▼初めから
続きから
ピッ
初めから
▼続きから
ピッ
5歳から、再スタートします。
えっと、
これ、
どう言う状況?
(何処かの家・・・だよな?)
『“ヌエ”!!
起きなさい!!』
『え?俺?』
『あんたいがいに、
だれがいるにょ・・・のよ!!』
(誰~っ!?)
見た目、幼稚園児かそこら。
真っ白な髪に、真っ赤な瞳。
『このあたし!
ツッペリン家が長女!
ツッペリン・D・カタルスフィーニが、
こじ(孤児)の、
あなた!
“ヌエ”を、起こしにきたのよ!!
こうえいにおもいなさい!!』
『へ~、
じゃぁ、お嬢様、
今、お嬢様は、
なにをしているお時間でしょうか?』
『そっ!?そ、それは。』
『お嬢様!!
また、お勉強から逃げ出して!!』
『ヌエ!!助けて!!
同性愛者メイドにあたしの貞操が、
危ぶまれるわ!!』
『いや、無いから。』
▽
ようやく、記憶が復活して来た。
どうやら、2、3歳辺りで、拾われたらしい。
今の掛け合いも、定番らしい、
考えなくても、言葉が勝手に出ている。
▽
ヌエ
『マメンナさん、
お嬢様を、お願いします、
ツッペリン家のお嬢様は、
アホなどと、
噂を広められない為に。』
マメンナ
『心得ております、
ヌエさん、
貴方は、
初等部でも五指に入る勤勉さ、
近接戦闘では、
初等部、中等部に敵ナシ、
先日も、
お嬢様をお守り頂き感謝致します。』
ヌエ
『いえいえ、
居候の身でありながら、
学校へ通わせて貰っているので、
当然の事をしたまでです。』
(随分とハイスペック設定だよな~)
▽
そのままお嬢様は連行されて行った。
現状を把握しよう。
身体、5歳。
魔力、一応ある。
体術、記憶にある、格闘技は可能。
神様との連絡は?
▽
ヌエ
(神様~?)
あれ?反応が無い。
ヌエ
『まぁ、
その内出来るだろ。』
この数年は科学に関しての実験などはせず、
普通の人生をおうかしていたらしい。
所詮、覚えている範囲なので、あやふやだ。
今日は、聖都市歴5698年、3月24日、
曜日は、無い、
ただ、年に数回、祭り事はある。
聖都市誕生記念日やら、
魔力発見記念日などなど、
どうやら、かなり重要イベントのようだ。
いきなり、一週間後が、
“魔力発見記念日”だ。
▽
ヌエ
(5歳で、
尚且つ記念日一週間前か、
これに合わせて、
科学発展記念日でも、
設立しろってか?)
色々思い出しつつ、
“いつもの部屋”へ向かう。
▽
ヌエ
『じっちゃん、
今日は一人でやるから。』
普段閉じている目を開き。
じっちゃん
『・・・気を抜くな。』
ヌエ
『わかってる。』
“いつもの部屋”へ、入る。
▽
魔力検知
こんにちは、ヌエさん。
ヌエ
『こんにちわ、
魔石精霊さん。』
※魔石精霊
《なんの変哲も無い石は存在せず、
必ず、魔力を帯びている為、
千年単位の魔石は、
大概、意思を持ち、
その“環境に見合った姿”を、
意思疎通の為、
魔力で構成し、
成長もする》
▽
ヌエ
『魔石精
「そう言わないって、
約束しましたよね!」しました、
メイヤさん。』
メイヤ
「そうです!
マメンナと決めたのです!」
これもまた、普段の掛け合い。
ヌエ
『ちょっと、これからする事は、
マメンナさんにも、
絶対に言わないでくれるかな?』
メイヤ
「・・・ヌエが、言うなら、
構いませんけど、
なにをするんですか?」
ヌエ
『終焉の狼煙を上げるんだ。』
ヌエ
『正体不明って、なんだよ?』
マメンナ
『あら?お似合いですよ?』
カタルスフィーニ
『お父様が見つけた時、
“へんな柩(ひつぎ)”に、
入ってらしたそうで、
手紙も、ほら。』
“ごめんなさい、
しくじった、
だから、
生き延びてください”
ヌエ
(あの一瞬で、
なにがあったんだ?)