※この作品はR-18です。

幻想見聞録   作:コンコルド

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ごめんなさい。
予約投稿したつもりでした。


第三十三項:突撃

 -東京都・奥多摩・龍牙の家-

 

「くぁ~~っふぅ、何とか帰って来れた」

 

「鬼塚の追跡は無かったし、かくれんぼしている奴も居なかったから幸いだったね」

 

「あの人達すごく怖かったからもう二度と会いたくないわ」

 

 博霊神社からの帰路、道中に大きな問題は無く、龍牙の家まで帰って来れた。

 

「蓮子達はこのあと帰るんだっけ?」

 

「そのつもり」

 

「あ、私の車」

 

「大丈夫。もう車庫に戻してるから何時でも出られるよ。でもその前に一息ついてからがいいんじゃない?」

 

「ぜひともゴチになりまーす!」

 

「お言葉に甘えて」

 

「オッケー、じゃあ少し待っててね」

 

 龍牙は台所に向かってお茶の用意に取りかかった。

 

 

 

 -それから数十分程-

 

「それじゃあ、また機会があれば会いに来るからね」

 

「ごちそうさまでした」

 

「ああ、気をつけてね」

 

 息抜きのティータイムを過ごし、メリーの車で2人が帰るのを見送った。

 

「---さて、お仕事お仕事」

 

 陽気な感じで家に戻る。そして自室に向かい、デスクトップパソコンを起動。

 

「今度はどんな依頼が来てるかなっと」

 

 パスワードを打ち込み、メールとニュースのウィンドウを開く。

 

「・・・・・・」

 

 メールは一通、そして依頼に関係ありそうなニュースを探す。すると---

 

「嫌な事は本当によく当たるな」

 

 メールの差出人は警察庁。内容は行方不明者の捜索、並びに犯罪性が高いため仮に犯人がいたら可能な限り拘束して欲しいと言う内容だ。

 

 国連のB.S.A.A.所属のエージェントでありながら、日本国内からも、少し異常ではないか?と言う事件の〝お手伝い〟を頼まれる事もしばしばあるのだ。

 

「被害者数は、確認出来ただけで12人。いずれも黒いショートヘアで14歳から16歳程になる。か」

 

 まあ、流れから言うなら鬼塚達がホシだろうな。

 

「まずは見つけるか」

 

 龍牙は眼を変化させる。鬼塚達を見つける為に彼等の気配や生体反応を脳波でたどる。

 

「鬼塚茂の能力はやたらと圧迫的だから・・・っと、早速見つけた!」

 

 一体何をやっているのかは余所から見ても分からないだろう。

 

 分かり易く説明するならば、気象衛星の様に上から見た地域を暗視眼鏡のような白黒の映像で見たような映像に、鬼塚の反応が近ければ近いほど白くなっていく。

 

 っといったところだ。

 

「この場所は・・・長野県・・・山中の・・・あ、文を見つけた洞窟の近くだ」

 

 場所は意外とわかりやすい所だった。

 

 この情報を警察庁にリーク、この際に相手が危険極まりない武装をしている事も詳細を加えて連絡した。

 

「ストライカーよりは、機動性で行くか」

 

 龍牙は身仕度をする。と言っても、武器は空間の歪曲でいくらでも出せるため、服装を変えただけだ。

 

 ---なぜか黒のライダースーツに

 

 

 

 -長野県・山中・廃屋-

 

「アアアアアアッッッ!!!!」

 

「ギャハハハ!」

 

 狂気に満ちた悲鳴や笑い声などが耳を突き刺すように響き渡る。これらは全て強姦された少女達のものだ。

 

 鬼塚の能力の影響で完全に精神崩壊を起こしたのだ。言わば彼女達は廃人に変えられたのだ。

 

「ちっ!どいつもこいつも簡単に壊れやがって」

 

「少なくとも道具としてなら利用価値があるんですがねぇ」

 

 鬼塚茂、そしてその部下はそんな会話をしていた。すると---

 

「だ、だんなぁ!!」

 

「んだよ藪から棒に?」

 

「敵襲でさぁ!相手はあの若造で、1人だけなのに歯がたたねぇんです!!」

 

 

 

 -廃屋の外-

 

「ぐあっ!」

 

「ひでぶっ!」

 

 敵を見つけては蹴って蹴って蹴りまくる龍牙。大木でさえ一撃でへし折る力を一度見せつけ、怯んだところを死なない程度に、でもしばらく動けない程度に蹴飛ばしていった。

 

 武器を持っている敵については両手に握られたウイングシューターで武器だけを撃つ。

 

「おい小僧おおぉぉッ!!!」

 

 ふと、建物から鬼塚が姿を現す。

 

「・・・鬼塚茂」

 

「ああ?」

 

「年端も行かぬ娘を攫った様だが、何をした?」

 

「決まってるだろうがよ。俺のストレス発散だ!てめぇがあん時嬢ちゃんを渡しときゃこんな事にはなんなかったんだよ」

 

 鬼塚は自分の後ろに向けて親指を立てた。その先にはまるで地獄絵図の様な目を背けたくなるような悲惨な少女達がいた。

 

「どうやら、お前は本気で俺を怒らせたいんだな?」

 

 途端に、龍牙の口調な変わった。

 

「幼気な少女達を、心も体もズタズタにしたんだ。ただですむと思うなよ?」

 

 すると、右手をゆっくりと上に上げていく。そして人差し指をピンと立て、ほかの指を軽く握るようにする。

 

「おばあちゃんが言っていた。--女を待たせたり泣かせたりするまでは仕方がない。だが、女を自分の都合で道具のように扱う事は絶対に許すな!--と」

 

 目を変化させ、右手を下げながら今度は左手を指を軽く曲げた状態で顔の高さまで持っていく。

 

「さあ---」

 

 そしてその手をゆっくりと鬼塚に向けて、指鉄砲を作るように人差し指を指して---

 

「---お前の罪を、数えろっ!!」

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