※この作品はR-18です。

【YU-NO】たくやくんの女性遍歴   作:千月華音

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帝都でユーノと再会した後の話です。15禁程度になります。


異世界編~庭園にて~

 

 

 風が気持ちいい……。

 丘の上に広がる花畑をくるくると回って飛び跳ねている娘を見ながら、柔らかな風を感じていた。

 食後のひととき。セーレスが淹れてくれたお茶を飲み、余ったサンドイッチを包もうとしている彼女の手をそっと握る。

 食欲が満たされれば、次は当然――。

「いいかな?」

 野外でするのは実は何度もあった。ただしそれは娘が産まれる前。

 あの頃は若さにかまけて何度も無茶なことをした。といってもほんの2~3年前だが。

 こうして娘がすくすくと成長して、あまり手がかからなくなった今。

 もう一人、家族が欲しくなってもおかしくない。

 というか。

 昔みたいな激しいセックスをもう一度してみたい――そう彼女の耳元で囁くと。

 セーレスは頬を染めて、こくん、と頷いた。

「え……いいの? ほんとに?」

 まさか承諾してもらえるとは思わなかった。

 ユーノが近くにいると大抵嫌がって逃げるのに。

 花畑を見てみる。

 ユーノは摘んだ花を冠や花輪にして楽しんでいるようだった。こちらには気づいていない。

 一応、この周辺に危険はないことはあらかじめ確認しておいた。ユーノにも遠くには行かないように言い含めてある。

 セーレスの手を取って胸の中に引き寄せた。

 彼女の吐息を肌に感じる。……キス、したい。

 頬や目元を指でなぞると、求めるかのように目を閉じてくれた。愛しさがこみあげる。

「セーレス……」

 ゆっくりと彼女を草むらの上に横たえ、髪を撫でながら唇を寄せた。柔らかくて温かい唇を啄ばむように口づける。

 チュッ、と吸い上げる音が幾度か続くと、やがてどちらからともなく、激しく口内を弄った。

 いつになく興奮していた。

 野外で、しかも娘のいる近くで――でも。

 そういうシチュエーションだからこそセーレスも求めてくれたのかもしれない。

 そう、もうお互い、普通に愛し合うだけでは物足りなくなっていた。

「セーレス、……俺のを、握って」

「……」

「君の愛撫でイかせて欲しい」

 セーレスは素直に頷くと、たくやのズボンから硬くなっている分身を取り出した。

 手に取ると彼女の唇が震えて、欲しいと声にならない声で呟いた。……たまらない。

 ぎゅっと強く抱きしめて彼女の手の上に自分の手を重ねた。

「撫でて、……擦って。強く、激しくして欲しい。……できるよな?」

「……」

 セーレスは真っ赤になって頷いた。……か、か、可愛い。

 いつも夜、灯りを消してから愛し合っていたから気づかなかった。こんな表情をするなんて。

 もっと恥ずかしがる彼女が見たい。

 手に添えた脈打つソレを強く握らせると、そのまま導くように動かした。

 指で「ここを触って」と指し示すと、最初はおずおずと、だが次第に絡みつくように愛撫をしてきた。

 拙い動きだけど、必死に動かしている彼女を見ているだけでイきそうになる。

 気持ちいいよ、と言うと、嬉しそうに微笑んで唇を求めてくる。それに応えて熱い息と息を交し合う。

 口づけながら彼女の秘部に指を入れると、そこは物欲しげに蠢いて吸い付くような動きをしてきた。……はやくこの中に入りたい。

 セーレスも強くそれを望むのか、愛撫しながら次第に亀頭の先を膣口へと近づけていった。しばらく擦りつける動きをして、我慢できずに挿れようとした途端――。

 近くからユーノの声が聞こえてきた。

「――パパ! ママ! なにやってるの?」

「…おわっ!」

 いつの間に近くに来たのか、振り向くとユーノが花束を抱えながらこちらを見下ろしていた。

 えーい、と抱えていた花を空に放り投げる。上からパラパラと落ちてくるカスミソウが頭やら身体やらに飛び散った。

「こ、こら、やめろって!」

「ユーノも混ぜて!」

「バカなこと言うんじゃないっ! ちょ、ちょっとあっち向いてなさい! いまママの服が……」

 セーレスを見ると。

 半裸だった胸を隠すように手で覆い、脱ぎかけた下着を調えていた。……せっかくいいところだったのに。

 仕方ない、とズボンを引き上げた。さすがに娘に見せるわけにもいかない。

 セーレスがくいっと上着の裾を引っ張った。

 続きをねだっている。お互い中途半端だったせいもあるが、こんなふうに拗ねる彼女も珍しい。むしろ嬉しい。

 ――だが。

「ユーノ。いい子だから一人で遊んでなさい。パパとママはここにいるから」

「やっ! ユーノもパパとママと一緒がいい!」

「……あのな。もう赤ちゃんじゃないんだから」

「ママ、ずるい。一緒に勝負するって約束したわ。抜け駆けするなんて」

「……? なんの話だ?」

 セーレスとユーノの顔を交互に見比べると。

 何か二人しかわからない話をしているようだった。なんとなく疎外感を感じる。

 セーレスは苦笑して、ユーノの頭を撫でていた。

「おい、セーレス。一体なんの話を……」

「パパ! ねえ、パパ。ユーノ、疲れちゃったわ。また一緒にお風呂入ってくれる?」

「え? もう帰るのか? まだ午後になったばかりだけど……お、おい」

 ユーノが腕にしがみついてきた。鼻先をすりすりと寄せてくる。

 可愛い仕草だが、なんとなく落ち着かなかった。というのも、セーレスが少しムッとした表情でこっちを見ているからだ。

 まるで娘に嫉妬でもしているかのような……。

(まさかね)

 きっと母親より父親を頼ろうとする娘への軽い独占欲みたいなものだろう。そんなセーレスもまた可愛かった。

 腕にしがみついているユーノには聞こえないように、彼女の耳元にそっと呟いた。

「続きは、今夜……な」

「……」

 セーレスは恥らうように微笑んで、軽く頬にキスをしてきた。こんな素直で愛らしい彼女、久しぶりに見た。

 これは何がなんでも二人目を作らないと。

 いや、出来る出来ないに関わらず、彼女を孕ませることしか考えられない。ありったけの精を注ぎたい。

 陶酔したような思いを抱えていたそのとき。

 反対側の頬にも、柔らかい唇を感じた。

 ユーノが背伸びをしてキスをしていた。

「…………」

「パパ? ユーノとの約束が先よ」

「は? 約束って、なんの」

「ユーノ、またアレがきちゃったの。だからパパにしてもらわないと」

「アレって、…………え? まさか」

「そ」

「また来たのか、アレが?!」

 そう、アレとは。

 この世界の女性の生理現象で、特に幼年期の少女に多いという特有の――発情期。

 以前それに苦しんでいたユーノを助けるために性欲を発散させるのを手伝ったことがあるが。

 そのときの苦労を思い出し、顔がさあーっと青くなった。

「ユ、……ユーノ。それ、今日じゃないと、ダメか?」

「ダメ」

「明日とかは」

「ダメ」

「まさか一緒に風呂入ろうっていうのは」

「パパ、お願い」

「う……。だ、だけど、…………セーレス。悪い。今夜は無理っぽい」

「……」

「ユーノのほうが優先だ。……また今度、な」

 唇を尖らせて残念そうな顔をするセーレスに、心から済まなく思った。……だけど本当に残念なのは俺のほうだ。

 ユーノに触れた手でセーレスと愛し合うわけにもいかない。いや、これは仕方なくやってることだけど。やっぱり気持ちの問題というか。

 それに――。

 ここのところ、ユーノの身体がどんどん女っぽくなってきていて、自制しないといけなくなってる。

 娘の身体にときめくなんて親としてどうかと思うが。

「パパ、大好き! やっぱりユーノのこと、一番に思っててくれるのね」

「ハハハ……。当たり前じゃないか。ほら、ユーノ。そんなに強く掴むと痛いって」

「…………」

「……あの、セーレス? なんかどんどん眉間の皺が」

「ママ、女のシットは見苦しいわよ」

「どっからそんな言葉覚えたんだ。こら、引っ張るなって」

 ユーノの手に引っ張られて家路へと向かいながら。

 いつになったら二人目を作れるんだろう、とふと空を見上げながら思った。

 

 

 

 

 

「……そんなこともあったな」

 さっきまで弾丸のように話していたユーノは、肩に頭を預けてすやすやと眠っていた。

 もうすっかり大人の女性になったユーノ。身体は奮いつきたくなるほど抜群のプロポーションになったが、その寝顔や、甘えるような仕草は、まだまだ子供の頃のユーノのままだった。

 そっと唇に指で触れてみる。

 艶のある瑞々しい唇は、見ているだけで吸いこまれそうなほど綺麗だった。

 セーレスによく似ているが、儚げな美少女だったセーレスとはまた違った美しさを感じた。躍動的な……情熱的な……。

 ゴクン、と喉が鳴る。

 長く離れていたせいもあるとはいえ、これほど美しく成長したなんて思いもよらなかった。もう――娘というより一人の女性として捉えている。

 この娘がパパと自分を慕ってくれるのを喜ばしく思いながらも。

 父親じゃなければよかったのに――そう思っている自分もいる。

 もう一度、セーレスに会いたい。

 その思いが、ユーノという娘に重なった。見れば見るほど、セーレスの面影を感じる。いや、それ以上の懐かしさと愛しさがこみあげる。

 手が、……震えた。

 ギュッと握りしめる。この手は、娘を抱き寄せるにはもう穢れている。神帝を殺す――そう誓った。この手で殺すと。

 彼女を抱きしめるための手ではない。

 でも……。

 父親としてなら。

 ユーノを守るためならどんなことでも厭わない。その思いさえあれば。

 そう、……秘めた想いなど押しつぶしてしまってもいい。

「ユーノ……」

 唇を寄せる。

 何度も彼女と昔、キスをした。キスがどういうものかを教えたのも自分だった。それをまだ覚えているだろうか。

 眠っててくれ、と祈るようにそっと唇を重ねた。触れるだけの、キス。

 ……柔らかい。それに、どことなく甘い。

 そういえばユーノの唾液はいつも甘かった。とくに発情しているときは、彼女の唾液を味わうように吸い上げた。懐かしいな……。

 唇の感触を、触れるだけにとどめておく。

 眠っている間だけは、自分だけのものにしておきたい。

 俺だけの……ものだ。

「……ん、ぅ…」

 ユーノの吐息を唇の隙間から感じ、肌が粟立つほどの欲情がこみあげた。――ヤバイ、この声。昔を思い出す。

 むしろ昔よりもっと艶のある声音。煽ってるとしか思えない。

「……っ」

 思わず無意識に手を伸ばしかけ、ギュッと強く握りしめてユーノから顔を逸らした。

 ……ダメだ。見ているだけでどうにかなりそうだ。

 そんなにセーレスが恋しいのか。いや、恋しいなんてものじゃない。会いたくて会いたくて、泣きたくなるのを必死に堪えている。

 まだ彼女が死んだなんて信じられないのに、信じたくないのに。

 その彼女と生き写し――いやそれ以上の美人になって現れた俺の娘。

 そう、娘……なんだ。

 娘として愛している。このうえなく大切な、大切な、俺の娘だ。

 だからこんな気持ちは間違っている。

 ユーノを見ているだけで身体の芯が熱く、疼いて、抑えようもないような、……こんな気持ちは。

「俺……欲求不満なのか?」

 思えば砂漠でも、サラ、アマンダ、といずれも一夜限りの関係をしてしまった。

 流されるように、煽られるかのように、どちらも合意の上とはいえ……。

 違う。

 求めたのは俺のほうだった。寂しかった。辛かった。セーレスを失った痛みを紛らわせたくて。

 アマンダのときはユーノまで失ったなんて思いたくなくて、彼女の肌のぬくもりで忘れたくて。

 ……最低、だな。

 そういえばアマンダ、どこに行ったんだろう。無事に逃げられたならいいけど。

 神帝を殺せば、きっと帝都は大混乱になる。それまでは無事でいて欲しい。

「ん……パパ?」

 ため息が聞こえたのか、ユーノが目覚めた。――いけない、表情を悟られないようにしないと。

「起きたのか、ユーノ」

「んん……。パパがいなくなる夢、見ちゃった」

「どこにも行ったりしないよ。ずっとユーノと一緒だ」

「そう、よね。夢よね。パパ……もうユーノと離れないでね」

「ああ、二度と離さないよ」

「嬉しい……」

 ぎゅっと腕にしがみついて鼻先を摺り寄せてくる。子供の頃から変わらない仕草。

 とはいえ。

 今の姿でそれをやられると、……その、胸とかあたってきて、困る。

「ユ、ユーノ。ちょっと離れて」

「どうして?」

「その、レディになったわけだから、あんまり身体をくっつけられると」

「…………。二度と離さないって、言ったじゃない」

「言葉尻をとるな。そういう意味じゃなくて。……む、胸! 胸の谷間に腕を挟むな!」

「こう?」

「だ、だから、やめなさい! 女の子なんだからはしたないことしちゃダメ!」

「ママとどっちがおっきい?」

「そりゃユーノのほうが……って、なにを言わせる! いいから離……っ?!」

 突然、視界がユーノの顔で埋まった。――キス、されてる。

 しかも唇を割って舌を潜りこんで、喉の奥まで忍びこもうとしている。……確かにそういうキスを教えたけど。

 ダメだ、いまこんなキスをしてしまったら……!

 なんとかユーノを引き剥がそうと腕を突っ張らせるが、必死に頭を抱きこんで唇を貪ろうとする動きに抵抗できない。

 せめてもと噴水の縁をじりじりと後退していくが、ユーノはあろうことか手を取って自らの胸の中へと触らせようとしてきた。……や、柔らかい。そうじゃなくて!

 だ、ダメだ……気持ちいい……。

 もうユーノの舌に絡めとられていた。甘い唾液を味わい、口内の熱さに酩酊していく。

 いつの間にか。

 彼女の首を引き寄せて深い口づけを交わしていた。

 互いの吐息が行為を煽っていく。自然と吸い寄せられるように彼女の豊満な胸を揉んでいた。服の下にまで手を忍ばせ、硬くなりつつある乳首に触れたその瞬間。

 我にかえった。

 いかん、このままでは一線を越える――!

「だ、ダメだ、ユーノ!」

「……んあっ、やあ、パパ」

「そ、そんな声だしても、ダメなものはダメ! これ以上はホントにダメだから!」

 前かがみになって後退した。情けないが、どうにかしてこれを抑えねば。

 セーレス、セーレスのことだけを考えよう。

 いやダメだ。余計に膨れる。そうだ。ブタ所長のことでも考えれば。……うん。落ち着いた。こんなときに役に立つ顔だとは思わなかった。

「どうしてダメなの?」

「ど、どうしてって……親子だから、としか……」

「だって昔はパパが」

「それはユーノの身体が辛そうだったから助けただけだよ。今はそういうのを抑える薬とかがあるんだろう?」

「……。ユーノ、飲んでない」

「な、なんで飲まないんだよ?」

「パパがいないのに、抑えたくなんてなかったもの。ずっとパパのことだけを考えてた」

「俺のせいか……」

「違うわ、ユーノが欲しいのはパパだけなの。他には何もいらないの」

 背中に手をまわしてギュッとしがみついてくるユーノに、何も言えなかった。

 この娘に最初に手をかけたのは俺だ。

 だからユーノが求めたとしても無理はない。

「ユーノ……」

「パパがいればいいの。パパしか欲しくない。……ユーノの傍から離れないで」

「……離れないよ」

 抱きしめる。

 彼女の髪に顔を埋めながら、こみあげる想いと切なさに、心が引き千切られそうになった。

 ――ユーノ。

 おまえを欲しいと思っているのは、俺のほうなんだ。

 いつまでこの想いを抱えていられるだろう……。

 答えはまだ見つかりそうもなかった。

 

 




まだユーノとえっちする前なのでキスどまりですが、いずれ濃厚なの書きたいです。
多分その前にサラとアマンダだと思いますが。
ゲームだと噴水の縁で一晩中話してただけでしたが、たくやにしきりとセックスアピールするユーノが可愛くて仕方ないです。
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