行為はありませんが、後半ちょっとだけあります。
一週間の射精禁止を言い渡された。
もちろんオナニーも禁止。セックスも当然なし。
セックスくらい良いだろ、と反論したが、一週間の性交を絶ちますとキツい目で睨まれた。
……かなり怒っていた。
ユーノに見られたことが彼女の逆鱗に触れたらしい。
ユーノが眠ってる目の前でセックスしたときはそれほど怒ってなかったのに。
どうやら、娘に見られたというのがまずかったようだ。
そんなに見られて恥ずかしいものか?
まだ分別もつかない幼子だ。おまけに寝ぼけていた。何をしていたかなんてわかるはずがない。
それとも。
わかるものなのだろうか。
まだ生後4ヵ月だ。とはいえ成長速度は異常に早い。見た目は4~5歳だが、精神的な年齢はもう小学生くらいだと思う。
日に日に成長している。
可愛くて目が離せない。セーレスも同じなのか、ユーノの可愛がりは俺以上だった。
これは教育ママになるだろうな、と苦笑するようなときもある。
それと同時に少し……妬くこともあった。
俺とキスを交わしていても、心の中ではユーノのことを考えている。セックスの最中でもそうだった。
彼女が意識を向けているのは、いつもいつもユーノのことばかり。
そりゃ俺だって娘のことを愛しているし、始終考えてはいるけれど。
行為中のときくらいは俺のことだけを考えてくれても……。
彼女はユーノに夢中だった。娘の食事、娘の服の制作、娘に読み聞かせる本、娘の髪の結わえ方。
数え上げればキリがないが、そんなことばかりがセックスの最中、俺の心の中にまで意識が届く。
一週間の禁止は、ある意味いい機会かもしれない。
しばらく性交しなければ俺のことを恋しく思ってくれるかもしれない。
ユーノが生まれるまでは、これでも彼女の心を捕らえていたという自負がある。
もっともあの頃は、セーレスに思考を読まれているとは思わなかったけれど。
「パパぁ! おかえりなさい!」
遠くから。
走って出迎えてくれた娘に手を振って応えた。
よく通る透き通った声。幼子特有の無邪気な笑顔。そのどれもが疲れた身体を癒してくれた。
可愛いなあ。
セーレスが夢中になるのもわかる。本当に可愛い女の子だ。自分の娘なのかと疑うほど可愛い。
「パパの匂いだぁ」
「こら、汗臭いぞ」
しがみついて離れない。
すり寄ってくる娘を抱き上げ、家路へと向かう。まだ自宅までは少し歩くが、ユーノといるだけで歩くのも楽しかった。
「ねえねえ、パパ」
「なんだ?」
「ユーノのことも、抱っこして」
「…? いましてるだろ?」
「違うの。これじゃなくて。この前ママにしてたでしょ」
「…? ……??」
「ママ、お馬さんに乗ってるみたいに動いてた、あれして」
「……っっ」
身体が硬直した。
寝ぼけてたと思っていたが、しっかりと見ていた。
迂闊だった。セーレスの危惧は正しかった。娘は夫婦の情事のことを覚えていた。
ただ。
それがどういう意味かまでは、……わかっていないらしいが。
「ねー、パパ。ユーノにもお馬さんごっこして」
「あ、……あのな、ユーノ。あれは」
どう言えばいいんだ。
あれは遊びとかごっこじゃないんだと諭すのは簡単だ。
だけど正直に言えるか、あんなこと。
まだ何もわかってないような子供に。
「ママ、とっても気持ちよさそうだった」
「……っ」
首筋にユーノの腕がまわされて、すりすりと頬を寄せてきた。ユーノがおねだりするときの可愛い仕草。
だけどいまは、その仕草すらも冷や汗が浮かぶ。
わかっている。
自分の母親が父親に抱かれて気持ちよさそうにしていたのを、ちゃんと見て理解していた。
セックスの意味まではわからないかもしれないが、母親の表情まで見ていたのだ。
あんな暗がりで、しかも一瞬の……。
いや。
いったいいつから見ていたんだ。
行為に夢中になっていて気づかなかった。気づいたらユーノが立っていた。気づくタイミングが遅かったのか早かったのか。
「パパのおっきいのが、出たり入ったりして」
「わああっっ!!」
さすがにそこまで言われると、もう叫ぶ以外になかった。
ユーノは突然の大声にびっくりしたかのように目を見開いた。
いや、もう、勘弁してくれ。
これは誤魔化すことができそうもない。
「な、なに? パパ?」
「ユーノ、頼む、見なかったことにしてくれ……」
えー? とユーノが不満げに頬を膨らませた。
その幼い表情にも愛おしさがわくが、今はこうとしか言えない。わかってくれ。
「いつかちゃんと教えてやるから。だから今だけは聞かないでくれ」
「いつかって、いつ?」
食い下がる。
よほど同じことをして欲しいと思ってるようだ。
それは……。
ある意味、生唾を飲むほどの誘惑だった。
娘に――性行為を求められている。
たとえそれが性行為だという意味を理解していなくても。
ユーノにするということを考えただけで、頭の中が沸騰しそうだった。
変態か、俺は。
何を考えてるんだ。
「ユーノが、いつか大人になったらな」
「ユーノすぐに大人になる!」
だから約束よ、と指きりを迫る娘に、苦笑して小指を絡ませた。
おまえならすぐに大人になりそうな気がするよ。
だけどな。
もう少しゆっくり、俺のあとを追いかけてくれ。
あんまり急ぎすぎると俺がおかしくなるかもしれないから……。
今夜も一人寝か、と虚しい気持ちでベッドに入った。
できるだけセーレスと顔を合わせないようにしていた。でないと勃ってしまう。見るだけでそうなのだから終わってる。
いろいろと。
男としてどうなんだ。妻に欲情しすぎだろ。だって仕方ない。あんな美女を奥さんにしたんだから。
しかも美しいだけじゃなくて、身体の相性もバツグンときてる。
思い出すだけでギンギンになるからやめよう。
まだ射精禁止令は解かれていない。
セーレスはユーノと一緒に寝ていた。しばらくはそれが続くだろうな。しばらくというのは――あと四日か。
言われた通り出していない。
もともとオナ禁は美月さんで散々させられていた。彼女の射精管理は凄まじかった。ペニスバンドで締めつけられた挙句、アナルにローターを入れられ続け、イきそうになる直前で睾丸の根元を縛られた。
地獄の責め苦だったが、それが快感にすり替わるのにそう時間はかからなかった。
溜まりに溜まりまくった精液で中出しする瞬間が一番気持ちよかった。
あの快感を一度でも味わったら最後――いくらでも射精など抑えられる。
自慢にもならないが。
早く寝てしまおう。夜は長いからどうせ途中で目が覚めるが、眠っている妻と娘を眺めるだけでもしたい。
眠っているならそれほど欲情しないだろう。
……たぶん。
少しだけおさまってきた愚息を眺めて、早く寝ようと毛布を……。
掛ける手が止まった。
部屋の入口にセーレスがいる。
枕を持って立っていた。……なんだ? まだ寝てなかったのか?
いや、待て。
その枕はなんだ。
まさかここで寝るつもりなのか。
「…………」
コクン、とセーレスが頷いた。
一緒に寝たいと意識が伝わってくる。
……おい。
セックスはしないと言っただろ。
いや俺はしたいけど、君が禁止だと言ったんじゃないか。
「…………」
寝るだけだと言っている。
俺の傍で眠りたいらしい。
そんなことしたら……。
抱いてしまいたくなるじゃないか。
そう何度も言うが、セーレスは、
――セックスはダメ。
だけど隣で寝たいと言っている。
「……あのな。俺が眠れなくなるだろ。ただ寝るだけで済むとでも?」
触るだけならいいと言っている。
ただしセックスはしないと。
……触るだけか。
触ったらその先もしたくなるに決まってるが。
せっかくセーレスの方から来てくれたんだ。
無碍にするわけにもいかない。むしろ嬉しい。理由はどうあれ機嫌が少しはなおったのか。
「おいで」
毛布をめくると、セーレスは嬉しそうに枕を抱いてベッドに入ってきた。
正面から俺を抱き締めてきた。……セーレスのぬくもり。暖かくて柔らかい。それにいい匂いがする。別に香水とかつけてるわけでもないのに。嗅いでいるだけで頭の芯が蕩けそうだ。
探るように背中を撫でてきた。
服越しだが、それでも彼女の手の感触が気持ちいい。
「セーレス……」
キスがしたくて顔を見下ろす。
いいか? と聞くと、にっこりと微笑んで、――ダメの一言が返ってきた。
やっぱり。
まだ機嫌はなおってない。
キスはダメか。じゃあ、……胸を触りたい。それくらいはいいだろ?
胸ならいいと言っている。
基準がいまいちよくわからない。
だがいいと言ってくれたのだから、遠慮なく寝巻のボタンを外した。
ブルン、と大きな房が目の前に現れた。たまらず両手で揉みしだく。彼女の吐息がかすかに聞こえた。胸をこうやって引っ張るように揉むと気持ちいいのは知っている。
先端の乳首を吸い上げる。
彼女がたまらないといった感じで俺の頭を抑えつけてきた。
……なんだ。
いつものセーレスじゃないか。
愛撫で身悶えてるのだから、セックスしてもよさそうなものだが。
だがそう思った途端、耳元に口を寄せてきて、――ダメと言ってきた。
あくまで愛撫だけ。性交はしない。
そんな殺生な……。
だけど彼女の機嫌を損ねたくないので、仕方なくそのまま愛撫を再開した。
……柔らかい。
ユーノに授乳されてさらに大きくなった。G……いやHカップくらいありそうだ。
セーレスがきょとんと俺を見上げてきた。
俺のいた世界で、そういう胸のサイズ基準があるんだよ。
しかしいまいちピンとこないのか、セーレスは俺に胸を揉まれる快感にただ酔いしれていた。
二つの大きな房を満遍なく撫でていく。引っ張り、吸い上げ、揉みまわし……。
そうしているうちに愚息はどんどん大きくなっていく。
セーレスの股の間に固いものがあたり、彼女は苦笑して俺のズボンからイチモツを引っ張り出した。
「う、……あぁ」
や、やば……。
手が触れただけで爆発しそうだ。
ビクビクと筋を立てて極限まで勃起してるそれを、彼女はうっとりと眺めた。
……いや、眺めるだけ?
手を動かしてくれませんか。
ちょっと扱いてくれるだけでも助かるんですが。
だけど無常にも、
――射精、禁止。
と頭の中に声がした。
そうだった。
あと四日耐えねばならなかった。
じゃあなんで引っ張り出した。射精させるつもりがないなら、……そうか。
これはお仕置きなのか。
俺がどれだけ我慢できるか試している。
ユーノに見られた、その罰なのか。かなり気持ちのいい罰だが。
出したらダメ。
そう彼女の顔は言っている。
わかったよ、出さない。
出さないから、その代わり。
「先っぽだけ挿れさせて」
セーレスは、目を見開いて――正気を疑うような懸念の声をあげた。心の中で。
出さないと言った矢先に出してもおかしくない真似だから、そりゃ疑うのも無理もない。
わかってないな。
俺はそんな刺激じゃイかないんだよ。
カリだけだ。そこから先は挿れない。それだけでいい。君の膣口だけを味わいたい。
「…………」
本当? 絶対? 奥まで挿れたら許さない。
そう何度か聞かれたが、約束する、破ったらあと十日射精禁止にしても構わない。
そう言うと。
セーレスはまだ疑いの目を向けたが、観念したのか、寝巻の下をめくって下半身を曝け出した。
「……下着、つけてこなかったのか?」
彼女の秘所が寝巻の下から現れた。裸の上に寝巻を羽織っただけの姿。
触れてみる。
指先で入口付近だけを探ってみると、中はぐっしょりと濡れていた。指を取り出してみると粘ついた愛液がたっぷりと糸をひいている。
こんなに濡らしてるなんて、君だって我慢の限界なんじゃないか。
そう言うと、
――あなただけ、イかせないなんて、そんなのできない。
そんな可愛い言葉が伝わってきた。
「セーレス……」
我慢してくれていたんだ。
だから俺のを見て、あんなに物欲しそうに見つめたのか。
俺への罰なのに、君も同じ思いをしていたなんて。
「挿れるよ」
先端だけ。だけどそれだけでもお互い強い刺激になる。
セーレスが、早く――としがみついてきた。
――グチュ、……チュッ……
ものすごい水音がした。それだけ彼女の入口が濡れていた。
引きずり込もうとしている。陰唇がビクビクと震えてまるで処女の怯えのようだ。
……やばい。
これ油断したらイく。
愛液が奥からしとどに溢れてくる。セーレスが感じすぎていた。カリ首があっけなく飲まれていく。
「セーレス……髪を少しくれないか」
不思議そうな顔をしたが、俺の考えを読んで呆れたように笑った。
仕方ないなあとでも言うかのように髪を数本抜き取ってくれて、彼女の手がそれで根元を縛ってくれた。
……少し痛いけど。
これで射精は抑えられる。そうでもしないと呆気なく出てしまいそうだった。
グチュッ、と再び亀頭でまわしながら動かした。膣の入口だけを擦る動きだが、彼女の蜜が動きを滑らかにしてくれた。いやらしく誘うような陰唇の蠢き。
……たまらない。
奥まで挿れてないのにこの気持ちよさ。天国みたいだった。こんな快楽もあったなんて。
――……でね。
「……え?」
彼女が何かを囁いた。
意識を研ぎ澄まさないと聞こえないほどの囁き。……なんて言ったんだ?
――これを、……ユーノにしないでね。
「は……?」
なんだって?
ユーノに、……え? なにを? これを?
だ、だって、こんなの、性行為みたいなもんだろ。そもそも実の娘相手に、するか普通。
セーレスを見ると。
遠くを見るような目で俺を見ていた。――俺を見ているんじゃない。俺を通して何か別なものを見ている。
こっちを見ろ、と顔を近づけた。
するとセーレスは、何かを諦めたような顔になって、優しくこめかみにキスをした。
唇には触れず。
……まだキスはダメなのか。
だけど、――彼女の蜜壺へのキスだけで、今は満足しておこう。
本当にこれ、気持ちいい……。
射精しなくてもこの感触は癖になりそうだ。
胸を愛撫しながら腰をまわして先端で入口をかき回していく。
柔らかな襞が纏わりつく。男のモノを優しく撫でるような動き。時折痙攣したように吸い付く動きもあって、腰が砕けそうになった。
こんなの……。
ユーノにしたらどうなるんだ。
俺、気が変になる。
セーレスが変なこと言うから意識しちゃったじゃないか。
ああ、でも……。
こんな罰なら、もっとして欲しい。
イかずにこんな、……気持ちよくなれるなんて。
「セーレス……イきそうか?」
首を振って、彼女は安心したような笑みを浮かべた。
どうやら、俺と同じらしい。
イかずにこの悦楽を味わっている。
結局。
この晩は、キスもしないで、お互いにゆっくりとこの動きを楽しんでいた。
セーレスがNTRをアップしました。
かなりヤキモチを妬いてます。
ユーノより先にたくやを篭絡しようとしてます。
射精禁止も、これをしたかったからなんです。
たくやは罰だと思ってますが。