※この作品はR-18です。

美少女と知能犯   作:gazerxxx

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髪フェチについて描写してたら、予想を超えて分割せざるを得ない程の文章量に…orz
というわけで、今回は文量のわりに、ほぼ”髪”です。
次回はノーマル(?)になります。なるべく早いうちに。


犯すためにお手入れしよう(ヘアーケア)

風呂から上がった女子は、湯上がりの身体にバスタオル一枚巻いただけの姿だ。

 

 バスタオルから露出した肩が濡れ光る。

 映優梨(はゆり)は白タオルを肩までしっかりと巻いているが、身体の起伏は隠しきれない。シンプルな白いタオルだから、胸や腰の陰影がさらに際立つ。真面目なようで、無自覚にエロいよな、この娘。

 二彩(にあや)はピンクに白猫のプリントされたタオルをふんわりバスローブ風に羽織っている。ほとんど肌を露出していないが、バスタオルでさえ1枚の服のように着こなすのは、ファッションセンスとこだわりを感じる。タオル1枚なのに弛みを感じない、スリムさを生かした着こなしは、輝きを放っている。

 麗緒瑠(れおる)はオレンジのタオルを巻き付け、小麦色の肌と相まって、南国風の雰囲気を醸し出す 上背があるからか、タオルが胸から腰までしか覆っていないので、運動に喧嘩、日焼けで鍛えられた美脚が露出している。きつめに巻きつけた胸元から、大胆に押し込められた谷間が見える。こっちは、軽装によって自然に露出した、健康的な色気漂う。谷間やおみ足が直視できる分、一番目の保養になる。

 風呂上がりでシャンプーやボディソープの香りに身を包んでいるが、湯立った身体からは女性由来の匂いが漂う。1日を終えて女の子の身体が芳醇を迎えたような香り高さだ。

 

「ドライヤーは3人とも俺がやってあげるよ。背中向けて…」

「瞑司さんがですか?あの…優しくしてくださいね…」

「意外~。変態め~じのことだから、しつこくボディタッチしてくると思ったのに」

「髪乾かすだけでホントに楽しいのか?」

 

 くくく、体は触らせてもらったから、次はこっちで楽しませてもらうのさ。女性の髪をじっくりといじくれる機会も貴重なんだな、これが。

 

 映優梨の黒髪に指を通すと、さらっとした滑りと、濡れツヤのある質感が指をするんと通してくれる。手指を受け流すこのサラツヤな髪質が、セミロングにしてストレートの、まっすぐに揃った清楚な髪型をキープしているのだ。

 髪に絡まった毛は一本も無いにも関わらず、ずっと手櫛していたくなる流麗な髪だ。

 

「瞑司さん、後ろから息がかかっているんですけど…」

「ドライヤーの温風だよ……多分」

 

 うなじに生暖かい息を吐きかけられて、映優梨が敏感そうに首を傾げる。清純派な感性の彼女は、ドライヤー中の俺が髪を弄って夢中になっていると想像もしていないだろう。前回マッサージのついでに触ったのよりも、今回は弄らせてもらおう。

 

 前回はグルグル巻きつけて手触りを楽しんだ髪を、今回は指でゆっくりと糸巻きして、綺麗に巻き取れる髪の柔軟性を確かめる。曲がることなく一房に揃う天然ストレートは 、さながらほつれのない上質な黒絹糸だ。指からほどくと、一瞬丸まったキューティクルによる天使の輪を垣間見せて、再びストレートに戻る。

 更にもう片方の手で、つむじから撫で肩までの髪を撫で下ろす。セミロングの黒髪を手で辿り、柔らかな髪で構成されたラインを軽くしならせる。

 

「何だか、よしよしされてるみたいですね……」

「ああ、安心して俺に頭をゆだねるんだ……」

 

 頭全体を撫で回されて、映優梨は首をすくめる。確か、映優梨は親を早くに亡くしていたな。ヘアーケアは、じっとして温風と他人の手に頭を委ねる、緩やかな時間。その間に、両親に頭を撫でてもらった思い出に浸っているかのよう。安心しきって目をつむる。

 映優梨は黒曜石の艶光りを持つ瞳と、長めの睫毛を閉じると、眠るように顔つきがあどけなく変わる。知性を眠らせて純心を前に出したような表情の変化に、欲情を掻き立てられて、更に純黒髪に手を出す。つむじに指先を当てて、かき回すように髪を撫で付ける。ストレートの黒髪は、つむじまで綺麗な渦巻きを巻いている。たっぷりした黒髪の頭頂部に隠れた白い地肌。ヘアーケアでもしないとじっくり見られないだろうな。髪によって完全に人の目や日光から守られていたつむじ肌を、指でぐりぐりする。

 

「っ、んんぅ…強く抑えないでください…」

 

 映優梨はつむじを押す力でまぶたまで押し込められた感覚なのか、まぶたを重そうにつむる。「つむじを押すと背が縮む」なんて昔はやった噂があるが、身長ごと押し込められる感覚があるほど、髪に保護されたつむじは敏感なポイントなのかも。

 

「男のくせに、時間かけてドライヤーやってるよな。なんつーか、細かい奴だな」

「二彩はそんなに髪いじってるのブキミな気がするけど……本当にドライヤー楽しんでそう」

 

 俺がじっくり映優梨の髪を手入れするのを見ている麗緒瑠と二彩は、丁寧なケアに不思議そうな反応をする。俺が欲望に逸(はや)らず、繊細に女体を扱うのは、二人からすれば見たことのない光景だろう。俺としても、ヘアーケアしてると妙に落ち着く。

 

 今度は映優梨の顔の方に回ると、前髪にドライヤーを当ててみる。吹き上げる温風がはらっ、はらっと前髪が巻き上げては、白いおでこが露わになり、再び髪がおでこの上へと舞い降りる様子を眺める。風で揺らめく布のような軽やかな髪の舞を、何度も目の前で繰り返させる。ぱっつんとした黒髪を、何度もヒラヒラとめくっているのが、聖域を暴いているような気分にさせてくれる。実際、前髪に覆われていたおでこは、これまた澄んだ純白色だった。

 

 時間をかけてドライヤーを当てるうちに、髪は熱を帯びて乾いてきた。仕上げに髪表面の水分を飛ばした所で、ドライヤーを終わる。残りの水分がが髪に吸い込まれて、とろんと髪がふやける。毛先は適度にほぐれて丸まっているが、バラバラにほつれないサラツヤストレートの髪質はそのまま。上質な天然黒髪は、艶めいた黒光りと流麗なフォルムを一段と進化させていた。

 宝石を磨き終えたような、誇らしい達成感だった。

 

「はい、終わった……やっぱいいな、映優梨ちゃんの長い黒髪、清楚系で」

「髪をとかしてくれる瞑司さんの指、優しい感じでした……ありがとうございます!」

 

 久しぶりに人から髪を手入れされて安らいだ映優梨が、深々と頭を傾けると、フワッと長い毛先が浮かび上がり、花開くように映優梨の周りに広がる。純黒色の華は、微かにその芳香を辺りに香らせる。可憐なお辞儀とそれを飾る芳香にしばし見とれる。清楚な女の子のかしこまった態度は、絵になるし、男心をくすぐってくれる。

 

「黒髪だからいいって、ウチへの嫌味かよ」

「清楚系じゃなくても、見境なく襲っちゃうくせに」

「俺の場合は見境なしじゃない。清楚でもビッチでも、魅力ありなら襲いたくなるだけだ」

 

 映優梨の清潔美を見せつけられて、面白くなさそうなジト目の二彩とガンを飛ばす麗緒瑠に、さらに過激に切り返す。次に手入れしてやるから、待ってろよ。

 

 改めて映優梨を見ると、首周りの髪が重力で少しずつ滑り落ちている。後ろ髪のカーテンが開き、白肌のうなじが垣間見えた。湯上りで熱と水分を含んだ白肌は明るく色づき、とろけた黒髪の奥で呼吸に合わせて息づく様子が色っぽい。首筋には綺麗に真っ直ぐな線が通っている。

 肌の露出が少ない和服女性がチラ見せすることで目を引くと言われる、うなじ。今まさに、大和撫子の映優梨が、肌をほとんどタオルガードしてる中、無防備に生うなじを晒しているのも、まさにそれ。乳白色に輝く肌は、男の目を引き寄せる光のよう。

 さっきまで磨きをかけていた映優梨の美を目の前に差し出され、味わってやりたくなる。

 

「じゃあ……お礼に弄らせてもらおうか」

 

 映優梨の背後について、うなじに鼻先を突っ込む。長髪に隠れたうなじは、甘やかな匂いを秘めている。清潔なシャンプーの香りも混ざっている。軽やかな髪は俺の汗ばんだ皮膚に張り付く。艶やかな毛先が俺の顔をくすぐる。さらに白肌のうなじに舌を這わせて、ペロリと舐め上げる。

 

「はぅん!…何?何してるんですか?」

 

 映優梨は完全に不意を突かれて頭を上げようとするが、俺は後ろからしがみついているので、何されてるか見えないことには変わりない。無防備な反応が、ますます征服欲を誘う。

 風呂上がりのうなじは、女性の甘酸っぱい芳香が染み付いた味わいだが、風呂で汗を洗い流したおかげで、臭みがない。

  食べ頃を迎えた女体に、夢中でしゃぶり付く。うなじをなめ回されて、風呂上がりと思えない背筋の震えを見せて映優梨は慌てる。

 

「...っ、やめて下さい、せっかく髪を整えてもらったのに…」

「俺が整えたなら、レロッ、この黒髪セミロングを、ピチャッ、俺が崩してもいいだろう?」

「リアルなprprとかマジキモいんだけどぉ…二彩が援交相手した中でも、うなじはないわ〜」

「自分で髪梳いておいて、直(ちょく)に崩すとか、何考えてんだよ…」

 

 映優梨どころか、二彩と麗緒瑠までドン引きしているが、黒髪のカーテンに顔を埋めて外界を遮断した俺はガン無視する。目の前には黒髪が覆う薄闇と、ぼうっと光る美白肌のうなじしか見えていない。

 風呂で清めた映優梨のうなじは、俺の唾液でヌルヌルに汚される。しかもねっとりと舌で舐め上げ、生暖かい息を吐きかけると、震える首筋から自然とじっとりした冷や汗がにじみ出てくる。その冷や汗もペロペロ舐めとって、映優梨の色香を体の内から味わう。

 小刻みに震える撫で肩を両手で抑え込み、たっぷりとうなじに舌を這わせた。

 

 顔を上げると、映優梨は少し冷や汗を浮かべて湯冷めした体を震わせていた。見えない首筋へ生ぬるい舌で舐めまくる愛撫は、映優梨の全身に悪寒を広げる感覚だったようだ。だが、お風呂の熱が引くと、余分な熱が解消されて朱色の引いた白肌が美しい。

 

「ぶはぁ…。映優梨ちゃんのうなじ、あまりに色っぽくて耐えられなかったよ。綺麗に仕上がったサラサラの髪に包まれるのも、気持ち良かったよ」

「瞑司さんって、優しく見せて、不意打ちばっかり……本当にズルい人ですね……」

 

 映優梨は、優しくされて嬉しいような、弄ばれて悲しいような、悲喜こもごもの複雑な顔をしている。

 

「可愛いリアクションだな。次はニ彩のツインテール髪を乾かしてあげよう」

「冗談は顔だけにして欲しいんだけどぉ、め〜じにprprさせると思う?」

 

 二彩からは本気で気色悪そうな声で拒否られたが、無理もない。顔面には俺と映優梨の汗が混じって付着し、まだハァハァ言ってる口回りには、涎がこびりついている。自分でも興奮して顔が自重できてない。

 だが、そうまで嫌がられると、逆に強要したくなるのが男のサガ。

 

「嫌ならドライヤーは貸さない(元は映優梨のだけど)。一晩ほっといた髪がボサボサに傷んで、ツインテールにまとめられなくなってもいいなら……」

「あ〜、はいはい、め〜じにやってもらえば

 いいんでしょ!やるからには、映優梨よりもカンペキにしてよね!」

 

 髪を粗末にするのはプライドに障るのだろう。二彩は小さな後頭部を俺に向けて差し出す。

 

「おとなしく触らせてくれれば、悪いようにはしないさ」

「おい瞑司、そのセリフと顔、完全にセクハラオヤジになってんぞ」

「えっ?二彩の後ろでまだキモい顔してんの?」

「あの、瞑司さん、せめて顔は拭いた方がいいと思います…」

 

 言いたい放題だが、俺もこれから二彩を好き放題にするつもりなので言わせておく。

 ツインテールをほどいてピンクバスローブの背中まで下ろした二彩のロングヘアは、間近で目測すると、映優梨のセミロングよりも短い。二彩が小顔なのと、ふんわりしてボリューミーな髪質が、後頭部を包み込む髪量を実現しているのだ。フワフワでたっぷりした髪は、下ろしていると収まりがつかないほど。

 この髪ではツインテールにしておかないと、フワフワ舞い散って大変だ。

 

 熱風を当てながら、髪に指を通してみる。

 ツインテールをほどいたロングヘアは、湯上がりでもフワフワにほどける、細くて軽い髪質。映優梨が滑らかな黒絹糸なら、二彩は人形の髪に編み込まれた毛糸に似た髪質で、指に絡みついてふんわりした柔らかさを伝えてくる。濡れて張り付く髪をドライヤーの熱で吹き飛ばすと、ハラハラと舞い散って、ほつれた髪のボリュームを増す。髪を梳くほどに、毛糸玉をほどいているような楽しさがある。

 

「髪がロングヘアから、どんどんほどけていくな……。これなら、全部の髪をバラバラにできるんじゃないか?」

「それって髪型になってないし〜……変な真似しないでツインテにまとめて!」

「映優梨ちゃんのストレートヘアーも羨ましかったりするのか?」

「はっ!……誰があんなジャマっ気なロングなんて……」

「まとまらないからこそツインテールなんだろう。でも、この髪の触り心地は悪くない」

 

 コンプレックスを怒った声で表す二彩の髪を、軽く抑えながら撫で付ける。毛先の長い絨毯に踏み込むように、手のひらに圧迫された髪が沈み込む。映優梨のスベ髪とは違ったフワ髪は、指を通すよりもなでるほうが心地いい。

 それでいて、生きた髪らしく弾力とハネ具合で、手の下でクルクル癖のある毛並みに戻ろうとする。しかもたっぷりした髪に包まれた頭は映優梨よりも小さく、手のひらで覆ってしまえそうなほど。小猫を撫でてるようだ。

 

「二彩の髪撫でてばっかりじゃ、乾かないんだけど。ちゃんとやって?」

 

 濡髪をねっとり撫でつける焦らしに、二彩が拗ねた声で肩をゆする。頭を撫でられても、映優梨と違ってうれしくはなさそう。落ち着かない雌猫だ。

 

「そうだな、子猫ちゃんの髪にはもっと指を深く通さないとな」

 

 指を豊かな髪の合間に沈め、指先が頭皮に触れるくらいまで指を通す。

 

「ちょっ、頭に触りすぎじゃない?」

「このくらい根元から梳かないと、うまくほどけないだろう?」

 

 頭皮に指の第一関節までを押し込んで十指の力で二彩の頭を抑え込みながら、毛づくろいするように、カールした髪を、指を通して伸ばしていく。指で髪のカールを伸ばしていくのは、指腹で浮いた髪を慣らしていくエアマットをプチプチつぶすような奇妙な快感のある作業だ。しかも、たっぷりボリュームを増した髪は水泡を含んでいるのか、伸ばされると水分がはじけて、二彩の砂糖菓子のような香りを淡く立ち昇らせる。

 

「指食い込みすぎ……っ!けど髪がまっすぐ解けてく……め~じにしてはやるじゃん」

「どうせ髪をいじるなら、キレイにしたほうがいいだろう?」

「私の髪もうなじのために?…でも、手入れしてる瞑司さんは、優しく見えます。

「そうかぁ?おい瞑司、よだれは乾いたけど、鼻息が荒くなってんぞ」

「えっ、瞑司って、手入れしたいの?エッチしたいの?」

「どっちも考えてるに決まってる」

 

 せっかく全女性の命である髪を自由に触らせてもらっているんだ。ベストコンディションを見たいと思う一方、最高に高まった髪を崩してやりたい衝動もある。

 そんな衝動が手入れを横道にそれさせる。指に髪をグルグル巻きつけて、尻尾のようにはねた毛先を撫でる。丸まった毛先が、本当に小猫の尻尾を触ってるみたいにコショコショとこそばゆい。

 

「あっ!何、髪を丸めてんの?伸ばしたばっかりなのに?」

「最後までちゃんとやるから、俺にも少し楽しませろ」

 

 伸ばした髪をまた曲げる行為に二彩が文句をつけてくるが、俺は一顧だにしない。乾くまでの中間で、熱と水分が混じり合った毛糸髪はぬるくて、ふわふわした感触にあった程よい温度だ。ついでに指に巻き付けた髪を鼻先まで持ってきてにおいを嗅いだりする。ある程度湿っていると匂いを含んだ蒸気が立ち昇り、風呂上がりのシャンプーと体臭の絶妙に混ざった匂いを嗅ぎやすい。鼻息に煽られてハネた毛先が揺らめき、俺の鼻をくすぐる。

 

「またニオイなんか嗅いで……二彩は一番風呂だから、変なニオイなんてしないの!」

「匂いっていうのは、体の表面に染み付くものだけじゃない。身体の内側から本来の匂いが香ってくるんだ」

 

 お年頃JKらしく匂いを嗅がれていやがる二彩にも構うことはない。さっき指を頭皮に食い込ませたから、圧迫された毛穴を通じて、髪の毛が匂いを噴き出している。

 

 ま、二彩が自分の匂いを嫌悪するばかりで、俺だけ楽しんでももったいない。今度は巻き付けた尾先を二彩に近づけ、二彩自身の毛糸髪で、タオルから露出して無防備な首や肩をくすぐる。

 

「えへっ?なにすんの…あはっ!あっはっはは!バカ、やめっ、きゃははは~っはっはは!!」

 

 自分のふわふわした尻尾にくすぐられて、二彩は金切り声に近い笑い声を立てる。無理やり笑わせてもツボにはまると、予想以上にうるさいくらいの声量とテンションだ。尻尾をしっかり捕まえていても髪をバサバサ揺らしてもがく。くすぐりに敏感な猫そっくりだ。

 

「瞑司さん、私にもくすぐりやってましたね……萌野さん、私よりも弱いのかも…」

「二彩、あんなにくすぐったがりだったのか。援交何度もこなしてきたのにな」

 

 くすぐりということで、映優梨と麗緒瑠は生暖かく見守っている。

 

「二人ともっ…二彩、あはっ、マジで、うはは、無理だから…もうっ、やはははっ!」

「確かに映優梨より敏感だな。この悪戯ネコめっ!」

 

 そうして二彩の笑い声を全部絞り出すまで、数分間くすぐってやった。さしもの二彩も息切れを起こして口、風呂上がりよりも肌は薄ピンク色に紅潮したように見える。首と肩しか攻めてないのに、事後みたいにムンとした雰囲気だ。

 

「くすぐりで軽く絶頂したんじゃないか?これからは、二彩の髪使ってくすぐり攻めにしてやろうかな」

 

 俺がそういっても二彩は口答えしないので、よほど効いたと見える。まあ、俺が二彩の髪の毛をいじりながら、二彩も愉しませる目的は果たせた。

 後は二彩を落ち着かせるようにドライヤーの温風を当てて、髪を丁寧に伸ばしてやる。まだつぶらな目を潤ませた二彩の肩をたたいてやる。

 

「ほら、終わったぞ」

「……ハッ!あ~もう、くすぐるなんて反則じゃん!何してくれてんの!」

「いや、ウチも面白かったぞ、二彩がくすぐられるところ。プハハッ!」

「瞑司さんは、くすぐりも普通にやってくる人ですから…」

「あっ、二人ともひど~い!髪はその、キレイになったけど」

 

 憎まれ口をたたく二彩も、時間をかけて髪のほつれを直した出来には満足してるようだ。

 

「じゃ、いよいよツインテールに結ぶとこだな!俺が片方手伝うから同時にやろう」

「ツインテ結びまでやる気?なに勝手に盛り上がってんの?ウザッ!」

「そんな口きくなら、ここにあるヘアゴムはいらないんだな?」

「あっ、いつの間に……片っぽだけ下手な結び方したら許さないから」

 

 というわけで、二彩との共同作業で、背中までたっぷり下した髪をツインテールに結び直すことに。背中の真ん中で後ろ髪を左右に分けて二等分し、右と左で髪を二つの房にまとめる。何しろ毛糸髪があふれそうになるから、二彩はもちろん俺まで両手で抑えないとまとまらない。やんわりした髪の洪水をひとまとめの滝の流れにするような、そんな勢いで圧縮していく。

 

 ヘアゴムは両手がふさがっているので口で咥えている。二彩が口元をアヒル口にしてヘアゴムをキープする顔はなかなかユーモラスな愛嬌がある。

 

「あ、ちょっと!め~じまで二彩のヘアゴム咥えるのマネしなくていいのに、超キモイ!」

 

 二彩が器用にもヘアゴムを咥えたまま文句を言うが、どうせ両手が離せない状況なので気にしないでおく。

 

 両手を量感のある髪房に滑らせて、片手で二彩に直して先細りさせた毛先に、空いた片手でヘアゴムを通す。これも手でうまく抑えないと髪のあふれんばかりのボリュームが復活するので、髪を抑えながら少しずつ通す。毛先の大部分をヘアゴムに通しておかないと、髪がばらけて型崩れしてしまう。

 仕上げに毛先まで残らずまとめた髪の束をヘアゴムを縮めて縛ると、キュッと髪房が絞れる。ふんわり柔らかい毛糸髪を縛った手ごたえが、ヘアゴムを通して伝わってくる。ほどけた毛糸球のような髪を、縛ってリスの尻尾のようなツインテールにまとめたと考えると、女の子の深みにずいぶん踏み込んだ感覚だ。二彩の首を縛って調教に近いことをやったが、今度は生意気に広がる髪の毛を手の中に握りこんで縛り上げてやったわけだ。

 

「二彩のを見ながらやったにしては、イケてるじゃん?め~じが髪の毛にも興奮するド変態なのはよ~くわかった」

「瞑司さんって、結ぶのもうまいんですね」

「ニヤニヤしながら、二彩の髪をきっちりまとめ上げるんだから、本物の変態だよな」

 

 俺の手入れは3人とも認めるところらしい。そりゃ、俺も差し出された髪を前に、どういじってやろうか妄想でシミュレートしてるからな。

 

 仕上げにツインテールの先っぽで手のひらをなぞってみる。ボリューム豊かな二彩の尻尾は、毛筆のようにまとまってフサフサしている。しかも手のひらで毛先を押すとフワッと毛先が丸まって、モフモフの感触を生む。ドライヤーの熱と水分で豊潤な柔らかさを増して、小動物の尻尾を手慰みにしてる気分だ。

 

「う~ん……やっぱり二彩の髪は、ツインテでモフるのが最高だな…」

「萌野さんのツインテールも、瞑司さんが夢中になれる素敵な髪なんですね」

「映優梨、それ褒めてるつもり?め~じ、完全にキモオタじゃん!」

「瞑司はクソ変態だけど、それと付き合ってる映優梨もなんか毒されてるよな」

 

 なんだかんだ言いながらも、二彩はツインテを崩す気がないから抵抗せず、ロリJkのツインテを堪能させてもらった。

 

「最後は麗緒瑠だな。髪染めてる分ケアも念入りにしないと」

「ウチだけ抜けるってのも、アレだしな……さっさとやれよ」

 

 手持ち無沙汰に金色の毛先をカールさせながら、麗緒瑠はふてぶてしく開き直って催促する。

 

「じゃ、遠慮なく」

 

 麗緒瑠のウェーブのかかったミディアムボブの金髪に触れる。横からドライヤーの熱風を当てると、麗緒瑠はウェーブのかかった髪が、よくなびく。ほぼ横向きに後ろ髪が波打つほどだ。金髪に染めているから傷んでいそうなイメージがあったが、しなやかさは維持されてるみたいだ。髪に指を通してみるとピンと指を弾く丈夫なハリ。健康美のある体同様に、髪の毛も生まれつき強いようだ。映優梨が絹糸、二彩が毛糸なら、麗緒瑠は弦に例えられる髪だ。

 

「麗緒瑠って、髪まで強いな。これはよ~く伸ばしてやらないと」

「あっおい、あんま引っ張んな!」

 

 麗緒瑠の弦髪をピンと張るように引っ張り、張り付いた水滴をドライヤーで吹き飛ばす。髪をつかんでしまえば、数十本の毛髪で頭を引っ張られるのだから、喧嘩慣れした麗緒瑠も振りほどけない。麗緒瑠がおとなしくなったのをいいことに、髪をいじる動きも加える。金色の輝きを放つ弦髪をつまんで、こよりを作るように捻じっても、バネの弾力で元に戻る。麗緒瑠が手持無沙汰にカールさせるのも納得の、癖になる弾力性だ。

 

「さあて、終わって暇してる二人も、楽しもうか」

「まだ二彩たちに何かする気?」

「いや、今度は映優梨ちゃんと二彩でヤッてもらいたいことがあるんだ……」

「うちの髪いじりながら、変なこと考えんなよコイツ…」

「一体、何をさせる気ですか?」

 

麗緒瑠の弦髪をハープのように奏でながら、不可解そうな3人に、俺は新しいプレイを提案する。映優梨と二彩と麗緒瑠の呉越同舟を、ここらで終着させてやるために。

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