ジュウコンカッコカリでハーレム生活 作:ルコン
ケースバイケースではありますが、ゼロから攻略していくというタイプの話ではありませんのでご理解ください。
ケッコンカッコカリ。
練度が最高に達した艦娘に指輪を渡すことで、レベル上限を突破し、様々な恩恵が得られるシステムの名称。
艦娘のさらなる強化に繋げられることから、本部の間でも注目を集めているアイテムだ。
だが着目するのは強化の一点とは限らない。むしろ強く意識するのは、その指輪が提督と艦娘がより強い絆を結んだ証であるということだ。
仮とはいえ、艦娘とはいえ、長く共に苦境を乗り越えてきた女性に指輪を渡すのだ。
そこに何かしらのロマンスを感じるのは避けられないことだ。
そして事実、ケッコンカッコカリした提督と艦娘の多くは深い仲となり、そのまま本当に夫婦として結ばれるケースがほとんどだという。
指輪を渡すことは、ほぼ愛の告白に等しいのだ。
本部から送られる指輪はたったひとつだけ。
必然、指輪を渡す相手は思い入れ深い艦娘となる。
自分もまたその例に漏れず、一人の艦娘に指輪を渡し、晴れて強い絆で結ばれた。
その結果、
「加賀さん!
「んんぅ。また、こんなに、いっぱい……」
皆が寝静まった深夜、提督用の寝室に加賀さんの艶めかしい嬌声が上がる。
凹凸の激しい見事な肢体は、黒のニーハイソックスのみを残して丸裸にされている。
見ているだけで瞬く間に勃起を催促する豊満過ぎる女体に、何度めかわからないオスの精子を注ぎ込む。
「はぁ、はぁ……」
脱力した身体を加賀さんが優しく受け止める。熱した肌と豊満な乳房の感触が実に心地いい。
「提督、気持ちよかったですか?」
こくこくと頷く。
「加賀さんのナカ最高。幸せ過ぎて死にそう……」
「そうですか」
息を荒くして忘我の境地に至る俺の頭を、加賀さんは愛しげに撫でる。
鉄面皮ながらも、その顔は色っぽく上気しており、よく見れば薄く微笑んでいることがわかる。
「初めて知りました」
「え?」
どんな男も一発で虜にしてしまう艶やかな美顔を向ける。
「女としての幸せとは、こういうときに感じるものなのね」
ドクンと心臓が早鐘を打つ。精を放出したばかりのムスコがビクンとまたいきり立つ。
クールビューティーな加賀さんが、ここまで乙女の顔を見せるだなんて。以前なら想像もできなかったことだ。ケッコンカッコカリをしたことで知ることができた、加賀さんの愛らしい一面。
間近で加賀さんの多幸に満ちた表情を見られる自分は、まさしく男として幸福の絶頂期にあるに違いなかった。
愛しい気持ちが溢れてくる。もっと彼女が欲しくなる。
「か、加賀さんもう一戦!」
「え? 出したばかりなのにもうですか? ……んっ、だめ……あ、ああっ!」
「うおおおおおお! 加賀さあああん!」
ケッコンカッコカリ。なんて素晴らしい制度なのだろう。
まさか艦娘と堂々とセックスができる日が訪れようとは。
いや、別にそれだけを目的に加賀さんに指輪を渡したわけでは勿論ないが、長い禁欲生活を強いてきた自分にとって、この
この鎮守府には華やかな美貌を持つ個性豊かな艦娘たちで溢れかえっている。
女学生のような制服を纏い、ミニのスカートから眩しい太ももを見せつける艦娘。
巫女服のような服装からでも隠し切れない豊満な乳房を持つ艦娘。
大人の魅力を振りまくOLのような艦娘。
はてはスクール水着のまま鎮守府をうろつく潜水艦たち。
見ようによっては、その手の怪しいお店かよと目を疑う。
男ならば普通オオカミになってもおかしくはない環境だ。自分も着任当初は「なにこれハーレムじゃん」と内心舞い上がっていたものだ。
だが俺は弁えていた。女性の多い環境で信頼を喪失すると、待ち構えているのは地獄に等しい日々だということを。
ただでさえ深海棲艦との戦いに身を置く渦中で、艦娘の軽蔑と冷たい眼差しを向けられるのは耐えがたいことだ。
多くの部下を抱える身として、まず必要なのは人望を得ることだった。込み上がる動物的本能は振り払って、俺は誠実に提督業に勤しんできた。
他の鎮守府では当たり前のようにあるという艦娘へのセクハラも一切しなかった。そんなことをしてしまったら一気に欲望が爆発するのは目に見えていた。
結果、艦娘の間で俺は真摯な男性として認識されてしまい、余計に下世話な思考を遠ざけなくてはならなかった。
オスとして実に苦しい日々であった。
とは言ったものの、過酷な戦闘や執務が繰り返される日々では、どの道禁欲的生活は避けられなかったに違いない。自家発電すらもできやしないのだから。
このまま仙人みたいに悟りが開けそうだなあと思った最中で、舞い込んできたケッコンカッコカリという制度。
内容を知った瞬間、俺は思った。
あれ? 艦娘とケッコンすれば、もしかしてエロいことし放題じゃね? と。
そして、それは現実となった。
強い絆で結ばれることを誓い合った相手がいる今、もはや遠慮することはない。
嫁とエッチすることに何の問題があるだろうか。ありはしない。
カッコカリ? 知らん。嫁は嫁だ。
というわけで、おかげで毎晩まいばんスッキリした状態で安眠できるエロい日々……いやいや穏やかな日々を手に入れることができたのであった。
「はあはあ。加賀さんの胸、柔らかくて気持ちいい……」
「んっ……熱くて、とても固いわ。やけどしてしまいそう」
加賀さんは恍惚とした顔を浮かべて、たっぷりとした乳房で逸物を挟んでくれる。
肉棒に付着した粘液がちょうど潤滑油になることで、言葉にできない快感が生み出される。
ケッコンしたからといって、艦娘の誰もが提督に気を許すとは限らない。
正直に言えば不安が大きかったのだが──加賀さんは俺を受け入れてくれた。カラダを捧げることすらも。
そして彼女は思いのほか『尽くす女』だった。
「提督。教えられたとおりにできていますか?」
「ば、ばっちりだよ。さすが一航戦だ」
「こういうことで一航戦の名前を引き合いに出されるのは何だか複雑だわ……でも」
胸の間でピクピクと脈打つ肉棒を加賀さんはうっとりと見つめる。
「喜んでもらえているなら、悪い気はしません」
慈しみに満ちた瞳で、大きな胸をゆさゆさと動かす。
くちゅくちゅと卑猥な音を鳴らしながら形を変える爆乳を眺めていると、ますます逸物が固くなる。
むちむちの谷間から亀頭が顔を出す。
「あむ……んぅ、じゅう……」
乳房で竿をしごきながら、加賀さんは亀頭を口に咥えた。
乳圧を加えながら「じゅっじゅっ」と音を立てて敏感な亀頭を吸い上げる。
「あ、ああ加賀さん、それヤバイ」
反応に気をよくした加賀さんは、さらに吸引を強め、舌先で亀頭の周りや鈴口を舐め回す。
もっと気持ちよくなってと言わんばかりに、どんどん刺激を強めていく。
「あっ、ああっ!」
むっちりした爆乳で竿をしごかれて、音を立てて先っぽを吸われて、溜まりに溜まった欲望を抑えることは不可能だった。
「出る! 出る! 加賀さん飲んで!」
限界を告げると加賀さんは亀頭をしっかりと咥えたまま、トドメとばかりにバキュームで吸い上げる。
根元から白濁を搾り出すように乳袋でぎゅううと竿を包む。
「うおおおお!」
雄叫びを上げながら、加賀さんの口腔に精液をぶちまける。
「んんんぅ……んぐ、んぐ……」
噴き出される粘液を、加賀さんは目を閉じて受け止めてくれる。
喉を鳴らして一滴いってきを大事そうに飲み干す。
「じゅぶ……ん、ちゅうううう」
嚥下し終えても加賀さんは口を離さずそのままお掃除フェラで亀頭を綺麗にする。
すべて教えたとおりに彼女はやってくれる。
欲望は静まるどころかさらに燃え上がり、終わりが見えない。
「加賀さん。今度は後ろからしたい」
「もう元気になったの? 相変わらずね」
加賀さんは呆れつつも、従順に四つん這いになってくれた。
巨大な乳房が後ろからでも見えるほどにたぷんと波打つ。
真っ白な背中からは、彼女の細くクビれた美しい流線を余すことなく確認することができる。この細いカラダのどこにあれほどの食事量が納まるのか不思議なほど、そのウエストはきゅっと引き締まっている。
そして細いクビレから広がるように、丸く肉感的なヒップが誘うように揺れている。
「来て」
切なげな、艶やかな流し目を送る加賀さん。
ゴクリと喉を鳴らして、いまだ白濁を垂れ流している割れ目に固くそそり立つ肉棒を挿入していく。
じゅぷうううと卑猥な音が寝室に広がる。
「んんんぅ」
加賀さんの扇情的な喘ぎ声が、瞬時に脳内を欲望一色で染め尽くした。
辛抱たまらず腰をたたきつける。
「あっ、あっ、いきなり、激し……あぁっ!」
「うおおお」
すっかり肉棒の形を覚えた加賀さんの膣内を思う存分犯す。
分泌される愛液と、子宮に向けて放出した精液が合わさって、ぐちゅぐちゅとやらしい音色を奏でる。
パンパンと腰を打ちつける。豊満なヒップが波打ち、白い爆乳がぶるんぶるんと揺れる。
「あっ、あっ、あぁん!」
下半身に広がる快感。扇情的な光景。加賀さんの艶めかしい声色。
すべてが合わさって、脳髄が肥大化しかねないほどの悦楽が生み出される。
「ごめん加賀さん。止まれない。気持ちよすぎて、もう。もう……っ!」
「んっ……いい、ですよっ。私は、あん! あ、あなたの妻なんだからっ。いくらでも、受け止め……あぁん!」
加賀さんの口から『妻』という言葉が出た途端、感激やら愛しさやらが溢れ出てきて、もう辛抱たまらなかった。
抽挿をより早める。亀頭先で加賀さんの膣肉を抉り、最奥を目指しては引き抜く。
何度も何度も往復し、快感を共有する。
抽挿が激しくなるほど結合部から飛沫が上がる。
加賀さんの嬌声もより激しくなる。
「ああァっ……あなたぁ、はぁ、あぁあん」
気づくと加賀さん自らも腰を動かしていた。
淫らにカラダを揺らし、貪欲に快感を求めるように。
蠢く膣肉が男根に吸い付き、精を搾り出すためにしごき始める。
「くううう!」
もはや動かなくとも射精させられそうな膣内を、しかしさらなる快感を求めて一層激しく打ちつける。
「あっ! あっ! あっ! あぁああっ!」
普段なら聞けない加賀さんの艶めかしい叫び。
大きな乳房をぶるんぶるん揺らし喘ぐ姿のなんと扇情的なことか。
腕を前に回し、盛大に揺れる爆乳を揉みしだく。
「あぁあ……ダ、メ、一緒に責められたら……あぁァッ!」
指の間から零れそうな乳肉を揉み回す。
あいかわらず、すごい大きさだ。男の手でも掴みきれない重量感たっぷりの柔肉を好きなだけ揉みしだく。
勃起した桃色の乳首をクリクリと指先で転がすことも忘れない。
何度も揉んでも飽きのこない特大の乳房。もう病みつきになって揉んで揉みまくる。
興奮はますます上昇し、腰の前後運動は止まることがない。
「ああダメだっ! 気持ち良すぎておかしくなりそうだあ!」
柔らかな爆乳を揉みしだき、耳にするだけで勃起してしまう喘ぎを聞き、絶世の美女の膣を犯して犯しまくる。
言葉にするだけでイキ狂ってしまいそうな悦楽を前に、もう欲望を抑えきれなかった。
「加賀さん! ああ、出る!」
「んううっ」
また途方もない量の白濁を彼女の膣内に注ぎ込んだ。意識が遠のくほどの快感と幸せを前に、思わず目がくらんだ。
──────
行為が済むと、加賀さんと抱き合って横たわる。
抱き合うと言っても、加賀さんの豊満なバストに抱かれるというほうが正確だ。
あ~。加賀さんのスベスベふわふわのおっぱい枕たまらん。
ときどき乳首をちゅぱちゅぱと吸っても、加賀さんはちっとも怒らない。
どころか少し嬉しそうに頭を撫でてくれるほどだ。
「おいしいですか?」
乳首をペロペロと舐め回しながら何度も頷く。加賀さんのおっぱい最高です。
夢中でおっぱいをしゃぶるのを、加賀さんはまるで母のような優しさで受け止めてくれる。
「あなたがここまで性欲旺盛な人とは思わなかったわ」
爆乳にグリグリと顔を押しつけて乳首を吸引する俺に、加賀さんは溜め息交じりに言う。
ちゅぽんと乳首から口を離し彼女を見上げる。
「えーと、幻滅した?」
「これぐらいで幻滅するぐらいなら、最初からこれを受け取りはしないわ」
左手の薬指に輝く銀色の光を差し出して、加賀さんは柔らかく笑う。
吸い込まれるような笑顔に心臓を射貫かれる。不意打ちだ。
こんな笑顔見せられたら惚れてしまうではないか。惚れてた。しかも俺の嫁という事実。
なんて素晴らしい現実。ケッコンカッコカリ万歳。
「加賀さんも変わったね」
「そうかしら?」
「素直にケッコン受け入れてくれたこともそうだけど、こんなにも優しくしてもらえるなんて思ってなかったし」
こうして彼女と深い仲になるだなんて、出会った頃じゃ考えもしなかっただろうな。
加賀さんは鎮守府内でも古参メンバーの一人だ。初期艦の吹雪と同じく長い付き合いである。
当初は俺が未熟だったこともあり、加賀さんは随分と厳しい態度を取っていた。
きつい発言や指摘に何度か心を痛めたが、それが成長の助けになったことは言うまでもない。
数多の任務と海域攻略を果たし、徐々に戦果を残し昇格していくと、やがて加賀さんも冷ややかな態度を影に潜め、認めてくれるようになっていた。
彼女との間に信頼関係が築かれている自信はあったが、まさかここまで尽くしてくれるようになるとは、本当に驚きである。嬉しくもあり、戸惑いもある。
俺の言葉に加賀さんは頬を赤く染めて、視線を逸らす。
「妻というのは夫に尽くすものなのでしょう? その役割を果たしているだけです」
照れくさそうに呟く加賀さんは実に愛らしかった。
加賀さんが嫁として理想的な振る舞いを見せてくれているのは事実だ。
身の回りのお世話はもちろん、何かと俺を立ててくれるようになり、料理も作ってくれるようになった。このとおり夜のお世話もしてくれる。
昨今、ここまで良妻賢母を体現している女性もいないだろう。
古い時代に生まれた艦としての記憶が、失われつつある大和撫子としての在り方を形作っているのかもしれない。
こんな嫁を持てて本当に俺は家宝ものだ。カッコカリじゃなくてガチがしたいほどに。
加賀さんは指輪を眩しげに見つめる。
「それに、こうして形あるものがあると、素直になってもいいと思えるの」
「え?」
加賀さんはぎゅっと俺を抱きしめてきた。豊満な乳房に顔が埋没する。
「はっきりとした関係があれば、もう遠慮する必要もないですから」
透き通った声色で彼女は耳元に囁く。
「うまく伝えられないけれど……私、いまとても幸せなのよ?」
頭を撫でる手つきから、彼女の深い思いが伝わってきた。
あ、やばい。嬉しすぎて涙が出てきた。自分こんなに幸せで宜しいんでしょうか?
いいか。俺ずっと頑張ってきて今や大将だもの。これぐらいの褒美はあって然るべきだと思う。
というわけで遠慮なくパフパフ。加賀さん、ますます愛しげに頭を撫でてくれる。
嫁が良妻賢母過ぎて辛い。いや、幸せである。
ケッコンカッコカリってすごい。
指輪がなければ、加賀さんがここまで素直になることはなかっただろう。
強い絆の証は、こうして艦娘と新たな関係を切り拓くことができる。堅物だった加賀さんとですら、ここまで思いを深めることができた。
(これがもし他の艦娘だったらどうなっていたんだろうな)
そんなことを考える。
ケッコンカッコカリの条件は艦娘の練度が最大に達していること。
指輪を渡す相手を考えるとき、真っ先に浮かんだのは加賀さんだったが、一応その条件を満たしている艦娘は何人かいた。
中には金剛や酒匂のようにはっきり好意を示してくれるような艦娘もいた。そういう艦娘がいる中で加賀さんを選んだのは彼女が思い入れ深い特別な存在だからだが……まあちょっと勿体ないことしたなあ、という気もする。
でも仕方がない。指輪はひとつしかないのだ。基本どの艦娘にも平等に接する自分としては誰か一人だけを特別扱いするというのは心苦しくはあるのだが、こればかりはどうしようもないこと……
(ん? いや、待てよ)
はたと気づく。本部から送られる指輪は確かにひとつ限りだ。しかし手にする方法は一応ある。
課金である。
提督が希望すれば、ポケットマネーで指輪はいくつでも購入することは可能だ。
ケッコンカッコカリが可能な艦娘は一人までというルールもない。指輪の数だけ、最大練度の艦娘の人数だけ、ケッコンすることができる。
俗に言う『ジュウコンカッコカリ』である。
思わず考えてしまった。
あれ? ジュウコンカッコカリすれば、ハーレム作れるんじゃね? と。
……って、いやいや。さすがにそれはどうよ。すぐさま理性が突っ込みを入れる。
加賀さんという良妻賢母がいるだけでも充分だというのに、まだ嫁を求めるというのか。
ご覧よ俺の嫁を。
クール系の美女。スレンダーのくせにおっぱい大きい。むちむちのお尻と太もも。袴ミニスカート。黒ニーソ。一途で甲斐甲斐しい。そしてかわいい(威圧)。
なんの不満があるというのだよ。
そりゃハーレムは男の夢だが、ここまで俺を思ってくれる加賀さんを裏切るようなマネはいくらなんでも……。
でも、もし本当に実現できるとしたら?
合法的にそんな夢のような環境が投資するだけで作り出せるとしたら?
加賀さんを加えた他の嫁と思う存分イチャイチャできるとしたら?
あの空母と、あの戦艦と、あの重巡と、あの軽巡と、あの潜水艦とあの駆逐艦と……って最後あたりはさすがにマズイだろ。
いや、白露型や陽炎型の一部とか、秋月型とか、潮みたいな桁外れな発育した娘もいるっちゃいるけど、あくまで常識的に考えなくては。
……それでも、つい想像してしまう。すべての艦娘を嫁として交えた、めくるめく淫蕩な鎮守府ライフを。
一度、色欲に満ちた空想に囚われると簡単に振り払えないのが男という生き物。
だから、つい尋ねてしまった。
「ときに加賀さん。もし他の艦娘に指輪を渡したら、どう思う?」
「……どういう意味かしら?」
口にしてからすごく後悔した。
しかし、不思議と加賀さんは怒っている様子ではない。純粋に疑問を覚えているだけのようだ。
「ええと、その。やっぱり指輪を嵌めると、性能の強化や必要な燃費を減らせて、いろいろメリットがあるし。可能なら他の艦娘にも同じことをと思ったんだけど……」
それらしい言い訳をしてみる。しかし普通に理に適った案でもある。
ベテランの提督は下心関係なく指輪を大量に購入して戦力の強化をしているというし、提案としては不自然ではない。
ただ加賀さんが嫌だというなら、やはり考え直し、バカなことを思い浮かべた自分を罰して……
「かまいませんよ」
「え?」
加賀さん、あっさりと許しおった。
「い、いいのか?」
「ええ。艦隊の戦力は強化することに越したことはありませんし。反対する要素がありません」
「さ、左様ですか」
さすが生粋の軍人気質の加賀さん。俺と違って注目する点が違う。
はは。桃色の側面しか考えていない自分がなんか恥ずかしく思えてきた……。
「ただ」
「ん?」
「一番は私です」
「え?」
ズイっと加賀さんはムスリとした顔で迫ってきた。
「指輪を最初に貰ったのは私です。ですから、私が一番です」
「お、おう」
正妻はあくまで自分ということか。
そこは拘るんですね加賀さん。負けず嫌いな彼女らしい。
「そのことを忘れないでくださるなら……他の艦娘に手を出しても構いません」
「ナ、ヌ……?」
いま何と言ったこの人。
「か、加賀しゃん?」
「どれだけ長く一緒にいると思っているのですか? あなたの考えなんてお見通しです」
ハアと加賀さんは溜め息を吐いた。
ぜ、ぜんぶ見抜かれていたのか。
……え? というか加賀さん。
浮気してもOKということですか?
「実を言うと、こう毎日迫られるとさすがの私も体力的にキツイので」
「そうだったの!?」
「当然でしょう。朝に口と胸で最低でも二回。ときどきそのまま繋がって一回。お昼の休憩に一回。入浴で三回。そして夜に数十回。いくらなんでもやり過ぎです」
「ご、ごめんなさい」
でもしょうがないじゃん。数ヶ月以上も禁欲生活してたんだもん。加賀さんエロいんだもん。もともと絶倫気質の俺はそんぐらい出さないと満足できんのだ。
……だが確かに、我ながらやり過ぎという自覚はあった。無理に付き合ってくれていたというなら、実に申し訳ない気持ちだ。
「このままでは出撃に支障が出る可能性もあります。ですが、今更我慢しろと言っても無理でしょう?」
「無理です」
これほど素晴らしい女体の味を知ってしまった以上、一日だって禁欲なんてできやしない。
堂々と答える俺に呆れつつも、加賀さんは納得したように頷いた。
「そういうわけです。ですからどうぞお好きに他の艦娘に手を出してしまってください」
な、なんかこう堂々と浮気しなさいって言われるのも変な感じだな。
でも大昔は愛人とか珍しくなかったみたいだし、加賀さんもある程度は弁えているのだろうか。
とにかく、思わぬ展開に困惑の情ばかりが湧き、色欲なんて吹っ飛んでしまったのだが……
「でも」
すっと加賀さんは俺の胸板にすり寄って、甘えるように顔をこすりつけた。
上目遣いでじっと俺を見つめる。その瞳はうるうると濡れていた。
「私のこともちゃんと、ときどき愛してくださいね?」
捨てられた猫のような声色で、そっと呟いた。
「おうふ……」
静まったはずのムスコがまた固くそそり立った。
やはり俺の嫁……いや、『正妻空母』は最高にかわいい。
ちなみにこの後、愛しさのあまりもう一ラウンド夜戦をしてしまい、加賀さんにめっきり怒られた。