ヌエ
『え?解説は?』
また、その内に。
カタルスフィーニ
『なんか忘れそうですの。』
弟に相談してさ、
日常回を挟んだ方が良いだろ?って、
ならば、とことん日常・・・頑張って。
ヌエ
(そう言えば国王が、
謁見云々とか、
あったような・・・)
クェール
『ヌエ様!
国王からの、
再三の通達が来ています!!
いい加減返事の一つでも、
返さないと!!』
ヌエ
『いや、
この屋敷の状態をなんとかしてからね。』
例の戦闘を見られていたそうで、
近隣の貴族様の謁見申し込みと、
決闘、講師の要請などなど。
ヌエ
『申請書類だけでも、
300部、
国王からの、
“早く来て”の手紙が、
4枚目、
で、
フィニお嬢様への、
“結婚申し込み”の、
書類が、400件、
先生は、マメンナさんから、
逃走中だし、
他のメイドじゃ、
書類整理できないし、
お嬢様も、
キャパオーバーで、
煙吹いてるし。』
ナニコレ?無理ゲー
クェール
『ヌエ様!!』
ヌエ
『わかってるよ!!
兎に角、クェール、
“全ての手紙、申請書”に、
国王の謁見を優先、
って、返信出しといて。』
クェール
『へ?』
ヌエ
『じゃ、フィニお嬢様、
お城、行きますよ?』
クェール
『ちょちょっ!?
待ってください!!』
ヌエ
『宜しく~。』
ばたん
▽
アンドロメダ城
『陛下~!!
陛下~!!
何処へ~っ!!』
▽
陛下
『だぁ~・・・、
かったりぃ、
ツッペリン家の奴、
かれこれ2週間待たせやがって、
ようやく来るって言うし、
書類整理なんて、
やってられっか~・・・あ。』
ヌエ
『あ、国王。』
カタルスフィーニ
『陛下?』
▽
3人『はぁ~・・・。』
国王って、
かなりフランクなんだなぁ、
こうして紅茶飲んで、
お菓子食べて、
あれ?何しに来たんだっけ?
陛下
『あ、そうそう、
あの“戦艦”
なんなの?
アレもゴーレムな訳?』
ヌエ
『はい、そうですよ?
これが、
“構成数式の30冊”です。』
どずん!!と、
積み上げられる辞典のようなナニカ。
国王
『ぅ、ぅぉ~・・・、
これが?』
ヌエ
『悪魔で船体部分と、
推進器部分のみの抜粋です、
“武装、艦載機”については、
また、
40冊分の構成数式があります。』
ぷしゅ~
カタルスフィーニお嬢様は煙を噴いている。
国王は言葉を無くした。
ヌエ
『必要ですか?』
陛下
『い、いや、((;^ω^)イラナイ、
色々と外交面で、
問題がな、
亜人達と小競り合いしたろ?
他の種族も、
きな臭くなって来たんだ、
それまでに、
“防衛能力の強化”を、
お願いしたい。』
ヌエ
『ん~、
この7歳の子供に、
どうしろと?』
陛下
『お前個人は、
誰を守りたい?』
ヌエ
『お嬢様一択ですね。』
カタルスフィーニ
『ヌエ?
わたくしだけでは、
皆が傷ついてしまいますの、
“わたくしを
傷つけて良いのは
貴方だけですの”
だから、
皆も守らねば、
“わたくしが、
皆の盾になりますの”』
ヌエ
『ぉ、おぅ。』
(お、怒るに怒れない)
陛下
『まぁ、なんだ、
ゴーレムについては、
“開示出来る範囲を、
お前に一任する”
それ以外は、
今まで通り、
ツッペリン家に居て良い、
領地改革に関しても、
参考にさせて貰っているしな、
税収が、今季上がったのは、
ツッペリン家だけだったからな。』
▽
単純に、
ポイントカードを作っただけだしな、
買い物回数に合わせて、
1ポイント、
10刻みで、付属品、
不揃いだけど、
味は変わらない品質の野菜や、
肉などなど、廃棄処理品の減少に繋がった、
衣服に関しては、
僕の記憶している物を、
やたら絵を描くのが上手いお嬢様が、
図面に起こしてくれた。
ヌエ
『キルクロ、
忙しいだろうなぁ。』
元々格安衣服、生地布を販売していて、
お嬢様の儀礼服も手がける老舗だ、
そこに図面を渡し、
半自動はた織り機を、数式から構築、
一本ずつ指で、糸を作り、
一本ずつ、織り込んで、
その手間を、ほぼ3分の1へ工程を減少、
新規職人の雇用にも繋がった。
クェール
『ひどいです!!』
あれから書類をマッハで整理し、
国王を通してから、
申請書、結婚申し込みをするように、
切り替わった。
ヌエ
『クェール、
めっちゃ万能やん。』
糸に関しては、
召喚魔術で、蜘蛛型魔物を召喚、
鼠や、家畜の肉を報酬にし、
“大量の糸”を供給して貰う雇用が出来た。
家畜に関しては、
成長の早い品種を改良、
異種交配を増やし、
蜘蛛型魔物のニーズに合わせた、
ブレンド肉を生産している。
カタルスフィーニ
『ぬえ~っ!?
穀物地帯から、
バッタの襲来報告がぁあああっ!?』
ヌエ
『来たか!!奴らが!!』
近隣の種族が、
きな臭かったが、
この世界でも、“イナゴの大量発生”により、
食料の確保に、甚大な影響が出ている為、
“どこもかしこも、イナゴ退治に忙しい”
▽
真っ黒いナニカが、飛んで来る。
ヌエ
『ぅぉ~。』
実際、目にすると、キッツイ。
カタルスフィーニ
『あわわわっ!?』
クェール
『ヌエ様、
一体どうなさるおつもりですか?』
ヌエ
『大量には、大量、
カマキリ軍団、
“我が盟約に従い、
ここにいでよ、
種族の飢えを晴らす為、
種族存続の為に”』
(`・ω・´)¬シャキーン!!
緑色のカマキリが、
大量のイナゴと、対峙する。
カマキリ
〈行くぞ、野郎ども!!
腹空かせたガキが待ってるんだ!!〉
カマキリ共
《おぉおおおっ!!》
クェール
『こ、昆虫大戦争。』
言えて妙デスネー。
ま、偶然、開梱地区に、
共食い寸前の
カマキリを見つけたからこそ、
こうした対策が取れた。
カタルスフィーニ
『ひぃ~。』
ヌエ
『ま、まぁ、
見る物でもない、ですね。』
目の前で、バッタがバリバリ食べられて、
ミニマムカマキリに、バリバリ喰われる。
それでも、大量なので、
穀物地帯には、
網目の細かい網を、かぶせてある、
少しでも、葉、実に、到達しにくいように。
そして、その周りにを、
松明を抱えたメイド達で、進路を限らせる。
▽
収穫に関しても、
シレっと、コンバインをゴーレム召喚して、
たったか収穫する。
陛下
『アレ、俺にもくれない?』
ヌエ
『はい、600ページタイプで、
5冊です。』
陛下
『・・・や、
やぁーってやるぜ!!』
カタルスフィーニ
『ふぉおおおっ!?』
ドルン!!ドッドッドッドッ!
ブォン!!ブォン!!
ヴィィイイン!!
ヌエ
『そこ!
チェーンソーを吹かさない!』
カタルスフィーニ
『この振動!!
堪りませんわぁあああっ!!』
ヴィィイイン!!
確かに、伐採用に、
幾つか数式に起こして、
周辺魔力を吸収、
燃料に大換えするチェーンソーを作ったけど、
なんで、それを覚えるのかなぁ?
先生
『フィニが、
どこかの殺戮者に見える。』
ヌエ
『先生、
それじゃぁ、
やられちゃいます。』
先生
『は?』
ヌエ
『相手は斧じゃないと、
勝てません。』
先生
『なんの話だ?』