ユーノと出会う前のことなので、異世界編のたくやはこの記憶を持ち越しているという設定です。
「……どうしてやめるの?」
資料室の机の上で、書類や本が散らばってる中に彼女の下着と服が混ざっていた。
見られたからに決まってるだろ、と元凶となった女を睨みつける。
その態度にクスっと笑みを浮かべる彼女に、また子供扱いされていると思い業腹が立つ。
「少しは気にしろよ」
「あら、あの娘のこと、気に入ってるの?」
「そんなんじゃねえよ! クラスメートだ、知ってるだろ!」
「だから?」
「だからって……あのな」
「あんなに夢中になってたのに」
グッ――と言葉につまる。
返す言葉もなかった。翻弄されるように彼女の身体を貪った。なにせ締め付けが半端なかった。
イかせてくれ、と懇願しても彼女は膣入口を締めつけて離さない。
おかげというか、まだ熱を孕んでいた。
だがもうやる気など起きない。このまま自分でトイレで抜こうと思って服を着ていると。
彼女の手が、ズボンの中のそれを握りしめてきた。
「……おい」
「おバカさん。我慢なんてしなくてもいいのに」
「そもそも美月さんが……!」
「私が?」
「イかせてくれたら、こうはなってないんだよ!」
蛇みたいにスルリと慣れた手つきでペニスのあらゆるところを刺激してくる。
自分でするより何倍もいいが、こうまでコケにされた上に彼女の手でイかされるのは我慢ならない。
「離せって!」
「あのね、たくや。あなた自分でわかってないみたいだから言うけど」
――見られて、興奮してるじゃない。
耳元でそう囁かれたとき。
俺は。
イこうとしていなかったのは、自分のほうだったのだと気づいた。
こんなに勃起してるのは……。
澪に見られたからだ。
握りしめる彼女が、首筋に熱い吐息をかけてくる。
大きく固くなっているソレに、彼女も興奮していた。
彼女も待ち望んでいたのだとわかる。そうか、あんなにキツく締めていたのは。
射精を促していたのか。
だがイかずにずっと動いていた。
……なぜだ?
不能なわけじゃないのに。
精神的にイきたくなかったのか?
性を持て余しているくせに。
「……美月さん」
「なあに?」
「続き、やろうか」
嬉しそうに腕を伸ばしてくる彼女を、再び。
資料室の机の上に押し倒した。
「い、いい加減に……っ!」
して、と言いかけた唇を塞ぐ。咥内で暴れる舌を絡めとり、舌で彼女の性感を高めていくが。
腕を思い切り強く押し返してきた。
本気で抵抗していた。
それも仕方がない。あれからもう三時間余りセックスしている。なのに。
一度も達していなかった。
「ふざけないでよっ!」
「なにが?」
「とぼけるのはやめてよ! なんのつもり?! それともそんなに見られたのが嫌で、仕返しってわけ?!」
「…………」
「ちょっと、いい加減出しなさいよ!」
「美月さん。俺さ、試したいことがあって」
「……は?」
「どこまでイけないかを試したい」
「………………は?」
彼女の奥を突く。
子宮孔は何度も突かれて入口が迎え入れるかのように開いていた。
そこに亀頭の先を擦りつけると、それだけで彼女は腰の力が緩んだ。
「ここに出されるのが、一番感じるんだろ?」
「そ、う……だから! はやく!」
「出さない」
「……え?」
「前に美月さん言ってただろ、妊娠したら困るから出すなって」
「そ……それとこれとは」
「俺、いまゴム付けてないし」
「たくやっ! お願いっ!」
「俺もイかないから、付き合ってよ」
絶望したような表情を浮かべて逃げようとする彼女の腕を後ろ手に拘束する。
背後から一気に孔を突いた。
「……っあぅっ!」
グリグリと押しこむように回して突く。さっきはこの動きで彼女は達しかけた。
だが――。
「……あぁ、……あ」
イく寸前で膣入口付近へと後退する。Gスポット周辺を撫でるように優しく動かして。
そして、また一気に。
「――は、ぁうっ!」
子宮孔の吸い込み口へと引っかけるように突き込んだ。
まるで意志を持つかのように亀頭を欲しがって、さっきから吸い上げる動きが続いている。
だが、……出さない。
正直、射精感はずっとある。だが出すつもりはない。
まだそれくらいのコントロールはできた。
まあ、それも彼女に開発されたおかげともいえるのだが。
「た、……くやっ!」
涙目で背後の男を睨みつけてきた。
そんな顔をされても、可愛いとしか思えないんだが。
「あんた仕返しするのも、いい加減に……っ!」
「澪に見られたことか。美月さんの言った通り、あんなのただの興奮剤だよ。なんとも思っちゃいない」
「……っ?!」
「別に仕返しと思えばそれでもいいよ。だけどこれはやめるつもり、ないから」
「ちょ……ちょっと、タンマ。待って。いまなんて?」
「だから興奮したんだよ。明日から澪の顔を見るのが楽しみだ。さぞ嫌悪感増し増しで俺のこと見るだろうな。それを思うだけで興奮がとまらないよ。ほら、わかるだろ?」
内部でまた一際膨張したモノを感じたのか、彼女の生唾を飲む音が聞こえた。
本気を感じたのだろう。彼女の身体が硬直した。
「力を抜けって。ここから連続して突くぞ」
「ちょ……待って、ホント……や、やめ」
「悪いけどイかせる気はない。今夜はここでずっと俺と付き合ってもらう」
――すでに。
資料室の窓から月の光がさしこむ時間となっていた。
異世界編のLessonシリーズでユーノとの話とつながりがあるので、先にこちらを投稿しました。
ユーノの話はもう少しお待ちください。