<設定>
幻影のエトランゼでの戦いの後の出来事。
上記の戦いから1200年が経過。
イグジスタンス・高次元生命体化ルート。
ルビコン3のある世界はイグジスタンスが監視する多元世界の一つ。
イグジスタンスは政府や惑星封鎖機構、企業によって認識されている。
コーラルが高次元生命体の一種である可能性が発覚し調査へ向かう。
この話の621は女の子です。
以上を踏まえて広い心でお読みください
レイヴン達がルビコン3へ密航し暫く落ち着いた頃。
コーラルを発見する為に進駐を続ける星外企業。
略奪と惑星撤退の圧力に抗う解放戦線。
二つの勢力に加担し名を上げる独立傭兵達。
それらを監視し取り締まる封鎖機構。
複雑な状況が絡むルビコン3のコーラル争奪戦…
いつ終わるかも定かでもない戦いに更なる障害が引き起こされた。
“亡霊”
既存の兵器では通用せず、遭遇したら最後…
命はないとされる人類史上最悪の災害に人類は成す術もないと思われた。
しかし、兆しは出ていた…
コーラルを投与した強化人間達が操るACであれば、殲滅する事が判明したのだ。
この事からコーラルが災害に対する有効手段であると認知され…
ここぞって争奪戦が始まったのである。
またヒューマンショップで売買され…
破棄を待つ強化人間達がここぞって回収されている要因でもあった。
理由は破棄された多くが強化人間達がコーラルを投与された旧世代型である為だ。
新世代型の施術が浸透し廃れつつあった旧世代型の尊厳が護られたかに思えたが…
実際は亡霊退治の為の使い潰しの兵力だ。
拍車をかける様に大手企業がヒューマンショップから旧世代型の強化兵士達を買い漁る一方…
旧世代型の強化人間でも独立傭兵として活動する傭兵にも依頼が殺到した。
コーラル争奪戦と亡霊退治。
どちらも要因となる現象が取り除かれない限り、止まる事は無かった。
******
レッドガンによるガリア多重ダム襲撃後…
予定していた壁越えは予想もしない出来事で遅延していた。
解放戦線の商業や流通の要所である『壁』。
その壁の護衛にアステリアスが依頼を受けたと情報が入った。
只でさえ、少数戦力で一国レベルの独裁派や大手のテロ組織すら壊滅させる集団。
依頼受託はアリーナでの勝敗、それは解放戦線に彼らと対等に戦える存在がいる事を示していた。
これはある意味で進駐中の大手企業に危険性を知らしめる結果となった。
大きな話題を呼んだのは政府からの広報。
『以上が政府からの決定事項です。』
ルビコン3のコーラル調査の為に政府から調査師団が派遣される事。
企業によるコーラル関連の進駐を禁止。
ルビコン3在住の住民の完全避難は調査終了時に決定。
最後にべリウス地方の『壁』を政府認可の中立地帯と決定した事だ。
余りの急展開に進駐中の大手企業も妨害などと言い出す始末だったが…
亡霊騒動に『イグジスタンス』が動き出したとなれば黙るしかない。
イグジスタンスは現政府が何度も交渉し協力を得られた多元政府の管理者。
現政府の抱える問題を解決した術の多くは…
多元政府の枠組みに入る並行世界からの技術だ。
現時点でその恩恵を失うのは政府にとっても最悪の結末を辿る。
政府も大手企業の進駐関連の行動に制限をかけた位だ。
これにはさすがの大手企業も手出しは出来ない。
更に解放戦線や独立傭兵にも制限をかけているのだから大事であるのは確かである。
最後に封鎖機構に政府直轄の査察官部隊が入り厳重な調査が入った。
『管理AI いえ、オールマインド…シンギュラリティの嫌疑で調査します。』
=続=