おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡ 作:お互いがお互いのために
「……ええと、僕をずっと、心配してくれてたみたいなのに。『妹じゃない』なんて言っちゃって……ごめん。傷ついたよね、きっと」
「別にっ、ムカついただけよ。ま、寛大な私は、真心から行われる謝罪なら受け入れなくもないわ」
ソフィは、にんまりと笑いながら僕を眺めた。
「は、はぁ、どうも……そう言ってもらえると、すっ飛んできた甲斐があったよ」
僕は、頭をぽりぽり掻いた。
そしたら、手が濡れた。
そういえば、髪も拭いていなかったなぁ。
「あっ、あんたびしょぬれじゃないの! 全く、こんな雨の中を外に出たりするからよ!」
「いや……ごめん。なんか、居ても立ってもいられなくって」
あはは、と僕は苦笑いした。
「……またソフィを泣かせちゃって。それがヤだったんだ」
「あ、兄貴……っ♡」
ソフィの細長い耳が、ぴくっぴくっと動いた。まるで犬とか猫みたいだ。
「わぁ〜っ、お兄ちゃんかっこいいねっ♪」
アーシャが黄色い声でほめそやした。
「ウフフ、そうね♡ 聞いたソフィちゃん? ソフィちゃんの為に、雨に濡れてでも、必死に駆けつけてきてくれたんですって♡」
マリアが面白がって、ソフィの腕をつんつんとつつく。
何かこう、女子高の会話ってこんな感じなんだろうかと想像してしまう。
「もっ……もちろんっ、見てたんだから知ってるわよ! いちいち繰り返さないでくれる、恩着せがましい!」
ソフィはまたも顔をそらした。
けどもう、不機嫌な表情を装うこともできないらしい。にやにやと頬がゆるみまくっている。
するとアーシャが、僕の耳元へ四つん這いで近づき、こそこそささやいた。
「ねぇねぇお兄ちゃん」
「なに?」
僕も、調子を合わせてささやき声で答えておく。
なんだか、小学生っぽい話し方でいいなぁ。
「ソフィお姉ちゃんね。今、お兄ちゃんがかっこよくって、きっとおまんこびしょびしょだよ♪」
「ぶっ……!?」
僕は噴き出した。
全然、語彙が小学生っぽくないぞ?!
「な、何言って……!」
見た目小さい子が、そんなエッチすぎる言葉を平気で言わないで欲しい。何か僕の女性観が崩壊してしまいそうだ……。
「かっ、風邪引いたら大変ね。タオル持ってきてあげるわ。あと、お風呂も沸かして……ふふっ♪」
るんるん、と鼻歌を歌いながら、ソフィは部屋を出た。「お風呂自動」ボタンを押して、すぐ戻ってきたようだ。
「ほら兄貴、さっさとスーツ脱いでっ!」
「は、はい……」
びしょぬれのスーツを、ソフィは脱がせてくれる。なにかボタンひとつ取るのも、彼女は手指が浮ついていた。まるで新妻だ。
「あ、あの……まだ返事してもらってない気がするけど、ホントにいいの? 許してくれるのかい?」
「もういいわよ、一々むしかえさなくて。ホント女々しいわねっ、このバカ兄貴は♡」
物凄い楽しそうに答えられた。
ほんとにチョロいな、この妹は……。
やがて僕は、服を脱がされ、お風呂場に放り込まれた。案の定、ご丁寧に、下着までソフィが脱がせてくれる始末。そのくらい自分で脱げる――と言っても、まったく無駄で、あっという間に剝かれてしまった。
「ゆっくり入りなさい。あんな転んだり雨に打たれたりしたんだから、体を休めることね」
「はい……」
母親より母親らしい思いやりに涙しつつ、僕は浴室に入った。
「ふ〜っ、あったか……」
シャワーを浴びて、僕はほぅっと息を漏らした。温かい季節とはいえ、真夜中に雨を浴びすぎて体が冷え切っている。温水を、冷えた部分中心に当てていくと、かるく天国気分だ。
ソフィと喧嘩っぽくなっていたこととか、会社を抜け出してしまったこととか、そういうのが頭からとけて消えていく。
それにまぁ、色々と解決できたことだし。会社を抜け出してきちゃったのは、どうしようって感じだけれど……。
「ま、いっか! ふぅ〜、シャワー気持ちいいなぁ」
「なら、もっと気持ちよくしてやってもいいわよ」
「そうだねー、よろしく頼……って、うわぁぁぁぁぁ!?」
後ろから声をかけられて、一瞬オバケかと思った。
けれど違う。
振り向けばそこに、全裸のエルフが現れていた。
「……な、何叫んでんのよ。近所迷惑って言ってるでしょ」
フンっ、と鼻を鳴らし、その女性は髪をふぁさっと払う。
髪を下しているので、ちょっと誰か分かりにくかったけど、彼女はソフィだった。声と態度的に、間違いない。