むかーし。むかーし。後世21世紀の日本人が、戦国時代と呼んでいる時代。
日本のとある場所にて……。
山のなか。ボロボロに崩れかけた寺の御堂。雨風ぐらいは辛うじて逃れることが出来るという程度のその廃屋のなか。
そこには、10人余りの男と、一人の女がいた。男達が着ているのは、くたびれた鎧。心臓など人体の重要な部分を守っている。
一方の女の服装。それは奇妙だった。戦国時代にはありえない、セーラー服を着ているのだ。なぜに、戦国時代にセーラー服? 当然、そのような疑問が湧きでることだろう。答えは簡単。少女は、未来の日本からタイムスリップしたからだ。
この少女、名前を「日暮かごめ」と言う。この娘、自宅が神社と一体化しているのだが、つい先日の朝、飼い猫を探して神社の枯れ井戸をウロウロしていたところ、ムカデの化物に引きずられ井戸に引き込まれたのだ。
何とか、ムカデ化物は撃退できたものの、井戸から這い上がってみると、あら不思議。そこは戦国時代だったという塩梅。
そこで少女は、楓という巫女と犬夜叉という半妖に助けられることになるのだが、この二人、無茶苦茶な話をするのだ。四魂の玉を守れだの、かごめが桔梗という巫女の生まれ変わりだの。ごく常識的な女子中学生である日暮かごめには、ちょっと正気とは思えなかった。
かくしてかごめは、二人からの逃亡を決意。家に帰るべく枯れ井戸へと向かっていたのだが……。そう簡単には問屋が卸さない。途中の山道で盗賊団に見つかり、拉致され、この廃寺で転がることになっていた。
「あんた達……私をどうする気よ」
かごめは、盗賊達相手に気丈に振舞う。全身をす巻きにされ、芋虫の様に転がっている状況にもかかわらず。
そんなことをしても、相手を怒らせるだけで意味はないのだが。生意気盛りの反抗期、、中学三年の女子にはそんなことは分からなかった。大人――それも狂った大人――を怒らせるとどうなるかという点について、彼女には経験が足りていないのだ。
「何だこのアマ!」
「ふざけんな!!」
「何様だコラ!!」
案の定、盗賊たちは激昂した。彼らはかごめへと近づくと、セーラー服を乱暴に引き剥いていく。
「キャアアアアアアアアアアア!!」
かごめの悲鳴。
「うるせえ!」
「クソアマが!」
盗賊たちの怒声。かごめは「ひぃ」という無様な悲鳴を上げる。
バシン! と、そんなかごめに、盗賊の一人が平手打ち。
「あぐ」
かごめの悲鳴。ビシン! またも平手打ち。
「いぎ!」
バシン! さらなる平手。
「いた!」
ビシビシ! 追加の平手打ち。
「やめ! やめてください! 何でもしますから!」
かごめの懇願。涎を垂れ流しながら涙を鳴らす。それを見て、盗族の平手打ちが止まる。どうやら、盗賊といえども人の心があるようだ。
もっとも、時すでに遅しとも言える。かごめの両頬。そこは最早、真赤。お餅のようにプクリと膨れている。
「おい! おんな!」
図太い怒声。
「ひぃ」
と、情けない悲鳴を上げるかごめ。
「股をひらけ!」
盗賊の命令。
「え?」
「えじゃねぇ!」
ビシン! さらなる平手うち。あがっ、という悲鳴をかごめが上げる。
「さっさと開かんか! 股を!」
「は! はい! 開きます! 股を開きます! だからもう打たないで!」
慌てて股を開くかごめ。先ほど衣服を向かれたので当然だが、かごめは裸。スカートもパンツも付けてない。
「じゃあ、頭。お先にどうぞ」
盗賊の一人が、一番体格のいい大男へとそう声を掛ける。その大男、身長が軽く2メートルを超えている。手には巨大な斬馬刀。大男がリーダーのようだった。
「ぐへっ。ぐへぐへ」
大男の奇怪な笑い声。だらしなく漏れるヨダレ。濁った瞳。この大男、何かの精神病ではないのか? と疑いたくなる。
「ひいいいいぃ」
かごめの悲鳴。一歩、また一歩と近づいてくる大男に、恐怖している。
「い、いやっ。何でもする! 何でもするから! だから! 乱暴しないで!」
絶望に打ちのめされた少女の懇願。だが、そんなものが聞き入れられる筈もなし。大男は、股間に装備したその巨大な棍棒を振るう。
「いぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
溢れる鮮血。少女の悲鳴。少女はまだ中学三年生。処女だった。そんな異物を受け入れたことのない少女の聖域に、前戯も無しに男根が――それも普通の男の二倍はあるようなそれが――突き刺さったのだ。
激痛!! 激痛!! 激痛!!
未経験の激痛が少女を襲う。
「ぐへっ。ぐへっ」
だが、大男の方はそんなモノ、意に介さない。
乱暴にゆさゆさと、腰を振る。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
少女の絶叫。
メキメキ! 異音が響く。発生源は少女の女性器。余りに巨大な弾痕のため、股間が裂け始めているのだ。股間から鮮血が噴出。それはまるで噴水の様。同時に、かごめを激痛がおそう。
「があああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
かごめの悲鳴。それは、年頃の女の子が上げるようなものではない。激痛!! 激痛!! 激痛!! 激痛!!
それは永遠に続くかと思われた。
だが、それは阻止される。
乱入者が現れたからだ。