※この作品はR-18です。

シングル・ウォー   作:扶桑畝傍

7 / 16
マメンナ
『さぁ、
 洗いざらいお話下さい?』

ヌエ
(いや、むり)

カタルスフィーニ
『ぁ、あの、マメンナ?
 これじゃぁ。』

先生
『マメンナさん、
 流石にコレは・・・。』

メイヤ
『キツイ通り越して、
 死んじゃいますよ!!』

マメンナ
『そうですか?』




とある、ツッペリン家

中等部昇格試験は、

 

内容に若干の不安が有るものの、

 

僕のクラスは、全員合格と判断され、

 

一週間の予定が、

 

1日で終わったので、

 

残りは自主練習か、自習、

 

怪我だけはするな、と、念押しされた。

 

▽

 

ヌエ

(ぁ、だめだ、

 クル)

 

カタルスフィーニ

『ぬえっ!?』

 

オロロロロロロロロ・・・

 

いくらお腹が空いていても、

 

ゲロぐらい出てきますよ、

 

逆てるてる坊主状態ですから、残念。

 

▽

 

お嬢様が泣きながら僕を解いて、

 

タオルで、拭き取ってくれた。

 

マメンナ

『ぅ、うらやましぃ。』

 

ヌエ

(よし、絶対いつか仕返しする)

 

カタルスフィーニ

『だいじょうぶですか!?ぬえっ!!』

 

ヌエ

(ぁ~、もぅ、

 可愛過ぎ!!)

 

あらかた拭き取られたから、大丈夫だろう。

 

ヌエ

『フィニお嬢様、

 大丈夫ですよ、

 だいぶ、楽になりました。』

(こう言うシュツエーション?なら、

 いけるセリフじゃぁなかろうか?)

 

カタルスフィーニ

『ヌエ?

 わたくし、

 略称で呼ぶ許可は出してないですよ?』

 

ヌエ

『え?いや!!

 こう言う状況なら、

 いいでしょうがっ!!』

 

先生

『なんて、不憫な、

 ヌエ、今度甘いお菓子沢山奢るからな。』

 

メイヤ

『さ、流石に同情します。』

 

マメンナ

『ふっ、ざまぁ!』

 

ヌエ

(仕返じゃなくて、

 シミが取りきれない呪いでも、

 掛けてやろうか)

 

カタルスフィーニ

『二人きり限定なら、

 問題ありませんのに。』

 

マメンナ

『ヌエさん、

 小一時間お時間を。』

 

▽

 

ヌエ

(相手は、まだ五歳、

 相手は、まだ五歳・・・)

 

つい、永遠と繰り返してしまう。

 

先生

『先に聞くのもアレなんだが、

 ヌエ、

 あの極大剣はなんなんだ?

 それに、

 お前の体格差から、

 推測しても、

 振り回される構造だ、

 なぜ、ああなったんだ?』

 

メイヤ

『せんしぇい、

 アレはヌエのオリジナル構造を具現化した、

 “この世で初の極大剣”なんですよ。』

 

ヌエ

『メイヤさん?

 せっかく磨いてあげる約束したのに、

 やらなくて良いんですね?』

 

メイヤ

『ゴメンナサイ、ヌエ様。』

 

誰が見ても、

 

素晴らしい姿勢の土下座で、

 

メイヤは、ヌエに頭を下げている。

 

先生

『舌っ足らずなメイヤに、

 磨き技術では、予約待ち殺到のヌエか、

 “3年前と変わらないな”』

 

ヌエ

『お嬢様のお父様と、

 先生に助けられてから、

 3年、早々に変わりはしませんよ。』

(それ以前から、

 ずっと諦めない先生も大概ですがね)

 

先生

『トゲがある言い方だが、

 兎に角、

 極大剣を見せてくれないか?』

 

ヌエ

『あの、先ずはご飯を食べたいのですが?』

(既に半日以上、何も口に入れてない)

 

カタルスフィーニ

『ヌエ、

 サンドウィッチを持ってきましたわ、

 いくらか摘んでくださいな?』

 

ヌエ

『ありがとうございます、お嬢様、

 これなら、

 嫁入り修行も、

 必要なさそうですね?』

 

カタルスフィーニ

『嫁ぐか、迎え入れようが、

 わたくし、

 殿方の妻にいつでもなれるよう、

 鍛錬は怠りませんわ。』

 

ヌエ

(無自覚と、

 おバカは、なんとかしてほしいケド)

 

先生

『ヌエ?』

 

ヌエ

『えっと・・・はい、

 わかりました、

 今、“発現”します。』

(ま、錬成を

 魔法風に見せてるんだけどね)

 

“発現”

 《魔力核を素体にし、

  個人運用上、

  最強の切り札とも言える、

  魔武器を創り出す。

  これは、

  その創り出した本人以外、

  使用できない上、

  他人が使おう物なら、

  暴走、

  その対象を、

  “取り込んで消化、吸収してしまう”》

 

先生

『これは・・・なんとまぁ、

 えげつない構造をしているな。』

 

ヌエ

『はい、

 基本コンセプトは、

 “断ち切る”

 これを、

 現状の僕では、

 不可能なので、

 “爆発”を応用して、

 振り抜くんです、

 片刃の極大剣なのは、

 その反対側に、

 “爆風噴射口”があるからなんです。』

 

先生

『爆発か、

 だからあんなに音を連発していたのか、

 しかし、

 それだけでは、

 お前が飛び上がり、

 回転、

 奴に斬りかかるのは、

 無理がないのか?』

 

ヌエ

『あれは、

 この、柄(つか)の部分にも、

 “噴射口”があって、

 真下へ、爆風を噴射し、

 極大剣の加速力で、

 僕ごと空中に飛んで、

 刃先の噴射口と、

 柄の、逆噴射口を同時に噴射、

 回転エネルギーを生み出し、

 僕は、

 剣を手放さないように、

 “しがみつく”だけなんですよ。』

 

メイヤ

『そうなんですぅ、

 最初は、振り切るのですら、

 危ういのに、

 切り札は多い方が、

 勝てるからって、

 毎日無茶してばかりで、

 何度も治癒の魔法を掛けたりして、

 大変なんですから!!』

 

ヌエ

『メイヤさん?

 靴ズミでいいのかな?』

 

メイヤ

『で、できたら、

 綿100パーセントの布巾で、

 お願いします、

 いえ!!

 お願いいたします!!ヌエ様!!』

 

先生

『使用禁止にしようにも、

 お前の魔武器だからなぁ、

 むぅ~・・・、

 今後、必要な時以外は、

 普通のショートソードを携帯しろ、

 できるだけ、

 手の内を見せないように心がけろ、

 それしか、

 思いつかん。』

 

ヌエ

『そのつもりだったんですけど、

 既に、

 縦(たて)鼠花火回転切りは、

 見せてしまいましたし、

 追尾機能重視の手裏剣魔法も、

 見せていますので、

 今後は、

 この二つをあえて出して、

 それ以外を隠します、

 ね?

 マメンナさん?』

 

マメンナ

『くっ、タンスの中に隠れていたのが、

 なぜバレたのですか?』

 

カタルスフィーニ

『スカートが

 はみ出ているのに気づけない、

 マメンナがいけないのですわ。』

 

ヌエ

『うん、

 全然隠れてない。』

 

先生

(そう言う所は、

 アレなんだよなぁ~)

 

メイヤ

『マメンナ、

 昔から、服がはみ出て、

 隠れんぼが、

 大の苦手だったもんなww』

 

マメンナ

『メイヤ、

 丁度良い所に、

 “魔力ヤスリ”があるのよ、

 試して見ていいかしら?』

 

メイヤ

『冗談じゃないっ!?

 ヌエに磨いてもらった本体を、

 木っ端微塵にされてたまるか!!』

 

※魔力ヤスリ

 《単純に、

  ヤスリがけの道具、

  建築、彫刻にも使えるが、

  込める魔力量によっては、

  削れ過ぎてしまうため、

  注意が必要、

  特に、

  拷問武器へ派生している代表道具なので、

  一般に出回る、

  迷惑極まりない道具だ》

 

ヌエ

(いつかは、

 コレを失う為に、

 戦わなければいけない、か、

 出来るかなぁ?

 いや、

 “なんでも利用して”

 変革をしなきゃね)

 

カタルスフィーニ

(ヌエ?

 なにかしら、

 ヌエが、

 やってはいけない事を、

 やりそうな気が、

 させませんわ!!)

『わたくしの、

 所有物で、

 お気に入りなんですから!!』

 

ヌエ

『この、

 無自覚口は、

 どの口なのかなぁ~?』

 

ほっぺをむにむに。

 

カタルスフィーニ

『いひゃい、いひゃいれふふぁ!!』

 

メイヤ

(こいつらの将来が不安だぜ)

 

先生

(同感だ)

 

マメンナ

『うらやましぃ~!!』

 

 




カジキマグロG様、

コメント、ありがとうございます!!

カタルスフィーニ
『もぅ、
 なんのコトで、
 怒られるのかわかりませんが、
 コメントありがたく頂戴致しますわ。』

ヌエ
(治るのか?コレ)

作者
(治しません)

ヌエ
(勘弁してくれぇ~)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。