※この作品はR-18です。

キリトとシノンが恋人だったら。   作:ザキ助

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4話目

「え、えっと、つ、次はどこに行こうか?!」

見事なまでの焦りっぷりである。まぁあんな事しちゃったししょうがないよな…

あの後撮影が終わったのは良いものの、2人とも恥ずかしがって、なかなか顔を合わせられないような状況で…何とか回復した感じだ。

「そ、そうね。んーっと…」

 

「なんか考えてたりする?」

 

「えっと…今日は家に泊まってかない?折角の連休だしこれから結構遊びたいでしょ?家に泊まってたら色々と楽かなって…」

正直これには驚いた。実は俺も同じ事を考えてたのだが、まさか詩乃の方から言ってくれるなんて…

「いいのか?」

 

「私は構わない、というか、泊まって欲しい……かな………」

段々顔が赤く染まっていく詩乃。可愛いです。てか今日多くない?

「そ、そうか。じゃあそうさせてもらうかな。スグに連絡しておくよ。」

 

「分かった。服は…家に幾つかあるから大丈夫…かな?」

 

「そうだな。」

ちなみに俺達は両家公認のようなもので、もう家族に挨拶とかはしている。なのでお互いの家に泊まることは結構あるのだ。

「じゃあ次はスーパーにいって色々と食べ物を買いましょう。」

 

「了解。」

 

-スーパー-

「さて、何を買おうかなぁ…何か食べたいものはある?」

 

「んー詩乃が作るのは大体美味いからなぁ…別に何でもいいぞ?」

 

「まったく…いつもそう言って……大体、そういうのが一番悩むのよ。」

照れてる詩乃さんも可愛いっす。というか実際ほとんど美味い。だが、やっぱり一番は…

「ごめんごめん。じゃあカレーにしてもらおうかな。」

 

「いいわよ。じゃあ買いに行きましょう。」

そう言って俺がカゴを持ち、詩乃が食品を入れていく。なんかこういうの…

「夫婦みたいだな。」

 

「……ッ!!な、何言って……!」

あ、つい声に。てかこれ自爆ダメージもくらったな…

-帰り道-

「結構買ったわねー。」

 

「そうだなぁ。」

 

「えーっとー…ってこれ貴方が買ったのヨーグルトばっかじゃない…」

 

「おやつにと思ってな。詩乃ヨーグルト好きだろ?」

 

「そんなこといつ言ったかしら?」

ちょっとおこ気味な詩乃さん。

「あーれー言ってなかったっけなー(棒)」

 

「わざとでしょ…」

 

「いえいえそんなわざととかそんな……」

 

「はぁ…帰ったらクッキーか何か作るわ…」

 

「さっすが詩乃さん!愛してる!」

 

「もう…」

ー詩乃家ー

そんなこんなで到着。いつ見ても片付いてるなぁ…

「とりあえず食品冷蔵庫にいれるか。」

 

「そうね。」

次々と食品を入れていく。今はまだ2時なので少しゆっくり出来る。

「ふぅ…少しゆっくりするとしましょ。」

 

「そうだな。っておー。これはまさか人をダメにするソファとやらでは?」

目の前には柔らかそうな丸みを帯びた四角のソファ。これは気持ちよさそう…

「そうよ。最近買ったの。結構寝心地良いわよ?」

詩乃が笑みを浮かべながら言う。これはあれや。田舎の人が美味しいものを勧める時の顔だ。

「よろしい?」

 

「よろしい。」

許可を得た俺は遠慮なく目の前の柔物に腰を沈める。

「おぉぉ…」

あかん、これはほんまにあかんやつやでぇ…

「ふふっ。凄い幸せそうな顔。」

天使に穏やかな微笑みを向けられるともう…

「このまま天国行ける…」

 

「何言ってるのよ。」

 

「いやほんとこれはいいな。」

 

「まぁそれは認めるわ。ちょっと飲み物入れてくるわね。」

「ありがとー。」

その間も、俺はずっとソファにもたれていた。これは本当に癒されるぅ。

「持ってきたわよーってあんたなんて顔してるのよ。」

 

「え?」

 

「さっきより凄い緩んだ顔してるわよ。」

そう言って詩乃が微笑む。これが癒しってやつなんだなぁとしみじみ実感した。

そのまましばらくはゆっくりと話をしていた。大学の話。それぞれの友人の話。次のggoイベントについての話。とても和やかで穏やかな時間。こんなに幸せな時間が過ごせるのは、きっとこの目の前にいる少女のお陰だろう。それを考えると、手が勝手に動いていた。

「えっ?」

詩乃を自分の胸へ抱き寄せる。

「ちょっと…」

詩乃が少し動く度に甘い香りが鼻腔をくすぐる。しばらくすると詩乃も俺の腰に手をやり優しく抱き返す。

「こうしてるだけでも、俺はとっても幸せだ。」

 

「ふふふ。それは私もよ。和人。」

 

「俺がこんなに幸せで良いのかな。」

 

「それは貴方が決めることよ。」

 

「そうだな。」

 

「詩乃。好きだ。愛してる。いつまでも。一緒にいよう。」

 

「和人。私も貴方の事が大好き。愛してるわ。いつまでも。一緒に。」

この時間はいつまでも続かない。

だが、俺達の道はいつまでも続いてゆく。

 

 

 

終わり

 

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