まだセックスのいろはを教わってる時期です。
「……起きた?」
目が覚めると。
見覚えのある顔が目の前にあった。……誰だっけ?
見覚えはあるんだけど、誰なのか思い出せない。
「まだ寝ぼけてるの?」
女性の膝枕の上。
仰向けに寝ている俺の顔に覆いかぶさって、深い口づけで酔わせてくる。舌を掬い上げ、咥内をかき回し……。
――あ。
なんで忘れたんだ。
美月さんじゃないか。
彼女のマンションだ、ここ。そうだ、昨夜泊まって、そのまま学校を休んだんだった。
頭を引き寄せて口づけに応えた。そのままズボンの中のモノを引っ張り出す彼女の手に、熱いため息が漏れる。勃っているそれを漫勉なく撫でまわす手つきがたまらない。ますます固くなっていく。
……なんだっけ。
なんだか、こうしてもらうのが当たり前なのに。
ずいぶん久しぶりなような気がする。
おかしいな、昨夜さんざんしただろうに。
「どうしたの、たくや? ぼーっとして」
「ん……んん、……ちょっと夢、見てたみたいで」
「夢? どんな?」
「思い出せないな。……こうしてれば思い出すかも」
起き上がって彼女をソファの上に押し倒した。
薄いネグリジェをまくりあげて直接秘部へと手を伸ばす。下着もつけていなかった。好都合だけど。
足を抱え上げて亀頭の先端を捩じり込むと、焦らすようなその動きに彼女がたまらないといった表情で喘いだ。
「あ……ん……挿れ、ないの?」
「挿れるよ。だけど美月さんのココ、俺のをパクパクと物欲しそうに咥えこんで動きがイヤらしいんだ。もう少しこれを味わいたい」
「バカ……えっち……あ、ぅ……ん」
「ほら、もっと……イヤらしく吸い込めよ。先端だけでイったら挿れてやるよ」
大陰唇が淫乱に男根を咥えこみ、その襞の動きだけでカリを刺激してイきそうだった。
もっともっとイヤらしく乱れさせたい。
両脚を大きく広げて足の片方をソファの背にひっかけ、胸が半分はだけるような脱衣をさせ、腰を突き出させた。
なんて姿なんだ……朝から興奮する。
乳首を引っ張りながらきつく揉み、グリグリと亀頭で入口をかき回して彼女の中から漏れてくる蜜が部屋の中に響き渡る。
美月さんも満更嫌でもないのか、挿入せずともカリ首だけで快感を味わっているようだった。
床に落ちているコンドームの数を見てみる。……そうか、昨夜全部使ってしまったんだ。この居間で一箱、寝室では二箱くらいだったか。
買ってこないともうないよな、そう思っていると。
「…ナマでいいわよ」
美月さんが喘ぎ声の中から甘い声で囁いた。
いや、それは……。
さすがにマズイだろ。
しかも俺サイズのゴムって、その辺のコンビニで売ってるような代物じゃない。
「たくやの……大きくて……すごくイイの……だから」
「嬉しいけど……やばいだろ、それ。妊娠でもしたら」
「たくやの赤ちゃんならいいわよ。非常勤だからどうせいつでも辞められるし」
「美月さん……前に言ってたの覚えてる?」
「え? なあに?」
「できたら龍蔵寺の子供にするからって、言ったよね」
「そんなこと言ったかしら」
「言ったよ」
「でも、たくやの子供も欲しくなっちゃったの……」
そんなこと言われたら。
もう我慢なんてできるわけがない。
一層大きくなったペニスを、思いきり奥深くまで突き上げた。
「あう……!」
「どう……? ナマの俺の感触」
「イイ……すごく……熱くて、かたくて……」
「はあ、中、すごく濡れてる。もっともっと締めて、俺を絞りあげてくれよ」
「んんっ……たくや、腰……振って」
背中に彼女の足がまわされ、促されるように大きく腰を動かしていく。
ゴムなしだと……こんなに気持ちいいのか。
彼女の膣襞の感触に脳が痺れる。まだ彼女とセックスをしてからたった数日しか経ってないのに、もうこんなに夢中になっていた。
彼女が龍蔵寺とデキていようと、どうでもいい。
いまは俺のに夢中なんだ。
この俺のモノを欲しがっている。
「は、あ……美月、さん……なかに、……出すよ」
「いいわ、出して……あ、ソ、ソコ……ソコを……もっと抉って」
「ここ、かい……? このリング状の……」
「そう、ソコ……そこにね、カリで引っかけて……そう、中に潜って」
「いいの? 壊れたりしない?」
「出すの、その中に……たくさん、出して……」
なんだろう、ここ。
女性の身体の中に、また袋みたいな穴があるなんて知らなかった。
ああ、でも……ここも吸い上げてきてたまらない。さっきからしきりと亀頭の先にキスしてくる。
カリ首を潜りこませていく。
すると吸い上げるかのように穴の周囲が痙攣して締め上げてきた。
「く、ぁ……っ、や、やば……出る」
「出してぇ……っ」
我慢できなかった。
尻穴を引き締めて腰を深く挿入し、――ありったけの精を放出した。
射精した途端、彼女がビクビクと結合部を引きつらせ、イったのが見てとれた。
中からジワリと熱い粘液が棹全体に纏わりついてくる。出しながらもその感触に再び固くなっていった。
初めての中出し。
いや、これ、たぶん……間違いなく……。
「ここ……美月さんの、子宮なのか?」
うろ覚えの知識だったが、確認するように聞くと、彼女がクスリと笑った。
知らないのをバカにされたような。
初めてなんだから仕方ないだろ。
「そうよ。たくやの精液……とっても熱い」
「はあ……。俺、美月さんの子宮に射精しちゃったのか。なんかえらいことしてしまったな」
「情熱的な熱くて長い射精だったわ……まだ子宮が震えてる」
「そんなに気持ちよかった?」
「ええ、とっても……。たくや、あなた、セックスの才能あるわ」
「そ、そうかな……」
「お願い、もう一度……して」
いくらでも、と言って彼女をひっくり返した。
まだまだ精嚢には余裕がある。
お腹の力を強め、背後から再びカリ首を穴に突き刺した。……すると。
穴の周囲から繋がった部分から中に出した精液が零れてくるのが伝わってきた。
「美月さん、すごくエロい……精液が漏れてくるよ」
「だって、たくやの……とっても多かったんですもの」
「俺ので蓋をして、また戻してやるよ。いや……また出すからね」
「いい……とっても……熱くて……また出して」
「さすがに妊娠しちゃうかな」
「わかんないわ……ピル飲んでるから」
「…………それを先に言ってくれ」
だってね、と美月さんが悪戯っぽい口調で。
私を妊娠させようとするたくやが、とっても可愛いの。
どこまでも子供扱いされていた。
でも、今は――。
ここを、もっと深くまで知りたかった。
「あ、う……っ!」
棹を思いきり突き刺した。お腹が揺れて衝撃で潰れるほどぺしゃんこになった子宮を、今度は勢いよく引き抜いていく。
すると、結合部からまた潮が噴き出してきた。こうやって激しく形が変わるほど動かすのがたまらないんだ。
じゃあ、これは……?
今度は射精しながらカリで出し入れしていく。すると穴の周りから追いすがるように襞が纏わりついてきた。
これが女性の子宮なのか。
なんてイヤらしい器官なんだろう。それとも美月さんくらいなのか、こんな動き方するのは。
「はあ、ふう、はあ、ヤバいよ美月さん、どんどん形が変わっていく」
「たく、や……だ、出しながら……動くの、やめ……あうっ」
「なんで? 出して欲しいって言ったじゃん」
「そ、そんなのされ続けたら……はうっ、すごい、なにこれ……あううっっ」
「は、あ……美月さん、俺のタマ……揉んで……もっと出る」
彼女の手を引っ張って精巣へと掴まらせた。自分でするより彼女が揉んでくれたほうがより刺激が強まる。
必死になって揉んでくれている手の動きに笑みが浮かぶ。なんだかんだ言って、出して欲しいんだ。
そういうことなら、と子宮口を出し入れする動きを早めた。それと同時に断続的に出ていた射精が次第にとまらなくなってくる。
彼女が大きくがに股になってより男根を引き込む動きを強め、それに合わせるようにこっちも本格的に出そうとイきんでいく。
――ジョロロロロ…………
精と同時に尿道口からも大量の尿が噴出した。自分でも何を出しているかわかっていたが、とめられるはずもなく。
彼女の腰を抱えながら抜かずに孔の中へ向けて出し続けていた。
もう美月さんは、ずっとイきっぱなしになっているようだった。子宮の入口も、膣内の襞も、痙攣がとまらない。
イってる……それも、この上なく感じている。
俺がこの人をイかせたんだ。
例えようのない征服感だった。男として生まれてこれほどよかったと思ったことはない。
出しながらも、まだ勃起がおさまらないのを感じていた。
だってこんな美しい女を、イかせたんだ。これを見たら何度だって射精できるだろ。
出した直後、美月さんがブルッ――と身を震わせて中にある熱いモノを感じていた。
「すごい……こんな……どれだけ出せるの?」
「美月さんがエロすぎるんだよ。放尿されてもイくなんて」
よいしょ、と彼女の身体を抱き上げた。抜いた結合部から漏れそうになっているそこを、軽く手でおさえる。
とりあえずシャワーでこの中を流そうと思ったが。
美月さんの手が、俺の手をおさえて淫蕩な笑みを浮かべた。
「たくや……これを入れて」
どこから出したのか、極太のバイブだった。
これをまさか……膣内へ?
そう思って目を見開くと。
「たくやの出したものをもっとずっと味わいたいの」
「だけど……こんなの入れたら」
「もうひとつ、穴があるでしょ……?」
アナルセックスを求めている。
背筋に震えが走った。……抜け出せない。この女に囚われてしまった。
「……ローションある?」
そこよ、とソファの下からいろんな大人の玩具を取り出した。
見た目は普通の収納ボックス。だけど中にあるのは……。
ローターやらディルドやら縄やら、使用用途がわからないようなものまである。
「呆れたね、いつから用意してたんだ?」
「だんだん増えていっちゃったの。ほら、これ、アナル用ローション」
縄も取り出した。それも使う? と聞いてきたので、使い方を教えて欲しいと言ったら、嬉しそうに微笑んだ。
こうして。
どんどん深みに嵌っていくことになることを、このときの俺はただ欲望のままに求めて、その先を考えようともしなかった。
冒頭のたくやは、デラ=グラントから意識が戻ってきた状態です。
本当はセーレスに膝枕してもらってる状態でした。
まるまるカットして美月さんの話にしてしまいました。
セーレスでもよかったんですが……。
初々しいたくやを書きたくなりまして。