ノンケ提督が艦シーメール鎮守府に着任しました。【R-18サブストーリー】 作:ゔぁいらす
男性のまま艦娘になる道を選び艦娘になるための手術を受け阿賀野という名前での生活にも慣れ始めてきたものの胸が大きくならず豊胸手術を受けることになった阿賀野だったが
豊胸手術を終え鎮守府に戻って数日が経ったが阿賀野は以前までの胸板とは全く違った胸の重さに慣れることができずにいた。
「う〜おっぱい重たい・・・大きいと肩こるってホントだったんだ・・・これ思ってたよりしんどいかも」
その日も仕事を終え彼は自室に戻るや否やベッドに倒れ込んで大きく膨らんだ二つの胸を恨めしそうに見つめる。
胸が大きくなってからというもの彼の生活は一変した。
初めは自分の胸が大きくなり更に女性に見えなくもない容姿を手に入れ鏡に映った自分の変わり果てた姿をどこか懐かしく思ったり本当の自分になれたような気がしたり浮足立っていた。
しかし歩くたび胸がぶるんと揺れて遠心力で皮膚が引っ張られるような感覚、そして重さで肩に今までになかった負荷が押し寄せてくる。
今まで僅かに膨らんでいて乳首も女性化しつつあったものの男の胸板に過ぎなかった彼が乳首が擦れることを気にして身につけていたブラジャーはサイズも合わなくなってしまった。
それからというもの手術を受け終えた際に支給された今のサイズに合った一枚のスポーツブラが手放せない。
下着だけでなく今まで買った服は胸がキツくなり中でも制服は胸が膨らんだせいで布の面積が足りずに持ち上がり、今まではなんとか腹まで隠せていたのだが今ではどうしても下腹がちらりと見えてしまう。
それを鎮守府の上司である高雄に相談してみるとどうやら阿賀野型の制服は下腹が見える方が正常らしく、それを聞いた阿賀野は仕方なく受け入れざるを得なかった。
しかし阿賀野が最も頭を悩ませているのは胸が大きくなった事によって起こった生活ではない。
「ふぅ・・・めんどくさいけどこれも綺麗になるためだし今日もやらなくっちゃ・・・」
阿賀野はそうつぶやきゆっくりとベッドの上で身体を起こしあぐらをかくおもむろに自分の胸を揉み始めた。
「んっ!いっ!これっ・・・絶対変だよね・・・・?こんな事しなきゃいけないなんて恥ずかしいし・・・それに・・・ひぅっ!結構大変だし」
これが今の彼を最も悩ませている事だった。
これはただ胸を揉んでいる訳ではなく胸に入っているシリコンを定着させ、形が悪くならない様毎日欠かさず胸を揉みほぐすようにマッサージしているのだ。
阿賀野の胸に入れられたシリコンは一般的に豊胸に用いられるそれとは違い、高速修復材で出来た特殊なシリコンだ。
そんな半固形状の高速修復材を胸に入れる事によってじわじわと高速修復材が胸に溶け出しその艦に最適な胸の形へと施術者の胸をゆっくりと作り変え最後には完全に乳房と同化して本物の乳房へと変わっていく。
そのため形が悪くなると手の施し様が無くなる為必ず行うようにと阿賀野の艦娘化、そして豊胸手術を執り行った施設の施設長である芹元にやり方を教わった上で念を押されていた。
形崩れを予防するだけでなくマッサージをすることによって胸に高速修復材を馴染ませ浸透させることで胸にシリコンが同化するまでにかかる期間が短くなるメリットもあると説明された。
そのため渋々恥ずかしながら膨らんだ胸を教えられた通りに揉むことが日課になっているのだ。
揉むと柔らかくも弾力のあるそれが自分の胸に付いている物だということを触覚を持って感じ、
胸を揉む度胸の中に入れられた柔らかいゴムボールのような異物が胸の中でむにむにと動く異物感、そこから滲み出す何かそして肌や胸にその異物が当たり痛いような気持ち悪いようなくすぐったいような形容しがたい感覚が阿賀野を襲う。
そんな感覚や自分の胸を揉み胸の中の異物感や胸の感覚にどうも慣れず、もっといい方法は無いものかと頭を悩ませていたのだ。
「・・・んっ・・・あっ♡やだ・・・変な声も出ちゃうし変な感じだし・・・んぅっ♡早く本当のおっぱいになってくれないかな・・・・というか本当にこんな事でシリコンが本当におっぱいになるの?」
胸を揉む度息や声にならない声が枯れの口から漏らしながら阿賀野は日課の胸のマッサージを終えた。
「はぁ・・・はぁ・・・このくらいすれば良いんだよね?なんかちょっと痛いしくすぐったいし気持ち悪いし結構キツい・・・艦娘になるって大変なんだ・・・」
今まで自分が出会ってきた男性の艦娘を見るに手術さえすれば身体は女性的な物に自然と変わっていくものだと思っていた阿賀野はそんな予想と現実のギャップの中で戸惑いを隠せずにいた。
「はぁ・・おっぱいって結構邪魔だなぁ・・・変に敏感だし思いし・・・立ちションするときも下の方見えにくいし・・・」
阿賀野はまたベットでごろんと横になるとそんな不満を一人口に出した。
すると
「うんうん!わかるの」
阿賀野しか部屋には居ないはずなのに何故か聞き覚えのある声がして声の方に振り向いてみるとドアがアイておりその先にこの鎮守府での先輩である伊19が立っていた。
彼女・・・いや彼も一見女性の様に見えるが阿賀野同様に男性の艦娘で、この鎮守府では阿賀野の先輩にあたる潜水艦の艦娘である。
「きゃぁ!?い、イクちゃん!?入る時はノックしてよ‼」
伊19ことイクがいつの間にか部屋に居たので阿賀野はびっくりして声を上げた。
「ちゃんとノックしたのー!でも返事もないしドア開けてみたら取り込み中だったみたいだから黙って見てたのね。むふふー豊胸した後から元気ないと思ったらそういう事だったの・・・」
イクにずっと自分の痴態(厳密には痴態でないのだが彼的に他人に見られてしまってはそう見えてしまっても仕方ない思っている)
を見られていたことを知った阿賀野は顔がかぁっと熱くなり涙がじわりと滲み出す
「い、イクちゃん・・・?全部見てたの?」
「にひひ・・・途中からなの・・・べ、別に覗こうとか下心とかそんなつもりじゃなくてただ用事があっただけで・・・本当に気付いてなかったの?いやぁ〜イクの潜水艦娘としての隠密スキルが発動されちゃってたのかもしれないのね・・・あはは・・」
阿賀野の今にも泣き出しそうな顔を見たイクは必死に弁明を試みるが彼のスクール水着姿の下腹部は僅かにふっくらと膨らんでいた。
彼も一応は男。
阿賀野が胸を揉んで悩ましげな息を漏らして悶える姿に反応してしまったようだ。
阿賀野はそんなイクの膨らむ下腹部を見て更に顔を赤くする。
「もーイクちゃんのエッチー!!!!」
「ごっ、ごめんなのー!これは男として仕方なくて・・・そう!せーりげんしょーなの!!阿賀野ちゃんだってわかるでしょ?」
「そりゃわかるけどこっそり入ってきてあんな恥ずかしい所見て勃起させるなんてひどい!イクちゃんのノゾキスケベ!!これじゃあもうお婿・・・お嫁に行けないよ!!」
阿賀野は枕元にあった枕やぬいぐるみをイクに投げつけた。
「わっ!ちょ・・・阿賀野ちゃん落ち着くの!許してなの!!今度の休みにパフェおごってあげるから!」
「・・・ほんと?」
イクの言葉で阿賀野の手がピタリと止まった。
彼は艦娘になってからというもの食欲が以前よりも増していて元々甘いものは嫌いではなかったが今では目がない程になっていた。
それにこの付近で食べられるスイーツと言えば歩いて20分ほどかかるスーパーマーケットに置いてあるプリンくらいだ。
そんな彼にとってイクのその言葉は非常に魅力的なものだった。
「ホントなの!!好きなの頼んで良いのね!」
「・・・いちごのマウンテン盛り盛りパフェでも?」
「う・・・・うん!良いの!!こうなったのはイクが悪いんだしそれくらい持ってけドロボーなの!」
「やったぁ!イクちゃんだいすき!!」
阿賀野は何事もなかったかのようにイクに抱きつく
(あれ・・・?阿賀野今無意識に泣き落としでパフェゲットしちゃった?涙も武器にできるなんて本当に罪な女の子になっちゃったみたい・・・!)
阿賀野はイクに抱きつきながらこっそりムフフと小さな笑みを浮かべた。
「よかったの・・・ふぅ・・・」
(まさかあんなに泣かれるとは思ってなかったけどまさかパフェでこんな機嫌が良くなるとは思ってなかったの・・・・阿賀野ちゃん現金だけどチョロくて可愛い後輩なの・・・!痛い出費だけどしかたないのね!)
イクは阿賀野の考えていることなど知るよしもなく抱きつかれながらそう思うのだった。
「あっ、そうそうところでイクちゃん?用事って」
「ああそうなのわすれてた!愛宕にそろそろご飯だから呼んでこいって言われたの。ご飯冷めると愛宕が怒るのね」
「えっ、もうそんな時間!?」
「そうなの。今日はカレーなのね」
「カレー!?そっかもう金曜日なんだ。最近一週間が早いよ」
イクのその言葉を聞いて阿賀野の空腹が加速していく
この鎮守府では愛宕が毎日丹精込めて料理を作っているのだがそれが非常に美味しく阿賀野はこの鎮守府の食事を気に入っていて、中でも金曜日のカレーは毎週気を利かせていつも違う物が出てくるので阿賀野の密かな楽しみだった。
「それだけここでの暮らしに慣れてきたってことなの。さ、早く行くのね!」
「うんっ!」
イクに連れられて食堂へ向かうと愛宕、高雄、長門、陸奥の四人が既にテーブルについている。
「おそくなってごめんなさーい・・・あれ?長門さん。それに陸奥さんもこんばんは!ここで夕飯なんて珍しいですね」
阿賀野は長門と陸奥に少しよそよそしく挨拶をした。
「ああ。久しぶりに彼・・・いや愛宕のカレーが食いたくなってな。」
「そうなのよぉ〜長門が食べたいって聞かなくって今晩はごちそうになりに来たの」
この二人はもう既に鎮守府を退役しており鎮守府の近所で一般人として生活をしていが鎮守府の艦娘の数も少ない為二人は今でも鎮守府の手伝いにやってきている。
しかし夜まで居ることは稀でいつもは昼頃には自分達の仕事に戻るのだが彼女等も愛宕の料理の味が忘れられないようでこうしてたまに夕飯を食べにやってくるのだ。
「さ、これで全員揃ったわね。今日は愛宕特性バターチキンカレーとウエッジカットのフライドポテトも作ったわ!さあ召し上がれ!」
愛宕と高雄がテーブルにカレーと皮を残し太めにカットされたフライドポテトを並べた。
そして全員に行きとどくのを見計らうと
「それじゃあ・・・いただきます」
と一斉に言ってから思い思いに配膳されたカレーやフライドポテトを食べ始める。
「今日はいつもよりにぎやかだから奮発してポテトも作っちゃったの。さあ今日は呑むわよ〜!あっ、おかわりはセルフサービスでね」
愛宕はカレーを美味しそうに食べる他の艦娘たちを嬉しそうに見つめて酒瓶を取り出した。
広い食堂で一つのテーブルを六人で囲むその様は些かにぎやかとは言い難いものがあるように思えるがこの鎮守府の正式な艦娘は長門と陸奥を除けば四名しか居ない。
それどころか提督も数年前に行方不明になっていて平時は四人で小さな鎮守府を切り盛りしているのだ。
どう考えても人でが足りていない現状を阿賀野は着任した当時不安に思っていたが今となっては過去の話。
今では随分とそんな生活にも慣れつつあった。
阿賀野もバターチキンカレーを口に運ぶ。
カレーにしては甘くほんのりとトマトの風味がしてゴロゴロとした大きめの鶏肉にはしっかりと中にまで味がしみていて噛むたびに肉汁が溢れ出す。
次に三日月のような形のフライドポテトをつまんでみると皮があることとホクホクとした中身も相まってはしっかりとじゃがいもの味がする。
カレーと共に食べる事で少し甘いじゃがいもの味が引き立って手が止まらなくなる。
阿賀野はあっという間にカレーを平らげその後2度おかわりした。
3杯目のカレーも平らげ阿賀野が満腹感に包まれていると
「なんだよぉ〜俺の酒が飲めねぇってのかぁ?」
酔っ払った愛宕が長門たちに絡んでいた。
愛宕は酒を飲みすぎるといつもこうして人が変わる。
いや素が出ると言ったほうが正しいかもしれない。
「わ、私はこういう場では飲まないことにしているんだ・・・!それにごちそうになってばかりでは悪いし・・・な、なぁ陸奥?」
「え〜いいじゃない。酔った長門もかわいいんだからちょとくらい頂きましょうよ ね?」
「けちけちしてんじゃねぇよ長門〜陸奥もそう言ってんじゃねぇかよ〜」
「し、しかし・・・それに貴方ももう艦娘なのだから言葉遣いにはもう少し気を使って・・・」
「あぁ?別に酒飲む時くれぇいいじゃねぇかよ俺とオマエの仲だろ?」
愛宕から酔う前の面影など微塵もない口調で酒を勧められた長門はたじたじだ。
いつもはクールで冷静な長門は訳あって愛宕に頭が上がらないのだがそれはまた別のお話・・・・
そんな愛宕たちを高雄は呆れた表情で見つめていた。
「阿賀野ちゃんごめんね見苦しい所見せちゃって・・・」
「い、いや・・・もうそれも慣れてきたから・・・」
最初は酒を呑むと豹変する愛宕に驚いた阿賀野だったが酔っ払うたびにこうなるので今となってはそれも慣れてしまっている。
「阿賀野ちゃん阿賀野ちゃん。あんな辛気臭い絡み酒するおっさんは置いといてお風呂行くのね」
「あぁ?誰がおっさんだって!?」
「にひひっ!愛宕が怒った逃げるのね!ごちそうさまなのー!!」
「うわっちょっとイクちゃん!?」
愛宕から逃げるイクに手を引かれ阿賀野は食堂を後にした。
「ふぅ・・・あの人も相変わらずで困っちゃうの」
「イクちゃん・・・なにも阿賀野まで連れてこなくても」
「にひっ!阿賀野ちゃんも共犯なの」
「別に阿賀野は何もしてないよ!」
「そんな些細なことは良いの!明日の予定を考えるの!!」
「明日・・・?あっ、パフェおごってくれるんだよね?」
「そうなの。ついでだし阿賀野ちゃんのブラも見に行くの。サイズ合ってるの今つけてるやつしか無いんでしょ?」
「う、うん・・・」
「それじゃあイクが車出してあげるのね!ついでにお洋服も一緒に選んであげるの」
「ありがと!助かるよ」
「それじゃイクは部屋に戻ってシャワー浴びるのね。また明日なのー」
こうしてイクと別れた阿賀野は部屋に戻り寝支度を済ませてだらだらと一日を終えた。
そして次の日、休暇を使ってイクと阿賀野は車で鎮守府から一番近いショッピングモールにやって来た。
一番近いと言っても数十分かかるほどの距離で、ここまで来るにはいつもイクが車を出していて近場で買い物をできるような場所もないので休暇に買い物をするとなれば大体いつもここと決まっている。
阿賀野は白いワンピースを着たのだがそれも今となっては胸のせいで窮屈に感じてしまう。
そして阿賀野が一番驚いたのはいつもスクール水着一丁のイクが外出する際はまるで別人の様に衣装持ちであったことだ。
いつも出かけるたびに可愛らしい私服を着こなしている。
「イクちゃんが車運転できるって知った時は驚いたけど私服が可愛いのはもっと驚いたよ〜いつもスク水だからさ」
「もー!それじゃ褒めてるのかバカにしてるのかよくわからないのね!折角こんな可愛い姿になれたんだからおしゃれくらいしなきゃもったいないの!それに制服があんなのだから尚更休みのときぐらいはお洒落したってバチはあたんないのね!!」
「イクちゃんそれいつも言ってるよね」
「当然なの!さ、それじゃあさっさとお昼食べて服買いに行くのね!」
「うんっ!おひるはイクちゃんのおごりだったよね?いっぱい食べちゃお〜イクちゃんも早く早く〜」
「ちょっと待つの!パフェはおごるって言ったけど他はおごるとは言ってないのね!でもここはセンパイらしいところを見せてあげなきゃいけないのね・・・・でもあんまり食べすぎないでね?」
意気揚々とショッピングモールのレストラン街へ向かう阿賀野をイクは少し呆れたように見つめて追いかけた。
「ふぅ〜お腹いっぱい!イクちゃんごちそうさまでした」
「うう・・・まさか特盛ハンバーグ定食二人前にパフェまでおかわりするとは思わなかったの・・・・これは今月貯金削るしかないのね・・・」
ファミレスから満足そうに腹を擦りながら出てきた阿賀野の後ろから表情を暗くしたイクが会計を済ませてとぼとぼと出てきた
「阿賀野ちゃん・・・いくらなんでも食べ過ぎなのー」
「仕方ないでしょ?艦娘になってからなんだかすっごくお腹が減っちゃうんだもん」
「そうなの?みんなそんなこと言ってるけどイクは逆に食が細くなったのね」
「そうなんだ。いつもあんまり食べないと思ってたけど昔は違ったんだね」
「そうなの!イクこう見えても昔は大食いだったのね!」
「ふふっ!阿賀野と逆だね」
そんな話をしながらふたりはランジェリーショップへと差し掛かる。
「さー阿賀野ちゃんにピッタリのかわいいブラとショーツ探すのー!」
「ちょ・・・ちょっとホントにここ入るの・・・?」
「当たり前なの!入らなきゃ下着買えないの」
阿賀野も口調や思考が女性的になりつつも男であることには変わりなく店中に女性ものの下着がこれでもかと言うほどに置かれているランジェリーショップに入るのは気が引けて目のやり場に困った様子で顔を赤らめる。
しかしイクは常連の様で同じ男だとは思えないほど堂々としていて店員とも顔なじみなようで軽い会釈を交わしていた。
「そ、そうだけど・・・阿賀野男なんだよ?」
阿賀野は他の客に聞かれないよう小声でイクに囁いた。
「そんなのイクだって同じなの!」
「そ、そうだけど・・・やっぱりこういうところに入ったりしたら変に思われないかなって・・・」
「大丈夫なの!イクも阿賀野ちゃんもこんなに可愛いんだから変に思わないの!思われても骨太のおなご程度にしか思われないから安心するのね!」
イクは自信満々にそう言った。
「それって女装してるってバレてるんじゃ・・・」
「ああもう女々しいの!ここまできて何尻込みしてるの?早くイクのー!!」
「うわっ!ちょっとイクちゃん!?」
阿賀野はイクに背中を押されランジェリーショップへと足を踏み入れてしまった。
目の前に広がるのはブラとショーツを付けたトルソーやハンガーにかけられた数え切れないほどの下着の数々。
今まで身につけはしていたものの下着を買う際通販を利用していた阿賀野はこんなに多数の女性ものの下着に囲まれる事など経験しなかった阿賀野は目のやり場に困り狼狽してしまう。
「ややややっぱり阿賀野にこういうところはまだ早いよ・・・阿賀野は支給のスポブラで良いから」
「この期に及んで往生際が悪いの!それにちゃんとしたブラ付けなきゃせっかくのおっぱいの形も悪くなちゃうの!」
イクはサイズの合っていないスポーツブラをしていた阿賀野の胸をきゅっと揉んだ
「ひゃぅんっ・・・!」
「ほらこんなに締め付けてたら阿賀野ちゃんも窮屈でしょ?ここはイクに任せるのね!店員さーんメジャー借りまーすなの!ほらこっち来るのね」
「い、イクちゃん!?」
阿賀野はイクに手を引かれ試着室へと連れて行かれた。
「ここに入ってしまえばもう大丈夫なの・・・!」
(い、イクちゃんとこんな狭いところで二人きり・・・・!だ、ダメ・・・イクちゃんだって男なんだしこんなドキドキしちゃったら・・・)
しかし阿賀野の視線はイクの服から見える胸の谷間に向かってしまう
「ん〜?もしかしてイクのおっぱい見ちゃってるの?」
「そ、そそそそんなことないよ・・・!」
「嘘つかなくてもいいのね。このきれいな谷間もブラのおかげなのね!ほら!」
イクは襟元をくいっとひっぱり阿賀野に胸元を見せつけた
「いいいいいイクちゃん!?」
「ほ〜らこんなに下着とおっぱい見ただけで顔真っ赤にするなんてやっぱり阿賀野ちゃんも男の子なのね!さ、阿賀野ちゃん早く脱いで?」
「ぬ、脱ぐ!?」
「当たり前なの。そんな下着付けてたらちゃんとしたバストのサイズが測れないの」
「わ、わかったよ・・・」
阿賀野はイクに言われるがままワンピースを脱ぐ
「ふぅ〜む・・・・阿賀野ちゃんまた一段と女らしい身体になってきたんじゃないの?」
「そ、そうかな・・・?まだ手とか喉元とか筋張ってて・・・」
「気にし過ぎなの!さ、早くそのスポブラも取るのね」
「う、うん・・・」
阿賀野はゆっくりと窮屈なスポーツブラを脱ぎ始めるがそのたびに胸の鼓動がどんどんと加速していく
(なんで・・・イクちゃんに裸見られるのこんな恥ずかしかったっけ・・・)
そして脱ぎ終わると阿賀野の顔は火を吹いたように真っ赤になっていた。
「ぬ、脱いだ・・・けど・・・」
「それじゃあサイズ測るのねー!」
「よ、よろしくおねがいします・・・」
「それじゃあイクのー!」
イクはそう言うとメジャーを胸のトップに巻きつける
「ひぁっ・・・!」
メジャーの冷たさに阿賀野は思わずそう声を漏らした
「ごめんなの!くすぐったかったの?」
「ううん・・・ちょっと冷たくてびっくりしただけだから」
「そうなの・・・それじゃあ次はアンダー測るのね〜ふむふむ・・・・これはGってところなのね!」
「じ、G!?」
少し前までただの胸板だった自分の胸が一気にそんな大きさに変わり果てていたことに阿賀野は驚きを隠せなかった。
「阿賀野ちゃんが支給でもらってたブラたしかあれFカップだったはずなのー」
「み、見てたの!?」
「えへへ・・・ちょっとどのくらい大きくなってたか興味あったの」
「もー!イクちゃんのエッチ!で、でもそれじゃあ・・・」
「うん。おっぱいを大きくしたときより阿賀野ちゃんのお胸が成長してるってことなのね!」
「阿賀野の胸が・・・大きく・・・?」
「やっと身体が艦娘に近づいてきたってことだと思うの。まだ大きくなると思うし阿賀野ちゃんはここのお肉もいっぱい付いてるからぁ〜」
そう言うとイクは阿賀野の脇腹をにゅっと摘んだ
「ひゃんえっ!?な、なにするの!?」
「ここのお肉もブラに入れてあげればもっと大きく見せられるのね!きっと新しい提督さんも悩殺できちゃうの!だからもう1カップくらい大きいブラでも良いと思うのね」
「そ、そうなんだ・・・」
「いまからそれっぽいやつ選んできてあげるから待っててほしいの!」
そう言うとイクは試着室から飛び出していき、一人試着室に残された阿賀野はまじまじと鏡に写った以前の姿とはまるでちがう今の自分の姿をまじまじと眺めていた。
「Gカップか・・・私もうそんなになっちゃったんだ・・・」
この姿になって日は立ち、もう見慣れていたと思っていた今の身体だったがイクにからカップである事を告げられると自分の身体が本当に変わってしまったということをひしひしと感じて膨らんだ自分の胸を優しく撫でた。
するよ
「持ってきたのー!」
「うわぁ!い、イクちゃん!?」
イクが何着か下着を持って試着室に戻ってきた。
イクが入ってきたことで再び試着室は窮屈な空間に戻ってしまう。
「うーん・・・阿賀野ちゃんは何色が似合うかな〜」
「えっ、そ、そんな派手なのは阿賀野には似合わないよ・・・!」
「良いの良いの!派手なのも一個くらい持っといたほうがいいの〜イクが買ってあげるからイクに選ばせるの〜」
「そんなぁ〜!」
その後イクは持ってきたブラを阿賀野の胸に当てがっていき阿賀野の意見も少し聞き入れながら3個に絞った。
一つは薄いピンク色で可愛らしいレースのついたもの、二つ目は黒のシンプルなもの
そして・・・
「い、イクちゃん・・・流石にこれは・・・」
「イクが買うんだから文句は言わせないの!気に入らないなら自分ですきなの買えばいいのね〜」
「う・・・そ、そうだけどいくらなんでもこんな派手なのは・・・」
阿賀野が困惑するのもそのはず。
最後の一つは攻めたデザインで胸が更に強調されるものだった。
「それじゃあ決まりなのね!早速試着してみるの〜」
「し、試着!?」
「当然なの!付けてみないとわからないのね」
「で、でも阿賀野こういうタイプのは初めてで・・・」
「イク先輩にまかせてほしいの!まずは長さを調節して・・・うん!このくらいでいいのねそれじゃあつけていくの〜」
イクは慣れた手付きでブラの紐の長さを調節し阿賀野の肩にかけブラを付けていく
「あ、あとはホック閉めるだけでしょ?それくらいは阿賀野でもできるから・・・!」
「ちっちっちーまだなの!仕上げがあるのね、ほら、こうやって胸とその辺りのお肉を寄せて・・・」
イクは胸の中心部に胸やその周辺の肉を寄せ始める
「ひぁっ・・・!い、イクちゃん!?く、くすぐった・・・やんっ!」
今までブラジャーの付け方はなんとか覚えたものの肉を寄せる事を知らなかった阿賀野は急なことで思わず声を漏らしてしまう。
「ちょっとくすぐったいけど我慢するの」
「う・・・うん・・・・ひぅっ」
「あとはこうして・・・ほら出来たの!」
イクに言われて鏡を見てみると重力に負けていた大きな膨らみはすっぽりとブラの中に収められ、さらに谷間もくっきりと出来ている。
「こ・・・これがブラジャーの真価なんだ・・・」
「そうなの!サイズも一回り大きく見えるしイクの見立ては正しかったのね!それじゃあ買ってくるの!店員さーんこれ買うのー!あっ、一つは着て帰るからタグ切るハサミ貸してほしいのねー!」
イクはそう言うとまた試着室を飛び出していった。
(イクちゃんあいかわらずそそっかしい人・・・それにしてもこれが今の俺の・・・・阿賀野の胸・・・)
鏡に映るブラに包まれて今までとはまた違った様相を見せた自分の胸に阿賀野は胸の鼓動を高鳴らせる。
本当ならこんなものを付けている事自体おかしいはずなのにブラジャーはしっかりと彼の胸を包み込み、大きな胸をその中に収めているのだから。
(本当に俺の・・・私の身体なら・・・新しい提督さんは綺麗って・・・可愛いって・・・・それにエロいって思ってくれるのかな・・・それとも男なのに気持ち悪いって言われちゃうかな・・・)
鏡に映る自分の姿を見てどれだけ髪が伸び胸が膨らみ女性の様になっていっても唯一消えない男の名残がパンツ腰に残酷な程膨らんでいる。
そんなちぐはぐな自分たちが春にやってくるという新任の提督に本当に受け入れられるのか?
そんな期待と不安がかれの胸の中に生まれていた。
「阿賀野ちゃーん会計終わったのー!」
「うぉわぁ!!!」
阿賀野の不安を知ってか知らずか突然試着室に戻ってきたイクに驚き少し低めの声を出してしまった。
そんなこんなでイクのおかげでブラジャーを手に入れたがその弊害として今着ているワンピースがさらに窮屈なものになってしまった。
そして文字通りギチギチに張り裂けそうなワンピースを着てイクと共に服を買いに向かっていた。
「うう・・・ブラ買えたのは良いけど胸がきついよ」
「阿賀野ちゃんゴメンなの〜先にお洋服選べばよかったのね」
「そうだけど・・・でもこのワンピース気に入ってたから着れなくなるのはちょっと寂しいかも」
「それなら安心するの!高雄に仕立て直して貰えばいいのね!ああ見えて高雄は服とか自分で作ったりする趣味があるからちゃんと寸法さえ伝えれば着れるように仕立ててくれるのね!」
「そうなんだ・・・お願いしてみようかな」
「そうなの!イクも着せかえ人形みたいに衣装いっぱい着せられて大変だったくらいには作ってくれたのね」
「そ、それじゃあ今の服も?」
「あっ、これはイクが自分で選んだのね。だって高雄の作る服みんなフリフリしすぎててキツイの・・・さすがにあれ着て出かける気にはなれなかったのね・・・」
「そ、そうなんだ・・・」
イクのその言葉に不安を覚えたが阿賀野は着れなくなるよりはマシと今のワンピースを仕立て直してもらうことを決意したのだった。
そうこうしているうちにブティックに着き、阿賀野は試着室でまたイクの選んだ服を何度か試着させられた。
しかし阿賀野は以前から女装させられていた事もあってか下着の時ほど抵抗も無くそれどころかイクに褒められる度まんざらでもない気分になっていった。
「阿賀野ちゃんすっごく良いの!」
「そうかなぁ・・・?新しい提督さんもそう思ってくれるかな?」
「絶対思うの!阿賀野ちゃん美人さんなんだからもっと自信持つの!その可愛さとその凶悪なバストさえあれば鬼に金棒なの!もう男だとか女だとかどうでも良くなっちゃうに違いないのね!」
「そう・・かな・・・そうよね!」
阿賀野はイクに言われて提督に今の自分が受け入れられるかどうかを考えるのを一旦止めることにした。
それより今はイクとこうして服を選んでいることが楽しいと思えてきたからだ。
今はイクとの服選びをめいいっぱい楽しもう。
そうすればもしかすれば新任の提督も似合っていると言ってくれるかもしれない。
「ねえねえイクちゃん?」
「ん?どうしたの?」
「私も・・・お洋服選んでみたいんだけどいい・・・かな?」
「もちろんなの!結局は自分で選んだ服を着るのが一番なのね!」
「うん!それじゃあやってみるね!」
こうしてふたりは時間と本来の性別を忘れて服を選んでいき、やっとのことで数着を選んで購入し、その中で阿賀野が自ら選んだコーデをその場で着て帰ることにした。
「ふぅ・・・いっぱい選んだの〜きっと帰ったら高雄も愛宕もびっくりするのね!」
「きっとそうだよね!だって阿賀野とイクちゃんが選んだんだもん!絶対かわいいよ!」
阿賀野は新しい服を身にまといイクと笑いあった。
しかしそんな時ふと自分が何かを忘れているような気がした。
服を買い忘れたわけでも何かを置き忘れた訳でもない。
もっと大切な何かを忘れているような不安な気持ちがうっすらと彼の心に過ぎったのだ。
「・・・阿賀野ちゃん?どうしたの急に考え込んじゃって」
「えっ・・・!?いやなんでもないよ!」
「・・・それなら良いの。じゃあせっかく可愛い服に着替えたことだし今日はいっぱい遊ぶのね!」
「う、うん!」
阿賀野はイクに連れられショッピングモールの中を渡り歩き、男の頃なら絶対に行かなかったであろう可愛らしい喫茶店でスイーツを堪能したりゲームセンターでプリクラを撮ったりした。
そして日も傾いていき・・・
「はぁ・・・今日はいっぱい遊んだのね!」
「うんっ!こんなに楽しいのは久しぶりかも!」
(楽しい・・・?)
彼は自分の発したその言葉に引っかかった。
(あれ・・・?俺・・・こんなに楽しくていいのかな・・・?)
彼はその時自分がずっと忘れていたものを思い出した。
それは他でもない自分が艦娘になった理由であった。
艦娘になったのはこんな事をする為ではなく自分のせいで死んでしまった両親に代わって弟たちを養うためだ。
それに故郷に残した弟たちは今の自分より孤独で苦しい生活を送っていることだろう。
それなのに両親が死んだ原因の自分がこんなに楽しいなんて思って良いはずがない。
そんな簡単なことすら艦娘として過ごしていた間に忘れてしまっていたことを自分自身が許せなくなった。
「ごめんイクちゃん・・・」
「ん?どうしたの?」
「・・・私・・・やっぱり最低だ・・・」
彼の目からは涙が自然と溢れていた。
急に泣き出した彼を見てイクは驚きを隠せない
「どどどどどどうしたの!?もしかしてイクがあんまり連れ回すから嫌になっちゃった?」
「ううん・・・違うの・・・・私・・・ホントはこんな気持になっちゃいけないのに・・・こんな大事なこと・・・忘れちゃダメだったのに・・・それなのに・・・・それなのに・・・・ダメだな私・・・艦娘になってこんなに涙もろくなっちゃうなんて・・・」
以前なら堪えられていたであろう涙がとめどなく頬を流れ落ちていく。
「あ、阿賀野ちゃん!とにかくイクでよかったら理由を話してほしいの・・・!人がいるのが嫌なら・・・あっ、そうだ!車で話すの!!」
「・・・うん」
イクは泣きべそをかく阿賀野を連れて車に戻った。
そして阿賀野を助手席に残したままイクは少し待っててと言い残してどこかに行ってしまい、一人になった阿賀野は車内でただひたすら弟たちへの懺悔の言葉を呟きながら泣いた。
それからしばらくしてイクが戻ってきて
「・・・うわぁ!ぐしゃぐしゃなの!メイクも落ちてるし・・・でもちょっとは落ち着いたの?」
「・・・・うん」
「ほら。ソフトクリーム買ってきてあげたのこれ食べて落ち着くのね。阿賀野ちゃんいちご好きだったでしょ?ここのソフトクリームすっごく美味しいの」
イクに手渡されたソフトクリームを拒む事もできず受け取った阿賀野は溶かして車を汚すわけには行かないとゆっくり食べ始める。
口に広がる冷たく甘いそれはいつもより染みるような気がした。
「・・・ごめんなさいイクちゃん・・・こんなにしてもらったのに急に取り乱しちゃって・・・やっぱり私・・・最低だよね」
「阿賀野ちゃん・・・急にどうしちゃったの?嫌なら話さなくて良いけど泣いてる理由だけでも教えてほしいの・・・」
「あのね・・・私」
阿賀野は自分が艦娘になった理由の一部始終をイクに伝えた。
両親の結婚記念日に贈った旅行先で両親が深海棲艦の攻撃を受けて死んだ事
そして遺された弟たちの為に紆余曲折を経て艦娘になった事を。
一度話し出すと涙と同じ様に堰を切ったようにあふれる言葉と気持ちを抑えることが出来なかった。
そんな彼の話をイクはただ黙々と聞き続けた、
「そうだったの・・・」
「・・・うん。だから私は・・・・俺はこんな事してちゃいけないんだ。いつの間にか艦娘になれるって言われて身体も心も変わっていって・・・これだけは絶対に忘れたくなかったのに・・・それなのにいつの間にか艦娘でいることを楽しいって思ってた。本当に辛いのは弟たちのハズなのに・・・それなのに俺だけこんなに楽しい思いをするなんて間違ってるよ・・・」
阿賀野は敢えて以前のような口調でイクにそう告げるとイクはそれ以上何も言わず車を走らせる。
彼もあくまで職場の先輩という立場の人間にこんな話をするんじゃなかった。こんな話をされても困るだけだとさらなる自責の念に駆られてしまう。
そんなときふと彼は気がついた。
車は鎮守府とは逆の方向へと走り出していることに
「い、イクちゃん・・・?そっちは鎮守府じゃ」
「わかってるの。今は黙ってるの」
イクにそう言われお互いに何も話さず数十分車は夜の道を走る。
そして車は海の見える港近くで止まった。
「・・・ここは海も夜空も綺麗に見えるの。阿賀野ちゃんが良かったらだけどちょっと夜風に当たるの」
「・・・うん」
イクに連れられ海辺のベンチに腰をかけ海をぼんやり眺めていると
「海・・・少し前まで全国の港が立ち入り禁止になってたなんて思えないくらいに静かできれいなのね。」
イクはそうつぶやいた。
イクの言う通り深海棲艦の進行で漁業や水産業は完全に破壊され、港町の治安は悪化の一途を辿り最も深海棲艦攻撃が激しかった頃には完全に封鎖された港町もあるほどだった。
第二次深海棲艦撃滅作戦のおかげで劇的に深海棲艦の数が減り、行政のサポートが始まったおかげでこうして港町にも活気や治安がもどり始めているのだ。
「・・・イク海が好きなの。海だけじゃない。こうして海の周りで生きている人たちやその雰囲気も好きなの。阿賀野ちゃんは?」
「好きとか嫌いとか・・・そんな風に考えたことなかったな・・・」
「そうなの・・・それじゃあ深海棲艦は憎いの?」
「・・・」
イクの問いかけに阿賀野は答えることが出来なかった。
元々海から遠く離れた場所で暮らしていた彼にとって深海棲艦の出現はあまり現実的な物ではなく、艦娘の登場という人類が防御策を手に入れたことで彼が深海棲艦によって受けた影響はあまりにも少なかった。
そんな彼が初めて直面した深海棲艦からの被害。
それこそが両親の死だったのだ。
しかしその仇の深海棲艦も既に駆除されており憎しみを向ける相手もおらずただただ彼は自分自身を攻め続けるしかなかった。
「イクもね港町の生まれなんだけど深海棲艦に親父とじいちゃんを殺されたの。直接殺されたのは親父とじいちゃんだけだったんだけどそのせいで早くに死んだ母さんの代わりに育ててくれたばあちゃんも死んじゃって・・・気がついたら艦娘になってたの」
「気がついたら?」
「うん。イク、それから密猟に手を出してね、深海棲艦が出る侵入禁止海域で貝とか魚とか取って荒稼ぎしてたんだ。そしたら深海棲艦に襲われちゃって・・・」
「襲われた!?」
「うん。それでああ・・・オレも死ぬんだなーって思って目が覚めたら何なのこの青い髪!それ声も喋り方も変なの!!!って具合に艦娘になってたって訳」
「ええ・・・・」
阿賀野はイクの話が信じられず首を傾げる
そんな阿賀野を見たイクは必死に事実であると主張した。
「ホントなの!後で聞いたんだけど瀕死だったイクに適正があるって分かって艦娘にして一命をとりとめさせたらしいのね。それでねひどい話急に戦えって言うの!もちろんイクは断ったの。こんな姿にしろなんて頼んでないのね!ってでもね・・・」
「でも・・・?」
「イクが密猟してるのがバレちゃってこの姿のまま刑務所行きか艦娘として第二の人生を歩むかって半ば脅迫じみた二択を迫られたのね・・・流石にこんな身体で男性刑務所にぶちこまれるのもたまったもんじゃないと思ってイクは艦娘になったの」
「・・・後悔はしてないの?」
「後悔?むしろ無罪放免になったんだから良いの!それにイクたちが頑張ったからこうやって静かな海が徐々に取り戻されて行ってるって思うとそれもそれで悪くないかなーって思うのね!」
そう言った夜の街灯の薄明かりで照らされたイクの顔は誇らしげに見えた。
「それに辛さはみんな違うけど多かれ少なかれみんな辛いものなの。きっと阿賀野ちゃんが艦娘になってる事を知っても弟さんたちは怒らないしまず阿賀野ちゃんのことも憎んでないとおもうのね。イクよく知らないけど遺族艦娘の身内が受けれるサポートとかもあるんでしょ?それなら阿賀野ちゃんも頑張って艦娘やらなきゃなの!」
「で、でも・・・だからってこんな遊んだり惚けるのは違うと思って・・・」
「ちがうくないの!それも含めて艦娘なの。ずっと張り詰めたままじゃきっと何処かでぷつんと切れちゃうからこうして息抜きするのも大切なの!それならその息抜きも全力で楽しむのがこの姿になったイクたちの義務だと思うのね!だからそんな思いつめなくてもいいの。阿賀野ちゃんはよくやってるの」
イクはそう言って阿賀野の頭を優しく撫でた。
彼は初めて自分が艦娘であって良いと肯定され、気持ちが少し軽くなったような気がした
「イクちゃん・・・」
「今はわからなくても良いの。阿賀野ちゃんの傷が癒えるまでゆっくり艦娘として生きていけばいいのね。余裕が出てきたら辛い過去とも向き合えるようになるの」
イクは優しく彼にそう言葉をかけた。
「ありがとうイクちゃん・・・俺・・・私今は自分が艦娘だって弟たちに打ち明けるのも怖いし合わせる顔も無いけど・・・いつか胸を張ってお兄ちゃん頑張ったんだぞって言えるように艦娘として頑張るよ!中途半端だったらそれこそ弟たちに叱られちゃうかも・・・」
「その意気なの!イクは阿賀野ちゃんをずっと応援してるのね。いつか阿賀野ちゃんの心の傷が少しでも楽になる日が来れば良いね」
「・・・うん!」
「それじゃあもう遅いし帰るの。ごめんねこんなところまで付き合ってもらって」
「ううん・・・イクちゃんを付き合わせたのは阿賀野の方だよ・・・ごめんね」
「気にしなくていいの!だれでも始めたての頃は不安なものなのね!」
そうしてふたりで車に乗り込みエンジンをかけようとするが車にエンジンがかからない
「・・・あれ?かからないの・・・ああもうこのオンボロ車!なんでこんなとこで動かなくなるのー!!だからいい加減新しい車を申請しろってあれほど言ったのに・・・・」
「えっ・・・それってマズイんじゃ・・・」
「はぁ・・・そうなのね。こんな時間じゃ修理もできないし・・・あっ、そうなの!」
イクは携帯電話を取り出し鎮守府に電話をかけ始めた
「あーもしもし高雄〜?イク、イクイクイクなの〜カクカクシカジカで〜うんそうなの・・・と言うわけで明日伊19、阿賀野二名の有給を申請しまーすじゃあバイバーイ」
見るからにイクは一方的に有給を申請して電話を切った。
「い、イクちゃん・・・?大丈夫なの?」
「大丈夫なの!明日にはレッカーで運んでくれるらしいし元はと言えばこんなオンボロ車をそのまま使い続けてた方が悪いのね!それじゃあ今日はこのへんで泊まるの」
「・・・泊まる?」
「この辺りには良くサーフィンしに来るから近所にある宿泊所の場所も知ってるのね」
「えっ、イクちゃんサーフィンなんかやってるの!?」
「だっていつも潜ってばっかりじゃ飽きちゃうのーイクだって水の上をシャーって走りたいのね!」
「そ、そうなんだ・・・」
「まあその話はまた今度!それじゃあこっちなの!ついてくるの!」
車を降りてイクに連れられ歩くこと十数分そこにはこじんまりとした真新しいホテルが建っていてイクは慣れた様に手続きを済ませふたりは部屋へ通された。
「あ”ぁ〜やっとゆっくりできるのね〜」
イクは汚い声をだしてベッドに飛び込む
「い、イクちゃん・・・そんな声出しちゃ・・・」
「良いのね別に・・・阿賀野ちゃんしか見てないし」
「そ、そうだけど・・・」
「それじゃあ・・・コホン・・・先にシャワー浴びてこいよ・・・・なんちゃって!」
イクは少し声を低くして阿賀野にそう言った。
阿賀野はそんな声を聞いて胸をドクリとさせる。
「も、も〜!からかわないでよ」
「あははははは!阿賀野ちゃんまた顔真っ赤にしてるのね。疲れてるでしょ?先にシャワー使ってくれて良いの。イクはすこしここでゆっくりしてるの〜」
「う、うん・・・ありがと」
阿賀野はイクに言われ逃げるようにユニットバスへ駆け込みシャワーを浴び始めた
「ふぅ〜色々あったし疲れちゃった・・・そう言えば私・・・イクちゃんの事女の子として見てるのかな・・・それとも男の子として・・・?」
イクとは同性の先輩として付き合ってきたはずだった。
しかし阿賀野はイクの胸に目が行ってしまったりとどうしてもイクのことを女性として見てしまっているフシがある。
「私・・・男のままじゃだめなのに・・・こんなのじゃ提督さんに気に入ってもらえないよ・・・男のままじゃ・・・」
阿賀野は身体や心が女性化していく中未だに自分の中にある男としての欲望が拭い去れない事を痛感する。
「阿賀野はせめて心だけでも女の子にならなきゃ!それで新しい提督さんを籠絡して既成事実をつくって弟たちに楽な暮らしをさせるんだ!そしたら・・・・そしたら弟たちも俺のこと・・・認めてくれるよね?」
阿賀野は鏡に向け自分に言い聞かせるようにそう呟いた。
そしてシャワーを浴び終え置いてあったバスローブに着替えるとイクが寝転がっているベッドに腰をかけた
「あっ、阿賀野ちゃんどうしたの〜?」
「ねぇイクちゃん・・・なんだか熱くない?」
阿賀野は艶かしい声を出し胸を強調するようにイクに見せつける。
「あ、阿賀野ちゃんどうしたの?」
「あのね・・・阿賀野、イクちゃんになら抱かれても良いって思ってるの。私の艦娘としての初めてもらってほしいな・・・そしたら私・・・女の子になれる気がするから」
阿賀野はイクの股間を撫でてさらに誘惑をする。
こうしてイクに抱かれることによって男である事を完全に捨て去ろうきっとそうすれば新しい提督も喜んでくれるだろうと阿賀野は思ったからだ。
「ねえ・・イクちゃん。私を女の子にして?」
阿賀野はイクの耳元で囁いた。
これも男娼をして稼いでいた時の経験と今の自分の容姿ならばイクはきっと落ちるだろうと思ったからだ。
しかし
「・・・阿賀野ちゃんダメなの」
「イク・・・ちゃん?」
「そんなかんたんに初めてをイクなんかに捧げちゃダメなの!艦娘としての初めてはイクなんかより大事な人のために取っておいてほしいのね」
「そ、そうだよね・・・!ごめんね急に変なこと言って」
「あと女の子にしてほしいって言ってたけど無理に女の子になる必要なんて無いの!阿賀野ちゃんは今のままでも素敵なの!」
「で、でも・・・身体がどうにもならない以上はせめて中身だけでも女の子にならなきゃ・・・・」
「阿賀野ちゃん、そんな男とか女とかに拘らなくていいの。イクたちはどっちでもあるけどどっちでもない。それは言い換えればどっちも好きになれるってことなの。さっきも阿賀野ちゃんイクのおっぱい見て顔赤くしてたしそんな阿賀野ちゃんのままでも良いとイクは思うの。阿賀野ちゃんは阿賀野ちゃんなの。そんな気の迷いで自分の一部を否定するのは良くないのね!」
「イクちゃん・・・」
「それに口ではそう言っても身体は正直なの」
イクの目線は阿賀野の股間に向かっていた
阿賀野の股間はもっこりと膨らんでいてバスローブを肉棒が持ち上げている
「こ、これは・・・・」
「隠さなくても良いの」
「だ、だって艦娘なのにおちんちん扱いてたらおかしいでしょ?」
「おかしくないの。だって阿賀野ちゃんもまだ盛んな年頃の男の子なんだからそんなの当然のことなの」
「で、でも・・・」
「ああもうまどろっこしいのね!そのまま座ってるの!」
そう言うとイクはベッドから降りて阿賀野の足元に座った。
「ほら・・・阿賀野ちゃんのおちんちん見せるの」
「やっ・・・!イクちゃんだめ!」
イクは膨れ上がるバスローブをめくるとそこから勃起した阿賀野の肉棒が姿を表す
「はぁ・・・阿賀野ちゃん結構良いサイズしてるのね」
阿賀野はイクにそう言われ恥ずかしそうに黙り込んでしまう。
「それじゃあ・・・えいっ!こうするのね!!」
次の瞬間イクは服を脱ぎ胸を露出させ阿賀野の肉棒をその柔らかな二つの膨らみで挟み込む
「ひゃぁっ・・・!!イ、イクちゃん!?」
「ふふ〜ん・・・こんなケダモノ放置しておくわけにはいかないからイクが一発ヌイてあげるのね!このホテルは準備が良いからこういうのも用意してくれてるの〜」
イクはそう言うとベッドの下からローションを取り出しおもむろに胸とそれに挟まれた肉棒に垂らし始めた。
「んぁっ♡」
ひんやりとしたローションをかけられた阿賀野はビクリと身を縮こまらせ声を上げる
「阿賀野ちゃんかわいい声出すのね・・・もっと聞かせるの♡えいっ♡どう?イクのパイズリ気持ちいいの?」
イクは胸を両手でぎゅっと抑え上下に動かし始めた。
ローションのおかげでヌルヌルと胸の中で肉棒は上下に上下に動いていく
「あっ♡あぅっ♡イクちゃんっ♡そんなダメだよぉひゃぅっ♡お”ほっ♡」
阿賀野は急なことで余裕がなくなり低い声をあげてしまう。
「あっ♡今気持ちよかったのね!これはどぉ?えいっ♡」
「んぉっ♡イクちゃんっ♡それだめっ♡変な声出ちゃうからぁ」
「ふふ〜んイクだって男だから弱いところくらいわかるのね!イクのパイズリでイかせてあげるから気持ちよくなってほしいのね!」
イクの弱いところを的確に攻めるパイズリはここ1ヶ月以上オナニーすらしていなかった阿賀野にはひとたまりもなくその快感の虜になってしまう
「おぉ”っ♡イクちゃんっ♡それ良いっ♡おちんちん変になるぅ♡ほぉぉぉぉ♡」
「ほらっ♡男の子も良いものでしょ?はやく出して楽になるのね」
「あっ♡あぉっ♡出るっ♡今までしてなかった分の阿賀野の男の子の部分出ちゃうっ♡イクちゃんにパイズリされて絞り出されちゃうぅぅぅぅ♡お”っほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♡」
阿賀野はそう声を上げると肉棒からどろりとした精液をイクの胸にぶちまけ、その一部が勢い余ってイクの顔にも飛んでいった。
「ひゃぁっ♡すごい勢いだしすごい匂いなの・・・・!阿賀野ちゃんそうとう溜まってたのね♡」
「はぁ・・・はぁ・・・イクちゃんのパイズリ・・・すごいぃ・・・」
「でも阿賀野ちゃんのおちんぽまだ満足してないみたいなの!」
「えっ・・・?」
イクに言われて見てみると射精したばかりだと言うのにまた肉棒は硬さを増して行っていた。
「や、やだ!さっきあんなに射精したのにまた勃起しちゃうなんて・・・こんなの艦娘失格だよぉ・・・」
「大丈夫なの!阿賀野ちゃんだって男なの!そりゃエロい気分になったら射精だってするのね。」
「そ、そうかな・・・」
「高雄と愛宕だってムラムラしたらいつもふたりでやってるのね!」
「えっ、そうだったの・・・?」
イクから明かされた衝撃の真実に阿賀野は唖然とする。
同時にどちらも男であることはもちろん知っていたが立ち居振る舞いも女性らしい高雄、そして酔うとおっさんみたくなるもののあざとい愛宕のふたりでさえ今の自分と同じ様に男の欲望を捨てられていない事を知りどこか安心を覚えた。
「そうなの!だから男であることを辞める必要なんてないのね!だから・・・演習射撃じゃなくて実戦もしてみない?」
イクはそう恥ずかしそうに言った
「えっ、なにそれ・・・」
「もう説明させないでほしいの!イクのお尻マンコで阿賀野ちゃんの男の子の部分をもっと気持ちよくしてあげるって言ったの!」
「えっ、でもさっき初めては大事にしろって・・・」
「イクはもう初めてじゃないから大丈夫なの!ちょっとまってて!」
イクはそう言うとトイレに駆け込んでいった。
それからしばらくして
「準備できたの!ほら・・・イクのお尻マンコ・・・いっぱい使ってくれていいのね」
イクはベッドに仰向けになると縦に割れたアナルを指で開いてみせた。
男娼として汚い男の尻を嫌々犯していたこともあった阿賀野だったがそんなものとは比べ物にならないほど柔らかそうで彼の欲望は身体を動かしていた
「ほ、本当に良いのイクちゃん・・・?」
「良いの!イクも阿賀野ちゃんのその大きいおちんぽ入れてみたいのね!愛宕と高雄のは大きすぎて裂けそうだしちょうど良さそうなサイズなの!」
「それって褒めてるの・・・?それじゃあ入れるよ・・・?」
阿賀野は恐る恐るイクのアナルに肉棒を近づけ招き入れられるように中へと挿入する。
「んっ・・・・はぁっ♡阿賀野ちゃんのが入ってきてるっ♡入ってきてるのっ♡」
イクのアナルはズブズブと阿賀野の肉棒を受け入れ、そして締め付けていく
「おぁっ♡イクちゃんっ♡イクちゃんのお尻締め付け凄いっ♡腰が勝手に動いちゃうよぉ・・・」
阿賀野は取り憑かれた様に腰を動かし始める。
「はぅっ♡阿賀野ちゃんがっつきすぎなの!やっぱり男の子なのね・・・あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡おしりっ♡おしり打ち付けられておかされてるのぉ♡」
パンパンパンと肉と肉が打ち付け合う音と二人の雄叫びのようなものの混じった嬌声が部屋に響く。
二人の雄は胸にぶら下げた大きな胸を揺らしながらお互いの雄の部分と雌の部分を求めあう
「あっ♡良いっ♡イクちゃんのお尻マンコいいのぉ♡こんな気持ちいいおしりはじめてぇ♡」
「阿賀野ちゃんっ♡もっと奥まで突いてぇ♡そこっ♡そこなのぉ♡そこもっとごりごりしてほしいのぉぉぉぉ♡」
「イクちゃんっ♡こんな大きいおっぱいぶら下げながらお尻犯されてちんちんから我慢汁垂れ流してるなんてすっごくエロいよぉ♡お”ほぉっ♡いいっ♡さっきのお返しっ♡どっちも攻めちゃうもんっ♡」
阿賀野は腰を動かすたびに揺れるイクの皮の被った肉棒と左の乳房をてで攻め始めた。
「んゃぁぁぁぁぁぁ♡おっぱいとおしりとおちんちんぜんぶ責められたらイク変になるぅぅぅ♡」
「あっ♡いくちゃんっ♡変になっていいよ♡一緒に変になろっ♡んじゅっ・・・んじゅっじゅっ♡んっむぅっ♡」
阿賀野はそのままイクを抱き寄せキスをした。そしてイクの揺れる胸に自分の胸を密着させ更に身体を上下に動かす
「んっ・・・むぅぅ♡阿賀野ちゃ・・・ひゃんっ♡イク・・・先輩なのにぃ♡ひゃぅっ♡もっとう先輩として阿賀野ちゃんをリードするつもりだったのにぃ♡阿賀野ちゃんにガン掘りキスされてイきそうになっちゃってるのぉ♡」
「イクちゃんっ♡イクちゃんっ♡まだイっちゃダメだよっ♡阿賀野ももうすぐだから・・・お”っ♡いっしょにっ・・・あんっ♡一緒にイこっ♡」
そして二人に絶頂の波が押し寄せていき
「あっ♡あんっ♡阿賀野ちゃん来てっ♡イクのお尻マンコに阿賀野ちゃんの濃厚なザーメンいっぱい出してぇ♡」
「お”っ♡出るっ♡イクちゃんのケツにいっぱい精液だしちゃうっ♡イクっ♡イクちゃんのケツでイクっ♡俺っ・・・・♡阿賀野っ♡艦娘なのにっ♡ケツマンガン掘りしておちんちん射精しちゃうぅぅぅぅぅぅぅ♡」
そして阿賀野の肉棒から放たれた精液はイクの中へとどくどくと注がれ、それと同時にイクの肉棒からも勢いよく精液が放たれた。
「はぁ・・・♡はぁ・・・♡イクも久々だったけどおしりとおちんちんとおっぱい全部でイッちゃったの・・・♡こんなに気持ちよくなれるから男の艦娘も悪くないでしょ?」
「はぁ・・・はぁ・・・そうだねイクちゃん・・・♡イクちゃんのお尻すっごく気持ちよかった・・・♡阿賀野の男の子の部分が勝手に出てきちゃった・・・ねえ。これってホモなのかな・・・?」
「わからないの。たしかに性別だけ見ればそうかも知れないけど・・・でもイクは阿賀野ちゃんの事女の子としても好きなの。だから白黒付ける必要はないと思うのね」
「・・・そっか。そっちのほうが私達らしいかもしれないね。イクちゃん大好き・・・」
「阿賀野ちゃん・・・」
二人は再び抱き合ってキスをしてそのまま今日の思い出話なんかをしながら眠りについた。
次の日
レッカーが来る約束の時間までにシャワーを浴び服を着替えチェックアウトを済ませ、二人は鎮守府への帰路につくことが出来た。
その帰り道
「ねえイクちゃん」
「阿賀野ちゃんどうしたの?」
「私、吹っ切れちゃったかも。男とか女とか今の身体になった私はよくわからない。でもそんなよくわからないのが今の私達だって。だから新しい提督さんにも男の私も女の阿賀野もどっちも好きになってもらえるように努力するよ!」
「そうなの。そういうのは深く考えない方がいいのね!それと・・・イクも吹っ切れたことがあるの!イク・・・艦娘やめるの!」
「えっ!?」
「イク元々もう艦娘辞めて良いって言われてたんだけどやりたいことが見つからなくって鎮守府に残ってたの。でもやりたいこと見つかったの!」
「何?」
「イク・・・ショップ店員になりたい!男とか女とか関係なくその人に似合う服を探してあげたいの!阿賀野ちゃんのおかげでやりたいこと見つかったのね!」
「イクちゃん・・・」
こうして二人の艦娘はそれぞれの道へ向けて歩き出す事になった。
そして時は流れ
「大和田だ。これからよろしく」
新任の提督が阿賀野にそう言って手を差し伸べた。
「よろしくおねがいしまぁす♡」
阿賀野は少しあざと目に手を握り返すと提督は目を泳がせていた。
どうやら彼には女性への耐性が無いらしい
(年下とは聞いてたけどなんだか頼りなさそうでウブそうな人・・・阿賀野のこと男だって知っても嫌わないかな・・・そうだ!早速後で少しちょっかいかけてみよっかな〜阿賀野が男だって知ったらどんな顔するかな〜たのしみ!)
阿賀野はそんな新人の提督を見て心のなかでニヤリと笑みを浮かべるのだった。
ノンケ提督が艦シーメール鎮守府に着任しました1話に続く