※この作品はR-18です。

習作及び短編集   作:もっち~!

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放たれた災い Part3

---シオン---

 

誰かに抱かれている。胸を捏ねくり回され、谷間に顔を埋め、激しく腰が動いている。リムル様か?いや、違う。もっと大柄である。まさか、ベニマルごときに、やられているのか?

 

「あぁぁぁぁ~」

 

文句を言おうと思うが、喘ぎ声しか出ない。ふと前を見ると、私を喰っている男の背中にシュナがいて、恍惚な表情で、心ここにあらずのようだ。

 

シュナに何をしたんだ?詰め寄ろうにも、自ら大股に開いている私。

 

「いい…もっと、胸を虐めて…」

 

男に媚びるような声だ。こんなのは私では無い…

 

「じゃ、今度は後から襲いたい」

 

「はい…」

 

自ら腹這いになり、男性に後からやられる。気持ちいい…意識が遠くへ旅立って行く。

 

◇

 

うっすらとした視界。喘ぐ女の声…あれはソーカか…視界がはっきりとしてきた。ソーカが男の上で、妖艶な舞を披露していた。ソーカに対面するように、シュナも男の顔の上で、恍惚な表情を浮かべて、舞っている。

 

ここはどこだ?!うっ!身体が動かない。体内で蠢く何か…透明なヤツにやられていた。逃げないと…床を這おうとするが、まるで力が入らない。

 

「えっ…いやぁぁぁぁあ~!やめてぇぇぇぇぇ~!」

 

信じられない光景が目に入ってきた。あのミリム様が、見えない何かやられていた。抵抗空しく、陵辱されていくミリム様。ここはなんだ?地獄か?

 

リムル様はやられたのか?ベニマル、ソウエイはどうした?ハクロウもダメだったのか?目の前に広がる絶望…コイツらは何者だ…

 

 

 

---リムル・テンペスト---

 

長い長い悪夢を見ていた気がする。ここは…

 

「リムル様、大丈夫ですか?」

 

ベニマルがいた。

 

「シュナは?」

 

俺の言葉に、言葉を失うベニマル。シュナはやられたのか…

 

「ハクロウは?」

 

「すみません」

 

いきなり、俺に謝るベニマル。何が起きたんだ?記憶を遡る…

 

《解 災いがこの街に現れました》

 

災い?そうだ…俺はディアヴロの連れに、陵辱されたんだ…

 

「ベニマル…体勢を立て直すぞ」

 

「すみません…」

 

ベニマル…まさか…スライム姿の俺は、外へ出た。街に被害は無いようだ。だけど、気配を感じ無い。みんなはどこにいるんだ?

 

「ベニマル!みんなはどうした?」

 

「森の中に隠れています」

 

生きているのか。

 

「ガビル、ゲルド、リグル、ランガは?」

 

「ハクロウを含めて、瀕死の重体です」

 

「薬は使わないのか?」

 

「使い切りました。アイツは何者ですか?たった一人で…笑顔を絶やさず…シュナを連れて行きました」

 

そんな…惨敗では無いか…

 

「ディアヴロは?」

 

「仲間二人と、シオンの死体を奪って、消えました」

 

アイツも、あの男サイドなのか。

 

「援軍は?」

 

「知らせる猶予は無かったです。倒すことに集中してましたから」

 

幹部全員で戦って、全滅だと…

 

「すみません。俺がいながら…シュナを人質に取られ、手が出せませんでした」

 

男泣きをして崩れるようにして蹲ったベニマル。どうするよ、これ…誰に助太刀を頼めば良いんだ?

 

 

 

---シュナ---

 

彼はタフである。息を吹き返したシオンと、プレイしている。ソーカと私は、暫くの間、プレイ禁止だそうだ。体力が目減りしすぎたらしい。

 

彼は何者なんだ?あのミリム様すら、ビビっていた。側近のミト様は彼に屍姦されていた。だけど、プレイ後に蘇生させていたし。

 

「死と蘇生の繰り返しプレイが、一番堪えるよ」

 

て、言っていた。それが日常のようだ。もっと、彼と愛し合いたい…

 

「アイツとのプレイは中毒になるわよ」

 

ミト様の忠告。だけど、恩恵が大きい。心の闇が浄化されて行き、心が軽くなっていくのだった。

 

 

 

---シュウ---

 

う~ん…もう一人、違法な時間の逆行をしたヤツが、この世界にいるらしい。2000年程時間を何度も遡っているらしい。

 

「ヒナタ、勇者クロノアって知っているか?」

 

「いえ、知りません。その勇者が何かしたんですか?」

 

「何度も過去へジャンプしているんだ。取り締まりの対象だよ」

 

「わかりました。、情報を探ってみます」

 

ディアヴロのパーティーにヒナタを同行させて、情報を仕入れて貰うことにした。

 

「あの…私もお役に立ちたいです」

 

って、ソーカ。

 

「ソーカとシュナは、後1週間は無理だ。シオンはタフだが、脳筋だから、ダメだ」

 

まぁ、シオンはミトとテンちゃんと遊ぶのが好きなようだ。毎回ボコられているのだが、その弱り切ったシオンとプレイするのが好きな僕。まぁ、毎回、ミトに頭を叩かれてはいるけど。

 

「で、スライムの方はどうするんだ?」

 

「懲りていないのかな?」

 

「お前、忠告はしたのか?」

 

「していないよ」

 

パッシュ!

 

あぁ、また叩かれたよ。どうしてよ。

 

「忠告しなきゃダメだろ?いや、警告か?」

 

「そうかもな。シオン、付いて来い」

 

「はい…」

 

体液塗れのシオンの身体を綺麗に洗い上げ、チューブトップドレス、所謂バドガールの衣装を着せて、スライムの元を訪れた。

 

「えっ…シオン…その服装は…」

 

ノーブラでノーパンでチューブトップドレスだ。どうだ!エロいだろう。

 

「って、言うか、生き返ったのか?」

 

「はい、主様のお力で、今ここに生きております」

 

「性格もまろやかになっているし…」

 

「はい、主様の教育の賜り物ですよ」

 

 

 

---リムル・テンペスト---

 

シオンにバドスーツだと…コイツも日本人だったってことだな。秘書スーツよりも萌える…その上、シオンがシュナのような性格になっているし。コイツ、シオンテイマーか?

 

「で、なんの用だ?」

 

「この前、警告をするのを、忘れていたんだよ」

 

警告?

 

「何の警告だ?」

 

「君は近い将来、亜空間移動をして、転生の原因になった、自分の死を回避する行動に出るのだが、それはしないで欲しい。死を回避したのなら、スライムである君は存在しない訳だよ」

 

言い分はわかった。

 

「もし、その警告を無視したら?」

 

「全能力を剥奪の上で、君を性の奴隷に調教する。そして、奴隷商に売るかな。こことは違う世界でねぇ」

 

それは避けたい事態だな。って、コイツ、何の権限があるんだ?

 

「お前に権限があるのか?」

 

「あるよ。僕の配下に時空管理局があってね。君みたいな犯罪者を取り締まっているんだよ」

 

俺は犯罪者なのか?

 

「身分を証明する物はある?」

 

「じゃ、1回死んでみるか?」

 

へ?

 

次の瞬間、俺は…コイツに陵辱されていた。死ぬって、どういうことだ?心臓が痛い…まさか、腹上死か?俺の死体すらも陵辱しているし。そして、死体がボロボロになると修復してから蘇生をして…屍姦しての蘇生の無限ループに嵌まったようだ。もう、やめてくれぇぇぇぇ~!

 

元の場所に戻れた頃には、俺の精神は破綻の一歩手前であった。

 

「どうだった?」

 

「えぇ、警告を聞きます」

 

心が折れて居る俺。後、気づいたのだが、コイツが現れると、大賢者は気配を消して、俺の奥底に隠れているし。どんだけ、コイツはヤバいんだ?

 

「分かれば良い。聞き分けは良いと得をするぞ。聞き入れた礼に、戦闘で死んだ奴らを生き返らせてやる。じゃあなぁ!」

 

アイツは目の前から消え、広場にあった死体は生き返った。あの潰れたトマト達も、元の姿で生き返ったそうだ。なんだ、そのデタラメなチート能力は…

 

◇

 

生き返ったソウエイから報告があった。ソーカがいないそうだ。きっと、アイツに攫われたんだろうな。

 

「ソーカのことはあきらめろ。現状戦力では取り戻すことは不可能だよ」

 

この俺に精神攻撃を仕掛けるヤツだ。勝てるヤツっているのか?

 

《解 この世界には、いないと思います。》

 

には?では、他の世界にはいるのか?

 

《解 います》

 

どんなヤツ?

 

《解 この世界を破壊し尽くす暴れん坊達です》

 

そんな奴らを呼び込めないなぁ。

 

《告 但し、彼の全勢力が相手の場合、勝てる者はいません》

 

全勢力?そうか、配下達もそれなりにってことか。あのディアヴロがそうだったし。う~ん…この世界にはどの位の勢力を持ち込んだんだ?

 

《解 観測出来ているだけで、この星を消し去るには十分すぎる戦力です》

 

観測出来ているだけ?出来ていないヤツをいるのか…ミリムをボコった奴らはどんな感じだ?

 

《解 魔王が1、龍神が2です。ただ、龍神のパンチ1発で、魔王ミリムは意識が途絶えました》

 

アイツの仲間に魔王がいるのか?で、神すらもいるのかよ…なんだ、そのデタラメな戦力は…

 

って、待てよ…大賢者はヤツの正体を、知っているのでは?知っているから、気配を消して、隠れているんだろう。

 

《解 存じております。敵対すれば、私なんか消されます》

 

大賢者すら消せるのか…おぃおぃ…友好条約は結べるのか?

 

《解 可能です。ですが、既に貢ぎ物は手元にありません》

 

まさか、シオン、シュナ、ソーカがそうだったのか?大賢者は黙秘権を行使した。そうなんな…マズい。

 

《告 貢ぎ物を見つけました。勇者クロノアを差し出すことです》

 

勇者クロノア?どこにいるんだ?

 

《解 探してください。アチラも探しているようですよ》

 

たぶん、その人も、近い将来に、俺と同じようなことをするんだろうな。

 

◇

 

災いが去った後、教え子達の件で、世話になったラミリスがやって来た。

 

「ねぇねぇ、魔王の宴に一緒に行こうよ」

 

って…魔王の宴?

 

「それはなんだ?」

 

「魔王会議みたなものだよ。現存する魔王3名が発起人になれば、開かれるんだけど、今回の議題は、エセ魔王のリムル・テンペストに対する死刑についてだって」

 

はぁ?なんで、俺が死刑になるんだ?

 

「リムル、何かしたの?」

 

「いや、何もしていないぞ」

 

「そうなると、誰かのジャマなんだよ、君はね」

 

あぁ、欠席裁判で死刑にしたいヤツがいるのか…それは出て弁明をしたいな。

 

「一緒に行くよ」

 

「じゃ、行こう!」

 

って、転移した。円卓のある場所に…

 

「リムルは、私の付き人って感じだから、私の後に立ってね」

 

人化姿になり、ラミリスの後に立ち、会議開始を待つ。続々と集まる魔王達。あれ?ミリムが知らない男性と共に現れた。

 

「おい、ウスノロ!」

 

その男性がミリムに鉄拳を撃ち込んだ。その瞬間、この部屋に衝撃が走った。あのミリムが、殴られても反応せずに、男の後に続いている。これって、操られているのか?俺の中に怒りの炎が灯った。

 

◇

 

あの男性は、魔王クレイマンだと言う。そして、今回の発起人の一人だそうだ。

 

「ラミレスの付き人として、参加ですか?薄汚いスライム君」

 

コイツは、俺がジャマなのか?

 

「コイツは、ここにいるミリムを顎で使い、挙げ句に魔王レオンを殺害をし、私の部下達まで殺したのですよ。死刑に値します」

 

魔王達に説明しているクレイマン。だけど、どれもやっていない。

 

「俺はやっていないけど」

 

「おい!魔王で無い者は、発言出来ないんだよ。まぁ、これで罪状が増えたから良いか」

 

う~ん、コイツ…俺の怒りが沸々とわき上がる。その時、空気が一変した。何が起きたんだ?魔王達に動揺が走っている。一瞬、ミリムの顔が笑顔になったような…って、アイツが来たんじゃないのか?

 

円卓の上に現れたアイツ。

 

「あぁ、こんな処にいたの、ミリム!」

 

ミリムがビクッと震えた。おいおい、コイツ、キレているぽいんだけど…

 

「なんで、遊びに出て、門限までに帰らないんだ?お前、躾されたいのか?」

 

「うっ!」

 

声を漏らし、目に涙を溜めていくミリム。

 

「おい!俺の下僕に何を言っているんだ?ここは魔王以外立ち入り禁止だぞ!」

 

キレているアイツに噛みつくとは、クレイマンはKYか?

 

「下僕?そうか、コイツが帰らなかったのは、貴様のせいか?僕のペットに何をしてくれたんだ?」

 

おぃ…ミリムをペットだと…って、アイツの怒りがギアアップしたようだ。魔王達が震えているし。

 

「あぁ、なるほど…あのウザいヤツの親玉か?」

 

「ウザいヤツだと?」

 

「僕を魔王に推薦してくれるって、ウザかったから、配下のエサにしたよ」

 

「お前がやったのか…フットマンとティアが消えたのは…」

 

配下のエサ?なんか聞きたくない種族ぽいなぁ。

 

「貴様!何者だ?」

 

「通り縋りのエロ好きだよ。それ以上でもそれ以下でも無い」

 

「エロ好きだと?ミリムに惚れるって、ロリコンか?うっごっ!」

 

クレイマンの片腕が斬り落とされた。アイツは何もしていないのに…

 

「私達のボスをロリコンにしないでくれるかな?」

 

クレイマンの背後に、いつの間にか女性がいて、剣で切り落としたようだ。

 

「貴様…」

 

女性に攻撃をしようとするが、残っていた片腕がいきなり潰れた。クレイマンの血肉、骨が木っ端微塵に吹き飛んだ。

 

「何?」

 

女性の隣には、ローブを被ったスケルトンがいた。

 

「この程度で魔王なのか?しけた世界だな」

 

こいつ…リッチのようだ。不死属性の上位魔族である。

 

「なんだ、貴様らは。俺を魔王クレイマンと、知っての狼藉か?」

 

「いたぁぁぁぁぁぁあ~!」

 

クレイマンの声は、ミリムの絶叫でかき消された。

 

「理由はともかく、無断で門限を破った罰だ、ミリム!」

 

アイツがミリムにこめかみグリグリの刑をしている。見ているだけで、激痛が伝染してくるし。

 

「ごめんなさぁぁぁぁ~い」

 

泣き叫ぶミリム。

 

「ミリムを攫ったのは、お前か?」

 

黒いゴスロリドレスの少女が現れて、クレイマンの鳩尾に拳を一発叩き込んだ。血反吐を吐くクレイマン。なんだ、この少女は…まさか、コイツ…ミリムをパンチ1発で沈めた龍神か?

 

「有り得ない…貴様らは何者だ?」

 

「痛いよ~。ごめんなさい…」

 

またも、ミリムの泣き叫ぶ声でかき消されたクレイマンの言葉。

 

「テンちゃん、ミリムを頼む」

 

「はいよ」

 

女性がミリムをアイツから受け取り、抱き締めた。

 

「さてと、ミリムに何をしてくれたんだ。戦いたいヤツは名乗りでよ。全力で戦ってやるよ」

 

何!全身が燃え上がる感じだ…不燃属性の俺に、何をしたんだ??

 

 

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