巡る季節に出遭う美しき月。
それが照らすのは姫事。
雪舞う空で白き月はただ輝くだけ。
月が煌々と輝く夜。
それは年に二度訪れる最大の月。
美しくも怪しく輝く月に照らされ秘め事は続く。
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手を重ね、口づけを交わし深く合わさる。
貴方の温もりを感じながら熱をその身に宿した。
何度その熱を受け入れただろうか?
余りにも嬉し過ぎていつの間にか判らなくなっていた。
「…」
夜も更け、月が夜の天へと昇る頃。
秘め事を行った室内を後にし、廊下に備え付けたソファーに腰掛けながら窓の外の月を眺めた。
未だ身体の熱は抜けない。
バスローブを羽織りながらただ月を眺めていた。
「ハスミ。」
「エルーナさん。」
「こんな所でどうしたんだい?」
同じ様に廊下へ出て来たエルーナルーナ。
彼女もその豊満なボディにバスローブを羽織っていた。
「少し月を眺めたくて。」
「月か、地球の夜空ってのも結構綺麗なもんだね。」
ハスミの横に腰掛けると同じ様に月を眺め始めた。
「はい、所でエルーナさんは?」
「さっきまで副長とちょっと燃えすぎちゃってね。」
「相変わらずですね。」
「アハハ、そう言うハスミだってそうだろ?」
「ええ。」
「色々あったけど、こうやって生きてるって感じるのも久しぶりだな。」
「エルーナさん…」
「ハスミ、アンタには感謝しているんだよ?」
「えっ?」
「命がけでアタシ達を助けてくれた事、だから…ありがと。」
「いえ、私だけじゃないです…いろんな人達が支えてくれたから出来た事です。」
「フフッ、そう言う事にしておくよ。」
前世では敵として戦う事になってしまったが、今世では救う事が出来て良かった。
戦う事を喜びとするハイアデスを束ねる女傑。
ちょっと個性が強すぎるがそれを除けばいい人である。
「セツコ達も今頃盛り上がっているのかな?」
「どうでしょう、意外と恥ずかしいとかで遅々として進んでなかったりしたり?」
「それは、あり得るかもね。」
「本当に満たされる感覚に慣れてしまうと言うのもアレですけどね。」
「いいんじゃないかな、幸せだって実感出来るんだし?」
「はい。」
「じゃ、アタシはそろそろ戻るね。」
「ええ、おやすみなさい。」
廊下でエルーナルーナと別れた後、私は彼の待つ部屋へと戻った。
「戻りました。」
「…休めたか?」
「はい、さっきまでエルーナさんと話しこんじゃいましたけど。」
「語らい位、別に構わない。」
「ヴィル?」
「続きを始めるか?」
「はい///」
私はバスローブを脱ぎ捨てると彼の待つベッドに入った。
抱きしめられ、その心音と熱を感じ取った。
こうして再びその熱を体に受け入れ満たされるのだ。
私から滴り落ちる蜜はそれを物語っていた。
=終=