そろそろ時間だ。
いつまでも澪と戯れているわけにもいかなかった。
「有馬くん……行っちゃうの?」
「神奈が待ってる」
「…………。次は、いつ?」
「それより澪。約束はちゃんと守ってくれるんだろうな」
さっき寝ながら書かせた誓約書は、挿入中だったためか字が歪んでいるが、一応彼女の拇印も押しておいた。
「……波多乃さんの噂を消すことと、パパに会わせることよね。……どうやればいいの?」
ダメだこりゃ。
やっぱりセックスしながらの説明じゃ頭に入っていなかったらしい。
かといってまた説明するのも面倒くさい。
「澪。明日は学校か?」
「うん」
「俺は休む。ちょっとやることがある。だからおまえも休んで俺に付き合え」
「え……!」
澪の顔がパアッと輝いた。
なんというわかりやすいやつだ。
「有馬くんと一緒にいられるの?」
「あのな。市長との面会予約を取るんだ。おまえがいたほうが早いだろ」
「……なんだ」
「終わったら好きなだけやらせてやるよ」
「……っ!」
澪が抱きついてきた。
そもそも澪が神奈の売春をどうやって知ったのかも聞いていなかった。
「おまえ、父親が神奈を買ったのをどうやって知ったんだ」
「…………。パパのスマホを見たの」
「勝手に?」
「だってあんなに慌てた様子だったから、……てっきり女の人かと。それでお風呂に入ってるときに」
女の勘か。……おそろしい。
「ライングループに、政治家と弁護士と医者の寄り合いみたいなものがあって、ちょっとだけ覗いてみたら、女の値段をチャットしてたから……」
「売春のラインだったのか」
「なんか変だと思ったわ。一人の女のことだけを話題にしていた。複数の財界人がその女の値段を話していたの。ログをずっと辿ってみたら……」
「神奈の名前があったのか?」
「名前はなかったけれど、波多乃さんだってわかったの」
「なぜ」
「青い石のペンダントを付けている女ってあったから。……体育の着替えのときに見たの。その石の特徴が、話していた内容とぴったりだった」
「……ペンダント?」
そんなものあったか?
……いや。
あればすぐにわかる。そんなものを付けていた記憶はない。
「どんな石なんだ?」
「こう、……ちょっと中がぼうっと光ってて、ゆらゆら揺れてる感じ。光の加減なのかと思ったけど、あのとき彼女、カーテンの陰で隠れるように着替えてたの。それでちょっと気になって見たんだけど、あんな暗い場所で光るなんて珍しいなと思って」
「…………。見たことはないな」
「有馬くんといる時は外してたんじゃない?」
「そんなものを隠す場所などなかった。神奈の服は全部洗濯したが、どこにもなかったぞ」
「……下着も?」
「ブラもショーツもタイツもキャミソールも全部だ」
「手荷物とか」
「手ぶらだった。財布も携帯も持っていない。神奈の携帯の番号はもらったが、自宅に戻るまで持っていなかった」
「だって、……ずっと外さなかったわ。体育の時くらい外せばいいのにと思ったけど、服の下に大事そうに隠していた」
どういうことだ。
嘘を言ってるようには見えない。
だが神奈にそんなものがあればすぐに気づくはずだ。……まったく記憶にない。
「有馬くん、夢中になってて気づかなかった……わけないわよね。だってすごく綺麗な青い石だったもの」
「あれか、天空の城ラピュタの飛行石みたいな」
「なんのことなのかわからないけど、普通の宝石じゃないと思う。宝石じゃないのかも。天然の鉱物とか」
ともかく。
もう一度神奈に会えばわかることだ。
こうしちゃいられない、と服を急いで着なおすと、後ろにいる澪に彼女の制服を放り投げた。
「澪。明日はちゃんとコンドームを持ってこい。持ってこないならやらないからな」
「こ、コンドームって、どこに売ってるの?」
「薬局に行け。コンビニにもあるが、女が買うと店員に変な目で見られるぞ」
「有馬くんが持ってきてよ!」
「買うの面倒くさい。ないならやらないぞ。いいな」
釘をさして研究室を出た。背後から何かが飛んできたが扉を閉めた後でよかった。
なし崩し的に――というか必然的に澪とこういう関係になってしまったが。
付き合っていれば俺がどんな人間かわかってくるだろう。なにせ彼女のことを利用することしか考えていない。
澪の目が早く覚めることを祈ろう。
それより。
神奈にペンダントがあるかどうかを確認しよう。
なぜ気づかなかった? いや……。
抱いているときに何かの気配のようなものはずっと感じていた。
ただ、それは……彼女の胎内から感じていた。
胎内というか、子宮内に入ったときに強い何か、なんというか、うまく言えないが、……快感とも違う。
それでめちゃくちゃ彼女の子供が欲しくなった気がする。
たんに必死に彼女を死なせまいと思うが故のことだったともいえるが。
それで中から経血が溢れてきたんだよな。
あれには驚いた。いきなり奥から降りてきて、その感触の気持ちよさといったら。
結局、神奈の子宮内にまだ射精できていない。
しようと思ったが、神奈の力が抜けて無理だった。膣内には射精したが。
……しよう。
神奈の子供が欲しい。
学生だからとか関係ない。俺も彼女が欲しがっているのがわかる。やってれば伝わってくる。ものすごく強く願っている。
だけど。
危険日ってもう過ぎてるんじゃないか?
たしか下り物が来るまでの4~5日前くらいまでだ。
美月さんと子づくりしたくて調べたから覚えている。
関係ない。いつだろうととにかく射精しまくれば、そのうち受精するんだ。
――ブブブ……
携帯が鳴った。
澪からだ。そういえばライン交換したんだった。
『これでいいでしょ。コンドーム買ってきた』
写真が添付されている。激薄タイプのやつだった。……あいつ、よくまあ初心者がこんなハードタイプのを買えたな。
どうせ家政婦か誰かに買わせたんだろう。早すぎるし。
待ち合わせの時間と場所を伝え、ついでにホテルも予約しろと念押しすると、嬉しそうに返事がきた。
……しばらくはこりゃ、澪のセックスに付き合うしかないな。
あいつがそのうち図にのるか、それとも飽きてくるか、どちらにしろ。
澪はいずれ捨てるつもりだ。
あいつもそれを承知で付き合うなら話は別だが。
その点、美月さんはドライだったから長続きした。俺が本気になったから別れたが。
澪が俺を嫌いになるのはわけない。あのセックスをやればいい。
いずれ……神奈にもするかもな。
神奈なら何をされようと受け入れるはずだ。だからこそ。
俺はもう神奈を手放せなくなったんだ。
午後9時。
約束の時間までまだ時間はあるけど。
先に行ってみよう。……本当は行くのをずっと避けていた。まさかたくやくんから誘われるなんて。
海岸沿いに建つ岬の家。
あの人と娘と過ごした家。
そして。
娘を失った家だった。
「…………」
別荘だけど、ずっと手入れはされているようだった。痛みはほとんど見当たらない。
すぐ近くの管理人小屋の灯りは消えている。昔ここにはボディガードが常駐していたが、今は別荘の管理人だけらしい。
たくやくんの手紙にセロテープで貼りつけてあった別荘の鍵。
同じものを私も持っているけれど。
彼から預かった鍵で玄関の扉を開けた。
――ギィ……
建て付け、昔のままだ。急いで建てたからあちこち寸法が合ってなくて。
それでもここは、ほんの1年くらいしかいなかったけれど、人生で一番心安らぐ日々だった。
リビングの家具も、二階に続く寝室も、広い北欧系キッチンも、そのまま。
年月の経過だけは感じるけれど。
よく……あの人は、ここのコンポでクラシックを聴いていた。
そういえば、と見渡してみるとやっぱり。まだそのままある。部屋中のいたるところにある壁掛けの小型スピーカー。家じゅうにクラシックの名曲が流れていた。
その音楽と、彼とのセックスの日々。
幸せだったなあ……。
日々成長する蒔奈と過ごす毎日も楽しくて。
……バカな神奈。
あんなのは神様のほんの一瞬の気まぐれにすぎないのに。
永遠に続くかのように勘違いするなんて。
……また。
神様が気まぐれを起こしてくれないかな。
たくやくんと彼との子供と一緒にここで過ごせたら……。
「先に来てたのか」
後ろから。
たくやくんの声が聞こえた。
ドキッとした。――あまりにもあの人によく似てた。
そうやって、扉に背を預けて私を値踏みするように見つめるのも、そっくりだ。
頭から足元まで、視姦するように艶のある目線を向けて、内心の興奮を顔に滲ませていた。
そんなところまでそっくり。
「……まだ10時になってないですよ」
「亜由美さんの許可を貰えたから嬉しくて飛んできた。この家、彼女は知らないんだ。親父と俺しか知らない別荘」
知ってる。
この家はいい思い出も悪い思い出もありすぎる。
だからたくやくんだけしか連れてこなかった。
まだほんの乳飲み子だったあなたは覚えてないと思うけど。
「そう、ですか……。彼女は、なんて?」
「君が親父の愛人だってことを知ってたみたいだ」
「ですよね。そんな感じしました」
「どんな感じ?」
「あの人の好みのタイプだなって。女は嫉妬するほど可愛いっていつも言ってました」
そうやって恵子さんを愛でていた。
私はそのためのカンフル剤だ。
それでもよかった。……そんなことでしか彼を繋ぎとめられなかったけど。
「……俺はそうは思わない」
「え?」
「神奈。学校で君がどんなふうに噂されてるか知ってるか?」
「…………」
「知ってるんだな。売春の噂が流れてる。普通なら根も葉もない噂だと思われるだろうが、本当のことだと噂されてる。その元凶が、おまえの客だった市長の娘だ」
「……え?」
「島津澪。クラスメートの委員長だよ。彼女の父親が島津市長だ。父親のスマホの履歴から知ったらしい。彼女は父親を慕っている。というか典型的なファザコンだ。その彼女が君と父親の情事を知って、噂をばらまいたんだ」
「…………」
「もっとも父親のことは伏せているけどな。君が男をとっかえひっかえ買い漁っていると噂したのも彼女だ。父親を取られたのがよほど悔しかったんだろうな」
「本当のことですし……神奈は別に気にしていません」
「俺は気にする! 俺の女がそんなふうに言われるのは我慢できない!」
「……たくやくん」
「澪は黙らせてやったよ。一回抱いたらコロリと態度を変えた。あいつはな、俺に昔から突っかかってた。気があるのはわかってたよ。だから君との関係を澪に言って、セックスと引き換えに君の噂をもみ消すように言ったんだ」
この人は。
広大さんとは別な意味で、やり方がえげつなくてうますぎる。
自分の目的のためには手段を選ばないんだ。
「…………。彼女と寝たのですか」
「君の売春の噂を流した女だ。容赦なんてするつもりはない。あいつは君に嫉妬するどころか、俺に抱かれて舞い上がってるよ。バカな女だ。捨てられることもわかってない」
「……たくやくん」
「神奈。女の嫉妬は醜いものだ。それを澪で思い知った。親父は可愛いものだなんて思ってたらしいが、あいつは君を苦しめて楽しんでいたんだ。俺は親父を許さない!」
グイっと腕を引っぱられて抱き締められた。
「神奈、親父のことなんて忘れるんだ。あんな男のどこがいいんだ。顔か、声か、身体か、どこなんだ!」
……たくやくん。
それ嫉妬だってことに気づいてる?
言ってる本人が一番わかってないというのはこういうことか。
「……全部」
そう言うと。
カッとのぼせたように赤くなって乱暴に口づけされた。
がむしゃらに咥内を暴れまわる舌の動きに、彼の嫉妬が滲み出ていた。
…………。
広大さん。
あなたがこの蜜の味に夢中になっていたのも、わかる気がします。
立ったまま、スカートの中に手が伸ばされてきた。
タンポンは入れてるけれど。
たくやくんのことだから、きっと抜き取ってしまうんだろうな。
……ほら、やっぱり。
膣入口付近にあった湿ったタンポンを引っ張り出して、指でかき回してきた。
床がこのままだと汚れてしまう。
「たくやくん」
唇を少しだけ離して彼の吐息を浴びながら唇に手を当てた。
「上に行きましょう。ベッドを用意しますから」
汚れてもいいように支度します、と言ったら。
また唇を重ねて、抱き上げた。
「昨夜みたいに途中で力をなくさないでくれ。今度こそ中に注ぐよ」
「生理中なのに?」
「むしろ興奮する」
「……仕方ない人ですね」
「俺のことを全部欲しいと言わせてやる」
じゃあ、言わない。
言わなければ神奈をずっと求めてくれるだろうから。
――18年前
「……それは?」
クローゼットから取り出したもの。
いったいどういうルートで手に入れたのか。いや、彼のことだ。オーダーメイドだろう。
「これを着るんだ、神奈」
メイド服だった。
どさっと渡されたときの重量から、かなり質のいい素材だとわかる。
最近セックスがマンネリ化していると嘆いていたけれど。
こういう趣向か。
つまり。
「俺のことはご主人様と呼びなさい」
メイドプレイということか。
…………。
久しぶりの休暇だと言っていた。
それは、このために仕事を終わらせたということらしい。
彼の目がキラキラと輝いていた。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°←広大の目
「……わかりました」
「違うだろ、神奈。畏まりました、ご主人様、だ」
「……畏まりました、ご主人様」
「よろしい。この場で着替えなさい」
仕方ない。
彼の視線を全身に浴びながら服を脱いだ。
ブラのホックを外したところで、彼が新しい下着を手渡してきた。
「これを付けなさい」
白い……レースふりふりの下着。
ガーターとセットになっている。
こういう知識ってどうやって手に入れるのだろう。こんな派手で綺麗な下着、私も初めて見た。
どうせ脱がせるのに……。
そう思いながらショーツの紐を結ぼうとしたとき、彼が屈んで代わりに結びなおした。
「ほら、綺麗に結んでやったぞ」
「…………」
「神奈。何か言うことがあるだろう?」
期待を込めた眼差し。
この人を満足させるような言葉が思い浮かばない。
口を開けば罵詈雑言が飛び出しそうで。
だから、ため息をついて彼を見下ろしながら言った。
「……広大さ……」
名前を言いかけて、眉が上がりかけた。慌てて言い直す。
「ご主人様。どのようにご奉仕すればよろしいでしょうか」
(≧▽≦)←広大の顔
満足したらしい。彼がメイド服を着せてきた。私も着方がよくわからなかったから有難いといえばいいのか。
サラサラとした肌触りの服だった。……シルクかな。すごく軽くて気持ちいい。
こんな綺麗な服を汚してしまうのか。もったいない。
オーダーでいくらくらいするんだろう、これ。
2~30万円くらいはしそう。
金銭感覚がだんだん麻痺してきているけれど、このお金で発掘費用の足しにできたらと考えてしまう。
「神奈。……おいで」
ベッドに腰かけた彼が、私の腕を引っ張った。
歩くたびに衣擦れの音がサラサラとする。
丈の長いスカートと、紺色のエプロンドレス。前掛けは白いけれど、複雑な意匠のレースがちりばめられている。
これ、実用じゃないな。明らかに観賞用だ。
膝を曲げて彼の股の間に引き寄せられた。……最初はフェラをご所望らしい。
ズボンのファスナーに手をかけたときだった。
「これを秘部に入れなさい」
リモコン付きのローターだった。
かなりコードが長い。彼の手にリモコンが握られている。……仕方ない。
ショーツを脱ごうとしたが、逆に手で押さえられた。
「なんのために着せたと思う。脱いだらダメだ」
「……でも」
「口応えするんじゃない」
「……はい」
「ほら、俺が入れてやる」
ショーツの隙間から膣内を指で弄り、ローターを埋め込んできた。
冷たい感触に息がとまる。……が、すぐに中が熱くなった。
「……っっ」
振動が。
私の感じる部分に直接あたってる。
そこ……土手の裏側、そんなふうに揺らしたらあっという間に熱がこもるの、知っていて。
「神奈。……自分だけ気持ちよくなるつもりか?」
はいはい。
もう口応えしません。
彼のモノを口に含もうとズボンのファスナーを下ろした。
……大きい。
すごく興奮しているのがわかる。そんなにこのプレイが好きなのか。
はむっ。
鈴口を舐めた。先走りが出ている。それを啜り上げる。あ、くびれが震えてきた。筋張ってきてる。早いな。いつもの3倍くらい固くなるスピードが。
夢中になってペニスを頬張る。彼が足を痙攣させながら私の頭を抑えつけた。
……美味しい。
彼のペニスはいつも甘露で。精液はごちそうだった。こんなふうに思う神奈は変態です。
舌舐めずりをして隅々まで味わい、次第に蜜が溢れてくる膣内を指で弄った。
ローターが邪魔だな。でもこのまま入れたままにしよう。たぶんリモコンを手放さないだろうから。
「……神奈」
広大さんが甘い声で名前を呼んだ。
こういうときってどう言えばいいのかな。
メイドプレイってよくわかんないけど。
「ご主人様の……大きくて……じゅるっ……おいしい、です」
喉元まで食らいつくと、勢いよく精液が放出された。
飲むというより、喉に射精されている。……熱い。
どうせなら口の中に出して欲しかった。喉じゃ味がわからない。
「はあ、……かん、な……足を……開け」
「……はい、ご主人様」
スカートをあげて下着を……おろすのはダメらしい。
仕方なく紐だけを緩め、隙間から彼の男根を挿入した。
入った途端、またビクッと固くなってきた。入口付近のローターの刺激が強いらしい。
だが彼は。
ローターごと奥まで突っ込んできた。
「……はぅっ!」
「がに股で俺のを咥えるんだ。いやらしくおねだりしてごらん」
……きた。
調子にのったこの人の羞恥プレイ。
でも嫌いじゃない。いじめるというより楽しんでいるから。セックスはこの人にとって娯楽みたいなもの。
だから。
「ご主人様……神奈のおまんこで……ご奉仕させてください」
その途端。
ローターを子宮内に押し込むほどの勢いで股を開いて突っ込まれた。
「あぅ、んっっ」
「いい子だ、神奈。……どうだ、子宮の中の感触は」
「は、ぅ……と、蕩け……そう、です……」
「俺のちんぽとどっちがいい?」
「ご主人様の……おちんぽ……のほうが……」
「もっとちゃんと具体的に」
「神奈に……ご主人様の……ザーメンを……ください」
全部この人から教わった卑猥な言葉のオンパレード。
言えば言うほど子宮口にとどまったくびれの部分が震えてきた。そのままぎゅうっと締めつける。
欲しい。
精液というか、この人が欲しい。
子供を授かったのにこのペニスを感じるだけで欲しくてたまらなかった。
もっとめちゃくちゃに神奈を壊して欲しい。ドクドクと脈打つそれでもっと深く抉って、かき回して、たくさん出して。
繋がったまま彼がベッドに横たわって、腰を持ち上げ仰向けにされた。
着衣したまま深く繋がった状態で局部だけが晒されている。
そのまま両手で動かされた。
もう何も考えられない。服の重みも気にならなくなっている。ただ繋がった部分だけを感じていた。
「はぁ、……神奈……こんな締めつけてきて、いやらしい女……いや、メイドだな」
「か、神奈は……ご主人様の……ものです」
「いい子だ、神奈……ほら、どう、……っだ!」
リモコンが最強になり、同時に子宮内へと亀頭が潜りこみ。
叩きつけるように内部へと射精された。
……飲みたかったな。
でもこの中で飲むのも気持ちいいから、よしとしよう。
当然の如く、まだまだ固い状態だった。出してもすぐ復活する彼の精力は本当に好き。
「神奈。ローターと俺とどっちが欲しい?」
そんなのさっき言ったからわかってるはずなのに。
ここはあえて。
「両方、です」
そう言うと、興奮したような鼻息が聞こえてきた。
「全部欲しいなんて、わがままなメイドだな」
「抜いちゃいやです、ご主人様」
「ああ、壊れるまで入れっぱなしにしてやるよ」
結局。
メイドドレスは脱がないまま最後まで付き合った。
身体の奥に入ったままのローターは壊れてしまったけれど。
精液で満たされた子宮を、彼はずっと弄ぶように動かしていた。
その時の――ドレスが。
クローゼットにまだ仕舞われていた。
綺麗にクリーニングされている。下着もそのまま残っていた。
シーツを取り出そうとしただけなのに、こんなものまで見つけてしまうなんて。
上にメモが貼ってあった。
『たくや。女を連れこむことがあるなら、これを使え』
…………。
まさか私が来ることを、あの人見越して?
私のサイズで特注してる服だ。下着のサイズも全部。
さすがにこれは使えない……。
隠しておこう。
たくやくんはまだシャワーを浴びている。
彼がこれを見つける前でよかった。
あの人。
よほどあのメイドプレイをお気に召したらしい。
それを息子にもすすめるなんて、どういう親なの。
そういう父親でした。
広大さん。
神奈はあなただけのメイドです。
他の男にご奉仕する気はありません。
ただ、――たくやくんには。
神奈のすべてを捧げるつもりです。
メイドなんかじゃなく、本物のご奉仕を。
星階で書いた瑚太朗と篝のメイドプレイ、また書きたくなってリベンジしました。
というかお仕置きとかおかわりとか、そういうのがしたかったのですが。
長くなりすぎたのでカット。
緊縛とか調教とかしたかった。
いずれ機会がありましたら。