※この作品はR-18です。

界乱のエトランゼ   作:宵月颯

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巡る季節に出遭う美しき月。

それが照らすのは姫事。

雪舞う空で白き月はただ輝くだけ。





煌々たる月は照らすだけ

 

 

月が煌々と輝く夜。

 

それは年に二度訪れる最大の月。

 

美しくも怪しく輝く月に照らされ秘め事は続く。

 

 

******

 

 

手を重ね、口づけを交わし深く合わさる。

 

貴方の温もりを感じながら熱をその身に宿した。

 

何度その熱を受け入れただろうか?

 

余りにも嬉し過ぎていつの間にか判らなくなっていた。

 

 

「…」

 

 

夜も更け、月が夜の天へと昇る頃。

 

秘め事を行った室内を後にし、廊下に備え付けたソファーに腰掛けながら窓の外の月を眺めた。

 

未だ身体の熱は抜けない。

 

バスローブを羽織りながらただ月を眺めていた。

 

 

「ハスミ。」

「エルーナさん。」

「こんな所でどうしたんだい?」

 

 

同じ様に廊下へ出て来たエルーナルーナ。

 

彼女もその豊満なボディにバスローブを羽織っていた。

 

 

「少し月を眺めたくて。」

「月か、地球の夜空ってのも結構綺麗なもんだね。」

 

 

ハスミの横に腰掛けると同じ様に月を眺め始めた。

 

 

「はい、所でエルーナさんは?」

「さっきまで副長とちょっと燃えすぎちゃってね。」 

「相変わらずですね。」

「アハハ、そう言うハスミだってそうだろ?」

「ええ。」

「色々あったけど、こうやって生きてるって感じるのも久しぶりだな。」

「エルーナさん…」

「ハスミ、アンタには感謝しているんだよ?」

「えっ?」

「命がけでアタシ達を助けてくれた事、だから…ありがと。」

「いえ、私だけじゃないです…いろんな人達が支えてくれたから出来た事です。」

「フフッ、そう言う事にしておくよ。」

 

 

前世では敵として戦う事になってしまったが、今世では救う事が出来て良かった。

 

戦う事を喜びとするハイアデスを束ねる女傑。

 

ちょっと個性が強すぎるがそれを除けばいい人である。

 

 

「セツコ達も今頃盛り上がっているのかな?」

「どうでしょう、意外と恥ずかしいとかで遅々として進んでなかったりしたり?」

「それは、あり得るかもね。」

「本当に満たされる感覚に慣れてしまうと言うのもアレですけどね。」

「いいんじゃないかな、幸せだって実感出来るんだし?」

「はい。」

「じゃ、アタシはそろそろ戻るね。」

「ええ、おやすみなさい。」

 

 

廊下でエルーナルーナと別れた後、私は彼の待つ部屋へと戻った。

 

 

「戻りました。」

「…休めたか?」

「はい、さっきまでエルーナさんと話しこんじゃいましたけど。」

「語らい位、別に構わない。」

「ヴィル?」

「続きを始めるか?」

「はい///」

 

 

私はバスローブを脱ぎ捨てると彼の待つベッドに入った。

 

抱きしめられ、その心音と熱を感じ取った。

 

こうして再びその熱を体に受け入れ満たされるのだ。

 

私から滴り落ちる蜜はそれを物語っていた。

 

 

=終=

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