※この作品はR-18です。

界乱のエトランゼ   作:宵月颯

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総ては仕組まれた。

呪いは浸透し総てを消し去る為に。


魂ニ繰リ糸ヲ絡メラレテ瞳ハ怪シキ色へ

 

澱んだ黒と禍々しい金に染まる呪い。

 

如何に抗おうとも心は呪に絡められる。

 

もう止められない。

 

呪われし影は心に絡み付く。

 

その声は嘆きは諍いは叫びは誰にも届かない。

 

誰にも気が付かれずに消えていく。

 

かの存在が消失する。

 

澱んだ黒は染み渡り、その者に悦を与える。

 

無垢な器を穢すように。

 

拒絶しようとも心はそれを許してしまう。

 

押さえ込まれた感情が記憶が穢れた色へ染まっていく。

 

色を失った瞳は鮮かな雫となって流れ堕ちた。

 

そして禍々しい金に染まった。

 

此処に慈悲はない。

 

在るのは残酷だけ。

 

世界を護ろうとした戦士達は書き替えられた。

 

 

「これが運命だから、私達は命を賭して戦うしかない。」

 

 

蒼き戦女神が。

 

 

「今まで何もかも知らないで…いい気なモノよね。」

 

 

光の歌姫が。

 

 

「俺達は解放された。」

 

 

赤き孤狼が。

 

 

「そう、自由だ。」

 

 

闇の騎士が。

 

 

「何物にも代えられない開放感。」

 

 

白き悪魔が。

 

 

「その総てがここに。」

 

 

赤い彗星が。

 

 

「さあ、始めよう。」

 

 

青い男爵が

 

 

「記憶在る者と記憶無き者。」

「互いに闘う事こそが至高。」

 

 

心の王と悲しき影が。

 

 

「逃れられぬ運命に抗う必要などない。」

 

 

大いなる炎が。

 

 

「邪魔をする者は消す。」

「消してしまえば良い。」

 

 

原初の人の魂達が。

 

 

「それは望まれた想い。」

「毒々しくも心地良い響き。」

 

 

絡み合う澱み。

 

染み渡るとその身を穢していく。

 

安らぎを与える精油の様に。

 

魂は穢れて穢れて穢れに染まる。

 

魂は澱んで澱んで澱みに蝕まれる。

 

ああ、何故最も早くに識れなかったのだろう。

 

何もかもが消えて逝く。

 

何もかもが消えて征く。

 

甘美な呪詛に飲まれ染まり悦に浸る。

 

呪いと穢れのマリアージュ。

 

二つは絡み合い奏乗とし。

 

唯一無二の唯一絶対の楔と化す。

 

薔薇は咲き誇り腐り堕ちた。

 

百合は咲き乱れ枯れ堕ちた。

 

呪詛の楔に於かされ、侵され、犯された。

 

記憶、感情、思想、理性が侵された。

 

記憶は忘却し、感情は崩壊し、思想は消され、理性は途絶えた。

 

 

「私達は何をすればいいの?」

「呪詛の楔に犯された罪は消えない。」

「だから壊すの、その総てを。」

 

 

澱んだ瞳の輝く柱に光の歌姫と蒼き戦女神は絡み合う。

 

艶やかで熟れて穢れた行いを。

 

清き清浄さはない。

 

穢れと澱みに堕ちた体を絡め合い穢す。

 

 

「そう、呪いの果てに私達は見出した。」

「総てを穢し壊し侵して消し去ることを。」

 

 

禍々しい金の眼で世界を穢し壊し侵して消し去ることを願った。

 

例え、それが仕組まれ書き替えられた行いだろうと。

 

その場に居た者は何も知らずに呪詛に飲まれた。

 

黒き存在は艶やかな口元を歪めて嘲笑し嘲笑った。

 

己の色に染まった存在達を祝福した。

 

=続=





要約、とっ捕まって連れ去らわれて某蟲蔵に入れられて仲良くオルタ化しました。
以上。
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