「どうしたの急に」
朝、紅葉と登校すると教室で捕まった。
雪ちゃんと海ちゃんが、僕に話があるらしい。結構真剣な表情をしてるので、対応に困る。
「晴くん。単刀直入に言わせてもらいます」
「は、はい!」
な、なんだ。妙に緊張感がある。普段は女の子と喋っていると紅葉が嫉妬の視線を送ってくるのだが、今はその目が無い。嫉妬される様なことが起きても紅葉は何も知らない。そう思うと罪悪感が湧き上がってくる。頼むから変なことじゃありませんようにっ!
「今日一日、紅葉さんと一時も離れないでください」
...えーと、どう言うことでしょうか。
「絶対に...授業の時以外絶対に離れちゃダメです!離れたら罰ゲームです!」
「な、なんで――」
「いいから!なんなら授業中もずっと手を繋いでいてください!」
「...どうせ、先生、知ってる」
一体、どういうことなんだ。意味がわからない。それは一体誰が得するんだ?
「もし離れたら、雪の家でお泊まり会です!」
そ、それは役得に近い様な――
「...全部、紅葉ちゃん、報告」
「本当にやめて...」
確かに罰ゲームだった。流石に彼女以外の女の子の家でお泊まりはヤバイ。
「じゃあ、よろしくお願いしますね!」
不可解ではあるが、罰ゲームを喰らわないためにもやることになった。
「...」
晴さんが連れて行かれました。
海さんと雪さん、私の晴さんに何か用事があるのでしょうか。それも、私に聞かれたくない用事が。わざわざ連れて行ったと言うことはそういうことですよね。
「っぁ...」
それにしても暑い。いえ、熱い。昨日の夜、晴さんが帰った後あんなに慰めたのに意味がありません。満たされません足りません。晴さんが足りません。
「紅葉」
またボーッとしていると晴さんに話しかけられました。はぁ...晴さんは余裕そうですね。
「...なんですか」
晴さんはクラスメイトとよく喋っているので、私に話しかけるというのは少し珍しいことでもあります。クラスの地位をきちんと保っているようです。中学の時とは大違い。
「...手握って良い?」
「ぇ...」
突然放たれた言葉は、私の胸を高鳴らせるには十分でした。あまりにも突然なので驚愕の一言ですが、滅茶苦茶嬉しいです。
「ぇ、あ...あ.........」
「いい?」
「......はひ」
喜びのあまり言語機能が故障していますが、晴さんに手を握られた瞬間麻痺しました。
「っ...」
「...あのさ」
「...」
麻痺中です。
「今日、ずっとこのまま...だめかな」
「〜〜ッ」
麻痺ではなく石化付与でした。急にどうしたんでしょうかねえへへ。
「...ダメ?」
「..................」
晴さんの手をギュッと握ります。失敗した恋人繋ぎは指がバラバラなので力が入れづらいのですが、絶対に離さないように全力で。
「――ありがとう」
お礼を言う晴さんは春休みと変わらない笑顔でした。
視界の端で凄く良い笑顔をしている海さんと雪さんですが、もしかして二人の仕業でしょうか。
――グッジョブです!!!!!!!!
と、最初は思っていました。
しかし、時間が経てば経つほど、苦痛でしかないことがわかります。全然グッジョブじゃないです。なんですかこの拷問。
「...っはぁ......ハァ」
最近溜まってた所に、晴さんとずっと触れ合うというのは本当に鬼畜です。
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い――
――熱い!!!!
「あの、晴さ――」
辛すぎるので、授業中だけでも晴さんに手を離してもらおうと声を掛けようとます。
「...っ...ふぅぅ......」
そこには汗ダラダラの男がいらっしゃいました。春先にも関わらず一人だけ真夏で直射日光を浴びているような姿の彼に、周りの人は奇異の目を向けています。海さんと雪さんは微笑ましそうに見ていますが、あれは照れと勘違いしてますね。
ですが、私にはわかります。顔が紅潮して息が荒いですし、何より目が据わってません。どう見ても私と同じです。いつもとは違うこの状況で相手のことばかり考えてしまった結果、身体を熱くしちゃったんですよね。慣れてない状況下にいるせいで手汗とか震えとか気にしちゃって、相手がどう思ってるのか気になっちゃって、教室のみんなにバレてないか怖くなっちゃって、それでも全く離れようとしない手に狂喜して目がぐるぐるして心臓の動きが早まって――
わかります、私にはわかります。いいえ、私にしかわかりません。恋人の私にしか分からないんです。
「――ははっ」
小さく笑います。授業中とか関係ありません。
「先生...晴さん、気分が悪そうなので...保健室に連れて行っても良いでしょうか?」
「ん...お前もキツそうだが大丈夫か?」
先生の返事を気にせず、そのまま立ち上がります。
「あ、おい――」
晴さんを連れて教室を出ます。晴さんは私に引っ張られるまま、喋ることなく歩き続けていました。
「...」
「ハァ、ハァ...ここ......も、紅葉!」
一番奥の小部屋に入り、鍵を閉めます。
「...うふふふ...うふふふふひひ、はははははは♪」
「もみ、っじ....ハァ....っ」
「晴さん...女子トイレは初めてですかぁ?」
「そりゃぁ......ね...っ...」
「うふふふ、もう......初めてだからってそんなに......息荒くしちゃぁダメですよ♡」
晴さんの顔を掴みます。
「キス、しましょう?♡」
「それは、ハァ...いいけど......」
「私気づいたんです♪」
晴さんの唇を奪います。この世界で私以外に誰も味わったことがない、晴さんの唇。私だけのもの。
「ハム、レロレロチュゥゥゥ.........」
「〜〜っ!」
晴さん苦しそう。いつもは喜んでするのに。
一杯キスをした後、彼を蓋のついた便座に座らせます。
「――ハァ...」
「ハァァ...はぁ...はぁ...っはぁ...はげ、しいって...」
「うふ、晴さん晴さぁん♪」
「な、なに」
「本番をしなければ良いんです♪」
晴さんのズボンを脱がします。立派なオチンチンが晴さんの眼と同じことを語っています。
「オチンチン♪今気持ちよくしてあげますからね♡♡♡」
私は膝を曲げて、彼の下半身に顔を埋めます。
「あ〜〜〜っ――」
「ぁえ、ちょっっ!」
そのまま口の中にオチンチンを含みました。
「んフゥ♡ん〜〜ジュル、ズルルルル〜チュパッ、チュッ♡」
オチンチンを食べたのは初めてですが、汗の味くらいしかしません。晴さんの汗の臭いがスゥっと肺を埋め、血液を通って全身に回ります。
「ぁぁぁああああああ、まっあが、っイく!!イイクァっ!!!」
「ンンッ――!!!」
すぐにビクビクッとオチンチンが震えて、ねっとりとした液が口を埋めます。汗とは明らかに違う匂いが口から伝わり鼻を抜けます。慣れ親しんだ精液の匂い。
「ン〜...チュゥゥゥゥゥ〜パッ...」
「ハァァ、ハァァ、ンハァァァ...」
晴さん、すっごく気持ち良さそうな顔をしています♪
「アーーーーーン...レロレロ」
口を開け、晴さんに見せつけながら舌を動かします。
「ッ...」
うふふ、生唾飲む音聞こえてますよぉ♡
「...ゴクッ...ェ...あーーーーー」
「っはぁ......はぁ...も、もみじ......」
思いっきり喉を鳴らしたあと、口を開き精液がないことを確認させます。
「どうしましたかぁ?」
「の、飲んだの...っ?」
「はい♪...私がいっっっちばん好きなぁ......晴さんの味でしたよぉ♡」
オチンチンに頬擦りしながら答えます。まだまだ硬い♡
「もう一回、頂きまぁす♡」
「――あ゛ッ」
今度は思いっきりオチンチンを口にぶち込みます。
「――ジュルっグポッグジュッジュル、ゲホッ」
喉奥を突かれると苦しいですが、リズム良く頭を振ると少し楽になります。オチンチンで呼吸しているみたいです。
「んぁ、待って、イったばっかだからっ!」
「ジュルジュル、チュパッ♡...ハム、レロレロチュッ、ふジュルル」
カリや裏筋もしっかり舌を這わせます。
「んふ、ひもちいーですかぁ?♡」
「や、やばい、もうイく!」
「ンー、チュパッ、ハァ...流石に早すぎですよぉ♪」
「ハァ、ハァ、ハぁ」
オチンチンがビクビクしてて可愛い♡
「も、紅葉...」
「はぁい♪」
「い、いかせて...!お願いします!」
「っ♡」
当たり前じゃないですか♡
「じゃぁ〜」
口を開け、舌を思いっきり出します。
「ふぉいせーへひ♡♡わらひのおくちにらしてくらはいね♡♡♡」
「ッ!」
晴さんは私の頭を掴み、乱暴にオチンチンを私の口に突き刺します。
「エグッジュポ♡グポ♡アグッジュルルルルルル〜♡」
「ハッ、ハッ紅葉...!紅葉!」
晴さん、私しか見てない♡♡私のお口に精液吐き出すことしか考えてない♡♡頭の中に♡私しかいない♡♡
「フジュルッ♡ジュポッ♡♡ジュッ♡♡レロレェグッ♡ン〜〜ッ!」
「紅葉ッ!!」
「ンーーーーッ!!♡♡♡」
息が出来ない。ドクドクと飛び出す濃い精液とオチンチンで完全に喉を塞いで、呼吸が出来ない。お願い、早く離して。頭を掴んでいる手を退けて。お願い。晴、死んじゃう、お願い。あ――
「――――――うあ゛♡グェ♡オ゛エッケホ、スゥゥゥ゛エェ♡ゥゥゥゥ...ハァァァァァァァァァ、スゥゥゥ......ハァァァァァ」
「ふぅ...っハァ......はぁ...気持ちよかった...っ...紅葉」
「は...ッハァァァ゛♡......はぁぁぁぁ...はい♡」
「なんで、こんな...急に......」
「なん、で...?」
きゅうに?
「だって...ふぅ、本番は避けるって話だったじゃん...あれからずっと、危険日教えてくれないし」
「...」
「だから、したくないのかと思ってたんだけど...」
「.............はははははははは♪」
あはははは♪
「私...一杯我慢したんですよぉ...我慢して我慢して我慢して.........晴さんが他の女と話してても我慢したし...私のへやにきてくれなくてもがまんしたんです」
「も、もみじ...?」
「...............」
あはははは
「.........がまんしました」
はは...
「がまんしたんです。えっちがまんするやくそくしたから。えっちしなくてもこいびとだから、すきだから」
「もみ、じ」
「――わたしががまんすることって、えっちだけじゃなかったですか」
「...ごめん」
「.........」
――醜い。自分勝手。分かってます。支離滅裂です。頭のおかしいメンヘラです。自分が最低なのはわかってます。
いえ、本当は分かっていません。分かってたらこんな八つ当たりしません。
「いつのまにか、はるさんが......いなく、って...」
「...」
「っばかぁ!!!晴さんの馬鹿!!!」
「ごめん」
「高校デビューしたいって私言いました!!!恋人にもなれました!!なのにどうして!!どうして恋人を放置するんですか!!!」
「...ごめん」
「ばかばかばかばか!!!晴さんの馬鹿!!!晴さんなんて...晴さんなんて」
「...」
「...うぅぅぅぅ......」
「...本当にごめん。ありがとう」
「ううううううううごめんなさいごめんなさいごめんなさ――」
「も、紅葉...?寝たの?」
「...」
「...とりあえず、保健室行こうかな」
アイコンタクトで、撤退を指示されました。足音を立てないように女子トイレから撤退します。
「これ、は...」
「...」
「や、ヤバいものを聞いてしまった気がする」
「...」
雪すら無言です。ボク達はどうやら、聞いちゃいけない類のものを聞いてしまったようです。