入り口で参加証代わりのパンフレットを買わされて(……600円!)中へ進むと、そこはある種の異次元空間だった。5月5日・祝日の市民会館。小規模ながらも生まれて初めての「コミックマーケット」に参戦した僕は、未知の世界を前にただ驚いていた。
「新刊出てます、見て行ってくださーい!」
「ラミネートカード半額セールやってまーす」
「今回はCG集を作りましたよー」
用意された長机の上に、それぞれのサークル(あるいは個人)が自作の本やグッズを所狭しと並べて、積極的に声をかけながら販売をしている。前に聞いた話だと、最近活動している漫画家たちの中にはこういったイベントの出身者が多いのだという。
――みんな気合入っているな……
こういった即売会で売られている商品の大半は、有名なアニメやゲームのセルフ本や小物だったりする。小物はともかく、時としてセルフ本の内容が過激だったり、作中のキャラのイメージを大きく損ねるものだったりして問題になるそうだが、そこは表現の自由の一環として(僕は)とやかく言うつもりなどない。
「さて」
それはさて置き、初参加で金銭的にもあまり余裕のない僕は、事前に蓄えた予備知識で知ったサークル以外今回は素通りさせてもらうことにした。いや、ところどころに貼られていた可愛い女の子のポスターとかは、ちょこちょこチラ見してたけど。
パンフに記載されていた席配置を頼りに、お目当てサークルのスペースへとたどり着く。
「すみません、Juicy Fishのふみひでさんですね?」
目の前で女の子のラフ画を描いていた、茶髪で耽美な顔立ちの男性に声をかける。ここに書いてある通りなら、このスペースで新刊を販売しているこの男性がふみひで氏のはずだ。
「あ、うん。確かに俺だけど」
どうやらこの人で間違いないらしい。
「何だったら新刊読んでってよ。エロも微エロも作ったからさ」
「そうですか。じゃ遠慮なく」
僕は「新刊」と書かれていたところに積まれていた、本の最上段を手に取って開いてみた。まずは、微エロ同人誌からである。
「ふんふん」
その作品は、同級生の女の子同士が夏休みに海でイチャイチャするという、レズビアンを匂わせる百合漫画だった。確かにちょっと怪しい感じもするが、水着は普通のビキニで本番描写もない、言うなれば全年齢対象作品である。
「ホントはスク水にしたかったんだけどさ、海に来てそれはないだろと思って変えちゃったんだよね」
「そうですか」
水着の形状はどうあれ、女の子が可愛い上にボディラインも官能的で魅力的過ぎる。全く、美男子が描く美少女おそるべし。だけど、買ってしまうにはまだ早い。
「じゃあ今度はこっち読ませてもらいますね」
読み終えた微エロ同人誌を戻すと、すかさずエロ同人誌の方を手に取った。こっちは官能的な表紙が示す通りの18禁である。
「うむむ……」
そう、官能的と言えば官能的なのだが、その構図は色々な意味で従来のエロスの斜め上を進んでいるかのような雰囲気を醸し出していた。
「これ、ジャンル的に人を選ぶんだろうけど、君の場合はまんざらでもないって顔をしてるよ」
和式トイレに跨っている女性が、振り向きざまに恥ずかしそうな顔をして剥き出しのお尻にペーパーをあてがおうとしている姿。そんなどこか怪しくも微笑ましい表紙をめくって、僕は彼の描く淫靡な世界へと足を踏み入れたのである。
「うっ」
体育の授業を終えた女子高生が、ブルマ姿のままトイレに行って放尿&排便。放課後の帰宅中にお腹を壊した女子高生が、公衆便所で下痢大爆発。登山中に催した女の子が、木陰でこっそり放尿。
「うむむっ……!」
18禁でありながら、どれもこれも排泄描写のオンパレードでセックスのセの字も見当たらない。だが(僕にとっては)それがいい。良すぎて困るほどに(僕にとっては)それがいい!
「ちょっと刺激が強かったかな。まぁ内容が内容だし不愉快になったのなら謝るけど」
「ください。これ、くださいっ!!」
「へっ?」
「この同人誌、買います!」
そう言い切ると、僕は500円玉を机上に叩き置いてふみひで氏の新刊をゲットした。こんな全身(特に股間)が熱くなるような漫画を前に、買わない手があるものか。
「ふみひで先生、次回の新刊も期待してますよ」
「ああ、また立ち寄ってくれ」
いつの間にか後がつかえていたので、月並みな挨拶を交わして速やかにふみひで氏のスペースから立ち去る。こうして、僕は生まれて初めて「同人誌」なるものを手に入れたのであった。
「しまったなぁ……」
眼前の人だかりを前に、思わず言葉が飛び出てしまう。ふみひで氏の同人誌を買ったのは大正解だったが、それを先回しにしたのは間違いだったかもしれない。
「こっちこっち! はーい笑って」
「じゃあ今度はひざをついて上目遣いで」
「エクスタシーを体感しているような顔、お願いします!」
コスプレゾーンの数少ないコスプレイヤーたちに、ハイエナの如く群がるカメラ小僧たち。しかも、どいつもこいつも高圧的で粘着質で、なかなか撮影をやめようともしない。
「ククッ」
しかも、僕の使い捨てカメラを見て笑う奴まで現れる始末。
「……」
ゾーンに足を踏み入れてゆうに20分は経過していたが、シャッターを押す機会すら伺えそうにない。
――もういいや。
これ以上残っていても不愉快な気分になるだけだと判断した僕は、ため息とともにひっそりとゾーンを後にした。せめてもの救いは、開場前に見かけた可愛らしいコスプレ姉妹が楽しそうに撮影に興じている姿を視界にとらえられたことだった。
「ふぅ」
ロビーのシートに腰掛けて一呼吸をつく。既に開場から3時間が経過していたが、戦利品はふみひで氏の同人誌と、他のサークルで目を引いた小物類ラミカなど数点ほどのものだった。
だが、そんなわずかの戦利品が僕の心を満たしてくれていたことは言うまでもない。初めてで不慣れなところもあって、コスプレ撮影に関しては一つも成果を上げられなかったけど、今回は良しとしておこう。
「……」
周囲を人気がないことを確認しながら、ふみひで氏の同人誌を読み返す。表紙だけでも股間の張りを訴えられそうなレベルだが、読めば読むほどロマンティックなあのジュースをぶち撒けたくなる気分である。
「健二君はこういうのが好きなんかね?」
「はい。好きを通り越してもう大好きのレベルです」
ふと、優しく耳心地の良い声音をした女性に背後から声をかけられたので、僕は正直な気持ちを彼女に伝えてあげた。
「まぁ男の子やけえ多少エッチなのは仕方がないとしても、これはちょっと違うんじゃないんかね?」
どうやら、彼女はエロスには肯定的でも僕の趣味にはどこか懐疑的なようだ。
「よりにもよって、女の子がウンチしよるところを覗いて興奮するっちゅうのは変態の中でもコア過ぎりゃあせんじゃろうか」
「世の中には色々な性癖を持つ人が存在します。これはあくまでその中の一つであって特別おかしいものではありません」
「じゃけど……これがええっちゅうのは描いとる人も健二君も、どっか病んどるんやないやろうか」
確かに、性欲の面でどこかずれているのは自分でも自覚している。だけど、純粋な気持ちでこんなにも美麗な漫画を作り上げたふみひで氏までが、そういう風に言われるのは心外で黙っていられない。
「この官能美が分かりませんか?こんな可愛い女の子が、丸く愛らしいお尻をさらして汚い便を噴き出すこの異質感。これこそが、我が守護星座の神・アフロディーテとエロスが残した性なる遺産なのです!」
僕は女の子が和式便所に跨って大ゴマで下痢をしているページを開いて、女性に見せ付けてやった。
「そういや健二君は魚座やったいね。ほんと、水の星座なだけにつかみどころのない子やわ」
「どうして僕が魚座だと知ってるんですか。それにつかみどころがないって言うんなら火の星座や風の星座だって……」
振り返って女性の顔を見たところで、僕は一旦絶句した。あろうことか、その人は僕のクラスのうら若き担任教師――岸村香子先生だったのである。
「って、って、先生……」
「まさか、健二君がこんなところに来とるとは思わんかったわ。しかもそんな薄い本まで買ってから」
漫画の女の子にはやや劣るも、可愛らしい笑顔のままにこやかにそう言ってくる。だが、その表情とは裏腹に、ただならぬ気配が漂ってくる。
「そもそも健二君は高校生じゃろう。こんな漫画買ってええとでも思っとるんかね」
「ああ、その、和式便所の使い方がよく分からないから、図解した本が欲しいなと思いまして」
「普通に日本で暮らしよる子が、高校生にもなって分からんわけがないやろう」
「そうだ、食べ物の消化後の道筋が気になって……」
「この漫画はウンチしよるとこばっかりで、食べよるシーンなんか出てこんやろうがね!」
「うっ」
自分でも分かる見苦しい言い訳など通じるはずもない。
「とりあえず、健二君にはエッチどうこう以前に、自分が何を見て喜びよるんかを分からせる必要があるみたいじゃね」
ガッ。
香子先生が有無を言わさず右の手をつかんでくる。
「えっと、まだイベントが終わってないんですけど」
「もうええじゃろう、十分見て回ったんやろうがね。閉場まであと1時間もないんやし、先生に付き合いんさい」
「ああ、はい……」
こうして、僕は先生に強制連行されながら人生初の「コミックマーケット」を後にする形となった。
最も、その連行先というのが、ある意味コミケ以上の桃源郷だったりしたのだけれど。
「健二君、よう見ちょきんさい。これが健二君の好きなジャンルなんじゃけえね」
「いや、伝えたいことは分かるんですけど……ねぇ」
先生に連れ込まれたのは、コミケ会場からすぐ近くの小さな広場にある公衆トイレだった。設備は古く、小便器と大便器が1つずつという今どき珍しい男女共用タイプ。そんなトイレの個室に、僕は連れ込まれてしまったのである。
「今から先生はここでウンチをします。健二君はそれを見ながら、自分がどれだけ変なことに欲情しよるんかよく考えてみましょう」
そう言って香子先生は一段上の和式便所に跨ると、勢い良くスカートをめくりあげた。
――あ、黒のTバックだ。
一旦下着姿が露になったが、先生はすぐにずり下ろして大きなお尻をむき出しにすると、そのままゆっくりと腰を落としたのである。
「その同人誌を描いた人にも今度会って話をせんといけんけど、まずは健二君の異常性欲をどうにかさせます」
「いや、どうにかもこうにかも……」
もうペニスはビンビンで、パンツを突き破りそうな勢いなんですけど……なんて言ったら、また色々と言われそうなので黙っておくとして、それよりも。
「先生、これでやめにしましょう。でないと」
「やめにしましょうじゃないやろう。先生が実演してまで健二君に自覚させようとしよるんじゃけえ、大人しく見ちょかんと」
「そういう問題じゃなくてですね……」
「もうええけえウンチを出しますよ!」
僕の忠告を聞こうともせず先生が肛門を開く。
ブリブリブビッ!! ブブブウッ!! ビチャア!! ……ブビィ~ッ、ブブブブッ!!
よほど溜め込んでいたのか、先生の穴からは腐臭漂う下痢便が滝のように噴きこぼれて、便器の中にあっという間に山を作ってしまった。
ジョバアァァァァァァァ……!
今度は間髪置かず放尿を始める。この勢いから察するに、こっちも相当溜め込んでいたらしい。
「……どうやろうか?昨日焼肉食べたけえ一段と臭うと思うんやけど、これでもまだこんなもんを見て興奮するんやろうか?」
「先生。僕のために教育を施してくれるのは、押し付けがましいながらもありがたい限りです。でも、後始末はどうするつもりですか」
「変なことを言う子やねえ。そりゃあお尻を拭いて、って……?」
カラン、カラン。
「か、紙を切らしちょったんやね……」
「だから言ったでしょう、やめにしましょうって」
そら見たことか、人の話に耳を傾けないからこんな痴態を晒してしまうんだ。しかもあれだけ偉そうにしておきながらこの有様なのだから、恥ずかしいったらありゃしない。
「どうしたらええんやろうか、このままじゃ先生……」
大きな桃尻を丸出しにしたまま、先生が震え声でそんなことを言ってくる。これが僕をいじめている奴らや、それを見てヘラヘラしている教師陣なら知るか馬鹿野郎とでも言って帰るところだが、何分(なにぶん)相手は香子先生である。
不器用ながら、いつだって僕のことを心配してくれている、どこか惚けているけど優しくて思いやりに満ちた新米担任の香子先生。そんな彼女が目の前で困っているのを放っておくことなど、出来るはずがない。
「大丈夫ですよ。ペーパー買って来るからそのまま待っていて下さい」
「悪いね、感謝するわ」
先生を置いて近くのコンビニに立ち寄った僕は、バラ売りのトイレットペーパーを買った。色々と想像しながら頬が緩んでいた僕を、女性店員は変な目で見ていたがあまり深く考えないようにした。
これも立派な人助けの一環なのだから。
「お待たせしました……って」
個室に戻った途端に便臭がむわっと込み上げてくる。先生は、自分が出した大量の下痢便を流しもせず、そのまま置いているみたいだった。
「せめて流すぐらいしましょうよ」
「うん、じゃけど健二君がそのまま待っといてって言うたけえ」
どうやら、僕の言葉をそっくりそのまま額面通りに受け止めたということらしい。全くもってバカ正直にも程がある。
だけど、そんな先生がますますもっていとおしい。
「ごめんやけど早ようペーパーを……」
「その必要はありません、僕が拭いてあげます」
「えっ?」
大胆な申し出に、先生が振り向いた姿勢のまま目を丸くする。
「いや、いくら何でもそれは」
「ペーパーを買ったのは僕です。故に使用権は僕にあるはずです、違いますか?」
「そりゃあそうなんじゃろうけど」
「香子先生のお尻、僕に拭かせて下さい」
「……」
先生はしばらく押し黙っていたが、やがて意を決したようにゆっくりと答えてくれた。
「まぁ健二君なら先生の嫌がることはしてこんと思うけえ今回は頼もうかね」
「光栄です」
表面上は冷静に振る舞っていたが、ズボンの中で僕のペニスは再び熱を帯びて上向いていた。そりゃあこんなスカトロ漫画のような展開がリアルに起きているのだから、当然と言えば当然なのかもしれないけれど。
「じゃあいきますよ」
僕は先生のお尻の右側を右手でがっちり握ると、利き手の左手でペーパーを割れ目にゆっくりあてがってやった。
クチュッ!
すぐさま紙に便がべっとり付着する。
「……そんなお尻を鷲づかみにしながらするもんなんやろうか?」
「先生。この体勢から拭く場合は手でしっかり固定しておかないとお尻が動いてしまうからちゃんと拭けないでしょう。これは必要なお触り行為です」
「ま、まぁ触られ心地がそんなに悪いもんじゃないけえ構わんのんやけど」
成り行きとはいえ、先生のお尻を触ることが出来た上にこの反応。
正直、天にも昇る気持ちだったがその前に自分から言った手前やるべきことをやらねばならない。
クチュッ、クチュッ、グチュチュッ!
「先生、見事なまでに下痢ですね」
「そうなんよね。いつもは健康なウンチをしよるんやけど、最近ストレスなんやろうか下痢が続いちょるんよね」
「ラッパのマークの下痢止め薬とかあるでしょう。ああいうのを服用して少しでも対処しないと」
「そうじゃね。あのウサギのフンみたいなのを飲めば少しは変わるんじゃろうけど」
「飲めば、じゃなくて飲みましょう」
ギュッ。
「んっ」
他愛ない話をしながら、時折イタズラっぽく先生のお尻を揉みつつ下の世話を進めていく。
「そ、そこは自分でするけえ」
「ここまで来たらついでです。茂みの方も僕に掃除させてください」
股間から手を回し、先生の局部も拭いてやる。毛が生えているとはいえ、付いていない人の付いていない部分を触るのはこれが初めてである。
「ちょっとエッチなことを言うようやけど、健二君は触り方が丁寧でうまいんよね。まさか学校でもこっそりこんなことしよるんやろうか?」
「まさか。あの学校にそんなことしたくなる女性なんていませんよ、香子先生は特別だけど」
本当は触ってみたい女の子はチラホラいたけど、8割方は理由もなく僕を蔑んでいるただの醜女(しこめ)だと思っている。それに、彼女たちを相手にこんなチャンスが訪れるとはまず考えていない。
「香子先生、愛してます」
「ん?」
「何でもありません。ただ、どうして先生があんなイベント会場にいたのかなーと思って」
「ああ、先生も昔はコミケに行きよったけえ、久々に顔を見せとうなったんよね。まぁ先生の場合は友達に誘われたクチやけど」
「なるほど。そういう意味では僕たちは似たもの同士なのかもしれないですね」
そんな会話(一部小声で聞こえないように言ったものもあるが)を経て一連の拭き取り作業が完了する。
「これで終わりです、流して下さい」
「うん」
ザザ~ッ!!
先生がレバーを下に押すと同時に水が出て、大量の便とペーパーが流れて行く。今どきレバー式と言うのも珍しいものだが、それを足で踏まずに手押しで流す辺りに先生の奥ゆかしさを感じる。
「なんかええもんやね、男の子にお尻を拭いてもらうっちゅうのも。いっそうスッキリした気分やわ」
立ち上がって下着を履き直した先生が爽やかな笑顔で伸びをする。つまり、後ろからだとTバックのお尻が丸見えの状態である。
「先生。スカートめくれあがったままですよ」
「あぁそうやったね、うん」
お互いに当初の目的からは大きくかけ離れてしまったものの、結果的に得たものはとてつもなく大きなものだった。
こうして、僕と先生は和やかムードの中でトイレを後にした。
「今回はこの本の没収を取りやめることにします」
帰り道、先生は僕にそんなことを言ってきた。
「香子先生……」
「確かに変な漫画やったけど、健二君は男の子じゃからこういう漫画もないと息抜きが出来んと思うけえね」
まさかのエロ同人誌許容発言である。
「それによう見てみたら可愛いじゃないね、女の子が和式便所に跨ってお尻を向けとるアングルっちゅうのは」
「ですよね、そう思いますよね」
まさにふみひで氏の絵柄と構図の成せる業(わざ)である。
「でも、先生も可愛かったですよ……さっきの」
「ん、んっ、まぁトイレは生理現象やけえ可愛いもクソもないとは思うけど、そう言うてくれるんやったら悪い気はせんかね」
先生は見て分かるほどに顔を赤らめていた。
「今度は一緒にコミケ行きましょうね」
「ま、まぁ日がおうたら(合ったら)ね」
夕焼けにはまだ早い、平日ならば帰宅部たちの下校する時間帯。僕たちは腕を組むことも手をつなぐこともなかったが、どちらからともなく距離を縮めて歩きながら帰路についたのだった。
ともあれ、こんな感じで僕の人生初コミケは逸脱に逸脱を重ねたような展開で終幕した。
同人誌も収穫ながら、矯正をさせようとしていた先生が逆に僕の嗜好に理解を示してくれた、そういう意味でも有意義だったと言える、そんな1日だった。