将来を有望視された青年が、冤罪で問題山積みの鎮守府に着任されました。 ~地獄の底からこんにちは~ 作:ガリアムス
海軍大本営から発令され遂に始動した「五包囲電光石火作戦」は、多くの提督や司令官が、この時に備え積み上げた成果をぶつける戦い。
賄賂贈呈の冤罪を掛けられた牧園 アキラは、大本営非公認の華裏鎮守府に在籍し癖のある問題児艦娘と共に、己の無実の証明・華裏鎮守府の公認の為、特別作戦に参加する…
* * *
作戦開始初日、彼等の元に一通の手紙が届く。それはあの黒い手紙…アキラと華裏鎮守府にとって、辛酸を舐めさせる、悪意に満ちた物。
大淀「アキラ提督!大本営から一報が届きました!「特別作戦に伴い、華裏鎮守府は先んじて敵戦力及び編成を大本営に至急伝え、三日以内に前段作戦となる(第一作戦:西部海域偵察戦)・(第二作戦:敵補給分断陽動作戦)を(甲作戦)で完了されたし」…と!!!」
アキラ「…敵戦力と編成の偵察に加えて、三日で甲作戦攻略しろと…本当にタチが悪い…!」
募る怒りに彼は拳を握り締める。大本営はある時から特別作戦に丙・乙・甲の三つの難易度を設け、競わせた。甲作戦はその中でも最難関とされ、歴戦の提督や司令達でさえも攻略は容易ではなく、時間や資源の消失によっては、難易度変更を余儀無くされる事も。
それを三日以内に攻略するだけに留まらず、事細かな情報も得なければならないという、鬼畜じみた内容にアキラ達は大本営の闇を再び見る事となった。
アキラ「大淀さん。今から呼ぶ艦娘に大至急出撃出来るよう、準備させておいてください」
大淀さんはすかさずメモ帳を手に取り、彼の言葉を一言一句聴き逃さぬよう集中する。
アキラ「航戦・日向、航巡・筑摩、駆逐・黒潮、軽巡・天龍、重巡・古鷹、軽空母・祥鳳…以上」
* * *
華裏鎮守府地下、出撃カタパルトエリア…アキラによって召集を受けた面々が装着した艤装と感覚の微調整を行い、待機していた。
日向「大淀。何時でも出撃(で)れるぞ」
大淀(了解です。今回の特別作戦内容は敵戦力及び編成の調査にあり、決して撃滅する事はありません。敵艦隊を発見次第、艦種を記録し帰投。その上で本海域中枢に居座る敵艦隊を撃破してください!)
六人の艦娘達がカタパルトに乗り込む。皆真剣な表情で西部海域へと繋ぐワープゲートが展開されるのを待つ。
大淀(特別作戦指定海域に座標固定!ワープゲート…解放!)
制御室で電子機器の調整を行い、赤の丸型ボタンを叩く大淀さん。水面から競り上がる鋼の輪が青白く発光を始めると、スパークと共に青に澱む帳(とばり)が張られた。
各鎮守府には、このような遠い海域に向かう場合の移動手段として瞬間移動機能を備えたゲートが設備されている。華裏鎮守府にも、この機能は備えられており、艦娘達の尽力で今も機能しているのだ。
大淀(座標固定完了。出撃シークエンスを旗艦天龍さんに譲渡します、皆さん御武運を!)
天龍「おっしゃあ!第一艦隊旗艦!天龍型軽巡洋艦・天龍改!抜錨するぜぇえ!」
日向「了解。伊勢型航空戦艦二番艦・日向改…出撃するぞ!」
黒潮「ほな、陽炎型駆逐艦三番艦・黒潮改!いっきまぁーす!」
祥鳳「祥鳳型航空母艦一番艦、軽空母・祥鳳改!出撃しますね…!」
古鷹「古鷹型重巡洋艦一番艦、古鷹改ニ!出撃します!」
筑摩「利根型航空巡洋艦。二番艦の筑摩改ニ…出撃!」
カタパルトから射出され、海を滑り駆ける者達。六人の艦娘達は帳を潜り抜け、作戦海域となる場所へと到達したのだった…!
* * *
第一作戦海域:西部海域偵察戦・海域見取り図
船➡➡A➡➡➡E➡➡F
↓↘...↗...↗.↘
↓.↘.↗...↗...↘
G➡➡D➡➡➡➡C➡➡➡➡鬼
.↘......↑↘
..↘.....↑.↘
...K➡➡➡➡B..H
* * *
三十分後…
天龍「艦隊帰投したぜ…」
アキラ「お帰りなさい、大丈夫だったか?!」
頷く天龍は所々煤を被り、頭の両側に浮いているアクセサリーの片方がポッキリ折れていた。
アキラ「天龍、高速修復被ってから休め!」
天龍「おう!その前に敵さんの編成データを大淀に渡しといた、吹雪達と確認しておいてくれ」
服の破れた部分を摘まみ、天龍は執務室を後にする。後に大淀さんが戻ってきて、第一艦隊が激突した敵艦隊の編成が一部明らかになった。
* * *
G…重巡リ級flagship×2,軽巡ツ級flagship,駆逐艦ハ級flagship×3
D…空母ヲ級改flagship,軽空母ヌ級flagship,雷巡チ級flagship,駆逐イ級後期型×3
E…PT小鬼群×3,補給艦elite×3
F…戦艦タ級flagship,戦艦ル級elite×2,軽巡ホ級flagship,駆逐ニ級elite×2
* * *
アキラ「甲作戦だけあって、敵の編成は異常なまでに強い…特にDのヲ級改flagship含む艦隊は厄介だ」
大淀「以前の特別作戦の道中でも確認され、その対処に多くの提督が頭を抱えました。その時は基地航空隊の支援がありましたが今回は状況が違います」
吹雪「最初の出撃で天龍さん達が通ったのはG➡D➡E➡F…甲作戦である以上、出撃出来る艦娘は慎重に選ばないといけないですね…」
甲作戦の難しさは敵戦力の強大さ、堅牢さも有るが、一番は「札システム」によって艦娘の出撃制限が設けられる部分がある。乙以上の難易度では常に札システムにより特定海域への出撃が封じられてしまう。故に多くの提督達は、札の管理と艦隊の調整に細心の注意を払うのだ。
アキラ「次は日向➡陽炎に。筑摩➡不知火に変更してみよう。代わりに祥鳳さんの艦載機は戦闘機と彩雲へ、陽炎・不知火・黒潮は秋月型三人の武装を譲り受けて出撃を!」
吹雪「了解です、秋月ちゃん達に通達してきます!」
それからアキラ達は、編成を微調整しつつ何度も出撃を繰り返しながら海域内敵戦力の分析及び解析を行い、データを纏め挙げた。
* * *
A…潜水カ級flagship×3,潜水ヨ級flagship×2
K…戦艦ル級flagship×4,重巡リ級elite×2
B…軽空母ヌ級flagship×3,駆逐ハ級後期型elite×3
C…Bからの自艦隊への空襲攻撃
H…気のせい
Cは空襲戦闘後索敵を行い、成功すれば鬼へ。失敗するとH、索敵成功しても条件が足りなければFへ向かうようだ。
この作戦中、陽炎型駆逐艦を三隻以上及びに航空戦艦・航空巡洋艦・軽巡洋艦いずれか二隻含む軽空母一隻以下の編成の時、船DC鬼の最短ルートを経由する事が判明。Cから鬼への索敵では航空戦艦二隻では索敵が足りず、軽空母を加えて成功。
陽炎型駆逐艦・軽巡洋艦・航空巡洋艦二隻づつ、又は陽炎型駆逐艦三隻以上・航空巡洋艦一隻以下、重巡洋艦二隻以上の編成では船AEF鬼のルートを通り、Fから鬼への索敵判定も必要ない等の利点有。
陽炎型駆逐艦一隻以下でGへ、さらに正規空母・高速戦艦一隻以上を含む艦隊はKBCを経由する。
鬼では重巡棲姫を旗艦とする敵水雷戦隊との戦闘。敵艦隊にはツ級flagshipが二隻確認され、軽空母に搭載する艦載機は艦戦・彩雲が望ましい。
尚、この編成は甲作戦時のものであり丙・乙では異なるもので有ることを忘れてはならない。
以上
* * *
アキラ「データは取った。後は攻略だけ…伊勢さん、日向さん、祥鳳さん、陽炎、不知火、黒潮。よろしくお願いします!」
六人「了解!」
カタパルト射出。ゲートを潜り抜け六人の艦娘は海を駆け、重巡棲姫が居座る地点を目指して全力進行を開始した…!
不知火「黒潮…貴女が認めた提督の采配を確かめさせて貰うわ」
黒潮「あのなぁ…不知火姉さん。提督を信じなすぎやて。…あの事件が有ったん後や、無理も無いけど…」
陽炎「はいはいアンタ達!しんみりしない!鬼の場所まで二戦、エリアDが一番の鬼門!来るわよ!」
伊勢に搭載した瑞雲12型の妖精さんが敵航空部隊を発見し艦隊に通達され、緊張が走る…!
祥鳳「敵艦隊発見!祥鳳航空隊、烈風部隊!発艦初めて下さい!」
伊勢「瑞雲12型も航空隊援護に回って!!」
日向「まぁ…やることは何も変わらないが」
一斉に飛び立った敵味方艦載機は上空で激突し、機銃を撃ち合い、黒煙を上げ墜ちて行く…。
祥鳳達の航空部隊が敵艦載機を退け、制空は優勢。それでも激突を切り抜けた敵機が祥鳳に狙いを定める!
陽炎「そうは問屋が卸さない…ってね!」
秋月達から受け継いだ武装を持つ陽炎・不知火・黒潮が対空射撃を開始。撃ち漏らした敵機へ弾丸を叩き込む!第一艦隊は日向と祥鳳が誤差の被弾を受け、敵航空部隊は後期型が一隻大破。
砲雷撃戦開始時、日向率いる第一艦隊と敵航空部隊共に輪形陣で交戦。さらに反抗戦の状況となり、互いに決定的な一打が出ぬまま、雷撃戦に入った!
陽炎「不知火、黒潮!絶対に被雷すんじゃないわよ!」
不知火「そのセリフ、そのまま御返しします」
黒潮「ほな行くで~!」
両者の魚雷がすり抜ける!
黒潮「アカン!祥鳳さん、魚雷来とる!」
伊勢「させるかぁ!」
水柱が立ち上ぼり、飛ばされた水滴が雨のようにエリアDに降り注ぐ…水煙の中から見えたのは、艤装の所々が壊れながらも、小破で持ちこたえた伊勢の姿。
日向「伊勢、無事か!?」
伊勢「…うん!小沢囮艦隊の時に比べたら、このくらい平気よ…!」
陽炎「敵航空部隊は…旗艦のヲ級改flagshipが小破、後期型は大破一隻と撃沈二隻…。戦術的勝利…みたい」
祥鳳「ほっ…先に進みましょう!」
皆、目指す場所は見定まっていた。やることは一つ、重巡棲を倒して第一作戦を早急に終わらせる事。それだけなのだから…!
* * *
その後、第一艦隊はエリアBをほぼ無傷で乗り越える事に成功。重巡棲姫と三度目の相対を果たす。
重姫「バカ…メ…、ヤクタタズドモ…メ、マタ…シズンデシマエ…!!!」
白い体に黒の角、手袋、妖しく光る黄土色の瞳。体には異形にして異様な二匹の蛇が巻き付き、ガチガチと歯軋りし、日向達を睨み付けていた。彼女の護衛には軽巡ツ級flagship二隻を含む、駆逐艦二級後期型の姿も見える…!
日向「また逢ったな重巡棲姫。此処から私達も本気で潰しに行く、覚悟しろ…!」
重巡棲姫達と日向達の戦いが始まった…!
祥鳳「私の艦載機は全て艦戦のみ…。敵に攻撃を与える事は出来ません。でも制空なら瑞雲隊を守り、届ける事は出来る…!攻撃隊、随時発艦始めて下さい!」
祥鳳が弓を引き、艦戦の魂を込めた矢を乗せ放つ!!!
伊勢「行くよ陽炎ちゃん達!重巡棲姫(アイツ)は日向に任せて。貴女達は必ず…夜戦まで届けてみせる!」
三人「はい!!」
小破した伊勢は駆逐艦三姉妹を守るため、後部甲板から瑞雲12型を発艦(とば)し、祥鳳は瑞雲隊と共にツ級を引き付ける。日向は重巡棲姫と一騎打ちの体勢を取り、砲撃戦が始まった!!
重姫「サァ…シズメェ!!!」
日向「…お前がなっ!!」
重巡棲姫の二匹の蛇砲と日向の八門の砲塔が爆ぜ、白波と水柱が上がる。幾度かの牽制の果て、重巡棲姫の上空を瑞雲が通った刹那、両者の砲が轟音と共に放たれた!
肌を焦がす熱と、崩れ落ちる鉄片!
日向「ぬぅ…!砲塔一つを潰されたか…!」
重姫「オノレ…ェ!ヨクモ…!ヨクモォオオオオオ!!」
日向の右上側砲塔が黒煙を噴き、重巡棲姫は左足がもげ落ち、黒い血のような液体が流出している。間髪入れず重巡棲姫の反撃の砲撃が日向を撃ち抜く!
日向「おおおおおお!!!」
爆炎の中から日向が重巡棲姫に突進。取れ落ちた左下砲塔、ボロボロの後部甲板を盾に残った四門の砲で撃つ!
伊勢「はあああ!!!」
瑞雲による的確な位置情報を元に、伊勢は陽炎達の夜戦で邪魔をするであろうツ級flagshipに弾着観測射撃を敢行。八門の砲塔から火が噴き、数多の水柱が上がった後、一発の徹甲弾がツ級の胸部を貫通、爆散させ撃沈に追い込む!
陽炎「不知火、黒潮!ジェットストリームアタックを掛けるわよ!!!」
黒潮「ラジャー!」
不知火「ふざけないでください」
単縦陣で陽炎達が飛び出し魚雷を発射しつつ、息の合った高角砲一点集中連射で、後期型一隻を中破、一隻を撃沈に追い込む!後期型の反撃も、駆逐艦特有の高い旋回力を駆使して躱わす!
重姫「オノレ…!シズメ!!!シズメェ!!!」
日向「お前の相手は…私だ!」
怒りに吼える姫に、瑞雲の爆撃と日向の弾着観測射撃が重巡棲姫に巻き付く、一匹の蛇砲を貫通、破壊し火災が発生!状態で言うなら中破に近い!
重姫「ヴェアアアアアア!!!オノレェエエエエエエエエエエ!!!」
日向「な…!?コイツ、まだ…ぐぉ!?」
反撃を受けた日向の艤装は中破で何とか留めていたが、遂に大破し炎上。夜戦は愚かまともに動く事すらままならぬ状態に…!
日向「…皮肉な、ものだ。…最後の時と、まるで一緒…じゃないか」
伊勢「日向が大破した…!でも敵はまだ四隻、無傷はツ級flagshipと後期型の二隻、やっちゃえ陽炎ちゃん達!」
陽炎「さぁ!私達の雷撃やるわよ!」
サブアームに固定した魚雷発射管から魚雷が発射されるのと同時に、無傷の敵二隻の魚雷も飛んで来る…!
陽炎「不知火!避けて!」
陽炎が気付いた時、ツ級の放った魚雷が不知火の足下で爆ぜ、彼女の艤装は粉々に破壊、服もビリビリに破れ、その場に座り込む…
陽炎「不知火!!しっかり!」
不知火「…やられた分はやり返しました」
無傷のツ級と後期型の足下にて魚雷が爆ぜ、両手と隠す顔の面が皹割れて煙を上げる…!ツ級の艤装は最早使い物にならず、二隻後期型も青の目の光が切れかけの室内証明のよう。
夜戦開始前までに第一艦隊は伊勢:小破、日向中破、不知火大破し、敵艦隊は重姫:中破、ツ級一隻大破、一隻撃沈、二級後期型一隻大破、一隻中破、一隻撃沈で夜戦へ突入。
重姫「マズハキサマカラ…ダ!シズメェ!!!」
夜戦下の重巡洋艦・重雷装巡洋艦の火力は他の艦種を軽々と凌駕し、撃滅にして必殺の一撃と化す。その砲先が一人足止めを続け、大破した日向に向けられた。
艦娘達には一度の戦闘中に自身の許容範囲を超えるダメージを受けても、轟沈しないようプログラミングが施されており、今の戦闘ならば日向が轟沈する事はない。
だが轟沈せずとも集中砲火を食らった場合、そのダメージや傷は体に蓄積する。
もし大破状態の今、中破しているとは言え馬鹿げた火力を受ければ人体そのものに影響を及ぼしかねない。
祥鳳「させません!あああああああ!!!」
日向「…祥、鳳…!」
重巡棲姫の夜間連砲撃に無傷の祥鳳が割って入り、その体に破壊の弾丸が着弾!白の着物と弓矢が炎と共に焼き焦げ、祥鳳倒れる…!
伊勢「陽炎ちゃん!黒潮ちゃん!敵はあの姫さんを庇えない、一気にケリを着けるよ!」
祥鳳の…倒れながらも仲間達が繋いだバトンを、三人は無駄にしない為に、突撃!
伊勢「これは…アンタを止めて動けなくなった日向のっ!!!」
陽炎「これは…アンタが護衛に着けたツ級の魚雷に倒れた不知火のっ!!!」
黒潮「これは…アンタの攻撃から日向はんを守った祥鳳さんのっ!!!」
三人「皆の思いを乗せた!一撃だああああああああああああああああああああああああ!!!」
一弾の弾薬も。一発の魚雷も。完全に撃てなくなるまで、三人の全力攻撃が重巡棲姫に襲い掛かった!!!
幾度となく爆炎が上がり、轟音と共に「ヴェアアアアアア」と悪魔の断末魔の叫び声のように響いて、やがて不気味なくらい静かになった。
…夜は開けて、朝陽が水平線の彼方から顔を出す。重巡棲姫を護衛していた深海棲艦の姿も、霧のように忽然と消えている。
日向「仕留めた…のか?」
伊勢「分からない…。だけど、確かに手応えは有ったわ。仕留めきれたかは別として」
祥鳳「形はどうであれ…私達、勝ったんですね」
陽炎「そうよ!勝利よ、大勝利!!!この事を提督に報告しましょう!」
無数に存在する深海棲艦との、本当に僅かな。一摘まみにしか過ぎない、小さ過ぎる戦いは終わった…。
陽炎達は傷付いた仲間と共に華裏鎮守府へ帰還する。
だが、彼女達は。大本営は未だ知る由もなかった。深海棲艦が着々と進める、真の狙いを。人類を脅かす最凶最悪の目的に…。
華裏鎮守府、第一作戦海域「西部海域偵察戦」報告
これは極秘文書に付き、届き次第速やかに纏める事を申請する。
第一作戦海域において陽炎型駆逐艦の数と練度が大きな決め手となり、無くとも多少厄介だが、資源消費を恐れなければGKBCのルートを通るも良い考えかと思われる。
同梱されている敵編成を纏めた資料が有るので、確認を願う。
最後にこれはあくまでも甲作戦時の編成であり、丙・乙では大きく異なる事が予想される。遭遇する敵艦隊もこれが全てでは無い事も忘れてはならない。