ZⅢルートで次元修復後にどう言う訳かスフィアリアクター全員生存した場合におけるVの介入。
<理由>
今回の内容を見て頂けると判ると思います。
航海の兆し
無事、次元修復を終えた超多元世界。
新たな世界へと変貌し各惑星政府は銀河連合を設立。
今後の対策と共に世界の復興に勤しんでいた。
それから一年後…
冬のある日、新たな戦いの兆しが訪れようとしていた。
******
真統合世界・第一地球某所。
秘湯・歌楽天羽良温泉にて。
「いや~温泉ってのもいいね!」
「本当です。」
「湯加減サイコー!」
「気に入って貰えて何よりです。」
現在、女湯にて盛り上がる一行が居た。
銀河を守護する為に戦い続けたZ-BLUEの一部のメンバー。
世界を滅ぼそうとした『御使い』に仕えつつも反逆の時を狙っていたサイデリアルの一部のメンバー。
銀河の守護女神ガンエデンの巫女。
以上の一行が集っていた。
ちなみに男性陣は未成年を除いて絶賛酒盛り中である。
「連絡を受けた時は一体どうしたのかと思いましたけど…」
「偶には皆で集まって騒ぐのもいいかと思いまして。」
「そのおかげでアタシらは温泉を満喫出来るって訳だ。」
セツコ、エルーナルーナ、ハスミの会話が始まり。
「それにしてもよく貸し切りの予約が取れましたね。」
「ん?ここ私所有の私有地だから大丈夫だよ。」
「え?」
「今なんて…?」
ハスミの爆弾発言で固まるエスターとメール。
「だから私有地だって、伊達にネットで株を転がしてないからね。」
「アイツが聞いたら涙を流して羨ましがるだろうね。」
「普段は管理の人に頼んで一般の温泉宿として経営をして貰ってますけど、今回は事前に貸し切り予約しておきました。」
「ハスミさんって実はお金持ちだったのね。」
「元です、家は祖父の代で没落したので手元に残った財産でネット企業の事業拡大していた程度ですよ。」
「それでも凄いような。」
「そうですね、戦う傍らでの事業拡大って結構苦労しますので。」
ハスミの説明もあり納得するトライアとスズネ。
蛇口付近で泡だらけにしながらアンナロッタと共にアンナとロッタを洗うのを手伝うイルイ。
温泉でほんのり頬が色づいた尸刻とマルグリット、セツコ。
胸の大きさでバトっているメール、エスター組とエルーナルーナ、ツィーネ組。
ロサは近くの植木の松の木から夜空を眺めていた。
「そう言えば他の皆さんは?」
「声は掛けたのですが、皆配置換えで他の地球へ出向になってしまったので…」
「それでは、すぐには戻れませんね。」
「また別の機会にお誘いします。」
「今度はそうしておくれよ、アタシもエクセレンとの飲み比べ決着を着けてないしさ。」
「伝えておきますね。」
女子トークが続く中で気配に敏感な者達は今までに感じた事の無い悪意の気配に反応した。
「…!」
「ハスミさん?」
「どうしたんだい、急に?」
「イルイ、尸刻さん。」
「うん。」
「私も感じました。」
他者の気配に敏感な三人が感じ取ったのは悪意。
その悪意が迫っている事を説明した。
「この地に悪意を持った者達が入り込んだ様です。」
「ええっ!?」
「何だかキナ臭い話だね。」
「それも複数の気配を感じる。」
「どうやらこちらへ向かって来ているのは間違いないです。」
「どうする、迎え撃つかい?」
「先手必勝、サーチ&デストロイだろ?」
「まあね、それしかないっしょ?」
「イルイはロサ達と一緒にヴィル達の元へ向かって、向こうも気が付いている筈よ。」
「うん。」
「了解です。」
「相手が妙な事しでかしたら念で捻りつぶすなりミサイルぶつけるなりしちゃって構わないからね。」
「防戦どころか仕掛ける気でいるようなのですが…」
「あ、悪辣だね。」
「済まない、私も戦えれば…」
「アンナロッタさん、子供達の前で母親を危険な目に遭わせる事は出来ませんよ。」
「ありがとう。」
「私も博士達の護衛に入ろう。」
「では、マルグリット卿とセツコ少尉も他の皆さんの護衛をお願いします。」
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一方男性陣はと言うと…
突如、大広間の襖を破壊し現れた謎の白尽くめの集団。
アイマスクを付けている為、その素顔を確認する事は出来ない。
銃を構えている事もあり、とっさに壁になりそうなテーブルで銃弾を避けた。
「ちっ、いきなりこっちに攻撃するとはいい度胸じゃねえか。」
「ああ、せっかくの酒が台無しだな。」
「連中、一体どこから…温泉に向かったスズネ先生達が心配です。」
「向こう側にはハスミ達が居る、無暗にやられる心配はないだろう。」
「そうは言うけどよ、この銃を持った連中何なんだ?」
大広間に繋がる二つの出入り口を固められた一行。
分厚い木造の和風テーブルを弾避けに使っての対策練りである。
「しかも丸腰じゃあ、こっちでやれる事が限られちまう。」
「敵の銃を奪えればな…」
「二つの出入り口で銃を構えているのは各五人ずつ、一人一体に付ければいい。」
「残りはどうする?」
「こちらで連中の注意を引き付けよう。」
「その位なら僕らでも出来るからね。」
「なら、バルビエルと陛下は敵の注意を…残りは俺達が相手をする。」
合図と同時にバルビエルとユーサーが相手の注意を惹き付け、残りが各一人ずつに接触に成功。
そのまま対人戦となったが、そう簡単にやられる様な彼らではない。
相手がこちら側に人外めいた身体能力者が存在している事を把握出来ていなかった事もある。
無事に大広間を鎮圧に成功し装備を整えた一行だが…
同時に倒した敵の正体も発覚したのである。
「こいつらは!?」
「全員…アンドロイドかよ。」
「道理で人間にしては感情が抜けていると思ったぜ。」
「このアンドロイド…どうやら地球の物ではありませんね。」
「どういう事だ?」
「詳しい事は調べてみないと判りませんが、何かの手掛かり位にはなると思いますよ。」
人に似せた全身白尽くめのアンドロイド達。
到底人間業では破壊出来ないような状態で壊され畳の上で機能停止で転がっている。
無理やり捻じ曲げて破損させた箇所より内部構造を判断するが…
それは地球で作られたモノではないと判断するアイムとサルディアス。
「しっかし、こいつらどこから湧いてきやがった?」
「それが判れば苦労しないだろ?」
「…」
「尸空?」
「周辺から奴らの気配は無くなった、今の内に尸刻達と合流した方が良い。」
「対策を練るにしても、それが妥当だろう。」
一行は旅館内に散らばっていた全員と合流し、手付かずにされている別館の大広間へと席を移した。
******
温泉に入っていた女性陣と合流し別館の大広間へ移動。
怪我人が出なかったのは幸いと言えよう。
トライア博士達に襲撃して来たアンドロイドの解析を行って貰っている間、ハスミは旅館の管理者に破損個所の調査と修理に掛かる費用、休業中に発生する損害費などの話し合い。
今回の襲撃の件を軍に通報、停止状態にあるクロスゲートに異変が無いかの確認を問い合わせていた。
残りはその結果が出るまで大広間で待機となった。
「ハスミ、どうだったの?」
「軍の方でもクロスゲートに何の反応もなかったと連絡があったわ、襲撃して来たアンドロイドの残骸は回収部隊が引き上げるそうよ。」
「一体、あれは何だったのでしょうか?」
「トライア博士達の調査結果を待たないと何とも言えない。」
「ハスミ、お前はどうなんだ?」
「クロウさん、どう言う事ですか?」
「お前ならあの襲撃して来た連中に心当たりがあるんじゃないのか?」
「あると言えばあります…ですが、あのアンドロイド達が存在する事はあり得ないんです。」
「あり得ない?」
「既に滅んだ星系のアンドロイドがこうやって稼働しているんじゃ説明の付けようがないものね?」
調査が終了したのかトライア博士達が調査結果のディスクを携えて戻って来た。
「博士、何か分かったんですか?」
「ハスミ中尉が地下ラボを貸してくれたおかげでね、結構スムーズに調べられたよ。」
「温泉施設にそんな場所が…」
「ここは元々うちの家系がオーダーと協力していた時に備えていた施設の名残なんです、上の温泉旅館はカモフラージュの為の措置ですけど。」
「何処のくろがね屋だよ、それ。」
「そっちの話も興味あるけど、今はあのアンドロイド達の話に戻そうかね。」
別館の大広間に兼ね備えた舞台装置からモニターを移動させ映像を映し出す。
「さっき男共を襲った真っ白いアンドロイドと女湯を襲撃した武装アンドロイド、どちらも地球で作られた物じゃなかった。」
「以前自分がサイデリアルの資料保管施設でこれと酷似した技術が使用された星系を思い出したので進言した次第と言う訳です。」
「それがガーディムとガミラス…あのアンドロイド達の出身星です。」
「中尉、知っていたのかい?」
「前世上では…実際にこの目で見るのは今回が初めてです。」
「ガーディム、ガミラス?」
「双方共に今から三千年前に大マゼラン銀河の覇権を争っていた星間国家でした。」
「でしたって…?」
「二つの星系の文明である超文明ガーディムも大ガミラス帝国も既にこの世界では滅んでいるんです。」
「既に無くなった星系のアンドロイドが今更攻撃を仕掛けて来たってのもおかしな話だね。」
「ですが、私達は可能性のある事象をこの目で見ている……次元修復時に滅亡を免れた並行存在が紛れ込んだ可能性も否定出来ません。」
「ちょっと待ちなよ、つまりアタシ達はそのアンドロイドを作った奴らの諍いに巻き込まれたって事かい?」
「それがそうでもなさそうなのです。」
「はぁ?」
「それなんだけどさ、このアンドロイドつい最近作られたっぽいんだよね。」
「そして標的が『テロン人』…彼らで言う地球人が標的だったのです。」
「「「!?」」」」
「ハスミ、ガーディムとガミラスってどんな連中だい?」
「一言で言えば、かなりの自己中と言った方がいいでしょう。」
「どういう事だ?」
「ガーディム人とガミラス人は自分達とは違う文明の種族を『劣等種族』と称し蔑んで徹底的に見下している傾向があります、そして異なるのは『人間性』でしょうか?」
「人間性?」
「分かりやすく言うならガーディム人は…かつてギルバート・デュランダルが提唱したデスティニープランと同じ思想を推奨した文明でしたから。」
「つまり人間として必要な感情が欠如した連中って訳かい?」
「はい、逆にガミラスはガミラス人特有の青い肌を誇りにしており…それ以外の種族を侮辱していましたが全員がそうではなかった様です。」
「んで、そいつらが三千年前にマゼラン銀河の政権を争っていたって訳か。」
「ええ、そしてこちら側では双方共に三千年前に起こったアポカリュプシスによるSTMCや隕石群の襲来で滅亡しています。」
「アポカリュプシス、アカシックレコードに刻まれた滅びの運命か…」
「話を戻しますが…もしも次元修復後に二つの文明が生存した平行世界が紛れ込んだ、もしくは別次元から侵攻して来たらとしたら?」
「あり得ない話じゃないって訳かい?」
「三ヵ月前に発生した『後発型次元震』で切り取られた世界の事も気になっていたのですが、それも関係している可能性も否定出来ないと思います。」
「滅んだ筈の星系のアンドロイドに終息した筈の次元震そして行方不明になった連中…こりゃ只事じゃないね。」
「それにガーディムは時空・次元関連の技術力が優れていますので別の平行世界への移動も可能としていますから…最悪の場合こちら側に戦いを仕掛けてくる可能性もあります。」
「Z事変が終わったと思ったらこれかよ。」
「話し合うと言う事は出来ないでしょうか?」
「連中が話し合いのテーブルに着くとは思えないけどね。」
「それでも放っておく訳にはいかない。」
「では、行きますか…片道切符の旅路へ?」
「えっ?」
「お前の事だ、あのアンドロイド達を通じて奴らの世界を特定……その縁の地を見つけたのであろう?」
「はい、後はこの情報を航行システムに転写するだけです。」
「相変わらず抜け目がないね、アンタも。」
「やられたのならやり返す、倍返し主義です。」
「…(その倍返しがえげつねえけどな。」
「問題は今回の件を政府がどう判断するかです。」
「下手をするとこれは星間国家間…いや、銀河連合の危機だろうからね。」
「今回の件は既に上層部へ進言しています、追って今後の対策発表があるでしょう。」
「そんな事をしている暇は…」
「場合によっては向こう側にも独自の政府がある可能性があります、諍いを防ぐ為にも必要な判断もあるでしょうね。」
「…」
「大丈夫、成る様になる予定だから。」
「えっ?」
その後、私達は調査部隊として今回の襲撃事件の首謀者を追う事となり別世界への航海の船出を迎えたのである。
Vの航海は更なる後悔を生み出すだろう。
こうして私達は忘年会からの騒がしい年明けを迎えたのであった。
=続=
<答え>
スフィアリアクター全員でV世界行ったらシナリオ崩壊の末の涙目確定の為。
こんな事したらガミラスとかガーディムが涙目だろうしシナリオ五話位で終わりそう。
でもやりたい様な気もしなくもない。
そしてこれは続きません。