箱庭学園二年十三組・セクハラ男子のハーレム 作:セクハラエリート万歳
生徒会戦挙を宣言され、予期せぬ事態に陥った俺たちは半袖以外の四人で二年十三組の教室に集まり、作戦会議を行っていた。といっても、それは存外あっけなく終わっちまったけどな。
『生徒会戦挙第一戦・庶務戦は僕が出るね』
「いきなり、旦那っすか。でも、いいんすか? 庶務戦に出ちまったら、あんたは新生徒会で庶務として認定されますぜ」
『んー。別にいいよ。どうせ、役職なんてどれでも変わらないしさ。それよりも勝てるところを確実に勝っとこうよ。三勝すれば、それで僕たちの夢は実現するんだからさ』
確かに一理あるな。どうせ、生徒会なんてまともに執行する気なんかねえ。それなら、どこに誰が出ても結果は同じか。
『まぁ、任せてちょうだい。向こうが残り四戦全てを棄権したくなるくらい、悲惨な試合を見せてあげるよ』
「あんたがそういうなら、俺に異論はねえっす。お前らもそうだよな?」
江迎ちゃんと志布志ちゃんは俺の問いかけに頷く。別に文句なんかあるわけねえよな。放っておいたって、凡人が悲惨な目に遭うってだけの話なんだから。
『ああ。それと一週間後の庶務戦の時に三人にやってもらいたいことがあるんだけど』
「何すか? 何でも言ってください。旦那のご命令とあらば、何でもやりますぜ」
『ありがとう。それじゃ、早速だけど一週間後の庶務戦の
「そいつは構いませんが……。なるほど、なかなかひどいことをお考えになる」
要は喜界島ちゃんとプリンスを出られないようにして、書記戦と会計戦の不戦勝を狙おうって
副会長がいない以上、向こうは必然的に一つ不戦敗になっちまう。そこにその二つの不戦敗が合わされば、明日の庶務戦の結果なんざ関係なくこっちの勝ちだ。
それに加えて、庶務戦の途中でやることで向こうの戦力を分断するというのもさりげなく味のある戦法だ。
「いいっすよ。この猿喰性。旦那のご期待に応えてみせます」
『うん。期待してるよ』
さて、喜界島ちゃんはいつも通りでいいとして……。プリンスはどうするかな。いっそ、あの執事野郎みたいに息の根を止めてもいいが、その辺はどっちでもいいか。
問題は知り合いの
○○○○○
七月二十五日。庶務戦開催日だ。旦那は一人で受付会場に向かったようだが、俺たちはそれに追従するわけにはいかねえ。俺たちにはやるべきことがある。
「にしても、凶化合宿ねぇ……。
「で、でも大丈夫でしょうか。だって、相手は……」
「関係ねえよ。どんな奴が相手だろうが、性さんとあたしがやられるわけがねえ。江迎ちゃんは黙って見てりゃいい」
やる気満々だなぁ、志布志ちゃん。まぁ、本音を言えば俺一人で十分なんだが……。水は差さないでおいてやるか。一応、喜界島ちゃんには手を出さないように二人に釘を刺しておいたしな。
俺たちは喜界島ちゃんたちが秘密特訓をやってるっていう時計塔に到着した。ここの地下五階・駐車場が連中のトレーニング場所だ。
「時計台か」
「ん? 何か、あるのかい?」
「いや。別に、何も……」
ついこの前
「行くぜ」
俺がそう声をかけて中に入ると、二人も追従する。さぁ、生ゴミ狩りの始まりだ。
○○○○○
地下五階まで力を使ってショートカットする形で行くと、情報通り喜界島ちゃんたちがトレーニングを行っていた。状況を見るに、日之影とシスコン野郎が喜界島ちゃんとプリンスを鍛えてるって感じか。まぁ、それもすぐに台無しになるんだけどな。
江迎ちゃんと志布志ちゃんを引き連れて、颯爽と四人に近付いていく。すると、四人はこちらの方を向き、驚愕を顔に塗りたくったような表情をする。
「よぅ。随分と楽しそうなことしてんじゃねえか。俺も混ぜろよ」
「猿喰…… 性…… !」
プリンスが呆然とした表情で俺の名を呼ぶが、できれば喜界島ちゃんに呼んでもらいたかったぜ。
「キャッキャうふふと楽しそうなのはいいけどよぉ。俺たちとさらに楽しいコトしねえか? なぁ、志布志ちゃん」
俺の呼びかけに志布志ちゃんはニヤリと笑うと左腕を喜界島ちゃんたちに向ける。すると、喜界島ちゃん以外の三人の全身がズタズタに切り裂かれる。
「ガッ!」
「ぐっ!」
「なっ!」
「え?」
突然の事態にぽかんとしている喜界島ちゃんを抱えて、その場から退避する。
「志布志ちゃん。存分に遊んでやれ。俺は喜界島ちゃんと遊ぶ。やばくなったら、手ェ貸してやるから安心しろ」
「心配は要らねえよ。あたし一人で十分だ」
「頼もしい限りだ」
俺がニッと笑いかけると志布志ちゃんも笑い返す。そして、互いにやるべきことをやるために動く。
喜界島ちゃんを抱えて、俺は空き部屋となっている地下十一階の球技場まで一瞬で移動する。ここの元家主は気にくわない奴だったが、今はこの部屋に何の関係もないことだし、何の気兼ねもなくこの部屋を使わせてもらうとしよう。この見通しのいい広い部屋を。
「離して!」
「ん?」
突然腕の中の喜界島ちゃんが暴れはじめる。怪我をされたら困るので仕方なく望み通り離すと、喜界島ちゃんは俺から距離を取ってこちらを睨みつけてくる。
「どうして! どうして、私たちを…… むぐっ!」
どうやら、俺が旦那についたことに何か言いたいことがあったらしいが、口づけで黙らせる。こいつも戸惑いながらも俺と敵対する気が少しはあったらしいが、悪いがそれに付き合っている暇はない。旦那が庶務戦で時間を稼いでくれているとはいえ、稼げる時間などたかが知れている。気付かれて、めだかに来られても面倒だ。ここは早急にすませるに限る。
「悪いな。おしゃべりに付き合ってる時間はないんだ。優しくしてやるから、静かにしてろ」
「あ……」
俺が耳元で囁くと、喜界島ちゃんはあっけなく陥落し、俺に身を委ねる。それを確認した俺は遠慮なくジャージ越しに喜界島ちゃんの胸を揉む。
「んっ、あっ……」
「いい声で鳴くねぇ。だが……」
今まで優しくかつゆっくり揉んでいた両手に力を込める。
「ひゃあぁんっ!」
「悪いがのんびりしてる時間はねえんでな。即行で屈服させてもらうぜ」
口ではそう言うが、心身ともに屈服はとっくの昔にすんでいる。俺に口だけでも敵意を示しているのは、俺を旦那から引き剥がしたいからだ。本来ならば、ここで
だが、やる価値はある。単純に俺がこいつを抱きたいということもあるが、セックスを繰り返すことでさらにこいつらを俺に心服させるのだ。心から服従させるために心も服も剥ぎ取って、俺に対し、より深く想いを抱かせる。
そうすれば、こいつも旦那側に墜ちたも同然となる。もっとも、力を使えばその状況をたやすく作ることもできるから、結局俺がヤりたいだけだと言われれば反論はできないけどな。ただ、それだと物足りないというだけで。
まぁ、結局のところ俺にとっては全てのことに意味などない。モタモタすることに意味などなければ、急ぐことにも意味などないのかもしれん。だが、やると決めた以上、さっさと仕留めてやる。
俺は胸揉みですでに息も絶え絶えの喜界島ちゃんのファスナーを取り去ってブラを露出させると、すぐに下のズボンもずり下ろす。すると、中からなかなかにスタイリッシュな競泳水着が現れる。
「そういや、お前、制服の下に水着着てて鬼瀬ちゃんに怒られたこともあったんだっけか。にしたって、ジャージの下に競泳水着ってのは結構斬新だがな」
俺の言葉に喜界島ちゃんは答えない。というより、答えられるほどの余裕がない。胸だけで相当昂ぶってしまったようだ。おまけによく見ると水着の股の部分が目で見て分かるほどに色濃い。完全に濡れている。これを脱がせて、全裸にした上で挿入してもいいが……。
「それじゃ、つまらないよな。せっかくだから、この水着着させたままヤってやるよ」
「んああぁぁぁっ!!」
俺は水着の股の部分をずらすと露わになった喜界島ちゃんの秘部を右手で触れる。言うまでもなく十分すぎるほどに濡れており、指が難なく中に入っていく。
「あっ、あっ、んぅっ……」
「この分なら、さっさと入れてしまっても問題なさそうだな」
俺はすでに外気に晒していた自身の息子を遠慮なく喜界島ちゃんの性器に突きつける。そのまま、何のためらいもなくいきなり奥まで挿入していく。
「くはぁっ!」
突然の挿入に喜界島ちゃんは息を吐く。口をパクパクとさせ、必死に突如襲ってきた快感に抗おうとしている。
普段なら微笑ましい光景として頭を撫でてやるが、今の俺にそんな余裕はない。喜界島ちゃんの呼吸が整う前に腰を動かす。どうせ、多少手荒い真似をしたところで相手は気持ちよさで最終的に蕩けていくのだから、その辺りはあまり気にしなくていい。
喜界島ちゃんの限界はすぐに訪れる。舌を出して、目を大きく見開き、こちらに抱きついてくる。絶頂を迎える寸前だということを悟った俺は静かに射精の準備をする。喜界島ちゃんの膣内が一気に狭まり、イった瞬間俺は中に射精する。喜界島ちゃんは体を痙攣させ、やがて力が抜けてそのままこちらに寄りかかってくる。
とりあえず、これで一段落だ。あとは……。
「喜界島ちゃん。イった直後で悪いが、一つだけ聞いてほしいことがある」
「はひ?」
喜界島ちゃんは肩で大きく息を吐きながら、虚な瞳をこちらに向けてくる。ちょっとやりすぎたか。だが、この状況では躊躇している場合ではない。
「単刀直入に言う。二週間後に行われる会計戦に出るな」
「え?」
「これは提案じゃない。命令だ。お前を危険な
「…… 分かりました」
先刻までの敵意が嘘のように喜界島ちゃんは従順な態度を見せる。これを見ると、やっぱりセックスして正解だったと思える。
「よし。分かってくれればいい。それなら、戦挙が終わるまでお前をどこかに隠しといてやるよ」
「あ……。気を遣ってくれなくても……」
「いいんだよ。これが俺なりの償いなんだ」
喜界島ちゃんの頭を撫でると、彼女はそれ以上何も言わない。おとなしく俺の手を受け入れる。とりあえず、これで喜界島ちゃんを危険地帯から引き離すことには成功したな。
さて、あとは向こうがどうなっているかだ。
○○○○○
喜界島ちゃんを保護した俺は再び地下五階の駐車場に戻る。すると、野郎三人が志布志ちゃんにズタボロにされている姿が目に入った。
「どうやら、上手くいってるらしいな。志布志ちゃん」
「お、性さん。もう終わったのかい? さすがに早いな」
「まあな」
生返事だけ返して、俺は野郎三人の方に目を向ける。いずれも酷い有様だ。とくに日之影は全身がズタズタにされている。その体でなお、戦意を持って立っていられるだけでも大したもんだ。さすがは英雄様といったところか。
「くっ。最悪のタイミングで帰ってきてくれたな。猿喰くん」
「最悪? 何、寝ぼけたこと言ってんだ? 俺様が帰ってきた時点で、どのみち、てめえらは詰んでるんだよ」
俺は三人を宙に浮かび上がらせて、地面に叩きつける。三人は醜い呻き声を上げる。
「おっと、悪い。志布志ちゃん。手ェ出しちまった」
「別にいいさ。あんたがやることに、あたしが文句をつけるわけねえだろ」
それもそうか。確かに俺が手を出すことに大した問題ではないな。
「それじゃ、ついでにさっさと終わらせちまっていいか? あんま長引かせてもめんどくせえしよぉ」
「いいぜ。さっさと終わらせちまえよ」
「了解」
俺がニヤリと笑うと同時に日之影がこちらに殴りかかってくる。懲りねえ奴だ。
日之影の拳は当然のことながら俺の体に届くことはない。一撃で俺を吹き飛ばそうと目論んでいた日之影は逆に吹き飛ばされた。
「日之影先輩!」
「てめえもボヤボヤしてんじゃねえよ!」
俺は日之影が吹き飛ばされたことで動揺し隙だらけのプリンスにも攻撃を加える。だが、いつものように吹き飛ばしたり、壁や地面に叩きつける技じゃねえ。空気を弾丸に変えて相手を撃ち抜く空気弾をプリンスの全身に叩き込む。
「がはっ!」
それだけでプリンスはあっさりその場にくずおれる。これで少なくともプリンスは終わりだ。
「さて、てめえはどうする? シスコン野郎」
左手を向けながら、地面に膝をつくシスコン野郎に俺は尋ねる。だが、もはやこいつにできることは何もない。こいつの
「どうしようもできないさ。相変わらず君の力は解析できない。だけど……。それで諦める僕じゃない」
「ほう」
そこで俺の右側から日之影が拳を振りかぶって現れる。どうやら、シスコン野郎が気を引いてからの日之影の攻撃につなげるつもりだったようだが、俺には何の意味もねえ。
普通ならかわしようがないレベルまで接近されたが、俺には関係ねえ。拳が俺に肉薄した瞬間に俺は日之影を軽く吹き飛ばす。ついでに四肢の骨をぶち折り、腱を切ることも忘れない。
「がはっ!」
「勝負ありだな」
「日之影くん! ぐっ!」
俺はシスコン野郎を壁に叩きつける。シスコン野郎もプリンスも完全に気絶した。全身もボロボロ。これではどうしようもない。
「終わったな。てめえとシスコン野郎がいなくなれば、めだかに凶化合宿とやらを施せる人間もいなくなる。これで詰みだ」
「……」
「そもそも、俺と旦那に逆らおうっていうのが間違いなんだよ。あの時、おとなしく
「…… せ……」
「あ?」
不意に小さな声で日之影が何かを口走る。聞き返すと日之影はこちらを睨みつけ、大きな声で言う。
「殺せ!」
「やだよ」
「何だと?」
自身の懇願を即座に否定されて、日之影が剣呑な声を出す。だが、そのザマで言われても無様なだけだな。
「確かに殺したところで俺なら無罪を勝ち取るくらい余裕だが懇願されて
俺の言葉に日之影はがっくりとうなだれる。この分じゃ、文字通り心も体も完全に折れたな。おまけにこいつに与えた怪我はこいつの
前回の戦挙に持っていかれたときの反省を生かした形だ。たまには勝利を確信せずに、骨の髄まで相手を叩き潰してみるのも悪くねえ。
「じゃあな。せいぜい病院で悔しがりながら聞いてろよ。てめえら現生徒会が為す術もなく俺たち新生徒会にぐちゃぐちゃにされる試合経過ってやつをよ」
「くっ……」
「行くぜ、てめえら」
言うだけ言うと、俺は志布志ちゃんと江迎ちゃんを連れてその場から立ち去る。これ以上野郎の血でできた血の海なんざ見る気はねえ。これで終いだ。
ちょうど、そこで旦那から庶務戦が終わったという報告が入る。凡人との戦いでは負けちまったらしいが、まぁ、何の問題もない。目的は達せられたんだからな。
「旦那は庶務戦で疲れたからこのまま帰るってよ。お前らはどうする?」
「どうするったってな。別にあたしはこの後用事ねえし」
「私もです」
シケてんなぁ。この年頃なら、夏休みは予定を埋め尽くして遊び明かすもんだが。まぁ、普段から女と遊び明かしまくってる俺が言っても微妙なところはあるけどよ。
「なら、せっかくだから、俺の家で一発楽しんでかねえか?」
「家!? 性さんのですか!!?」
俺の言葉に志布志ちゃんと江迎ちゃんが食いついてくる。やっぱり、憧れの男の家ってのは興味あるもんなのかね。
「おう。何か問題あるか?」
「ないです!」
「あたしもない! つーか、ぜひとも行ってみたい!」
おうおう。すごい食いつきっぷりだな。さすがにこいつは予想外だ。
仕方がない。ここは二人の期待に応えるべく、男としての器ってやつを見せつけてやるとしますかね。