※この作品はR-18です。

シングル・ウォー   作:扶桑畝傍

3 / 16

結局、魔力発見記念日には、形にならず断念。

学校にも普通に通い、

普通に暮らしている。

てか、

いくら錬成出来ても、

幼稚園児の身体では、

反動に敵う訳が無く、

今日も肉体づくりを続けるしかなかった。



イベントスルーと、学校

 

ヌエ

『離れて?』

 

???

『いや。』

 

カタルスフィーニ

『わたくしの所有物にふれにゃ・・・、

 ないでちょうだい!!』

 

▽

 

ここは教室、

 

マメンナさんが、毎日、お昼を配達してくれる、

 

今日は、サンドウィッチ、

 

家畜用に飼育されている、

 

魔物の豚、トントールの、ハムに、

 

葉物妖精から、

 

対価を払い、新鮮なレタスが挟まる。

 

※魔物

 《主に、生物全般に該当する物で、

  人間も、環境に合わせた、

  特徴と、得意な魔法もある。

  魔物は、

  動植物に該当する生き物で、

  過剰に摂取、もしくは、

  元々の特徴が、

  特化されるものなど、様々で、

  5千年経った今でも、

  解明仕切れない、謎多き物だ。

  稀に、人間が、

  魔物になる事も発見されており、

 “生殖本能か、死にたくない”など、

  強い感情が、

  魔力に影響を与え、変化する。

  そうなった人間が、

  元に戻る術は無いとされている》

 

※葉物妖精

 《俗に言う野菜で、

  葉の部分を食用に転用出来る、

  石にも、妖精がいるので、

  野菜にも居る、

  大抵は、対価、

 “肥沃な土”

 “新鮮な水”

 “適度な日光”などを、

  払えば、定期的に納品してくれる、

  現金(この場合は、現物だが)な妖精で、

  対価を払わねば、

  その場で、枯れ果て、

  別の土地へ引っ越してしまう、

  上手く付き合うには、

  相当な根性と、

  繊細な魔力操作を必要とされる》

 

ヌエ

『はい、バター。』

 

??

『ぁりがと。』

 

カタルスフィーニ

『ヌエ!!

 わたくしにもくださいな!!』

 

ヌエ

『はいはい。』

 

▽

 

そうそう、この、

 

抱きつて離れない女の子。

 

モッツェリーナ・K・ホルン

 

同じ五歳だが、既に、膨らみがあるんだ。

 

ヌエ

『お願いだから、

 離れてぇ~。』

 

まさか、5歳で欲情するなんて、

 

考えもしなかったし、

 

手も出せない。

 

この女の子、ホルンは、

 

れっきとした“王族”の、20番目。

 

現、国王の40人いる奥さんの、

 

誰かの子供らしい。

 

40人それぞれが、何人も産んでいるので、

 

もはや、誰が誰だか、

 

分からなくなっているそうだ。

 

ヌエ

『ホルン?

 王女なんだから、

 はしたない事は控えないと。』

 

ホルン

『や、

 ヌエだけ。』

 

カタルスフィーニ

『なら!!わたくしもですわ!!』

 

両手に花?

 

死線(視線)耐えられるか?

 

きっついからな?

 

▽

 

マメンナ

『では、

 時間ですので。』

 

振り子時計が、13時を鳴らす。

 

先生

『マメンナ、

 いつも悪いな。』

 

自炊をしている時間がない先生達にも、

 

サンドウィッチのお昼を配達している。

 

マメンナ

『先生達が元気に働けるからこそ、

 “健全”な、生徒さんが育つんですわ、

 今後も、どうぞよしなに。』

 

素早く、布を広げたと思いきや、

 

風呂敷を、一瞬に背負うマメンナさん。

 

ヌエ

(改めて見直しても、

 謎だ、

 魔力は使ってないし、

 風呂敷の収納力よりも、

 明らかに、多い荷物が入ってる筈なのに)

 

マメンナ

『メイドの秘密です♪』

 

 





先生
『なぁ?ヌエ?』

ヌエ
『なんでしょうか?』

先生
『これ、やるからさ、
 な?』

ヌエ
『これで、何度目ですか?』

先生
『言うな。』

ヌエ
(明日の午後なら、
 買い出しに出かける筈です、
 それ以上は、
 先生が頑張って下さい)

先生
(おう!さんきゅーな!)

ヌエ
(40連敗してても、
 諦めない、か、
 俺は無理だな)

先生は丁度25歳。

マメンナさんは、512歳。

魔法って、怖いわー。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。