こちらも突発的シナリオなので続くか不明です。
皆さんこんにちは、ロサ・ニュムパです。
今回のお話は私ことロサがお送り致します。
二度目のEFでの戦いを終えた私とハスミ達でしたが、帰還中のトラブルで私達は離れ離れとなってしまいました。
これはハスミ達と再会するまでに起こった出来事。
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「ど、どうしよう。」
私は何処かの世界に転移してしまったようです。
右も左も判らない状況の中。
近辺に放棄された廃棄施設の制御端末からこの世界の事について調べてみる事にしました。
要はハッキングですね。
調査の結果、ここは物質界の超未来に該当する世界である事が判明しました。
恐らくはお知り合いの方達にコンタクトを取れば、今後の状況をより詳しく調査出来るのですが…
私自身が余り介入しない方が良いと思いました。
画面外?の皆様も私の素性は承知の上と思います。
念の為、私の製造経緯についてはもう一度ご説明させて頂きたいと思います。
私の元となったAIはGGGから提供されアイドネウス島でUG細胞を制御するコアブロックに組み込まれました。
しかし、自我の確立が乏しかった私はAnti・DCの襲撃で逃走したガイゾナイトに寄生されてしまい…
あのDGとなってしまいました。
怖いと言う感情に支配された私は周囲の人達を巻き込んで巨大な殻を作って逃げました。
そして次第に独りぼっちである事を悟り、誰かを呼び寄せました。
その中には私が傷つけたのに宥めようとしてくれたハスミがいました。
その後の戦いで私は今までの行動がガイゾナイトに晒された事だと理解し消滅する覚悟であの人達に自分を壊して欲しいと告げました。
それでもあの人達やハスミは私を助けてくれました。
私はコアブロックから切り離され、ハスミに託されました。
ハスミは私に身体を作り自由に動ける様にしてくれました。
新しい人生を切り開いたと言う意味合いを持つ、名前を付けてくれました。
私の名はロサ・ニュムパ。
青い薔薇の花言葉で『奇跡』と『不可能を成し遂げる』と言う意味を。
ロサは薔薇、ニュムパは妖精、そして外装の青い色、だから青い薔薇の妖精。
私は今を生きています。
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この世界に飛ばされてから一週間近くが経過。
廃棄施設を拠点に調査を終えた私は外へ出てみる事にしました。
それと同時に不思議な事もありまして…
如何言う訳か私の身体のサイズが少し大きくなってました。
サイズで言うと少し大きめの人間ですね。
ハスミが前に『転移先で自身に影響を及ぼす変異、そう言う事例もある事はあるわ。』と話していたので割合しました。
アクセルさんが記憶喪失(ハスミ曰くチャラいアクセルさん)で軽い人になったり、コウタさんのロアアーマーが外れなかったりとかありましたものね。
俗に言う、気にしたら負けです。
「都市に来たのは良いけど、どうしようかな?」
あの廃棄施設から数千キロ程離れた場所にある都市。
特に元の世界に帰る為の手段やら手掛かりなどは見つからないと思うが、世界の状況を知る為に訪れた。
「…(妙に視線を感じる。」
元々この世界に存在しないAMの身体だから余計?
砂漠越えに防塵コートを羽織っていたままのもあるのかな?
「うーん(やっぱりアシェンさんやKOSMOSさんの様な半機械的な容姿のタイプの人が多い。」
周囲のレプリロイド?を観察した私の総合的判断が正しければ上記のタイプが多い。
後は動物や水棲類などを模した亜人型やある程度の知識を与えられたメカニロイドが存在する事を知りました。
「シグマウイルスの完全沈黙、ドップラー博士の貢献により…」
私は高層ビルに設置された公告モニターよりニュースの内容を呟いた。
ドップラー博士。
三度目のシグマとの闘争に置いて犠牲となったレプリロイド。
シグマウイルスの破壊に成功するものの自らがウイルスに感染し三度目の闘争の引き金となってしまう。
後にエックス、ゼロ両名の功績により戦いは沈黙。
再び人類はシグマウイルスの脅威に晒される事となる。
と、ハスミが教えてくれた。
ニュースの内容を察するにドップラータウン建設中なので、今の時系列は三度目の闘争前と推測している。
正直、私が関わる必要はないのだが…
ハスミと同じ様に誰かを助けたいと思ってしまう。
ハスミの口癖が私のAIチップに過ぎった。
『知るからこそ、その手は鈍る…だけど、私が鈍る事は無い。』
この言葉はハスミが知る記憶と記録、知識。
知ってしまったからこそ、出来る限りの事をしたいと言う現れ。
私もまたこの言葉のおかげで救われました。
だから私はここに居る、今を生きられる。
その先の未来は判らないけど、私自身が自分で前を進める様にしてくれました。
「うん、私がやりたい事を探そう。」
自分で納得した後、私はその場を後にした。
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数か月後。
予測通り、ドップラー博士の反乱は開始しました。
現在、世界各地でイレギュラーが発生。
防衛の要であるイレギュラーハンター本部も襲撃を受けていました。
この時のレプリフォースは恐らく各地の鎮圧に動いている筈なので援軍は期待出来ません。
「空は敵の放った蜘蛛型のヘリによる奇襲、対してハンター本部は対地型迎撃システムで対応。」
数と数の潰し合い、敵は空を自由に動ける利点もありハンター側が押されているのは目に見えていました。
「数か月間におけるイレギュラーの出現率の低さはこの時の為だったのね。」
ハスミの教えてくれた情報にヒントがあったのに見逃したのは私の責任です。
「兎に角、あの蜘蛛型ヘリを幾つか落としておきますね。」
私は銃剣ティターニアを取り出し、狙撃モードへと変化させる。
「まずは一機、続けて二機三機!」
狙撃ポイントを変えつつ空を制していた蜘蛛型ヘリの大群であったが、徐々に数を減らしていった。
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同時刻、ハンター本部周辺のイレギュラーを殲滅しているゼロ率いる第0特殊部隊。
戦闘中の最中、ゼロは上空より奇襲を仕掛けて来た蜘蛛型ヘリを撃ち落としている存在に気が付いた。
「あの距離から一体?誰が攻撃している。」
「不明です、この乱戦状態では…」
「特定はし難いか…何より今は感謝するしかないな。」
部下の忍型レプリロイドに話しかけるゼロであったが、狙撃を行っている存在の正体は掴めず有耶無耶にするしかなかった。
そして、ハンター本部は更なる敵の襲撃を受ける事となる。
マオー・ザ・ジャイアント、かつてはドッペルタウンの守護神と成り得る防衛メカであった。
しかし、それは牙を剥き…破壊神として立ちはだかっている。
「エックス、無事か!」
「ゼロ!」
「あれがジジイの作った例のメカか?」
「そうだ、マオー・ザ・ジャイアント…装甲が堅い上に。」
「弱点の顔の守りが一層強くなっているって訳か。」
「どうする?」
「俺とお前のダブルチャージショットでギリギリと見ている。」
「同じ考えか…」
「その前に奴の腕の攻撃を掻い潜る必要がある。」
「最初は俺も腕を先に狙うつもりだったが、ご丁寧に奴の腕に対ビーム兵装用防御機構が働いている。」
「二度目の人生、前に進むごとに俺達のする事はより困難に成って行く。」
「救えた命もあれば、救えなかった命もある。」
「…それでも俺達はあきらめない!」
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『ー俺達は諦めない!』
「まさか、あの人達も転生者なの?」
マオー・ザ・ジャイアント出現時に盗聴を行っていた私でしたが…
その防衛ロボと対峙する蒼紅のレプリロイド達の会話を傍受してしまいました。
どうやら彼らもハスミと同じ転生者の様です。
世界は転生者達を集めて何をさせようとしているの?
人生をやり直す為?
誰かを助けたい為?
無念を晴らす為?
どうして世界は死の淵から転生者達を呼び起こしたの?
でも、それが無かったら私はハスミに出遭えなかった。
こうして私も生きている事が出来なかった。
『だからこそ、俺達は可能性を信じる!』
エックスとゼロが防衛ロボに集中攻撃を仕掛けるのと同時に私も狙撃による援護射撃を仕掛けた。
「私とティターニアの魔導弾は何人足りとも弾く事は出来ない!」
その一撃は防衛ロボの頭部外装を破壊し、エックスとゼロの一撃が防衛ロボを貫いた。
♱ ♱ ♱ ♱ ♱ ♱
その後。
一夜にしてハンター本部は半壊、再びイレギュラー闘争へと進む事となった。
しかし、その被害の中で負傷したハンター達が少なかった事が判明した。
その中には行方不明だったエクスプローズ・ホーネックとグラビティー・ビートブードの両名も含まれていた。
救われた者達は口々にこう話した。
『蒼い薔薇を携えた花嫁に救われた』と…
=続?=
祝・25周年。
PXZ系で最新作出ないものですかね。