11の続きからです。
あれから。
あれからというのは、つまり……、かなりマニアックすぎるプレイをしてからという意味だが。
端的に言うと。
ところかまわず、どこでもヤるようになった。
どころか。
今してもらっているのは朝起きて、隣で眠っていたセーレスを無理やり起こして、朝勃ちしているモノを胸に挟んで扱いてもらっていた。
「いい、ぞ……先端を……そう、カリを咥えて……先走りを舐めて」
豊満な胸の間に長い竿を挟みこみ、さっきまで乳圧を加えて動かしていたが、彼女の唇を見てるだけでたまらなくなり、我慢できずに口の中へと先端を押し込めた。
セーレスの口の中で亀頭の先が吸われていく。
その刺激だけで腰が震えてたまらない。なんてエロい口だ、と感心するように思うと、彼女はバカにされたと思ったのか、尿道口を歯先で噛んできた。
「いっ……!」
一瞬痛みで目が眩む。だがすぐに彼女の頭を掴んで喉奥まで突っ込ませた。
目を見開いて咽喉を犯すペニスにセーレスが涙を浮かべるが、そんな彼女がさらに淫乱に見えるのだからどうしようもない。
「褒めたのに。そう睨まなくても」
いいだろ、と言いながら彼女の喉奥を突っ込む快感に酔いしれていく。
……たまらない。
なんだかなんだでセーレスは嫌がらない。俺を気持ちよくさせようといつも必死に尽くしてくれる。
またある時は。
ユーノが眠っているすぐ傍で激しく交合していたこともある。
娘が目を覚ましてしまう、という焦りで必死に喘ぎ声を抑え、手で口元を塞ぐ彼女にたまらなく興奮して。
その手を引き寄せて背後から両手を鷲掴みながら、何度も何度も突き上げた。
むしろ……。
「締まりが……さっきよりいいじゃないか。興奮してるのはどっちだよ」
濡れ方も、膣腔の蠢きも、――子宮口の動きすら。
いつもの倍は激しかった。こんな乱れた姿を幼い子供に見せるわけには……という彼女の意識がさっきから伝わってくる。
「フッ――俺のをこんなに嬉しそうに咥えこんでるくせに。ユーノ、ママはな、俺に貫かれたくて腰を振ってるんだ。それを見せてやるからな……」
両足を高く持ち上げ、ユーノの目の前で接合部を曝け出した。
さらにギュッ――ときつく内部が締まり、吸い上げてくる。また膣襞が増幅した。セーレスの絶頂が近い。
イけよ……と彼女に快楽の発露を促した。そう、眠っている娘の目の前で。
あえて激しく動かずとも彼女は自ら腰を振って子宮口へ先端を押しつけていた。射精を促す淫乱な動きが理性を溶かしていく。
ズンッ――と勢いよく上から落として子宮口を突き破った瞬間、彼女が達したのがわかった。
だがやめるどころか、続きをねだってくる。孔の周囲が吸い付いて離れない。イったまま戻ってこれてないのがわかり、そんなに興奮したんだ、と心の中で聞くと、彼女は素直に頷いた。
結局。
ユーノの顔に精液と愛液が飛び散るまで行為は続き、セーレスはすまなそうに娘の顔を拭いていた。
こんなことをしても。
セーレスは一時怒っても結局逆らわなかった。
どんなときでも、どんな無茶なことをしても、一度も拒むことはなかった。
……かなり酷いことをしている自覚はある。
少しは自重しろよと何度も思ったが行為はエスカレートするばかり。
洗濯中のセーレス、食事を作っているセーレス、風呂上がりのセーレス、うたた寝をしているセーレス、行為中の快楽に喘ぐセーレス。
一瞬でも目が離せないほど夢中になっていた。
彼女が俺の視界にいるだけで勃起している。情けないが下半身が言うことをきかない。
毎日それこそひっきりなしにセックスしているにも関わらず、萎えることはほとんどなかった。次第に剛直が痛みを伴うようになっても、彼女がいたわるように口に含むと、もうそれだけで痛みなどどこかへ消し飛んでいた。
「なあ、セーレス」
背後から両腕を引っ張り、繋がったまま膝立ち状態で絶頂した彼女の中で、残滓を絞り取る膣腔の動きを味わいながら、ふと――疑問に思ってきいてみた。
快楽で意識がめちゃくちゃに乱れていてまともな返事など期待していなかったが。
「なんで俺のこと……好きになったんだ?」
セーレスの背中が明らかにビクッと痙攣した。
表情は見えない。だが――。
彼女が言葉につまるほど動揺しているのが意識を通して伝わってきた。
確かに今まで一度もきいたことなかった。本当に今更なにをきく必要があるのかって話だけど。
結合部が――吸い寄せて食いついていた動きが止まった。
明らかに動揺している。
腰を掴んで引き寄せる。一度引いて抜こうとする動きをしてから、逆に思いきり深く突き刺した。
彼女の胸をギュウッと乱暴に揉みながら耳元に低い声で問いただす。
「……答えろよ」
俺は出会ったその瞬間に、君の太ももと胸に見とれていたような男だぞ。
「こんなスケベな男のどこに好きになれる要素があるんだよ。逆に言おうか。俺が君を好きになったのはな」
彼女の足を限界まで開いて子宮口に届くまで深くねじりこんだ。
波打つような膣内の動きが、また激しく求めるように痛いほど締め付けてくる。
イってなくてもこれだ。痛いのに気持ちいいこの動き……。
「いくら出しても俺を欲しがるココだよ。一晩でいったい何回絞り取れば気がすむんだよ、こんなの……おかしくならないわけないだろ」
出しても終わりにはさせてくれない。
射精後の気怠さは、彼女の膣内の襞が幾重にも巻き付いて刺激されて強制的に勃たされていく。
どんなに疲れていても、力をなくしていても、セーレスの密壺はうねって絞りあげて舐めつくして……虜にさせていた。
セーレスは。
シーツを握りしめて反論できない自分に悔しい思いをしているようだった。
「……ぁうっっぅっ…!!」
子宮口を回しながら捩じり上げる。
痛みすら伴うその動きにセーレスは陶酔したような笑みを浮かべて腰を揺らした。
わかってるのか、こんなストロークする動き。普通に突くよりも何倍も淫猥な動かし方だ。
ほら、入口が……麻痺して捲れあがってきた。もう開きっぱなしになって閉じることもできない。
こんなことしてる男の、いったいどこを好きになるっていうんだよ。
「……セーレス、中に出すぞ」
久々に、子宮内へ注ぎたくなった。
最近は膣入口にぶちまけることが多かったが、中に射精することはほとんどない。
別に妊娠させたくないとか、そういうわけでもなかった。
ただ単に彼女を射精で絶頂させたくなかっただけ。
それでイってしまうと彼女は満足してしまう。……俺は満足できないのに。
「中出しでイきたいんだろ?」
セーレスは頬を赤くして、……頷いた。
俺の精液で中を満たして欲しいと意識が伝わってくる。
ユーノが生まれるまではそうやって幾度となく注がれ続けて、もうそれでしか満足できない身体になってしまった。
知ってる。
子宮口をこじ開けて注ぎこむとイきっぱなしになって孔がこれでもかと絞りあげてくることも。
イってるときの膣内が俺のを咥え続けるその動きがたまらなく気持ちいいことも。
知ってるさ、何度それで快楽の極みを味わったことか。
「出してやるよ、ただし……俺の動きについてこいよ」
終わりになどさせない。
連続してイかせ続けてやる。
彼女をもう一度孕ませるくらいの勢いで、子宮内に注いでやる。
ふぅ、――と一度大きく息を吸い。
ベッドの上で膝を立てると、彼女の身体を仰向かせ、両足を持ち上げた。
豊満な胸が重力で乳首の突起が上向きになる。
この胸が毬のように弾むくらいに動かしていくつもりだった。
「……怖い?」
少し怯えたような顔。
もうそろそろユーノが起きるかも、という声が聞こえたが、無視して微笑み返した。
「前と同じセックスだから動きは慣れてるはずだ。……いくぞ」
途中でやめないからな、と一言、心の中で宣言して。
膣入口まで引き戻し……。
その後。
一瞬で子宮口まで突いた。
「……っっ!」
突いただけで膣腔が激しく蠢く。
だが構うことなく連続して叩きつけた。今まで何度も蹂躙した勝手知ったる彼女の密壺だ。どこが感じるのか見なくてもわかる。
ほら、もう……求めてきた。
膣裏のGスポットが吸い上げにかかってきてる。ザラザラしたそこを乱暴にこじあけるように突くと、大きくビクンと彼女の腰が痙攣した。
イかせてたまるか。
出すのはもっと感じさせてからだ。それまでひたすら突いて突いて、突きまくってやる。
セーレスの腰がだんだん誘うように動いてきた。
この煽情的な姿……。
見てるだけで固くなる。どれだけ勃起がおさまらないか、この女はわかってるのか。
――ビタン! ビシャッ! ビタンッ!
水しぶきを上げながら肌と肌がぶつかる音。
結合部から間欠泉のように湧き出る愛液の量が、腰のストロークを激しくさせていた。
「くっ、……うぉ……」
出したい。
射精感が輪精管を通して昇ってきた。締め上げるキツさが脳を痺れさせる。
子宮口はさっきから今か今かと待ち望むかのように開いていた。そこを何度も亀頭で潜りながら突く。もっと深く――と促すような孔の動き。
イけばもう一度出すまで時間がかかる。
それすらも惜しかった。時間を置かずに連続して出したい。だが男の身体の構造上、女とは違いインターバルがどうしても生じる。
ならば。
セーレスに射精をずっと促してもらうしかない。
「セーレス……どこを突いて欲しい?」
一番感じるところを望み通りに穿つから。
そう耳元に囁くと、彼女の手が……腹の上の子宮を示した。
いままさに突いていたそこを。
「俺の肩に手を置いてくれ、座るから」
彼女の身体を引き起こして座位になり、繋がったまま胡坐をかいた。その上に彼女の臀部を乗せて腰を引き寄せる。
君も動いて俺をイかせてくれ。
そう心の中で言うと、セーレスは首を横に振った。
俺の考えを読んだらしい。
「……動くんだ。動きながら出すから。中で感じたいんだろ?」
セーレスの表情が、不安と焦燥と……未知の高揚に揺れ動いている。
だが言い訳するみたいに、もうユーノのところへ行かないと、と伝えてきた。
そんな彼女の顎を引き寄せて口づける。
ここまで来て逃げるのか。
確かにもうすぐ娘が起きてくる。だけど。
俺は満足してないんだ。
口づけながらそう伝えると、諦めたかのように目を伏せた。というより。
身の内で息づく固くなっているものが、彼女を貪欲に求めているのが伝わったらしい。
セーレスがゆっくりと腰を動かしてきた。
だが、その焦らすような動きが、堰き止めていた射精感を再び引きずり出してきた。
奥の子宮口が迎え入れるように大きく開き、体重をかけてねじ込むように亀頭を咥えこんでいる。
思わず息が止まるほどの喘ぎが漏れた。……なんて動きだ。蛇が獲物を飲み込むような恐怖すら感じる。
「う、くぅぅ……き、キツい……そんなに、締めるなよ……っ」
だがセーレスは射精させようとする動きをとめない。
我慢できなかった。促されるまま……絞りとられた。
――ビシュッ、……ドプッ!
くそ、動く前に出された。ドクドクと子宮内へと注がれる精液にセーレスが涙を浮かべながらイっていた。
そりゃそうか、数か月ぶりだもんな……。
危険日って今だったか?
そう心で聞いてみても、何も答えが返ってこない。まだイってる最中のようだった。
二人目が出来ても、それもいいかもしれない。またセーレスは子供に夢中になるかもしれないが。
本格的に孕ませようと、射精しながら開きっぱなしの子宮口を裏筋で擦りあげた。
「あ、……んああぁぁっ……」
気持ちよさそうに動きを合わせてきた。残滓を絞りとろうと彼女の膣内がうねりだす。
この動き……襞の絡まりが竿を取り込むこの動き。
射精がいつまでも止まらない。穴を突いては噴き出し、引けば膣内がギュウッと射精感を昂らせる動きをして、また先端から噴き出してくる。
くそ……。
何回出させるつもりだよ。
もうこうなったら枯れるまで出し尽くすしかない。まるで彼女に射精管理されている気分だった。
腰を持ち上げる。
ビタンッ――と勢いよく上から突き刺す。突く。穿つ。捩じりこむ。
射精がとまっても先走りと残滓がまだ続いていた。それを余すことなく味わおうと彼女の子宮が下りてくる。
肌のぶつかる音がどんどん激しくなっていき――そして。
夢中になっていた動きが、突如冷水を浴びたかのようにとまった。
ユーノが。
いつの間にか、……部屋の入口にいた。
目を擦ってこっちを見ている。
何をしているのかと確かめているような様子だった。
「……っっっ」
慌てて離れた。お互い全裸だったが、セーレスが急いで脱いだ夜着を身に纏ってユーノの元へと駆け寄った。
小さな声で「ママ、おしっこ」と言っていた。
とりあえず……。
寝ぼけているようだった。ホッとする。……が。
ユーノを抱き上げたセーレスは、こっちを見て睨んでいた。
これはあとで怒られる。
覚悟しておいたほうがいいかもしれない。
「……はあ」
一人取り残され、半勃ちしているものをジッと見つめた。
ユーノが来たのは音だろうな。やっぱり。
久しぶりに中に出したから音を抑えることができなかった。そろそろ娘が起きてくる時間だというのはわかっていたのに。
セーレスの子宮……もっと感じたかった。
いつも途中から膣襞の動きに翻弄されて彼女の子宮の感触がわからない。めちゃくちゃ熱いのはわかるけど。
やっぱり出しながら動いたせいか。
でもほとんどセーレスのほうが動いていたような気がする。
あんなに貪欲に飲み込むなんて……。
よほど欲しかったんだろう。というよりイきたかったんだろうな。吸い込み方が半端なかった。
……足りない。
圧倒的に物足りない。こんな中途半端で終われるか。
だけどセーレスがああいう顔をしたら、もう続きはできないだろう。
彼女にとっては、セックスよりユーノのほうが大事だから。
「……どうすりゃいいんだよ、これ」
まだビクついている自身を恨めしく見つめた。今更手で扱く気にはとてもなれない。
セーレスが欲しい。
……まだ怒ってるかな。
なんとか機嫌をなおしてもらわないと、この後始末を自分でするのは情けないものがある。
「セーレス……」
名を口に出すが、それは。
行き場のない性欲を持て余して、その相手を求めているに過ぎなかった。
しばらくしてもセーレスが来る気配はなかった。
ユーノを寝かしつけているのだろう。あるいはそのまま一緒に寝てしまったか。
彼女の機嫌がなおるのを待つしかない。
仕方ない。
持て余した熱をどうにかしないと寝れそうもないので、浴室へと向かった。
セーレスのイきそうな顔を思い浮かべながら風呂場で手を擦る。
オナニーなんて久しぶりすぎて感覚がなかなか掴めない。……どうやるんだっけ。そういえばセーレスはどうやって扱いてくれていたっけ。最近はほとんど口と胸を使っていたからな。
セーレスの口。
くぱぁとまるで性器みたいにイチモツを咥えこんでくれて、カウパーも残滓も余さず飲んでくれる。
嫌な顔など一度もしたことがなかった。
男の性器を口内愛撫することに慣れているようだが、あれは慣れなんてものじゃない。かなり快楽を仕込まれている。
裏筋を舐めるゾクッとした感触、舌先で尿道口をこじ開ける痺れる感覚、喉奥まで捉えて離そうとしない吸引。
少し勃ってきた。
よし、この記憶を頼りに擦れば……。
「あぁ……セーレス……いい……もっと、強く……」
彼女の頭を押さえつける。(想像の中で)
両手を使って棹を上下に動かしながら口の中で愛撫する彼女がいま俺の股間の前にいる。
クチュクチュと卑猥な音を鳴らして、弄りながらも彼女の蜜がアソコから溢れてきている。俺のを固くさせようと必死に奉仕して、貫かれるイメージで濡らしているセーレス。
イける。
このまま発射態勢に入って彼女の口をもっと激しく突き動かし、射精へのスイッチを――。
――ガラッ……
目の前に。
全裸のセーレスが立っていた。
あろうことか、俺は浴室の扉の真正面でオナニーしていたことに今気づいた。
「ち、……違うんだ、これは、その、そういうのじゃなくて」
どう見てもそういうことをしていたとしか見えない恰好だった。
大股を広げて股間からイキり勃ったものをビンビンにさせている状態。
しかも想像とはいえ彼女の頭を鷲掴みにして口の中で精飲させようとしていた。
その本人を目の前にして、――血の気がひいていた。
どう見ても怒っている。
オカズにされたことじゃない。むしろそれは嬉しいことだと思う。性欲の対象にされて嬉しくない妻などいない。
問題は、俺が。
一人で抜こうとしていたからだ。
確かにセーレスがいればオナニーなんてする必要もない。今までしたこともなかった。
だが途中で放置されてそのまま帰ってこないのだから、こっちとしては切実な問題だった。
だけどいま、目の前に全裸の彼女がいる。
このまま射精を手伝ってもらえないだろうか。
心の中でそう呟くと、またセーレスは眉を顰めて怒りを露わにした。
ひ、怯むな。
ここで引き下がったら射精できなくなる。
「さっきの続きとはいわないよ。だけどせめて一発だけでも……」
セーレスにお願いするように見上げると、彼女はため息をついて、俺の背後へとまわった。
椅子に座っていたが、彼女は膝を立てて背後から両手でペニスを優しく掴んだ。
「う……ぁ……」
自分の手より何倍も……気持ちいい。
それに彼女の柔らかい胸が背中にあたって、耳元にかかる吐息すら痺れるように感じる。
上下に擦り、指で敏感な部分を撫でられ、時折爪で先端を突き立てられる。
たまらなかった。
今まで口の奉仕ばかりさせていたが、手淫の手管もなかなかのものだ。なんだこの慣れた手つき。俺の右手の立場がない。
「セ、セーレス……ダメだ、もう……イく……」
このまま彼女の手を汚したい。
俺の精液でセーレスの手を真っ白に染め上げたい。
もう発射まであと数秒もかからなかった。扱かれる動きに身を任せ、そのまま出そうと――。
「んあぁぁっっ!!」
――ギュウゥゥッッ……!!
せりあがる射精の動きが止まった。いや、止まらせていた。
棹の根元を思いきり強く握りしめ、睾丸の根元も押さえつけられていた。握り潰されると思うほど強く。
射精が……射精が、できない。
快感の極みをいままさにのぼろうとしていたのに。彼女の手の締めつけが行き場のない輪精管を塞ぎとめていた。
「な……に……を……、くぅぅぅっっ」
イきたい。
手を離せと何度も心の中で叫ぶ。彼女の手を掴むが、急所を掴まれているこっちのほうが不利だった。力が出ない。
セーレスはギュウギュウと手で締めつけていた。後ろにいるからその表情もわからない。半泣き状態で振り返ろうとしたが。
またも強く握られ、ひぃぃ、と軽く喘ぎ声を漏らして、激痛に耐えるしかなかった。
くそっ!
仕返しのつもりかよ!
君だってノリノリで精子を搾り取ろうとしていたじゃないか。
そんなにユーノにバレそうになったのが嫌なのかよ。
俺はちっとも気にしてないのに。むしろ娘に見られて興奮したくらいだ。
声を出せば喘ぎしか出ないので、心の中で思い切り文句をつける。
だがなんの返事もかえってこなかった。
せめて罵倒でもいいから何か言って欲しい。
……あ。
とうとう先走りが我慢できずにチョロチョロ溢れ出てきた。
俺、やっぱりマゾ気質だったか……セーレスに責められて興奮してる。
脈動がどんどん早くなっているのがわかる。セーレスの手も剛直から伝わる動きを感じている。
離さないで欲しい。
このまま射精をとめたままにして欲しい。
とうとう真逆のことを考えるようになってしまった。でもどうしようもない。俺の
イってしまえば終わりだ。
射精すればひと時の快感は得られる。だけどそのあとに残るのは虚しさだけ。
イくことで得られる満足感も、あるにはある。
だけど俺の場合は――違うんだよ。
射精できない今の状態に勝る快感はないんだ。
それを君にもわかってもらえたら……こんな幸せはないんだけどな。
セーレスの手の動きが、――止まった。
ギュウギュウに締めつけていた強い動きがなくなった。……なんだ、もう終わりか。
もう少しこのままでいたかったのに。
だけど、後ろにいるセーレスは。
掴んだ肉棒を優しく撫でながら。
ごめんなさい、と一言だけ心の中に囁いた。
本当はセーレスのお仕置きを考えてたのですが。
たくやにはただのご褒美にしかなりませんでした。
彼女が怒っているのは、ユーノに見られてたくやが興奮したからです。
巫女なので、たくやとユーノがどうなるのか彼女は知っています。
やり場のない嫉妬でした。