じられない。酒よりも強烈な刺激が、無数の触手から常に浴びせられている。
動けば動くほど、俺の動きに合わせて触手が蠢く。……なんてエロい器官だ。こんなのを開発した異世界の科学者の頭の中はいったいどうなってるんだ。
女の大事な器官を男の性欲のためだけにここまで改造するなんて。
いや、もうグッジョブとしか言えないが……しかし、こんなの知ったら、もうダメになりそうだ。
……ん?
神奈が……。
ついに気絶したか。さっきからずっとイきっぱなしだったからな、無理もないが。
気絶した状態でもこれ、動くんだろうか。
……動くぞ。
すげ……抜こうとするのを阻止してる。子宮口に栓するようにギチギチに塞いでいる。よほど俺の男根をお気に召したらしい。
どうすれば……。
く、お……。
なんだ、なんの感触だ、これ?
は、入りこんできてる……!
俺の……輪精管にまで……こいつら……。
だ、だけど……痛くない。どころか、たまらない快感だ。今までの数倍凄い。これなんの触手プレイ?
くそ……!
ここまでされて、もう黙ってられるか。
もっと動いてやる。ほら……! どうだ、もうすぐ出すぞ、男の性欲を甘くみるな、溜めに溜めて思いきりぶちまけてやる……!
は、はあ、くはぁ……!
語彙が、もう、バカになりつつある。気絶した神奈の身体を、がむしゃらに抱きしめて、ひたすら奥を突き動かしていくだけ。
おい、神奈……目を開けろ。
おまえの子宮がこんなに求めているのに、肝心のおまえが気絶してるんじゃ意味ないだろ。
気付けに酒を口移ししていくと、次第に神奈が薄目を開けてきた。
「……あ、……う……」
「神奈、まだ終わっていないぞ」
「はぁんっ、あうっ、んっ」
「ほら、もっと腰をあげろ。……そうだ、そのまま力を抜いてくれ」
「だ、……出した、…の?」
「まだだ。……漏れてるけどな、君のあれが塞いでいる」
「…………んんぅぅっ!! な、……なんで、こんな……」
「この中に入った性器が、ある部分を刺激すると出現する……スイッチがあるんだよ。俺がそれを押したんだ」
「……よく、わかりませ……んんぁぁぁっっ!」
「深く考えるな。……そうだ、そうやって俺の動きを感じていればいい。出すぞ……いいな」
神奈に口づけながら。
こみ上げる射精感がとうとう限界に達し、子宮の中で思いきりぶちまけた。
……普通ならこれで満足して終わりになるのに。
この子宮の中の魔物たちはこれで満足しないようだ。また輪精管を伝って細く伸びて侵入してきている。……もうヤケだ。こうなったら枯れるまで出してやる。
「あ、あああ……は、入って……」
「わかるのか?」
「すごい……です……広大さんの、……熱い感触が……伝わって」
「感じるなら好都合だ。もっともっと感じさせてやる。いくぞ、神奈。さっきより激しく動くからな」
「も、もう……いや……」
「いやなら君がたくやを育てるんだ」
「……は、……は、……い……わ、わかりま……いやあっっ!」
「残念、俺ももう一度したくなった。あと一回付き合え」
「ひど、い……んんぁぁぁっ!」
この愛おしい神奈の子宮の中を味わったのは。
これが最初で最後だった。
あとは……息子に譲ろう。
あいつが成長して、神奈を抱けるようになるまで、手は出さないでおいてやる。
おまえの娘だ。――それまで、俺が大切に守ってやる。
「……行くのですか」
「寂しいのか?」
神奈を連れて家に戻り、たくやを託した後。
すぐに旅行の支度を整えようと準備をしていると、たくやを抱きしめた神奈が部屋の入口に佇んでいた。
「いつ戻られるのですか」
「わからない。何年かかるか……だが、君と息子の顔を見るためにたまに戻ってくるよ」
「……神奈のためなんですね」
「神奈。……これは君だけじゃなくて、君と息子の未来のためなんだ。そのための準備なんだよ」
近づいて、神奈の額に口づける。
同時に息子の頬をほんの少し撫でた。……幸せそうに眠りやがって。
「広大さん」
「ん?」
「やっぱり、神奈を性奴隷にしてください」
「…………」
「あんなセックスしてしまったら、もう神奈は、広大さんしか感じられなくなってしまいます」
「…………」
「ダメなんですか?」
「神奈。……君の子宮を突く男はね、いつかまた現れる」
「……あなたしか、あんなことしません」
「俺が本当にそうすべきだった女は、もうこの世にいないんだ」
「…………」
「だからもう一度恵子に会いに行く。行く方法をこれから見つけるつもりだ。その旅路に、君を連れて行くわけにはいかないんだ」
「……ごめんなさ」
「謝らなくていい。これから君はたくやを育てなければならないんだからな。それで贖罪は済む」
たくやの頬を少しつねった。
おまえにかかってるんだからな、神奈のことは頼んだぞ。
「……行く前に、もう一度」
「ん?」
「神奈ともう一度、セックスしてください」
「帰るまでの楽しみにしておくよ」
「広大さんらしくもない……」
「神奈。……これを」
彼女の手を握り。
手のひらの中に暖かい丸い宝玉を握らせた。
「……これは」
「君のペンダントの石と同じものだ。恵子が持っていたものだが、君に預けておくよ」
「……いいんですか?」
「これで君の命を少しでも繋げられれば、それでいい」
「……神奈には、もう……」
「神奈、たくやのためだ。この石は持っているんだ。君の安否を確認できなくなったら、俺は世界中どこにいても飛んで帰ってくるぞ。石同士は共鳴する。俺も片割れの石を持っている。君が石を手放せばすぐにでもわかるからな」
「…………」
「そうだ、そうやって……手の中で光れば、俺が持っている石も光る。ほら、こんなふうに」
「……広大さん」
「結婚指輪代わりだ。君とは結婚できなかったが、そんな形式よりももっと大事な絆が君と俺の間にはある。……神奈、俺が帰るまで無事でいてくれ」
「……はい」
「息子の前だが……まあ、いいか。おいで、神奈」
腕を拡げると。
神奈がたくやを抱きしめながら俺の胸の中に飛び込んできた。
そんな彼女を抱きしめて口づける。
激しくキスを交わしながら、泣いている神奈の頬の雫を掬い取った。
ユーノみたいになってきた。
神奈でもいけるかなと思ったんです。ユーノはあんまりわかってなかった、というか、たくやのやり方が下手でした。
この神奈ルートのたくやはどうでしょうか。
そこんとこ、うまく書ければいいのですが。