短編ですが、一応前作を踏まえた番外編とさせていただきます。
――13年前
「どうして……」
「……ん?」
「しないの……ですか?」
深い口づけを交わした後。
ネクタイを外すのをやめてソファから身を起こした。
たくやはもう寝ている。
本当は彼を連れて行こうと思ったが、……やめた。
彼女を一人にするのは気の毒だからだ。
「明日早いんだ」
「…嘘」
「ん?」
「広大さんが嘘つくの、すぐわかります。眉が動くの」
……そんな癖、あったのか。
知らなかった。
そうか、恵子にもそれがバレてたから、あいつすぐに嘘だと見破ったのか。
「神奈。いま君を抱いたらな、……やばいんだ」
「なにが?」
「たまってるんだ」
「何日分?」
「……1ヵ月」
「…………」
「わかるだろう。抜いてない。そんな暇なくてな」
「広大さん。神奈が口で」
「君のフェラは最高だが、できれば中に射精したい。だけどそれがそういうわけにはいかないんだ」
「どうして?」
……どう言おう。
君は俺の孫だと。
言えるか、そんなこと。
言わなきゃいいとかいう問題でもない。
歯止めがきかなくなる。
それが怖い。
「1ヵ月分の射精だ。どうなるかわかるだろ」
「神奈なら平気です」
「神奈。君にどんな客がいたのか知らないが、俺は君を苦しめたくない。そういうプレイもあるにはあるが」
「…………。子宮拡張のことを言ってるのですか?」
ほらきた。
前に一度したことがある。
あのとき神奈は泣いていた。抜かずにずっと注ぎ続けたせいで腹部が孕んだみたいに膨れ上がった。
それに興奮して彼女の腹をリボンで飾りつけをするという変態プレイをしたことを、……根に持ってる。
あたりまえだ。
あの時の俺はやりすぎた。
「リボンで飾った上に油性マジックで『俺の子種袋』と書きましたよね」
「……悪かった。調子にのって」
「他にも『中出しし放題』とか『FREE SEX』とか『元娼婦の糞袋』とか」
「悪かったって! ソーセージを入れた後は普通のセックスをしただろ!」
「おかげで神奈の子宮には精液塗れのソーセージが入ったまま、なかなか出てきませんでした」
「とにかく、そういうわけだから、もうたまってる状態で君とするわけにはいかないんだ」
なんとかこれで誤魔化せるかどうか。
過去の俺の悪行が、神奈を思いとどまらせるといいのだが。
「それはそれ。これはこれです」
思いとどまってくれなかった。
なんという諦めの悪い女だ。
確かに4年もご無沙汰してるわけだから、彼女だってしたいはずだ。
「今度はいつ戻って来るのかもわかりませんし」
「……来年には」
「いつも同じこと言って、そうだった試しがありましたか」
「予定は変わるものだから」
「神奈の予定はいま広大さんとすることです」
神奈が。
俺のズボンのファスナーに手をかけた。
その手を思いとどまらせる。何がなんでも、するわけにはいかなかった。
「神奈、口でするつもりか」
「一回出してしまえばスッキリしますから」
「ダメだ。出したらとまらない。君に放尿しかねない」
「神奈なら構いません」
「それはそれで興奮するけどな、やめておけ。……代わりに俺が君をイかせてやる」
クンニだ。これしかない。
神奈は意外と愛撫に弱い。娼婦だったせいもあるが、愛された経験が俺しかいないのだ。
彼女のスカートを捲った。
……ノーパンだった。
「……神奈」
「脱がせる手間を省こうと思って」
「それくらいの時間はあるつもりだが」
「だって、……いつもすぐ出発するじゃないですか」
イジイジと。
彼女が人差し指を回して拗ねた。
可愛らしさアピールだ。……こりゃ、相当彼女もたまってる。
指を差し入れる。
「あぅ、……ん」
すぐに濡れた。ていうかすでに濡れている。相変わらず準備のいい。
両脚を拡げる。
素直に力を抜いてきた。ムアッ――と漂う女の匂い。興奮が下半身へと伝わる。
……いかん。
俺が興奮してどうする。
神奈をイかせないと。
そうしなければ彼女は言うことをきいてくれない。
口を寄せた。
ジュルッ――と勢いよく愛液を吸い上げた。
「はぅぅんっっ」
感じている。……可愛いな。
神奈が可愛いのはあたりまえだが。
本当にこの女、100歳超えの年増か?
何年経っても処女みたいに可愛いのは、もはや化け物としか思えん。
この膣内も。
愛液だけでも美味だ。頭がクラクラする。そうだ、この娘は孫だ。忘れていた。
絶対に言わないが。
あの息子が男になったらこの娘を異世界の女に孕ませるのか。……俺の血かな。淫乱なのは。
「あぅっんん、……はぁんっ」
「神奈。潮を出せ」
「そ、そんなの……んんぁ、どう、やって……あうっっ」
「いつも自然に出てるだろ」
「だ、だから……はあああぁっ、だ、だめぇっ……吸っちゃぁっ」
……埒があかない。
いつもはここで挿入してたからな。……仕方ない。
ペニスで突っ込むわけにはいかない以上、これしかなかった。
「……ひぁあああっっ!」
舌で。
彼女の膣内をまさぐった。
奥まで突っ込む。動きまわる舌の動きに神奈は。
感じすぎて、みるみるうちに陰唇が熱を帯びてきた。
「いいぞ。……もっと感じろ」
「こっ……広大さっ……!」
「ん……?」
「い、……おちんちん……欲し……いれ、て……」
……ダメなんだ。
君がいくら卑猥な言葉でねだろうと。
それだけはもうできないんだ。
神奈。
息子はいま4歳だ。
17歳になるまで……あと13年、待ってくれ。
「しゃ、……しゃせ、い……してぇ……あうううっ」
「……あとで。飲ませてやるよ」
口の中に。
それくらいならいいだろう。
そんなに欲しいならくれてやる。
俺も少しセーブするか。
ちなみにコンティニューはないから、クィックセーブにしておく。
なんのことかわからない人は、エロゲをやるように。
「ほら。……もっと奥まで、……んぐっ、……出て、きた」
やっと。
神奈の膣から潮が噴き上げてきた。
次から次へと、熱いシャワーが降り注ぐ。……ソファがこりゃ、大洪水だ。
まあいい。
神奈が気持ちよくなったのなら。
「……んんぅ、ぅ……あ、う……」
「出たじゃないか」
「はふ、……広大、さん……キス……」
「よし、おいで」
抱き合って口づけあう。
こんなキスを交わしていたら、神奈の心に俺が棲んでしまうな。
それもいいか。
息子がいつか、彼女を奪う原動力になれば。
「おちんぽ……ください」
「神奈、卑猥な言葉をそんなポンポン使うんじゃない」
「……広大さんが、教えてくれました」
「そうでした。……今から君は、淑女だ。レディーがはしたない言葉を使うんじゃありません」
「……はい、広大さん」
神奈。
素直で可愛い神奈。
俺の、……女。
あげたくはないな。このまま攫ってしまいたい。彼女と永遠に二人で睦みあっていたい。
だけど。
「精液飲むか?」
「はい……!」
喜んでファスナーを下ろす彼女を見つめながら。
いつか来るだろう別れを惜しんでいた。
2時間で書きました。
本当はもう少し具体的なクンニにするつもりでしたが。
明日仕事なので勘弁してください。
いつかリベンジします。