※この作品はR-18です。

寝る前に読むには長すぎる艦これ噺   作:なぁのいも

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 江風のエ□です。

 本番なしだけど疲れたから仕方ない。

 これ以上書けたら、(完全版)を投稿します。

 今はムリィ…


PRETTY PUPPY

「ぬわあああーん疲れたもおおぉぉぉーーん」

 

 夏に実行された大規模な作戦は無事に成功での終わりを迎えたと同時に、提督の疲労も限界を迎えた。

 

 作戦が開始されてから昼夜を問わず作戦の立案、指揮、兵站の管理、ポケットマネーで資材の調達に支出の計算。

 

 作戦海域に取り残されていた艦娘を迎えてからは、新艦娘の練度上げの為に編成の見直しと、練度把握。作戦を終えてからは、遠征による資材の調達と管理も追加される。

 

 まともな睡眠時間は作戦期間中は片手で数えられるくらいにしか取れてないのは、作戦中ではお約束の様な物なのだが、身体は慣れてくれないし、命を削るような日々だった。

 

 寿命を削るような日々も取りあえずはこれで終わり。提督が古いサイレンの様に疲れたと大声をあげるのも解放感からの物である。

 

 ぐったりと堅い木星の机を枕にして頭を置きながら窓の外を見る。窓からはリア充への嫉妬の爆発で生まれた星の灯りが点々と輝いている。

 

「あーちくしょー。夏の思い出なんかあるかバカヤロー」

 

 夏はしのぎを削るような日々で、提督は機械かゾンビにでもなったような毎日だったので、そう吐き捨ててしまうのも仕方がないだろう。

 

 そんな風に、自分の夏も休暇も奪っていった作戦に独りで呪詛を吐いていると、コツコツと扉の叩く音が聞こえた。

 

「提督、いるかい?」

 

「んあー?…あぁーいるぞー」

 

 だらしなく間延びした声を提督は出しているが、声の中には安心感の様な物も含まれている。

 

「じゃあ、失礼するよ」

 

 許可を得る前に執務室に入って来たのは江風。当鎮守府の唯一のケッコン艦であり、いわゆる男女の仲だ。

 

 江風のケッコン艦として獅子奮迅の活躍をしたが、疲労や他の艦娘の練度上げの関係で編成に加わったりしなかったりしたので、提督の様にハードモードでは無い。何より、江風は書類仕事は大の苦手なので、恒常的な秘書艦ではあるが、主な担当は戦闘の指南であり、書類仕事はいつも別の艦娘にお願いしている。

 

 江風は最後に作戦海域の紹介任務で軽傷を負ったので入渠させていた。ここに来たと言う事は、江風は万全の状態になったという事だ。

 

 提督は窓に向けていた顔を重そうに扉のある方に動かす。江風は改二ではあるが、服の修繕が終わって無い様で改までの頃の服を着ている。江風は結構無茶をして服を台無しにするので、この鎮守府としては別に珍しい光景では無い。台無しにした後に海風に怒られるまでがワンセットだ。改までの服は江風のお腹がチラリと覗くので提督は昔の服の方が好きだったりする。

 

「だらしねぇなぁ。そんなに疲れたのかい?」

 

「…書類仕事一緒にやるかぁ?おぅ?」

 

 先ほどまで一人で吐き続けていた呪詛が声に残っていたらしく、いつもは明るい提督の声が、凄味に上書きされてしまっている。

 

 表情すら死んだ提督から何かを感じ取り、江風は思わず一歩後ずさりながらごまかす様に笑いを浮かべる。

 

「あはは…!!得意、不得意があるから仕方ないって、うん!!」

 

 この様なやり取りは、作戦が終わるといつも行っている儀礼の様な物である。が、流石に今まで類を見ないくらいの作戦だったせいか、提督は江風にそれ以上の追及はしようとしない。

 

 はふぅと肺の中にあった微かな空気すら吐き出した雰囲気の提督から、江風も提督の尋常じゃない疲れを察する。

 

「あっ、そうだ!江風、お茶でも持ってくるよ!」

 

 思い立ったが何とやら、江風は騒がしく給湯室へと向かう。

 

 相変わらず騒がしいなと提督は微かに残った思考能力で思うも、それは変わらず元気であると言う事なので同時に安堵もする。

 

 提督はこの机に居座ったままでは江風とのお茶を楽しめないと判断し、残った力を総動員して来客用のソファ席へと移って江風を待つことにした。

 

 

 

 給湯室からお茶とお菓子を持ってきてくれた江風と共に夜の休憩を楽しむ提督。疲れた体に熱々の緑茶が染み入る様。

 

「ふぃ~。頑張った後のお茶は染み入るねぇ~」

 

「年寄りみたいな事を言うなぁ」

 

「なんだよぉ、感想位好きに言ったっていいじゃんかぁ」

 

 提督の事を座椅子にするように座っている江風が、顔をあげて小さく頬を膨らませる。その年寄りみたいな感想を提督も思い浮かべたのは内緒である。

 

「まぁまぁ、お茶ありがとうな」

 

「…よろこんでくれたならいいけどさ」 

 

 誤魔化す様に言った提督の言葉だが、彼の表情が微かに柔らかくなった事を感じ取り、江風も不満は不思議と無くなった。

 

 前線で戦う江風と同じように提督も鎮守府から体力と精神をすり減らす戦いを強いられていたのだ。その戦いが落ち着いた事で、提督もやっと表情を緩める事が出来たという事。

 

 江風は提督の胸元に頭を預けるように寄りかかる。体力と精神をすり減らしたのは江風も同じ事。

 

 こう見えて江風は恥ずかしがりやなので、誰かがいる前では提督を椅子にするようにして甘える事もないのだが、作戦も終わり、互いに気が抜けていて、尚且つ誰も見てないという条件がそろっているとこの通り。

 

 提督は湯飲みを置くと、江風のお腹に手を回して自分に引き寄せる。

 

「お疲れさま、江風」

 

「んっ、提督もお疲れ」

 

 作戦の功労者を互いに労いあう。

 

 それだけでは収まらず作戦中に湧き出た互いの寂しさを埋め合わせるように、江風は後方に貌を動かし提督も正面に回り込むようにして、江風と視線を合わせ、どちらともなく唇を重ねる。

 

 薄紅色の皮膚から感じる互いの熱は、一緒に食べていたお茶菓子より甘露で、お茶よりも熱く体の隅々まで届く。

 

 そのまま互いの熱に溺れてしまうのでは無いかと思うほど、感覚的には長くでも本当は短い時間繋がっていた二人ではあったが、呼吸が苦しくなったので一度唇を離す。

 

「てぇとく」

 

 うるみ始めた瞳で提督の事を瞳の中に閉じ込めながら、わざとらしく猫なで声をあげる江風。先程の時間だけでは満足していないようだ。

 

 でもそれは、提督も同じ事を思っていた。二人の気持ちは互いに何も言わなくても、今は視線だけで通じ合っている。

 

 二人は瞳を閉じて、江風は先程より体を捻って、また唇から互いの熱を共有する。

 

 今度はただ重ねるだけには飽き足らない。江風は唇を重ねつつも僅かな隙間を空けて舌を出し、提督の唇をノックする。

 

 キスに割り込んできた別の柔らかさを持つ第三者を提督は拒むことはせず、受け入れる様に柔らかな城門を開く。

 

「んぅ♥」

 

 互いの舌が触れ合った事に江風は歓喜の声を小さく。

 

 江風は両手を提督の首と頭の後ろに回し、離れまいとばかりに自分に引き寄せる。提督は江風に鼻先がぶつからないように顔の角度を変え、提督なりに深く繋がれるように調節する。

 

 江風の舌が提督の口内で自由に動く。歯列をなぞり、お互いの舌で踊るように舌を絡ませる様はまだまだ拙いが、江風の鼻息の粗さと相まって彼女なりに必死にやっている事が伝わる。

 

 ひとしきり口内で江風の舌を遊ばせた後は、提督の番。江風の舌を押して、江風の口内に戻らせ、体格差を利用して、江風の口の仲を隅々まで蹂躙する。

 

 歯をなぞる舌はまるで歯を磨き上げるように強く舌を押しつけて口内をくすぐり、歯の裏側の歯茎にまで到達する。

 

 強引なのもくすぐるような刺激も彼女が好きな蹂躙のされ方。

 

「んっふぅ♥」

 

 そのまま勢いは殺さず、江風の舌を自らの舌で絡め、彼女の舌を組み伏せるように滅茶苦茶に動かしたと思ったら今度は慰めるようにして彼女の舌の裏側をくすぐる。

 

 慰めたと思ったら今度は唇を深く押し付けて、少しずつ生産していた唾液を一滴も零させまいと強引に江風の口内に押し込む。

 

「むっふ♥じゅ♥んんっ♥じゅぷ♥ふううぅ♥」

 

 凄まじい勢いと大量の唾液の連携が彼女の口内から唾液が全て伝わらずにあふれ出してしまい、彼女の口周りを汚すが、その汚れをはしたないと思う者の理性は融け始めている最中だ。

 

 江風も唾液を生産し、互いの物をブレンドし合うように二人でかき混ぜる。

 

 江風が舌に意識を集中させている間に、提督は江風が丸出しにしているお腹に当てていた手を、揉みこむように動かす。

 

「んふぅっ♥」

 

 お腹から伝わった新たな刺激に江風は体を震わすが、首に回して支えをとしている腕を離すことは出来ず甘受するしかない。

 

 二人は舌で散々透明な愛の結晶をかき混ぜ、江風は一息に飲み込む。味こそは必死でよくわからなかったが、お茶の芳醇な香りが混ざっていて、飴のように甘かったようなそんな気がした。

 

 名残惜しそうに透明な架け橋を作りながら唇を離すと、先程までの深い口づけ故の緋色に染めつつ、いつもの様に悪戯な笑みを江風は浮かべる。

 

「てぇとく、手つきがいやらしいぞ」

 

 相変わらず舌足らずなままだが、それが彼女の秘めた可憐さを示している様で可愛らしく思っているのは内緒だ。

 

「いいや。気のせいだ」

 

「ふぅん…。そうかい」

 

 江風は訝しさと有り余る期待をもった目で笑うと、また提督の膝の上に座り直す。

 

 提督がずっとお腹を揉んでいる手を振り払わない事と彼女の目の色から『期待』しているのは言わずもがな。

 

 江風は提督と共に大人、もしくは恋人しての階段は何度か登っている。先ほどの接吻も江風から深い意味を付与したのだから。

 

 江風の暗黙の了解を受け取った提督は、江風の薄らと筋肉のついた柔らかいお腹に掌を押し付ける。

 

「んっ♥」

 

 鍛えてる故か、江風のお腹はある程度力を押し込むと硬く押し返してくる部分がある。江風に少しずつ付き始めてる筋肉なのだろう。提督は江風のお腹に指を沈めて、お腹の弾力を楽しむ。

 

「はぁ♥」

 

 江風のお腹には無駄な肉が余りついていないが、少しだけある余った肉が僅かに親指と人差し指の間を埋める感触が触ってて楽しい。今度は指の間にある肉を軽く摘んでくすぐる。

 

「ふぅん♥」

 

 ぐにぐにとお腹の肉を揉まれ、弄ばれる度に江風の口から艶やかな吐息が漏れる。江風は堪えるように口を閉じているが、その行為が意味を成してない事に気づいていない。

 

 自分の声が出てしまう事が、心の何処かではしたないと思っているのか、江風はいつも堪えれるまでは堪えようとしてくる。

 

 でも、いつも堪え切れた事は無い。今日も無駄な抵抗だと彼女にわからせる為に、新たに責めを加える。

 

 それは、江風の旧制服のチャームポイントの一つであるおへそだ。綿の様に柔らかい江風のお腹を揉みつつ、右手の人差し指を江風のおへそに差し込む。

 

「ひゃあ♥」

 

 普段の江風からは絶対に出ないであろう裏返った可愛らしい悲鳴がついに漏れる。声が出てしまった事に気づいた江風は、手の甲を口に当てて、まだ声を押し殺そうとする。

 

「ふっうん♥んんっ♥」

 

 お腹の中で、特におへそが敏感な事は提督もよくわかっている。だから、江風の可愛い瞬間を見るために提督も責めの手を緩めることなどしない。人差し指を円を描く様に動かし、時たま指先でくすぐる。その度に江風はビクビクと身体を震わせながら、押し殺したような声を出す。

 

「んんっ♥んあっ♥あん♥てーとく♥ずるいって♥」

 

 提督のお腹責めとおへそ責めに、その場しのぎの防壁はいとも簡単に崩壊する。ズルいと言っても提督は手を緩めたりしない。お腹をもみほぐす様に動くては止まらないし、おへそをくすぐる事も決して止めない。

 

 江風のへそに汗が一滴溜まった事を指先で感じ取ると、その汗を江風のお腹にわざとらしくのの字を描く様に動かして、僅かな水滴を江風のお腹をキャンパスにして塗りたくる。

 

「江風、お腹で感じてるのか?なんてとんだ変態さんだよなぁ?」

 

「あっ♥んなことぉ♥」

 

 芝居かかった口調で江風の羞恥を煽る。江風は顔を提督の方に向けて、否定する様に目を細める。その細め方は今の江風なりに睨んでいるつもりなのだろう。提督から見れば、顔はすっかり夕暮れ時の様に赤くて、瞳も潤んでいて今にも蕩けてしまいそう。

 

 今の江風の姿は、天敵を睨む狼と言うよりは、美味な食事を待つ子犬の様。睨もうとする目は明らかに懇願する目で、唇の端でたれる唾液は堪え切れないと江風の本心を表すよう。

 

 江風の本性が表に中々出ようとしないなら、こちらから引き出せばいいだけの事。

 

 提督は江風の両方の膝の上にそれぞれ手を置くと掌をゆっくりとサイハイソックスの上からなぞるように付け根へ向かって動かしていく。

 

「あう♥んんんぅ♥」

 

 スイッチが少しずつ入ってきている江風は、提督の掌によって肌が布地と擦れる感触にも過敏に反応し、悩ましげな吐息が漏れる。

 

 ゆっくりともったいぶるように提督は手を付け根へと持っていく。時折下に持っていったり、突如掴んでは揉むたびに江風は、喜ぶような、少しばかり期待が外れてがっかりするように小さく声を漏らす。

 

 江風の事だから、提督には聞こえてないと思っているのだろう。江風と提督は至近距離にいるのだから、聞こえてない筈がないのに。

 

 一端、意地悪するのは止めて、江風の脚を撫でる作業に戻る。

 

「はぁああ♥あぅ♥」

 

 江風が撫でる度に熱っぽい息を吐き出しながら、自分の手をじっと見ているのだ。身体はどこまでも快楽に素直な彼女の期待に応えずにはいられない。

 

 サイハイソックスのゴムに右手がたどり着くと、指を一本だけいれてゆるゆると動かす。その動作は、江風にはまるで秘密の蜜壺の中でやる動作を連想させる。

 

 先程までのマッサージの様にお腹を揉まれていた時とは違う、提督の具体的ないやらしい動作に江風の下腹部に熱を覚える。

 

 お腹とへそを弄ばされていた時にも生み出されていたすぐに発散されるような熱が少しずつ集まってくるよう。

 

 名残惜しそうに指をゴムから抜くと、提督が推す江風のチャームポイントそのにである太腿に触れる。

 

「んっ♥んんっ♥」

 

 先ほどまでの行為で江風もスイッチが入っているおかげで、江風の太腿はお腹と比べると、じっとりと汗ばんでいて提督の手に馴染むように吸い付く。

 

 江風の太腿は普段はソックスとスカートに隠されていてわからないが、姉達と比べて女性らしい起伏が乏しい江風のボディの中で姉達に勝ると確信してる部位だ。

 

 発達途中の女性らしいまるみとモデルの様なしなやかさの両立。中破でみせる新雪のような白い肌のチラリズムに、触れてわかるマシュマロの様な弾力。

 

 だから、提督は同僚に密かにこう言いふらしている。『江風の太腿はけしからん。艦娘一のけしからん太腿』だと。

 

 提督の大好物と言える江風の太腿を、掌と言う触覚に全神経を集中させて撫で上げる。

 

「あふぅ♥」

 

 ただ撫でると言う行為。それだけでも江風は悩ましげな息をつく。

 

 提督は今度は指先だけを羽根が触れるかの様にぎりぎりのラインをなぞる。

 

 散々ソックスの上から感触で我慢させられ、また弱い刺激を与えられて、江風は長い呼吸をするように息を吐き出す。肌から感じ取るのはギリギリの感覚によるくすぐったさで、今の江風にとっては物足りないのだ。

 

「くぅううううん♥」

 

 まるで、子犬が寂しそうな時にあげる声を出す江風。今の江風は提督にとって可愛い子犬であり、好き勝手に弄ばれ可愛がられる対象。

 

 今度は江風の内腿に触れて、大きく手を動かして揉み解す。その動作は、愛撫と言うよりはマッサージより。

 

「あぁあ♥それぇ♥はあああああ♥」

 

 時折親指で彼女の秘部を下着越しにわざとらしくノックしている事を除けば、だが。

 

 突如与えられた先程までより明らかに強い刺激に、江風は思わず懇願するような言葉を出してしまう。

 

 提督は感じ取った。江風の羞恥の壁が崩壊しつつあることを。それは、江風の下着にふれた時に感じた水っ気も確信に変える一因だ。

 

 揉むことを止めて、すりすりと太腿全体を撫で回す様にしながら更に手を付け根へと持っていく。

 

「んんぅっ♥ひぃあ♥」

 

 くすぐるような感触に江風はたまらずに声を出してしまう。先程まではしたない声を出そうとしないように頑張っていたのだが、今はそんな事忘れて声を出してしまっている。

 

 鼠蹊部に到達した提督の指は、江風の女として大事な箇所を守る布と腿の狭間に指を置くと、第二関節を小さく動かして彼女の柔肌に隠された骨を探るように指を押し込む。

 

 ふと江風の頭が下を向いている事に提督は気が付く。視線の先にあるのは、スカートの中にある提督の手。提督からは見えてないが江風の瞳には期待が溢れているだろう。彼女の薄布に守られて秘裂に触れられる事が。

 

 ああ、わかるわかるとも。江風の事ならわかる。素直じゃない子犬が望む事など、提督には手に取るようにわかる。

 

 提督は口角を持ち上げながら、試しに股に置いていた指を彼女の下着越しに秘裂をなぞってみる。

 

「んっ♥」

 

 普段は男まさりで男女の交わりなんか遠い世界にある様に振る舞う悪戯好きの我儘な少女が、提督の指によって淫らな声を漏らす。

 

「ああああん♥」

 

 じっくりと形を確かめるようになぞると頤を上げながら細い声を出す。指先に感じる下着は生地の柔らかさと、粘り気のある液体で濡れている事を感じる。

 

 今の江風はまるで楽器。提督の望んだように音を出す愛玩具。

 

 このまま色んな音を奏でたいと思ってしまうのは、所有者としての性だろう。そして、その願望を邪魔する第三者はここには存在しない。

 

 いや、一つだけ邪魔するモノはあった。それは、提督の中の欲望。

 

 それは夜の海の様に黒く、江風のコントロールを得た支配者としての願望。『江風に女の子らしく懇願をさせたい』という望み。

 

 提督の手は江風の秘部から離れる。

 

「え…」

 

 これからだと言うのに、そう言いたいように江風が困惑する。

 

 提督の手がまた太腿とソックスの狭間に戻ってしまったのだ。

 

 いつもなら、江風に更なる快感を与えただろう。でも、今はそうはさせない。

 

 ゆるゆると太腿を撫で、なぞり、揉むだけの動作を行うだけにとどめる。

 

 下着越しとは言え性感帯に触れていた時の刺激とはほど遠い刺激。

 

「てぇとく…」

 

 江風は体を捻って提督の顔を伺う様に振り返る。彼女の瞳は熱と、更なる刺激を求めて揺らめいている。

 

「なんだ?」

 

 提督は意地悪く笑みを浮かべる。江風の望んでいる事はすでにわかりきっているくせに。

 

 しかし、その笑みは何処か慈悲を感じる。彼女の望みを叶えて上げようと言う、余裕も何処か感じさせる。それもそうだ。提督は江風の殺生与奪の権利を握っているのだから。

 

 提督の手は股に到達したが、股の肉を指で押し込むように動かすだけ。

 

 生殺しの感覚に耐え切れず、江風は提督の方に向き直ると肩に腕を回して唇を重ねる。続けざまに、江風は舌を提督の口内に潜り込ませると、まるで奉仕をするように提督の舌に絡みつく。

 

 江風のキスを受け入れるように瞳を一度閉じていた提督だったが、薄らと瞼を持ち上げて江風を見る。そこに居たのは強く瞼を閉じて提督の舌を全力で楽しませようと必死な江風。傍から見るとそれはそれは、餌を得ようと必死にご主人様に媚びを売る子犬の様。

 

 提督は目じりを緩めると、ご褒美とばかりに、江風の下着の上から秘裂をなぞる。今度は、下着を秘部に押し込むと言うオマケ付きで。下着は江風の愛液を吸い取ってどんどん水分を得ており、もはや役目は放棄している。

 

「ひううぅぅ♥」

 

 久方ぶりの強い刺激に江風の肩が面白い様に跳ねる。しかし、刺激で江風の奉仕は止まってしまう。提督は押し込んでいた指を再び離して、下着を横になぞって股に指を戻す。刺激を与えられてまた指が離れていく恐怖に江風は唇を離す。

 

 二人の間にまた透明な橋が架かるが、江風が荒い息をついているせいですぐに崩落してしまい、先ほどの記録を更新する事はなかった。

 

「もう…もぅ…いいだろ…?」

 

 朝焼け色に染まった江風の顔色と期待するように出てしまう荒い吐息、それと発情しきった表情に。彼女の言った言葉は命令に近いが、その本質は懇願。

 

 ――あぁ、駄目じゃないか。人に対するお願いの仕方がなって無いな。

 

 提督がまた内腿をなぞるように手を動かそうとすると、江風はその手を掴んで、自らの下着の上に持っていきつよく押さえつける。提督の中指が江風のナカに埋まる。

 

 提督の表情は、変わらず笑みを湛えてるだけ。慈悲に満ち溢れているが何もしようとはしてくれない江風にとって絶望を与える表情。事実、提督の指は何もしてくれない。

 

「お願い…だから…」

 

 江風は堪えていた涙を静かにこぼして提督に懇願する。これ以上の生殺しは、江風にはとても耐え切れない。

 

 江風の懇願は聞けた。これでもう十分。その様にも思えるかもしれないが後一歩足りない。もっとちゃんと懇願して欲しいと言う、提督のサディスティックな本心が鎌首をもたげているからだ。

 

 提督は自由な手を江風の頬に添えると親指で涙を拭う。提督の体温が直接触れた事で江風の涙は一時的に引っ込む。

 

 最後の仕上げだ。そう言わんとばかりに提督は江風の耳に顔を寄せて囁く。

 

 ――ちゃんと言ってごらん、と。

 

「いじわる…」

 

 江風の声は拗ねている様だが、それ以上にこの生き地獄から解放される希望を得たことで喜んでいる様にも聞こえる。頬に添えられた提督の手に江風の手を重ねて、視線を交える。

 

「江風の事……沢山触って……イカせて……ください……」

 

 彼女の可憐な唇が紡いだ確かな懇願。女の子らしく、珍しく丁寧な言葉で紡いだ哀願。

 

 十分すぎる。提督の支配欲もこれで満たされた。

 

「いいさ」

 

 短く紡いだ江風の意図を汲んだ言葉。介抱された江風は喜びと期待に満ちた笑みを浮かべる。

 

 その笑みに報いるように提督は唇を重ねると、江風の秘所を覆う下着をずらして中指を入れる。彼女の秘所はすっかりドロドロにとけきっていて、中指も一気に入ってしまった。

 

「ひゃうううっっ♥」

 

 それだけで軽く達したのか、江風の身体が震える。でも、ここで提督は止める事はしない。懇願したのは江風なのだ。ちゃんと懇願を果たせた子犬をちゃんとイカせてあげるのが主人の役割だ。

 

 期待しきっていたおかげで、クリトリスも触れてくれて言わんばかりに肥大化している。提督は器用にクリトリスを擦りながら、江風のナカをかき回す。

 

「ああん♥そこぉお♥そういうっん♥いい♥いいよぉ♥」

 

 江風の秘所は提督の指を中へ中へと誘導するように締め付ける。提督はそれに抗う様に指を出し入れする。

 

 指を出し入れする度に、江風の秘所からは愛液が溢れて、提督の袖を濡らす。さっきまで意地悪しっぱなしではあったが、江風がここまで感じてくれている事が嬉しい。

 

「んあっ♥いっちゃう♥てぇとく♥かわかぜぇそろそろ♥」

 

 江風の震えが大きくなる。江風が蕩け切った声で言った通り、限界が近いのだろう。

 

「うん。存分に味わいな」

 

 提督は江風の唇に触れるようにキスを落とすと、クリトリスを撫でる動作から強く摘む動作にかえ、中に入れた指も激しく動かしてナカを再びかき回す。

 

「ふあああ♥はああああああああ♥ああああああああああああ♥」

 

 大きく背を反らせて、待ちに待った最高の瞬間を味わう江風。

 

 提督は彼女が落ちてしまわないように、指を秘所から抜くと、愛らしい子犬の背中に腕を回して触れるだけのキスを落とした。

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