寝ぼけたユーノに慌てて中断しそうになり、その後続きをするという設定です。
気になって続きができそうもない。
チラリと背後のユーノを見ると、気持ち良さそうに眠っていた。何の夢を見ているのか、時折「もう食べられなぁい」と呟いているのが聞こえる。しばらく起きそうもないが……。
振り向いた首を引き寄せられる。耳元で甘ったるい声が囁いた。
「つ・づ・き」
「…………」
「気になるなら場所変えよっか?」
正直、そう思わないわけもないけれど。
いまさらだ。この狭いオアシスの中、どこでやろうとユーノの視線が気にならないわけがない。
どこでやろうと同じことだった。
それに――。
ユーノが傍にいるほうが興奮する。
首に添えられている手を取り、背中へと回させた。股を割り開いて膝を押し込んでいくと。
サラはうっとりとするような表情をしてギュッと抱きしめてきた。
「よかったぁ。やっぱりやめる、なんて言われたらどうしようかと」
「誰がやめるかよ。誘ってきたのはそっちなんだからな。最後までやらせてもらう」
「うーん、この。大人しそうな顔してるのに行動はワイルドなんだから。そういうのも素敵よ」
「……どうせ童顔だよ、悪かったな」
「あら、褒め言葉のつもりなんだけど。……って、え? な、なにするの?」
「うるさい口は塞がせてもらう」
サラを縛っていたロープを手繰り寄せ、そのまま口を覆ってグルグルと塞いだ。ついでに両手も頭の上に押さえて手首を縛りつけた。
油断していたのか割とあっという間に拘束することができた。サラが目を瞬かせて手を動かしたときには、もう縛り終えていた。
「う……うぅうううっ!」
「悪いな。ユーノが起きないように少しでも声をあげられては困るんでね」
「ううーっ!」
「あと外せないように手も縛らせてもらった。大丈夫、乳首までは縛ったりしないから。あ、それともそういうのもアリ?」
「……っ」
想像したのか顔を赤くしている。……この女、マゾ気があるのか。
股を割り開いて膣内に指を入れてみる。濡れていた。動かすとしとどに蜜が溢れてくる。
グチュッ、と中を掻きまわした。
サラの足がビクビクと震え、自ら脚を広げて股間を持ち上げた。興奮している。触らずとも陰核が膨れて目に見える形で大きく膨らんできた。
こうやって――男を誘うのか。
この女がどうやって生計をたてているのか、なんとなくわかってきた。娼婦か、それに近い商売なのだろう。スリもやっているらしいから、餌に釣った男と楽しんだあげく追い剥ぎまでしているのかもしれない。
なら、なんの遠慮も必要ない。
彼女の性癖に付き合うつもりなどなかった。
「縛られると興奮するんだ?」
「……!」
「別にそういう性癖でも咎めやしないさ。そういう女性を一人、知っているんでね」
「……」
「昔、付き合ってた恋人で……トイレとか生物室とかでヤるとやたら興奮して、拘束したり玩具プレイしたり、色々勉強させてもらった。あ、でも俺の妻はそういう趣味、ぜんぜんないから」
「……うぅ?」
「そう、まったくない。つまり、そういうセックスじゃなくても、十分満たされるんだって知ったんだ。セーレスのおかげでね。……どうやら君はまだ知らないようだけど」
「うううっっ」
「教えてあげるよ。男を求めるような生活を捨ててもいいと思えるほどのことを」
口を塞いでいるからキスは出来ない。でも彼女からキスを求めるようになるまでこれを外すつもりはなかった。
柔らかな胸を手で包み込んだ。ふわり、と優しく持ち上げてからギュッと両脇で寄せて、乳首を指先で転がした。
サラが物足りないような切ない瞳でこっちを見た。
わかっている。優しくされるよりキツく触られたいのだろう。だけどこうした愛撫が気持ちいいのだとわかって欲しかった。
マゾ気質のあった美月さんは、痛いくらいのほうが感じやすかった。
だから行為に歯止めがきかなくなった。それはそれで楽しめたけれど。
サラにはそういうことをしたくない。
セーレスを失った痛みを彼女で埋めようとしている都合よすぎる行為だけど。
だからこそ優しく抱きたかった。
「力を抜いて」
「……ぅ、っ」
「ほら、腰を摺り寄せない。心配しなくてもちゃんと挿れてやるよ。こうした前戯、されたことない?」
「…………」
「なんだ、もったいない。こんなに素敵な身体してるのに。愛されたことがないなんて」
サラは顔を真っ赤にして目を見開いた。――照れているのだろうか。
可愛いところもあるじゃないか。
口にキスしたいところだけどそれは出来ないので、目元と鼻の頭に優しくキスを落とした。
啄ばむように、あやすように、耳朶や首筋にまでキスをしていく。
くすぐったそうに動くサラの脇に唇を寄せた。舌で舐めあげると、ビクン、と大きく身体が震えた。脇の下が弱いのは女性共通の感じるところ。その性感帯を引き出していく。
ビクビクと震える身体を優しく手で撫でていき、胸、乳首、脇腹を舐めては撫で、吸い上げる動きを繰り返した。
硬直していた身体が次第に緊張がほぐされていくかのように弛緩していく。摺り寄せる動きをしていた腰も、求める動きをやめていた。うっとりとしたため息のような吐息がロープの下から零れていく。
「気持ちいい?」
「……っ、うっ、うぅぅ……」
「気持ちよさそうだな。なあ、どこを舐めて欲しい? ……ここ? それとも、ここ?」
「う、……うっ、……うふぅっ」
「うん、やっぱソコだよな……さっきから濡れっぱなし」
サラが大きく股を開いて膣入口をしきりとヒクつかせた。ふうっ、と息を吹きかけるとたまらないといった表情で首を逸らす。
意地悪するな、とでもいうかのように足をばたつかせて蹴り上げようとする。その足首を掴んだ。
膣口を手で撫で上げ、ニコッと微笑んで彼女を見つめた。
「言っとくが、俺の口でイかなかった女はいないぜ。……覚悟しろよ」
これを一番感じたのは実は娘のユーノだが、それは言うまい。
ロープで口を縛ったのはどうしても悲鳴があがるのを阻止するためだった。
指で大陰唇を広げると、中から零れる蜜を舌で掬いあげて。
思いっきり強く吸い上げた。
「……っっ?! う、っ、ううぅぅっっ!!」
と同時にクリトリスを指で摘んで押しつぶす。もちろん痛くない程度の刺激で。
そして優しく転がすように動かしながら、中の膣襞を掻き分けるように舌で舐め、吸い上げ、途切れることなくクンニを繰り返した。
中が激しく蠢きだした。感じている証拠だ。このまま絶頂まで中を舌と唇で蹂躙していくつもりだった。
サラの喘ぎがロープの下からひっきりなしに漏れてきた。
縛られた手を必死に動かしてなんとか抵抗しようとしているが、やがて根負けしたかのように力が抜けてパタリと地面に落ちた。
涙を流して口淫を感じていた。
それはそうだろう。こんなこと恋人でもないとしてくれるはずがない。中には娼婦を悦ばせようとする客もいるかもしれないが。
ここまでしつこく愛撫をするやつなんて、今までいなかったはずだ。
舌で感じるサラの膣内はザラついて、途切れることなく染み出す愛液が甘く、次第に下半身へと興奮が移ってきた。
彼女の潮を味わいたかったけれど……。
それまで持ちそうもない。一際大きく身を逸らすタイミングで、硬くなった自身を一気に奥深くへと挿入した。
そして同時にギュッと締まる膣圧に少しだけ中で出してしまう。苦笑して彼女に呟いた。
「ハハ……。我慢できなかった。君の中、あんまりにも魅力的で」
「……っっ」
「じゃあ本格的に動くから、しっかり掴まってくれ。……あ、手、縛ったままだった。いま解くよ」
手だけロープを外して背中へと掴まらせた。するとサラは口も外してくれと顔を動かしてゼスチャーをする。
ダメ、と指で口元を指した。
「ユーノが起きる」
「ううっっ」
「あの娘がいるとセーレスを思い出して、たまらなくなる。だから起こしたくないんだ」
「……! ……ううっっ」
「実はさ、妻が死んでから俺……ちょっと不能になって……まあ、その、ずっと萎えたままだった。こんなふうに出来ることも想像すらしなくて。セーレスの顔を思い出そうとしても無理だったんだけど、今の状況で、めでたく復活出来ました」
「…………」
サラが呆れたような顔をした。
ごもっとも、としか言えない。
「ユーノの傍で女を抱くのがたまらなく興奮する。……だからこんな父親、知られちゃ絶対、マズイ。わかってくれ」
ため息をつくと、クスッと笑ってしがみついてきた。
そしてグイグイと中を締め付けてくる。
では――、と彼女の足を持ち上げた。
「中出ししても文句はないよな。責任はもてないが」
「……」
「大丈夫、君みたいなバイタリティがあれば子供くらい育てられるさ。俺が保証する。じゃあ、いくよ」
優しく、胸を愛撫しながら。
激しく最奥まで突き挿れた。
そのままグリグリと亀頭の先で子宮口を刺激していく。そこはすでに快感が伝わっているのか、チュッチュッと吸い上げる動きを繰り返していた。
可愛い……。
サラの素直な身体の反応が愛おしくなる。突けば迎え入れようと動き、抉ると求めるかのように襞を蠢かせてくる。
ロープで縛った口から涎が溢れていた。
もう取ってもいいだろう――彼女の感じる顔を見て、ロープを外すとそのまま深く口づけた。
飢えた獣のように唇を貪るサラに応え、舌と唾液を絡ませていくと、陶酔したように彼女が微笑んだ。
「ずっと……キス、したかったんだからぁ」
「ごめん」
「もっと、もっと……動いて」
「ああ……」
悲鳴をあげようとする彼女の口を塞ぎ、抉り回すように突き上げていく。
何度も子宮に注ぎながら、やむことのないセックスをずっと続けていた。
「ユーノ、ほら、起きろ」
「う、ううん……」
朝になって、まだ寝ているユーノの肩を揺り起こした。
出発するのは夜だが、朝のうちにいろいろ話しておきたいこともある。
目を擦って目が覚めたユーノは、あたりを見渡してキョロキョロと視線を彷徨わせた。
「あれ? あのお姉さんは?」
「サラは昨夜遅くに出発したよ。故郷に戻るってさ。……ほら、食べろ」
サラが分けてくれた食料をユーノに渡すと、パパは? といって顔を見上げた。
「パパはさっき食べたんだ」
「ふうん。ね、あのお姉さん、サラっていうのね」
「そうだけど?」
「ママよりボインだったわね」
「そ、そうだな」
「ユーノだって負けないわよ」
「なんの話だ?」
「そのうちパパが揉みたくなるおっぱいになるの!」
「お、おまえ……まさか昨夜」
「ん?」
「……いや、なんでもない」
まさか見たわけじゃないよな。……見てたら今ごろ顔も合わせたくないはずだが。
ユーノはにこにこと微笑んでいた。それを見てホッとする。とりあえず娘に嫌われてはいないようだ。
「ね、パパ」
「なんだ?」
「ユーノ、いまとっても幸せよ。だってパパとずっと一緒にいられるんだモン!」
ギュッと腕にしがみついてくる。
そうだな、とユーノの頭を撫でた。あの砂漠を生きて踏破したのだ。娘と一緒に生き延びた。その幸せを噛みしめる。
だからこそ。
この幸せを維持するためにも、――帝都へ行かねばならない。
これからもユーノの幸せを守り抜くためにも。
拳を硬く握り締めた。……ひとつの決意を胸に秘めて。
本番を長く書かなかったのはのちのアマンダのためにとっときました。
子どもまで孕んだセックスなのでかなり濃密で激しかったと思います。
そのへん、うまく書けるといいのですが……。
さて。
ゲーム本編でもサラとやる選択肢はひとつしかないのですが、なぜここで彼女を抱く必要があるのか、いろいろ考えて、こういう理由づけにしてみました。
すなわち不能回復手段(ミもフタもない)ではないかと。
もちろん独自の解釈ですので、異論もあるかと思います。
でも他に理由が見当たらん。あったら教えてください。