この話はフィクションです。登場する人物・背景・設定等は原作『YU-NO』とは関係ありません。
※再注意※
この話に出てくるたくやは作者が作ったオリジナルキャラですので、イメージ崩壊となる恐れがある方はブラウザバックしたほうが身のためです。
※再々注意※
アマンダ好きな人がいましたら大変申し訳ありません。彼女はまったく報われていませんのでご注意を。
「ママー! ママ、こっちよ!」
「こらあ! 遠くまで行くんじゃないって……あーあ」
砂浜を駆け走る娘の後を追っていたら、案の定、砂に足を取られて転んでしまった。
仕方ないやつだな、と苦笑しながら娘の傍へと駆け寄って手を差し伸べる。
「ほら、掴まれ」
「ママ、抱っこして」
「おまえいくつになったんだよ?」
「十六よ」
「嘘つけ。もう幼年期はとっくに過ぎてるだろ」
「永遠の十六歳なの」
「カッコいいこと言うなって」
よいしょ、と娘を抱き上げた。体格ばかりは一人前の女性になったが、片手で持ち上げられるほどの軽さだった。腕に神奈の尻を乗せて立ち上がる。
「ママ、すごーい! 力持ち!」
「おまえが軽すぎるんだよ」
「むっ。神奈、ちゃんと食べてるもん」
「……ごめんな。オレがちゃんと稼げていたら」
腕に感じる娘の身体は、とても痩せ細っていた。本当なら幼年期を過ぎた辺りから成年期に至るまでの間で成熟した身体へと変化する。――まともに成長すればだが。
神奈は栄養失調に陥って何度も死線を彷徨った。そのせいで未成熟な少女の姿のまま成年期を迎えてしまった。
彼女の身体がこれ以上成長することはないだろう。
そうしてしまった原因は自分にある。――娘を死なせない、その一念だけで生きてきた。それだけではどうすることもできない壁もある。
「ママ」
頬にチュッとキスされて、娘を見上げた。彼女は穏やかな笑みを浮かべて母親の頭を抱きしめた。
「神奈は永遠の十六歳なの」
「…………」
「ママみたいなボインにはなれないけど、でもいいの。ママに似て、とっても美人なんだもん」
「そういうのを自画自賛っていうんだ。……たく、どっかの誰かと似たようなこと言いやがって」
「どっかの誰か?」
「……一度だけ、言われたんだ。とても美人だってさ。嘘つけ、って言ったら、嘘なんてつく必要ないだろって」
「わあ……それ、パパの言葉ね?」
「そういや、今まであんまり話したことなかったな……」
「ねえ、聞かせて。パパとの話」
「あんまり面白い話じゃねえって」
「ママがそういう顔するの、初めて見た」
「そ、そういう顔って、どんな」
「とっても幸せそうな顔よ」
娘に言われて、はじめて。
これ以上なく満ち足りた思いを感じていることに気づいた。
……皮肉だな。
こんな、――死期を迎えた今になって、ようやく。
あいつのことをこんなに懐かしく、愛おしく思えるようになるなんて。
今までずっと。
恨みとか悲しみとか憎しみとか、そういう感情で渦巻いて、自らの運命を呪うしか生きる術を見出せなかった。
でも神奈が生まれて。
神奈が生きがいになって。
思い出そうとする暇もなく必死に生きてきて。
ただ――神奈だけを見つめて生きてきた。
だから。
「……聞かせてやるよ。あいつのこと」
もう、楽になってもいいのかもしれない。
すべてを託して、……そして。
もう二度と会えない彼のことを話そう。彼とのなれそめ、彼と過ごした短い時間、――愛されたときのことを、すべて。
頬と目元を、優しく口づけられていた。
涙を拭い取られている。どうしてそんなことをするのか、わけがわからない。泣かせているのは自分を抱いている目の前の男なのに。
「もう、泣くなって……」
「な、泣いてなんか……んんぅっ」
再び突き上げられる。
容赦なく襲いかかってくる断続的な動きに逆らうことができず、ただ必死にしがみつくことしかできなかった。いつの間にか彼を迎え入れようと足を絡みつかせている。身体はもう悲鳴をあげているのに。
だって――反則だろ、こんなの。
優しく抱いてくれるのかと期待したのに。……優しかったのは最初だけなんて。
こんなに荒々しい、獣みたいな性交なんて望んでいなかった。
望んでなかったのに身体が反応して、もう逆らえない。もっと強く、もっと激しくして欲しいと思ってる。
「あ、ううぅぅ……っっ!」
「くぅっ……アマンダ、……イくの、早すぎ」
自分の中で掻き分けて抉りこむ動きに耐え切れず何度目だかわからない絶頂を迎えた。だ、……だって、そこ……子宮の中……。
無理だって。入らないって言ったのに。なんでそこまで突いてくるんだよ、こいつ!
涙目で睨みつけるとまた目元を唇で拭われた。
「抜けよ!」
「嫌だ」
「ふざけるなよ、誰がここまでヤれと言った?! おまえ女の大事な器官をなんだと……あゥッ!」
「ほら……簡単に入るだろ。だいぶ降りてきたからもう中まで突ける」
「ちょ、……あうっ! な、中で、動かすなって……! こ、壊れ……っ」
「知らないのか? ココって案外丈夫でさ、特にこの内側とか、擦り寄せるように動かしても……」
「ひ、ぅっ」
「ほら……感じるだろ?」
「ちょ、調子に……のる、なぁ……あ、……あっ」
「いますごいエロい顔してるぜ、アマンダ。……だんだん、女の皮がむけてきた」
「お、ま……!」
「じゃあ、本格的に……いきますか」
まだ何かやるつもりなのかよ?!
さすがに青ざめてきた。逃げたくてもがっしりと腰をホールドされている。どころか。
結合部を曝け出すように身体を折り曲げられ、そのまま上から覆いかぶさるかのように腰を固定されてしまった。
まさか、この格好で……突くつもりじゃ……。
「少し激しくするぞ」
ブンブン、と首を振った。これ以上激しくされたら死んでしまうかもしれない。
だが、――たくやの笑みに、表情が凍りついた。
「アマンダ。……快楽の極みってやつ、知ってる?」
「し、知るか!」
「教えてやるよ。これ知ったら、もうおまえは俺のオンナだ」
その言葉と同時に。
子宮の中を激しく突かれた。回すように動かし、途切れることなく奥まで突かれ――。
子宮口を何度も勢いよく出入りする動きを繰り返してきた。
破れそうなくらい先端が何度も往復する。本当に壊されるかもしれない。それほど動きが早かった。
「やっ、あああっっ!」
「くっ……我慢、しろ!」
む、無茶なこと言うな。これ以上我慢なんて出来な……!
だけど。
繋がっている部分から熱い飛沫が飛び散り、顔にかかった。少ししょっぱいそれが、自分の吹いた潮なのだとわかる。
オレ、……感じてるのか?
こんな、激しくされてるのに。
「わかってないと思うけど、いまおまえの中、すごいうねってるぜ」
「……っ」
「やっぱりな。ココが感じるんだ。女の感じる部分ってそれぞれだけど、アマンダは少し……てか、かなり、淫乱だな」
「い、……っ?!」
「いや褒めてるんだけど。男冥利に尽きるよ。じゃあ、遠慮なく中に注ぐぞ」
「お、おまえ……! 今まで遠慮してたってのかよ!」
「だって子宮で感じるんだろ? だったらもうそこで出すしかないよな」
「……っっっ」
「心配しなくてもちゃんと最後までイかせてやるよ。もうとっくにイきっぱなしみたいだけど」
「たく、や……!」
「だからさ、もっともっと気持ちよくなって……俺のことだけ考えろよ」
身体を持ち上げられ、うつ伏せにされると。
今度は背後から角度を変えて奥の閊えを抉りあげてきた。
さっきより容赦なく、突き破る勢いに、もう悲鳴すらあがらない。
ただその熱い灼熱の硬さだけを感じていた。それが自分の子宮の形が変わるほどの勢いで動くのに身を任せるしかなく――。
次第に。
彼の男根を身体全体で味わっていた。脈打って、ゴツゴツしたそれが、何度も何度も掻き回してくるのが、もうたまらない。
気持ちいいとかより、ただ――彼の必死さが伝わってくるのが、嬉しくて。
必死で何かをしようとしていた。それが快楽を求めているのだとわかっているが、それ以上の何かが伝わってくる。
手に、――彼の指が絡まった。
ギュッとしがみつくように握りしめた。と同時に動きが同調して自然と腰が揺れていく。
わかる。……一緒に達しようとしている。
もう自分がどれほど絶頂を迎えているかわからないが、それでもどうしても得られないものが届きそうで届かない場所にある。
それが、今、彼が子宮を抉る動きにあるのだとわかった。
子宮の中で彼の先走りを内壁に押しつけられていた。擦り合わせるように動かしている。早くイってくれと言っているようだった。
でも、もう……これ以上……ムリ……。
膣入口を限界近くまでキツく締め付けた。精一杯の意思表示のつもりだったが。
ダメだというように胸を鷲掴みにされた。
「あうっ」
「ここまで来たんだ、最後までイくまで終わらせるかっ」
「だ、ダメだって……もう……」
「アマンダ。これは二人でやらなきゃ意味ないんだ。どっちかが妥協したら終わりなんだよ」
「も、もういいだろ。オレ、ここまで……やれなんて、一言も」
「俺もおまえと同じ痛みを味わってる。……妻を失った。誰よりも大切だった人だ。その痛みは二度となくならない。だけど」
身体を横向きにされ、顔に両手を添えられ正面から彼を見つめた。
「俺には娘がいるんだ。彼女まで失いたくない。……そうさ。おまえを抱くのは俺の不安を紛らわせるためだよ。だからおまえがイかなきゃ、意味がないんだ」
「……な、……」
「俺のことだけ考えろよ。なあ、……どうすればイけるんだよ」
「たくや……」
「教えてくれよ。おまえと一緒にイきたいんだ……」
泣きながら。
胸に顔を埋めて懇願するたくやに、かける言葉も見つからなかった。
こいつは……。
自分のことしか考えていなかった。
だから一方的なセックスしかしてこなかったのか。
最初は優しかったから騙された。
油断させておいて、これだなんて。……あんまりだ。
でも。
これが惚れた弱みというものだろうか。可愛いと思えてしまうなんて。――自分が情けない。
「……あとで一発殴らせてくれるならイってやる」
「そ、……そんなのでいいのか?」
「たくや。おまえのやり方が間違ってるんだよ。確かに、奥で感じるけど……」
「ここ、だろ?」
「あうっ、……そ、そうだけど! たぶん、……そこより、もっと入口のほう」
「……ここか?」
「そう、そこ。引っ掛ける感じでもうちょっとゆっくり動けば、たぶん……イける」
「わかった。じゃ、少しずつ動くからな」
リング状の入口を、たくやの亀頭の先が潜りこんだり出たりを繰り返した。
そのたびにビクビクと身体が震える。……あ、これイイ……なんか、すごく……もっと欲しい。
足が彼の腰に纏わりついて、もっと、と動きを促した。
それに気を良くしたのか、内部の水音が感じるほどのゆったりとした緩慢な動きで応えてくれた。
「は、ア……ん……そ、そこ……もっと」
「いいぜ……ほら、……こうだろ?」
「な、なあ……さっきみたいに、中で、……擦り、つけて……」
「オーケー。……あ、すごく濡れてきた」
「んんぅ……! も、もっとゆっくりって……!」
「おまえが濡らすから、つい……ほら、これくらい、だろ」
もう、……なにがなにやら。
どちらからともなく気持ち良くなることだけを優先して行為を進めていった。
たくやの息が熱い。
舌を伸ばして唇を奪いとる。それに応えて彼の手が髪を弄りながら息を絡ませてくれた。
興奮――していた。
煽られていた。煽っているのは自分のほうなのか。彼なのか。もうそれすらどうでもよくなって。
何度か子宮口を抉られる動きをされているうちに、ソコが彼を捕まえて離さないかのようにキツく締め付け出してきた。
「アマンダ……出すからな」
「ああ、早く……!」
ギュウッと子宮が収縮する。もう限界だった。
彼の飛沫を内部に感じながら、痙攣するように身体全体で絶頂感を味わった。彼の――精が、とまらない。
その時間の間、ずっと、最高の気分を味わっていた。
終わって欲しくないと思うほど気持ちいい……きっと、これ以上の幸せなんてない。
たくやが満足したような笑みを浮かべてキスをしようとするのを。
仕返しとばかりに拳で殴りつけた。
「……いってぇ!」
「あー、スッキリした。いろんな意味で」
「……余韻くらい浸ってもいいだろ」
「文句あんのか?」
「いえ、アリマセン」
「とりあえず胸がスッとした。……って、おい、たくや」
「……すまん。今殴られたのが効いたみたい」
「またやるのかよ?!」
「今度は優しくしてやるよ。……アマンダ。やっぱり泣いてる顔より、怒った顔のほうが可愛いぜ」
「な……っ!」
「おまえかなり美人なんだからさ。魅力的なんだってところ、もっと見せてくれよ」
「う、嘘つくなよな! オレのどこが美人だっていうんだよ!」
「嘘つく必要なんてないだろ。本当のことなのに」
口をパクパクと開けて文句のひとつでも言おうとしたが。
深く口づけられて、またたくやの吐息と絡めとられる舌に酔わされた。
ちぇっ……。
口説き文句なら、もっとよかったのに……。
どうせそういうつもりもないんだろうけど。
ここまで読まれた方は注意報にめげずに付き合ってくださってありがとうございました。
冒頭の話は清涼剤みたいなものですが、後半でぶち壊したのでまったく意味ありませんね。
この話のたくやは、ユーノのことしか考えておりません。
アマンダは被害者です。でも、まあ、これはこれでいいと彼女は思っています。
原作ではやさしーくやさしーく抱いております。
なのでまったく別のパターンにしてみました。
あまりにも違いすぎますが、もうこれでいいことにします。