※この作品はR-18です。

界乱のエトランゼ   作:宵月颯

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イグジスタンス、ルビコン3へ編、その3。


<設定>


幻影のエトランゼでの戦いの後の出来事。

上記の戦いから1200年が経過。

イグジスタンス・高次元生命体化ルート。

ルビコン3のある世界はイグジスタンスが監視する多元世界の一つ。

イグジスタンスは政府や惑星封鎖機構、企業によって認識されている。

コーラルが高次元生命体の一種である可能性が発覚し調査へ向かう。

この話の621は女の子です。

以上を踏まえて広い心でお読みください


星群の凶鳥は凶兆を運ぶ

621ことレイヴンらが現地入りする三日前。

 

ルビコン3の地表、べリウス地方の一角である戦いが起こっていた。

 

それは…

 

 

*******

 

 

この日の天候は曇天であるが、雪が薄っすらと降っていた。

 

独立傭兵ブランチはあるACのチームと対峙していた。

 

変声機で独特な電子音の声に変えた一人が話した。

 

 

『お前達が独立傭兵のチームブランチか?』

 

 

ブランチの一人、多脚型ACアスタークラウンに搭乗するキングが答える。

 

 

『お前達は一体?』

『愚かな自由を振り撒く偽善者に語る事はない…』

『聞き捨てならない。』

 

 

だが、事実である。

 

彼らはルビコン3にコーラルがあると情報を拡散。

 

結果、星外企業が進駐し封鎖機構と星を開放する解放戦線の泥沼の戦いを引き起こした。

 

 

『ならば、何故…情報を流した?』

『…』

『お前達のやり方では何も変わらない。』

 

 

余計に戦火を広げるだけだ。

 

自由を勝ち取るのであれば、別の方法もあっただろうに…

 

だが、お前達では力が足りなかった。

 

 

『…そう、レイヴンを名乗る資格などない。』

 

 

真実を世に晒す為の方法をお前達は誤った。

 

余計な戦火を広げた罪を償え。

 

 

『っ!来るぞ、シャルトリューズ!!』

『判ってるよ!』

『レイヴン、彼らを退けます!』

『…』

 

 

キングのACを筆頭にタンク型ACアンバーオックスのシャルトリューズに二脚型ACナイトフォールのレイヴン。

 

順にランクSからAのAC乗りが此方の挑発に乗り応戦して来た。

 

だが…

 

 

『ストールはアスタークラウン、ルークスはアンバーオックスを。』

『こっちは任せて置けよ。』

『頼みます。』

 

 

相手もそれを理解して行動を開始していた。

 

ブランチはアリーナと紛争レベルの戦乱しか体験していない。

 

彼らはそれ以上の戦乱を経験した化け物であった事を理解するのは一瞬だった。

 

 

『あのマントはビームを弾くのか…!』

『成功率89.6%…そいつは100%じゃねぇし成功率だけを誇っている奴に負けねぇよ。』

『!?』

 

 

キングのアスタークラウンを切り裂くストールのACの大型ブレード。

 

%と言う肩書きで自らの驕りが招いた結果だった。

 

 

『見つめ合うと必ず死ぬ女性傭兵……異名通りですね。』

『だったら潔くやられな!』

『無理な話だ…全て避ければいい!!』

 

 

正面からの火力に集中したアンバーオックス。

 

急なブースト移動は集中した火力に隙を招いた。

 

ルークスのACは高機動を駆使して火力の隙を突いてコアを破壊した。

 

 

『連撃による制圧…悪くはない。』

『…』

『レイヴン、相手は中距離戦対応の様です…ここは一気に!』

 

 

ナイトフォールも距離を詰めて一気に畳みかけようとするが…

 

 

『猪突猛進な猪に用はない…』

 

 

マントが僅かに揺れた。

 

隙間から一閃する閃光。

 

加速したナイトフォールの武装を細切れにしたのだ。

 

 

『…武装で判断するのは間抜けのやり方だ。』

 

 

レイヴンの対峙したACが携えていたのは日本刀に酷似した実体刀。

 

それを一度振るうと鞘に戻した。

 

同時にナイトフォールは細切れに分断され爆発した。

 

 

『そんな…こんな事が?』

 

 

レイヴンのオペレーターは余りの状況に言葉を詰まらせた。

 

 

『お前達は敗者だ。それ相応の報いは受けろ。』

 

 

先程のAC乗りは何かのスイッチを押して起動させた。

 

起動と同時にある場所で爆発が起き、そこでオペレーターの通信も途絶えた。

 

 

『…やり過ぎじゃね?』

『余計な混乱を招く偽善者は必要ない。』

『…』

 

 

成せぬ大義名分を抱えたお前達にはお似合いの末路だよ?

 

精々、巻き込んだ者達への贖罪をするといい…

 

 

『…情報を伝達。』

 

 

この日、独立傭兵ブランチは構成員全滅の末に壊滅。

 

状況が状況の為に封鎖機構は混乱に陥り…

 

ハイレベルランカーのアリーナからの除外にAC乗り達の間で一時の話題を呼んだ。

 

後日、進駐中の星外企業と解放戦線に封鎖機構はこのAC乗り達の捜索を行った。

 

理由は全ての情報が謎とされたAC乗り達…

 

アステリアスがルビコン3入りをしたと判明した為だった。

 

 

=続=





<アステリアス・専用AC>

※ネクスバイン
ヒュッケバインシリーズの何世代か後の後継機。
動力源にD・エクストラクターを搭載しEN消費がない状態を保っている。
またD・セルと呼ばれる自己修復機能を持つ為、ほぼ不死身と言っても過言ではない。
武装はヒュッケバインやエクスバインで使用された兵装を使用。
更なるバリエーションが存在するが現地入りした三機は四タイプの強化外装しか使っていない。
機体色に統一性はなく各自でペイントしているのでばらつきがある。
現地入りしている二号機は青緑、三号機は紫、四号機は青。

※アッシュ装備
ビームコートと大型T-LINKソードを装備したもの。
アッシュの様に固定テープはない。
隠密行動が必要な時のみ使用。



<アステリアス・パイロット>


※登録ナンバーZx02レン
二号機担当、AC名はエクリプス。

現地入りをしたアステリアスのメンバーの一人。
主に交渉役を務めるが、アステリアスのナンバー2の立場に居る。
居合を含めた近接攻撃を得意とするが、普段は中距離戦を行っている。


※登録ナンバーZx03ストール
三号機担当、AC名はジェミニア。

現地入りをしたアステリアスのメンバーの一人。
三人の中では年上でありルークスの義理の兄を名乗る。
バランス型で遠距離戦を担当する。


※登録ナンバーZx04ルークス
四号機担当、AC名はジェニオン。

現地入りをしたアステリアスのメンバーの一人。
メンバーの中で一番年下に当たり、ストールの義理の弟。
近接寄りの高機動戦闘を得意とする。
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