……午後12時。
時計を見て跳ね起きた。
しまった、寝すぎた。朝から亜由美とセックスし続け、ようやく種切れになって眠ってしまった。
隣を見ると、まだボンテージ姿のまま大股を広げて絶頂したまま気絶している亜由美が横たわっている。
なんかこのまま写メしたいくらい淫らな姿だ。
足を持ち上げると膣内から注ぎっぱなしの精液が溢れてきた。グチュ……と搔きまわし、どれだけの量を出したんだと今さらながら呆れてしまう。
これ妊娠するかな。
ほぼ子宮の中に出したから、可能性は高いが。
親父のやつ、なんで亜由美を妊娠させなかったんだろう。
あいつとの精子が合わなかったとか……いや、神奈は妊娠させたんだ。生殖不能というわけではないだろう。
避妊なんてことをするようなヤツじゃない。海外でも娼婦を孕ませていた。金で堕胎させたとか聞いたけど。
それくらい節操のないやつが、亜由美とさんざんアナルセックスを楽しんでいて、まさか子宮内射精をしてなかったとは。
あいつが亜由美を大事になんてするわけがない。膣内にもあれほど淫具で弄んでいた。ディルドやバイブ、クスコに薬物まで注ぎこんだり……思い出すだけで腹が立つ。
その親父が、亜由美を愛そうとしなかった。
……そういうことか。
あいつにとって亜由美は、ただ利用価値のある性玩具で、子供を作るにも値しない、愛する必要のない女だった。
決して亜由美のためではないだろう。彼女は親父に膣内射精を懇願していた。ゴムをつけてセックスし続ける親父に泣いて頼んでも、親父は嗤って外そうとはしなかった。
……でも確か。
亡くなる数日前の最後の亜由美とのセックス。
俺も少しだけ覗いてみたけど、あの時の親父はゴムを付けていなかった。
今まで見たことがないような優しい表情で亜由美を抱いていた。亜由美には見せていなかったけど。あいつほとんどバックからヤってたからな。
あの時は、なんか邪魔してるような気がして覗くのをやめたんだ。
それでもあいつの態度はいつもと変わらないSMプレイだったけどな。
なんで死ぬ前になってあんな顔……。
まあ、どうでもいい。
もう死んだやつのことを考えたって仕方ない。
親父が愛さなくても俺が愛してやればいいんだ。亜由美はもう俺に夢中になったんだから。
今のところはな。
追々、俺の正体がバレるだろうけど、その頃には俺なしではいられなくなってるはずだ。
いや。
そういうふうにさせてみせる。
気絶してる亜由美の膣内を唇で吸い上げ、意識のない状態でもビクビクと感じている内部の淫らな反応にほくそ笑み、舌で精液を押し込めるように動かした。
俺の子を孕ませてやる。
亜由美に女の幸せを与えてやる。親父の子を欲しがっていたように、俺の子も欲しいと言わせてやる。
確かこの辺だが……。
あった。表札に桑原とある。間違いない、ここだ。
……ここだよな?
やたらデカい屋敷だ。龍蔵寺の家よりデカい。あっちは和風だったが、こっちは洋館だ。というかこの敷地面積は一体。
親父の知り合いだということしか知らないが、世界的にも有名な著名人らしい。
俺なんかが本当に会ってもらえるんだろうか。
だが島津市長の紹介だし、ダメ元で訪ねてみるか。
かなりデカい鉄柵の門脇にある呼び鈴を押したが、なんの反応もなかった。
と思ったら、自動で門が開いた。
……入れと?
半信半疑で敷地内へと踏み込むと、門がまた自動で閉じた。俺の挙動を見てるのか。――カメラがある。
そうかよ。
何も応答がないのは、俺なんかに話す気もないが、会う気だけはあるらしい。
屋敷の玄関にある金具を叩くと、中から老婆の使用人が現れた。
「……旦那様がお待ちです」
俺が誰なのか聞こうともしないが、これが命令に忠実なメイドってやつか。老女だけど。
薄暗い廊下だ。敷物も、調度品も、それなりに品がある高価なもののようだが、全体的に薄暗い。それにしても広い家だ。これだけ部屋があると俺なんか迷うだろう。
随分長い廊下を歩いた先に、大きな扉の前で使用人がとまり、中へどうぞ、と扉を開いた。
なんかつられてここまで来てしまったが。
俺がいるのはどうも場違いのような……。
中は、――図書室のような書斎だった。
親父もかなりの書痴だったが、この蔵書の数は圧倒する。まるで図書館だ。これがまるまる書斎なのか。
正面の机に座っている老人が振り向いた。
「……広大の息子だな」
どうも、と軽くお辞儀した。
やっぱり会ったことがある。昔、親父がこの老人と話していたのを、陰から見たことがあった。
「話は島津から聞いた。……神奈のことで訊きたいのか」
…………。
目が。
不自由なのか。
俺を見てるその目は、両目ともに義眼だった。
だが気配は察してるらしい。俺の僅かな喉の動きに瞼がほんの少しだけ反応してる。
やはりただの人物ではない。――あの神奈がどうこの男と関わっているんだ。
「……神奈が世話になったと聞きました。世話というのは」
「囲っていた。かなり昔のことだがね」
「――っ!」
「その次は広大が、そして今は君というわけか」
「…………。神奈と関係していたと?」
「生きる術を与えただけだ。あの女はただの女じゃない――それは知ってるだろう」
「……いろいろ聞いてます。こことは違う世界から来たと」
「そうだ。そして……囚われの環の中に縛られている。何度も繰り返しておるのだよ。そのたびに記憶は失われるが」
「……?」
「広大から聞いてないのか。……そうか。そういうやり方もあるということか」
「なんの……話を」
「さて。神奈はもうじき死ぬという話は知ってるか?」
「……知ってます」
「正確には死ぬわけじゃない。彼女を生かしている超念石の力が消えてなくなるからだ。因果の消失だな。だからこれは防ぎようがないが、助ける方法がひとつだけある」
……え?
助ける方法だと?
「た、助かるのかっ?!」
「広大がたてた仮説が正しければな。その方法を長年探していたようだが、ついに見つけたと言っていた。ただしそのことを神奈には伝えていない」
「なんで?!」
「教えても意味がないからだ。この軸上ではすべての系が不安定で、収束する地点までそれは続く。神奈も、そして広大の息子であるおまえも、あと半年後の最接近まで――閉じられた猫箱にいるのだよ」
「……は、……い?」
「今はわからなくてもいい。とにかく、ひとつだけ言えるが、神奈の命はおまえにかかっている」
「俺……?」
「助ける方法は、おまえがやり直しをするかどうからしい。そのためのデバイスを見つけたと広大は言っていた。半年後に送られてくるはずだ」
「デバイスだと? なんのことだよ」
「おまえがどの女を選ぶか、それを決めるものだ」
「……?!」
「神奈を救いたければ、神奈を助けるために動くだろう」
「その、……デバイスとやらが?」
「違う。――おまえがだ」
いったい……。
この男はなにを言ってるんだ。
だけど嘘じゃないのはわかる。それになんだ、この――殺意は。
俺にさっきからずっと、わけのわからない殺気がずっと向けられている。
どういうことだ。俺、なんかこの男を怒らせるようなことを言ったか?
「女を選ぶって……なんだよそれ。俺が好きな女は神奈だ」
「ついさっきまで、違う女を抱いていたようだが」
「……っ?!?!」
な、なんで、知ってるんだ?!
え? 移り香とか? 来る前にちゃんとシャワーは浴びた。
なんなんだ、この男――!
「今回は言わないのだな」
「は? 言わないって、何を。それに今回は?」
「前に来たときは、儂に自慢げに話したが。……ふっ、いつものおまえらしくもない」
「な、なんのことだよ! 俺がここに来たのは今日が初めてだ!」
「忘れろ。ただの老人の戯言だ。――まあ、ひとつだけ忠告してやろう。神奈に嫉妬を求めても無駄だ。あの女はおまえが違う女を抱いても、おそらくなんの感情も出さないだろう。もっと違うやり方で攻めるんだな」
「……っ、覚えておくよ。だけどな、俺はあんたが嫌いだ!」
「奇遇だな、儂もだ。……じゃあ、もう二度と来るなよ」
……くそっ。
なんの収穫も得られなかった。
言ってることの半分も意味が通じなかった。こんなことならボイスレコーダーで録音しておくんだった。
結局、神奈があの男に囲われていたということしかわからなかった。
あんな老人に? ――いや、神奈は百年近く生きている。ということはかなり昔のことだろう。
しかし。
俺がやり直しするとか、女を選ぶとか、神奈の命を助けることとどう繋がるんだ。
ダメだ。
考えてもわからないことは考えるだけ無駄だ。
とりあえず半年は神奈は生きてるはずだから、その間になんとしてでも神奈を身籠らせてやらないと。
それで生き延びるかどうかはわからないが、せめて生きがいでも与えてやりたい。
学園の裏門から中に入った。
まだHRになっていない時刻。教室は授業中で静かだが、見つからないように忍び込んだ。
自分のクラスを覗き見る。
……いた。
神奈だ。授業を受けてる。……いや、あれ、上の空だ。黒板なんか見てないな。
そっと後ろから屈みこみながら教室へと入った。
一番後ろの席で助かった。神奈の背後から腰に触れた。
「…っ、……た、たくやく」
「しー……っ」
「(どうしたんですか、休んだから今日はもう来ないかと)」
「(今から抜けれる?)」
「(さすがにそれは目立ちます)」
「(じゃあHRが終わったらここに来てくれ)」
待ち合わせ場所のメモを渡して教室を出た。
物理の斎藤は耳が遠い。しかもずっと板書をしてるから気づかれることはなかった。
……と思ったのだが。
いつの間にか、制服の裾を引っ張られていた。
「…澪」
「どこに行くの、有馬くん。今日は休みのはずでしょ?」
目ざとい女だ。
神奈と待ち合わせの約束の前にこいつを片づけておくか。
すぐ近くに視聴覚室があった。
幸い今は誰もいない。澪の手を引っ張り、教室に入ると、準備室の扉まで向かった。
「ど、どこに行くの?」
準備室に入ると同時に鍵をかけ、澪を床に押し倒して唇を奪った。
「んっっんぅっ!」
舌で歯列を乱暴に荒しただけですぐに澪の目が蕩けた。流れるように制服の下に手を差し込み、下着の下から乳首を勃たせていく。
するとあっけなく澪の足が絡まってきた。固い床の上だがこの女はヤれるならどこでもすぐに濡らす。触るまでもなく下着から湿っぽい女臭が漂ってきた。
「あ、ふぁ…ん、キス、激し…」
「こういうキスが好きなんだろ?」
「あ、う、…うん、もっと、して……」
「澪、言いつけた通りにちゃんと隠して持ってきてるだろうな?」
コンドームを付けないと挿れてやらない。
厳重にそう言い聞かせてある。
「あ……も、持ってきてるわ……体育の着替えでバレちゃうと思って、……ここに隠したの」
澪がブラジャーを外し、内側のパッドを手で引っ張ると。
パッドの内側にコンドームの袋を縫い付けていた。……ここまでするか。こいつ、どんだけセックスがしたいんだ。
袋を破くと、いそいそとゴムを俺のペニスに付けた。目を輝かせている。さっきまで真面目に授業を受けていたはずだが、今はもう身体を貫かれることしか考えてなさそうだ。
どれ、とスカートを捲ると、澪がショーツの隙間から指を挿し込んで秘裂を露わにしてきた。ふーっ、と息を吹きかけるとビクビクと内部から涎が零れてきた。これだけ濡らしてるなら慣らす必要もなさそうだ。
「あ、有馬、くん……は、はやくぅ」
「おまえ授業をサボっていいのか?」
「だって、……有馬くんだって、全然風邪なんかじゃないじゃない」
「誰が風邪だ。……ああ、そういうふうに言ったのか。ちょっと野暮用があって休んだんだ。身体はいたって健康だ」
「そうなの? それならいいけど……」
「挿れてやるから自分で腰を下ろせ。ほら、この教員の椅子に座るぞ」
まるでゲーミングチェアみたいなやたら座り心地の良さそうな椅子に腰かけ、ビンビンに勃起した陰茎を曝しながらがに股で座ると、澪はゴクリと息を呑んでスカートを脱いだ。下着はつけたまま跨ろうとしている。脱ぐのも惜しいのか。
「は、ぁぁああん……」
「ふぅ……ほら、腰を支えてやるから、奥まで自分で突き挿せよ」
「あ、あぁん、すご、い……こんな大きな有馬くんの、は、初めて……」
亜由美とさんざんヤったとはいえ、まだ興奮が抜けきれてないからな。
半勃ち状態がずっと続いている。そうか、この大きさは初めてか。なら……。
「ふん……っ!」
「きゃぁあんんっっ!」
……お。
いつもは怯えたように震える子宮口が、僅かに口を開けている。
軽く突き上げただけなのに、カリまで簡単に飲み込んだ。へえ、女の生殖本能ってやつか。ゴムをつけてるとはいえ、男の先端の大きさに生意気にも精子を吸い上げにかかってきた。
やるじゃないか。いつもはこんな動きはしない。
こいつ……セックスが上手くなってる。
満足とはほど遠い動きだが、頑張ればもっと俺好みの身体になるかも。
もちろん亜由美の淫乱な子宮口や神奈の極上の締め上げとは比較にもならないが、俺の大きさで反応するくらいには上手くなってきた。こういうぎこちない動きも、それはそれでいいものだが。
もっと淫乱にしてみよう。
俺の言いなりになる女だからな。どこまで淫らになれるのか試してみたい。
「あぅ、はぅんっ、す、ごい……っ!」
「澪、ここのリング状の傘の部分だけどな」
「ふえ……?」
「ほら、ここ……だよ!」
「きゃああんっ!」
「悲鳴あげんな。誰かに聞かれたらどうする」
「そ、そんなの、無理ぃ」
「どれ、口を塞いでやる……ん、ちゅ……ふぅ、ほら、キスで落ち着いたか?」
「あ、う、……有馬、くん……き、キスがえっち……」
「もっとエッチなことをしてやる。ほら……この周りの傘の部分だよ、俺がいまカリでつつきまわしてるだろ」
「やあん……そんなふうに動いたら」
「痛い?」
「い、痛くないけど……なんだかすごいえっち……」
「当然だ、エロいことしてるんだから。ここをもっと締めつけることできるか?」
「そんな、奥、ツンツンしないでぇ」
「しなきゃできんだろうが。ほら、もっと足を開け。自分で腰を動かしてこの子宮口をもっと広げるんだ」
「ひ、広げると、どうなるの?」
「もっと気持ちよくなれる」
「……っ! や、やってみる……!」
「俺が潜りこむタイミングで動かすんだ、いいな」
それができるなら。
おまえはずっと俺のオモチャにして可愛がってやる。
まるでペットか何かみたいにな。こんなふうに喜んでエロいことをしていくおまえを愛玩してやるよ。
なにせおまえは俺の欲望のはけ口なんだから。
…………。
なんか。
どこかの誰かと似てるような。
でもあいつはあくまで自分の欲望を優先させていたわけだし、俺は少なくとも虐めたりはしない。
今だってこうやって優しく可愛がってやってるんだ。
「ほら、もう少し力を入れろ。俺が手伝ってやるから」
「あ、くぅ……っ! お、大きい、けど……は、入るの? あ、ちょっ……グリグリしないで」
「入るって。こんなに開いてきてる。……お、だんだん馴染んできたじゃないか。動きが滑らかになってきた」
「あ、う……うぅぅんっっ! あ、あ、ありま、くん……! さ、先っぽ、が、すごいことに、なってるわよ…っ!」
「おまえの動きで興奮してるんだ。いいからほら、ゆっくりでいいから、俺のチンポをもっと咥えろ。そうだ、カリのところで引っかけるようにして咥えるんだ」
「ひゃあああんっっ……! しゅ、しゅごいぃぃ……! は、い……っちゃう……っ!」
「入れてやる、男のペニスをおまえの子宮で味わえ……!」
澪の子宮口がだんだんこなれてきた。
亜由美のときと同じ。もっとも亜由美と違ってゴムをつけているが、女の子宮ってやつはたとえゴムをつけてても精子を貪欲に求めるのか。動きが亜由美とほとんど変わらん。
また興奮してきた。
今日で何回目の子宮姦だ。でもこれ病みつきになりそう。しかも生とゴム付きの両方で味わえる。
射精もついでにしてやるか。
ここまで咥えこんだご褒美だ。ゴム付きでも熱さは伝わるだろう。
「あ、ありまくぅん……!」
「いいぞ、澪……ほらほら、もっともっと大胆に動かせ。ちゃんと棹まで咥えてるじゃないか、おまえ素質あるぞ」
「そ、そお……? はあうっ! しょ、しょこぉ……! しょこ、もっと、撫でてぇ……!」
「ここだな。内側が感じるとはやるじゃないか。よし、ここを重点的に擦ってやる」
「い、いい……! いいのぉ……! これ、これ、好きぃぃ……っ!!」
澪が――堕ちた。
もう男の味を覚えたか。よほど子宮内ってのは女にとって感じやすくなってるらしい。
ここまでやればもう十分だろう。
たっぷりと射精を味わえ。
「きゃぁぁぁんん……!」
――ジョロロロロ……
やべ。
精子と一緒に尿も出た。まあゴムだから問題ないか。しかし量が半端ない。このままだと抜けてしまう。
慎重に澪の子宮口から抜き出す。
ふう……、うまくいった。中で出してしまったらシャレにならないからな。こいつピルも飲んでないだろうし。今度飲むようにすすめよう。
弛緩した澪の身体からすぽっとゴムが抜けた。本人は……射精でイったのか。だらしないアヘ顔だが、これはこれで可愛いな。
予鈴が鳴った。
そろそろHRか。神奈が向かうはずだ、急ごう。
澪を机の上に横たわらせ、ズボンを穿きなおすと、たっぷりと精と尿のつまったコンドームをゴミ箱に捨てた。
気絶した澪を見下ろす。
神奈に会う前の慣らし運転のつもりで抱いたが。
思った以上に興奮した。
俺も親父のことがいえないな。――あいつの息子だから似てしまっても仕方ないのか。
だが。
俺は親父みたいに神奈を諦めたりなんかしないからな。
やっとたくやくんが本領発揮してきました。
こういうふうにセックスに容赦なくなるところが、たくやくんというか。
これからそんなたくやくんをもっと書きたいです。
広大は普通にSですが、たくやくんは広大よりもドSです。