※この作品はR-18です。

これでどうかな   作:もっち~!

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彼女の両親X

「例によってタクミを主人公にして、ワンピースを初めから原作沿いで書いて欲しい。麦わらの一味で、ハーレム系のラッキースケベ要素入りで、タクミはエロいけど、凄く仲間想いって設定でね。ワンピースのハーレム物って無いんだよ」

 

って、匠から新たなリクエストが入った。う~ん…僕にとってはクエストに近いんだが…

 

「ハンコック位しか妄想出来無いかも」

 

姉ちゃん系のボディで有るから、可能な気がするんだけど。

 

「ナミとロビンとビビとマキノとハンコックとたしぎとかマキノとカヤとケイミとヴィオラとモネとコアラとコニスとしらほしがいるけど」

 

う~ん…原作沿いか?

 

「その場合、麦わら海賊団でのタクミのポジションと役割は?仲間思いであるっていう設定は、あの海賊団員の共通の設定だから特徴にならないと思う。そうなるとエロいだけしかない。それって、あの海賊団でのポジションはどうするよ。何か破綻するような気がするんだけど…」

 

「じゃ、タクミだけの海賊団で、麦わら一味と同盟でどうだ?」

 

それだと…

 

「同盟相手の海賊団の女性には手が出せない。まして、ルフィーの彼女であるハンコックは問題外になるけど、いいの?」

 

「おい!ナミとロビンとハンコックはあきらめろと言うのか?ナンセンスだ!じゃ、ルフィーと共にハーレム王を目指すっていうのはどうだ?」

 

原作沿いで無くなるような…いや、海賊王を目指さないルフィーでは原作崩壊だと思う。

 

「だから、ハーレム物が無いんじゃないのか?そもそも、あの海賊団にはナンパ担当のコックもいるし、タクミの入る余地は無い気がするけど…」

 

「まぁ、よく考えて書いてくれ。じゃ♪」

 

って、匠は去って行った。どうするよ?

 

 

 

「また匠が何か言ったのか?」

 

帰宅して書庫で溜息ばかり吐いている僕に、朱美が訊いてきた。

 

「タクミ主人公でワンピのハーレム物だって…」

 

「う~む…難しいな。ルフィーの敵役なら可能だろうけど、どうせ、ルフィー側って言っているんだろ?」

 

頷く僕。

 

どうするかな…「妄想ノート」を使うか、他の作品をリミックスかな?

 

----

 

週末、珍しく朱美と蘭が来ていないそうだ。何か遭ったのか?いや、何かがあるのか?考えても仕方ないので、執筆活動に精を出す。

 

 

翌日…僕は姉ちゃんと夏美に連れ出された。

 

「どこに行くんだ?」

 

何か謀っているのか?ニヤニヤしている姉妹。電車に乗り、米花町にやって来た。

 

「また、塗料の買い込み?」

 

「今日は買い物では無いから♪」

 

楽しそうな姉ちゃん。嫌な予感がする。そして、『ポアロ』と書かれた喫茶店の前に来た。しかし、喫茶店には入らずに、店の横にある階段を昇っていく。昇った先には探偵事務所があった。

 

うん?

 

ドアをノックして入っていく姉ちゃん。夏美は僕の退路を塞いでいる。僕が逃亡をしないといけない事態って、何だ?

 

夏美に押されて、探偵事務所に入っていく僕。そこには…

 

「新一?」

 

「新一君?」

 

「えっ?!」

 

三人三様の声が掛けられた。細身の髭のおじさん、頭のキレそうなおばさん、大き目の眼鏡をかけた子供…あと、蘭…はて?

 

「お父さん、お母さん、コナン君。彼が鳥井亜樹君です♪」

 

物凄く嬉しそうに僕を紹介する蘭。ここは?えっ…まさか…姉妹達はしてやったりの顔…

 

「おい、新一にそっくりじゃねぇか…」

 

たぶん、蘭の父親だと思う男性に言われた。

 

「そうでしょう?私も初め新一だと思って、今までの溜まっていた分を込めて、ケリ込んだの…その渾身の私のケリを彼は、難なくガードして、制圧されちゃった。初めてだったのよ~私よりも強い男性に出逢ったって♪」

 

嬉しそうに僕の腕に抱きつく蘭。ノーブラなのか、胸の柔らかさが腕に…

 

「あぁ、亜樹君、紹介するわね。父の毛利小五郎、母の妃 英理です。名字が違うのは、現在別居中だから…で、居候の江戸川コナン君。父は探偵で、母は弁護士なんです」

 

いきなり親を紹介された。何で?まだ中学生なんですが…

 

「で、こちらは亜樹君のお姉さんの春美、こっちは亜樹君の妹の夏美です。でね、亜樹君達は中学三年生なの~」

 

蘭が僕達の紹介までしてくれた。

 

「ちゅ~さん?おい、蘭!お前、何を考えているんだ?まだ、早い!」

 

蘭の父親が激高している。僕も早いと思う。

 

「はぁ~?お父さん達だって、大学時代からでしょ?交際期間を考えれば、早くないわよ~!」

 

蘭も負けていない。気が強いみたいだ。

 

「蘭、落ち着きなさい。早まったことはしないでよ」

 

蘭の母親は、冷静である。さすが弁護士。

 

「うん?早まったことって?なぁに、お母さん?」

 

顔を真っ赤にする蘭の母親。うん?

 

「抱き合って愛し合う…そんなことよ!」

 

「なんだ、そういうことか。もうしたよ♪でね、プロポーズを受けようと思うの」

 

「「はぁ~い?」」

 

驚いた声を上げる蘭の両親。いや、まだプロポーズはしていないんだけど。

 

「蘭…僕はプロポーズをしていない…はずだと思うんだけど…」

 

確認する為に蘭に訊いてみた。

 

「うん、まだだよ。だから、亜樹君がプロポーズしてくれたら、オーケーだからね♪いつでも亜樹君のタイミングでしてね」

 

へ?そういうものなの?

 

「姉ちゃん、そういうものなの?」

 

姉ちゃんに確認してみる。

 

「いや、経験が無いから、わからないよ。まぁ、人生色々、人それぞれだよ」

 

わかったような、わからんような返答の姉ちゃん。

 

「もう…そういう関係なの…ねぇ、蘭…」

 

蘭の父は固まり、蘭の母は声を振り絞るように、蘭へ確認してきた。

 

「そうだよ。お母さん♪」

 

笑顔で返答する蘭。僕の腕を更に引き寄せ抱きしめてきた。

 

「彼の親御さんは何って?」

 

「あぁ、うちの両親は亜樹のことは、スルーだから問題ないです」

 

姉ちゃんが返答した。

 

「スルーって?」

 

蘭の母親が心配そうに訊いてきた。

 

「亜樹の父親は、たまに亜樹と会話しますけど、私達の母親は、会話しているのを見た事無いし…亜樹の実の母親はもういないし…」

 

「複雑な親子関係なの?」

 

「私達の母親は女優なので、あまり家にいない上、亜樹の存在を芝居の中の設定と思っていたりして…一種の職業病です。亜樹の父親は小説家なので、年中缶詰状態で…缶詰から出て来た時に亜樹と会話する程度だから…亜樹に関しては放任ですね」

 

まぁ、そんな感じだな。

 

「亜樹君の実の母親って?」

 

蘭の母親が訊いてきた。

 

「僕の産みの親は、安芸桜っていう絵師です」

 

「えっ…あの有名な?」

 

「有名かどうかは…物心着く前に亡くなりましたから」

 

蘭の母親は、僕のことをアレコレ聞き、僕を受けて入れてくれた。

 

「蘭がわがままな事したら、言ってね」

 

「しません!」

 

笑顔で会話する蘭と母親。しかし…

 

「俺は認めないぞ!新一そっくりなだけで、蘭、お前は騙されているんだ。目を醒ませ!」

 

騙す?何をだろうか?

 

「騙されていないよ。何を騙しているの?ねぇ、お父さん」

 

「いや…だから…」

 

ノープランなのか?探偵なのに?まぁ、ノープランな探偵ってテーマになりそうだけど。

 

「ねぇ、蘭姉ちゃん。新一兄ちゃんはどうするの?」

 

コナンという少年が、斬り込んできた。

 

「う~ん…連絡が来ないように、通話拒否の設定にしたけど、会いに来られたら…う~ん…わからないなぁ…ごめんね、亜樹君」

 

寂しそうな顔の蘭。

 

「いいよ。蘭の好きなようにすれば良い。僕は逃げないし、追いもしない。だから、蘭の出した結論に文句は言わない。蘭の人生だよ。蘭が決めていいから」

 

「亜樹君…ありがとう…今の言葉で充分だよ。新一とはもう会わないから」

 

僕の頬に口づけをしてきた。彼女の両親の目の前で…父親の目が睨み付けて来た。僕のガード達は臨戦態勢に入っている。

 

「姉ちゃん、夏美、蘭の父親だよ。手を出したらダメだよ」

 

「探偵だぞ。ピストルを隠し持っているかもしれない。亜樹が撃たれる前に倒そう!」

 

「そうだよ。マシンガンかもしれないし。叩けるうちに叩こうよ!」

 

「先手だったら、お前ら一生スルーだからな!」

 

涙目になっていく姉妹。後悔しないように反省しているようだ。

 

「お父さん。亜樹君の姉妹は、私のライバルなの。素手で勝て無いから、手を出しちゃダメだよ!」

 

「ライバルって?」

 

顔から血の気が失せているような蘭の父親。

 

「中学生の部のトップ争いをしているのよ、この姉妹で」

 

いや、正確には朱美を含めて、トップ3争いをしているんだけど。

 

「来年、高校生になったら、高校生の部で私のライバルになるはずよ」

 

それは我が家にトップ4が集結するってことか?ケンカの仲裁が出来るか不安だ。

 

「そんなにつえ~のか?」

 

「ケンカの仲裁に入って、入院しました」

 

僕はカミングアウト発言をした。それを聞き、青ざめる毛利家の人々。

 

「蘭を制圧する能力があるんだろ?」

 

「一人ずつなら制圧出来ますが、二人同時は無理…」

 

あの時の衝撃を思い出すと目眩が…バランスを崩し、蘭に身体を預けた。

 

「大丈夫?痛みを思い出したのね。二人同時はそうね、無理よね」

 

その後、蘭の両親と雑談をして蘭の家を後にした。あの居候少年だけは、最後まで僕に敵意を持っているみたいだったけど。

 

------

 

「で、何で蘭も一緒にいるんだ?」

 

蘭とは家で別れた気がしたのだが。

 

「うん?今日は土曜だよ。亜樹君の家でお泊まり♪」

 

あぁ、そういうことか…

 

「お兄ちゃん…」

 

夏美が甘えた声で呼んだ。僕は腰を屈めて、夏美を指定席に迎入れた。

 

「おい、夏美!もうすぐ高校生なのに、亜樹に甘えすぎだぞ!」

 

姉ちゃんが夏美に文句を言う。姉ちゃんもオンブされたいようなのだが、胸が大きい為、オンブが上手く出来無い上、夏美のようなコアラ状態にもなれなかった。

 

「この為に、胸のサイズを調整しているんだよ、お姉ちゃん♪」

 

僕の頬に自分の頬を触れさせて言う夏美。骨伝導でも声が聞こえる為、少し目眩がする。

 

「本当に仲が良いんですね。亜樹君と姉妹は」

 

蘭が羨ましそうに言う。

 

「まぁ、順調に一緒になれば、蘭丸も私達姉妹の一員だよ」

 

と夏美。

 

「そうだね」

 

感慨深そうに言う蘭。

 

 

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