――はぁ、はぁ、はぁ……。
動悸がおさまらない。
呼吸を落ち着かせようと一旦動きをとめるが、娘の子宮内部はまだ求めるかのように蠢いていた。
粘りのある愛液のようなものが棹全体に纏わりつく。
その感触がたまらず、落ち着かせたくてもまた膨張するのがとめられなかった。
ユーノは……。
まだ気絶こそはしていなかったが、全力疾走後のような荒い息を繰り返して細かく震えていた。
泣いている。
声にならない声で。
それを見て、悪いと思うよりも……。
より一層、行為を煽るだけのものだと、この娘はわかっていない。
そんな自分に吐き気がする。
だが、もう……いまさらだ。
こうなるとわかっていた。
箍を外せば、歯止めがきかなくなるのだと。
嫌われたくなくて、隠し通しておこうとも思った。
ごまかす手段はいくらでもあった。優しく抱きたかった。夢見心地のまま絶頂を導いてやりたかった。
……だけど。
娘には……ユーノには。
何も隠したくなかった。
すべてをさらけ出してでも、……欲しかった。
「……っ、ぅ」
涙をこらえている娘の下半身を持ち上げ、接合部を回すように突き挿れていく。
動きをとめたのはほんのわずかな間。
また激しい交合が始まるのかと絶望したかのように唇を噛み締めていた。
「あ、ぁぅっ」
「力を抜け……」
「パ……パ……い、いた……い」
「力を抜かないからだ。孔を開くんだ、もっと」
「あ、……孔、って……?」
ここだよ、と言いながらカリ口で子宮孔の入口をグリグリと出入りさせる。
ユーノは耳まで真っ赤にさせて顔を背けた。
その顔をグイっと顎ごと引き寄せ、乱暴に口づける。
「んぅぅっ……!」
腕を突っ張らせて口づけを拒む。だが構わず、舌と唾液で咥内を激しくかき回した。
そうしているだけで身体から次第に力が抜けていった。
「ほら……入った」
「……っ」
グチュ――……。
一気に棹全体を押しこまれていく。
喉をのけ反らせ、熱くて硬い感触に身を震わせて軽く達した娘の表情に――たまらなく感じた。
興奮がやまない。
欲しくてたまらない。
いくら抱いても、欲望がおさまる気配がなかった。
まるで麻薬だ。
なぜここまで無我夢中になるのか自分でもわからない。
実の娘と禁忌を犯している――そのせいだろうか。
……それだけじゃない。
情けない話だが。
自分のモノで快感を味わっているこの娘に、いま、俺は恋していた。
「動く、ぞ……」
ユーノの腕を自分の背中へとまわさせて、両尻を鷲掴み、腰を突き上げる。
力なくだらんと垂れていた腕だが、動きに反応するかのように背中に爪を立ててきた。それに笑みが零れ、痛みなど感じないかのように大きく抉り込む。
……ここの、奥――っ!
ひと際愛液が染み出る場所。
入口付近の裏側が一番感じやすいが、何度も突きあげているうちに、もうひとつユーノの性感帯を見つけた。
亀頭が届くギリギリのところだが、勢いに任せて突いているうちに見つけた。
ソコを重点的に叩きつける。
こうして連続して突くとすぐに達するのはわかってる。
内部がまた……痙攣した。
「……は、ははっ……」
反応が良すぎるソコに笑いがこみあげる。
ビクビクと締めつけるように内部が震え、大量の愛液に包まれる。暖かさと気持ちよさで眩暈がした。
時間がとまればいい。
そう思えるほど幸せな瞬間だった。
「……パ、…パ……」
ユーノが何かを言おうとしているのを唇で塞ぐ。もう彼女の目の焦点は合っていないが、涙だけはとめどなく流れ続けていた。
キスをしながら涙を指で拭いとる。
泣くな……と言いたくても、もう無理だった。いくら泣いてもやめるつもりはない。
だから。
「いくらでも泣け」
「う、ぅ……」
こう言うしかなかった。
「パパがここまでするなんて、と言いたいんだろ?」
「あ……ぅ、……」
「まともな親なら、こんなことはしないさ。……俺には親の資格はない。セーレスが死んだときに消えたんだ。おまえの知ってるパパは」
「そ……っ」
「いまおまえの目の前にいる男はな、身体の下で組み伏せた女を、ただ喘がせたいだけだ」
ユーノの表情が張り付いた。
瞬きもせず、自虐的に言う父親を見つめている。
だが、――彼女は微笑んで言った。
「パパは……パパ、だモン……」
「……ユーノ」
「ユーノの知ってるパパは、今、目の前にいる人だよ……パパじゃないなんて、言わないで」
「……こんなことをしても?」
グリグリと亀頭の先端で内壁を擦りつける。
それだけの動きでも内部が揺れて、いまだ膨張のやまぬ男根を柔らかく包み込んだ。
「あ、はぅっ……ん……こ、んなことするの、……パパしか、いないもの」
「パパなら、娘にこんなことしないんだよ」
「だ、……って……パパに……されたの、……全部、パパに」
「ああ、俺のものにした。ユーノを俺だけのものにしたんだ。……ユーノ、俺の形も、俺の動きも、全部忘れるな」
「パ……パ」
「俺には父親の資格なんてないけれど……」
グイっとユーノの両脚を折り曲げてさらに深く繋がろうと身体を密着させた。
ユーノの子宮内が震えて絞りあげてくる。言葉よりも雄弁に、彼女の身体は貪欲に男の分身を欲していた。
「おまえの親になれてよかったと思う。出会いのきっかけなんて、なんでもいいんだ。友達でも、恋人でも、……親子でも」
「……ん、ぁ」
「ほら、また……そんなに、……締めるなって」
嬉しそうに。
腰を動かしてくる父親に、――やっと。
ユーノは柔らかく微笑んで、応えるかのように結合部を吸い上げてきた。
「あ、……っく」
「……い、……痛い?」
「いや……イイ……それ、もう一度」
膣口をギュッと締める。
すると子宮孔も連動して棹をビクビクと吸い上げてくる。
その動きがたまらないかのように、ユーノの身体を抱きしめてきた。
「パパ……」
「もっと、してくれ……」
耳元にかかる熱い息。
それがきっかけだった。
息を奪い合うほど激しく口づけを交わし合い、二人同時に腰を動かしていた。
Lesson3へと続きます。