先生
『ヌエ、
さっきのゴーレムは?』
ヌエ
『燃費、
めっちゃ悪いので、
別なのを出します。』
先生
(確かに大きく、
槍の連撃すら、
かすりもしなかった、
燃費が悪いのも、
頷けるが)
ヌエ
『アレ、
やってみたいですか?』
先生
『構造式を教えて貰えるのか?』
ヌエ
『はい、
これが、
“イングラム”の、
構造式と、必要数式の計算量です。』
英和辞典の、めっちゃ分厚いタイプの量の紙。
先生
『ぇ、遠慮シテオクヨ。』
ヌエ
『マァマァ、
遠慮ナサラズニww』
数式酔いしている。
先生
『うぇ~・・・。』
ヌエ
『じゃぁ、
先生、
仕切りなおしましょうか?』
先生
『え゛っ?
本気で言ってるのか?』
ヌエ
『先生、
さっき仕切り直しを、
了承なされたじゃないですか。』
黒い笑みが張り付く。
先生
(このガキャ~)
『わ、分かっている、
マメンナさん、
合図、お願いします。』
マメンナ
『ア、ハイ。』
(ヌエ君、
はっちゃけてるな~)
▽
先生
『“東の天下無双”』
ヌエ
(鹿角脇立兜
・かづの わきだて かぶと、と、
黒糸威胴丸具足
・くろいとおどしどうまるのぐそく、か、
まぁ~た、
槍使いの戦国武将、
先生の趣味なのかな?)
先生
(今度は何も喋らない、
“赤備え”は知っていて、
コレは知らないのか?)
ヌエ
『“ドゥルガー・Ⅰ:RE”
槍は槍でも、
ランスはどうですか?』
先生
『騎士甲冑、にも見えるが。』
(なんだ?
この無機質な威圧感と、
背面部に見える装備は?
ヌエの極大剣の噴射口に見える)
ヌエ
『アイン、
突貫せよ!!』
爆音と同時に、
先生のゴーレムへ突っ込ませる。
先生
『っ!!
反らせ!平八郎!!』
6mの槍が火花を吐き出し、
紫炎の槍が、突き迫る。
先生
『くっ、
なんてパワーだ、
押し負ける。』
ヌエ
『アイン!!
“チャージスピア”』
再び爆音と同時に、距離が開き。
先生
『構えろ、平八郎!!』
切れ味は戦国最強、
蜻蛉切をしっかり握り締める。
ヌエ
『一点突破の力と、切れ味、
まるで、
“矛盾”ですね。』
先生
『矛盾?』
ヌエ
『ざっくり言えば、
最強の盾と、最強の矛を、
ぶつけ合ったら、
どっちが壊れるか?
結局、試す事なく、
それを紹介した商人が、
すごすごと、去っていく、
そんな物語ですよ。』
先生
『まったく!!
なんで知っているんだか!!』
ヌエ
『“知っているからです”
行きますよ!!』
先生
『来い!!』
▽
装飾が一部。
ヌエ
『当てられた、か。』
先生
『えぐいな、
お前のゴーレムは。』
ランスの勢いは、
蜻蛉切の切れ味を物ともせず、
真っ直ぐに、平八郎を、貫いていた。
▽
ヌエ
『で、評価としては、
どうでしょうか?』
先生
『色々突っ込み所があるが、
合格ラインだ、
ヌエ、
頼むから、
“ その辞書”をしまってくれ。』
ヌエ
『え?いやだなぁww
先生、
イングラムの構造式を、
“暗記”してくれるんですよね?』
先生
『いや、
真面目に勘弁してくれ。』
(冗談じゃない、
あれだけの数式の量、
どうにかなりそうだ)
ヌエ
『じゃぁ、
燃費が良くなるように、
一緒に研究してくれますか?』
先生
『そ、それなら、いいけど。』
ヌエ
『気になってたんですけど、
先生のゴーレムって、
戦国武将系統のみですか?』
先生
『せんごくぶしょう?とは、
なんなのだ?』
ヌエ
『ぇ~、そこからですか。』
マメンナ
『そこからですよ?』
がしっ
ヌエ
『え?』
カタルスフィーニ
『わたくしも、
教えて欲しいですわ!
ヌエのゴーレム、
かっこよくて、
正に、守り手の騎士!!
“身を委ねてしまえそう”』
ヌエ
『それは、僕にして下さい、
それにお嬢様?
“暗記”がんばれますか?』
遠慮シマス
ヌエ
『ちぇっ。』
ヌエ
『おい、作者?』
作者
「なんでしょ?」
ヌエ
『マグロは?』
作者
「次。」
ヌエ
『つぎぃ~?』
作者
「あぁ、次だ。」
ヌエ
『“つリボルケイン”なる物があるんだが、
良いよな?』
ひぃっ!?
ヌエ
『逃がすかぁあああっ!!』