もう少し詳細に掘り下げてみました。
「た、……くや」
やめて、と彼女が小声で懇願した。
いつも傲岸で、尊大で、人を見下して、気取っていた彼女が。
俺に縋りつくように泣き声を押し殺して、お願いしている。
――いい気味だ。
さんざん人を虚仮にしていた罰だ。俺が年下だからって馬鹿にしていたからだ。
やめるものか。
やっとコツが掴めてきたんだ。
ここの襞を、こう……やって。
「あ、…っ」
美月さんが悲鳴を噛み殺そうと両手で口を押さえた。その手を離して口づける。
口の中で彼女の呻き声が聞こえたが、構わず膣内の襞を捲り上げた。さっきとは違うところ。まだ慣らしてもいないが、どれくらいの力を加えれば感じるのかだいぶ分かってきた。
「……っ、く、…ぁ…っっ」
……ほら。
ゆっくりやれば問題ない。正直巻き上げるこっちも相当パワーセーブしないといけないから、キツいけど。
彼女を感じさせるためなら……。
「ふぁっっ! あああぁぁっっ、い、いやあぁぁっっ!」
濡れてきた。中で蜜が溢れてる。感じてきている。それなのに。
そんなに嫌がることないだろ。
口を離して顔を背ける彼女を正面に向き直させて、イヤらしく感じはじめているその表情を舐るように眺めた。
「どう……? たまらない?」
「や、……やめ、て……」
「普通のセックスより何倍もイイだろ? 痛い? 気持ちいい? どっちだよ」
「あ……あ……、……も、……もう、いや」
「さっきからそればっかだな。俺だってさんざんあんたに泣かされてきたんだ。やめるかよ」
「ご、……ごめんなさ……だ、だから……」
「もう気絶させたりしないからな。明日はちょうど休校だ。ああ、日付変わってるから今日か。誰も来やしないよ。謝っても無駄だ、諦めろ」
「……っっ」
「ようやく……俺がわかってきた? そう、あんたが俺を変えたんだ」
彼女の腰を持ち上げて後ろから立たせた。
腕の力がほぼないのか、机の上に乗せた両腕がへたり込んでいる。それに構わず手押し車のように彼女の脚を持ち上げた。
なんていう体位だったっけ、これ。
教わった気がするけど忘れた。
だけどこれだと子宮孔にまで届きやすい。
グッチュ――と一気に奥まで突くと、迎え入れるかのようにリング状の孔が凹んで吸い付いてきた。
この孔……。
捻じれないかな。
前にちょっとだけ先端を挿れたことはあるが、この動きはまだ試していない。
捻じりきったら壊れるだろうか。
構うものか。
この女を壊しつくして、俺だけのものにしてやる。
「ァァアアア――っっ!!」
亀頭の先端を使い、子宮孔全体を抉りこむようにグリグリと回し、孔の周囲の襞を巻き上げた。
へえ……。
意外と柔らかいんだな、ココ。
こんなふうにしてもしっかりと男根についてきてる。それとも人によって差異があるのか。よく知らんが。
美月さん。
あんた、――すごくエロい身体してる。
俺の実験台になってもらうよ。
どこまでイけないか、あんたをずっとイかせずにどこまでできるか。
「た、…たくやっ! おねが、いっっ」
「いやだ」
「こ、これ以上は……あぁぁあっっ」
「はあ、……はぁ、……もっと……奥で締めろよ……っ」
また気を失いそうになっている彼女に、させるかと再び子宮孔を捩じり回す。
ビクン、と背を引きつらせて机の上の手が散らばっている書類をグシャッと握りしめていた。
その手から紙を引きはがして、指の間に指を絡める。
はあはあ、と涎と一緒に彼女の首筋に興奮した荒い息を吹きかけた。
「……逃がすかよ」
「…っ、うぅぅぅっっ」
「なんだよ……いつもは自分から股を開くくせに……こんな卑猥な動きで感じたくないのか?」
「い、いやぁぁっっ!」
「美月さん……あの男なんか、忘れろ。俺の……ことだけを……」
結合部から血が流れてきた。
内膜を傷つけたらしい。相当無茶な動きをしているからそれもそうだが。
――まるで。
処女みたいだ。
俺が彼女を散らしている。
ざまあみろ、龍蔵寺。あんたじゃここまでしないだろ。
出血してるのはココか、と奥の膣襞を探りあて、粘膜ごと棹に巻きつけていった。その激痛とGスポット周辺の敏感な部分が刺激されて、彼女のクリトリスが触ってもいないのに剥き出しになる。
当然、イかせるつもりはなかった。
足を高く掲げて丸見えの状態で、鋭利な凶器で抉り突きながら。
クリトリスの根元を指で締めつけた。
もう――彼女は。
拷問みたいな責め苦を、ただ感じるがままに受け入れるしかなかった。
「……病院、連れていくよ」
終わった後。
彼女の肩に自分の上着を掛けながらそう言うと、その手をパシッと払いのけた。
顔も見ようとしない。
そりゃ、……やりすぎたのは悪かったけど。
「別れましょう」
一言。
なんの悲壮感もなく言われたその言葉を、――なんとなく予感はしていた。
気絶した彼女が目覚めて、最初の表情を見たときから。
あれでキレてしまったんだった。
かなりショックで。
脳の沸点が一気にあがった。
俺ってキレるとなにするか、自分でもわかってないからな……。
「怒ってる?」
「…………」
「怒ってるなら、いいんだ。別れて当然だから。そうじゃないなら……」
「たくや」
やっと振り返った美月さんの顔には、やるせない笑みが浮かんでいた。
「恋人を見つけてちょうだい」
「…………」
「そして優しくしてあげて」
「…………」
「私みたいなことはしないであげて」
「……それはできない」
「たくや」
「美月さんの言いたいことはわかるよ。だけどさ、俺……もともとおかしいんだ」
「…………」
「あんたを好きになったのだって、俺をオナニーさせたときからだよ。もともと性癖が変なんだ。そういう意味では好きになっても安心していられた。でも、……もうあんたを傷つけないという保証はない。嫉妬で狂って、さっきしたとき以上のことだってするかもしれない」
「……たくや」
「俺が好きになれる女はね、俺と同じ性癖を受け入れてもなお、それを求めてくれる、そんな女だ」
「…………」
「どこにもいやしないよ……」
「そんなことないわよ」
美月さんの手が、優しく肩をたたいた。
「私が先生を好きじゃなかったら、きっとたくやの想いに応えられたもの」
「だから! なんで俺を好きにならないんだよ!」
「人を好きになるのって、理屈じゃないのよ」
窓の外は、いつの間にか朝日が昇っていた。
窓を開けて、外の空気を吸いこむ彼女を見つめる。――もう引き留めるのは無理だ。
「美月さん、病院だけでも付き添うよ」
「やめなさい。夫婦だと思われるじゃない」
「思われたい」
「ぶつわよ」
「……わかったよ」
「あ、……いたたた」
お腹を抱える彼女を見て。
あらためて不安になって駆け寄ると、べーと舌を出された。
「バカたくや。はやく同じ星の人でも見つけなさい」
――こうして。
俺の初恋は終わった。
本当は未練たらたらで、ちっとも終わった気がしなかったが。
思っていた以上に酷いことしてました。
そりゃ美月じゃなくても別れるわ。
ちなみにこれをユーノにしたかというと。
してます。
ただ彼女の場合、子宮内を荒されているので、美月がされたときより酷いです。