※この作品はR-18です。

新妹魔王の淫らな転落   作:戸隠ヒガラ

29 / 53
毎晩男に身を売り続ける万理亜は、とある地下空間に迷い込む。
そこで目の当たりにしたのは、姉の運命決定の瞬間と、予想外の人物だった。
姉と妹と、陥落したサキュバスの物語。


Ⅳ 三匹のサキュバス

「ああぁ♥ んひぃっ、はがっ……」

 

 万理亜は真夜中の路地裏で、とある男と性行為をしていた。

 彼女は壁に手を付いて尻を突き出し、男性が彼女を肉棒で貫いていた。

 

「マリアちゃん……それじゃ、出すよ!」

 

「いい、ですよぉ、奮発してくれるなら、ですがぁ!」

 

「もちろんだよ、しっかり上乗せしてあげるから」

 

 ビュルルッ、ビュクン――――

 

「はぁぁぁぁぁ………………♥」

 

 男の精液が万理亜の小さな膣内へと放射された。べちゃべちゃと膣壁を汚し、万理亜に確かな快感を与えた。

 男は満足そうに肉棒を引き抜くと、数枚の紙幣を地面にへたり込む万理亜に渡した。

 

「はい、確かに……」

 

「それじゃ、またよろしく~」

 

 名前も知らない男は行為が終わると淡泊で、すぐにその場から立ち去った。

 

「…………路地裏プレイはあっちが望んだというのに、つれないですね……」

 

 そんなことを言いながら、万理亜は枚数を数えた。

 

「………………足りない」

 

 要求した額より少なかった。しかし、今万理亜がつぶやいたのは、別に金額だけを指したのではなかった。

 

 ――全然、満たされない……。

 

 万理亜はこの一ヶ月の間、昼間は武器盗難事件の捜索を行い、夜間はとある酒場を経由して男達に躰を売る生活を毎日のように続けていた。その目的はただ一つ、自分を満足させてくれる男を求めてのことだった。

 

 危険日に犯されて以来、ヴェルガはやはり万理亜の前に現れなかった。本来ならそれに超したことはないはずだった。しかし、万理亜はサキュバスであり、数日間彼ら兄弟に調教されてしまっていた。女としての彼女の躰は毎日のように疼き、男を求めた。だからこそ、彼女はその疼きを抑えるために次から次へと男を貪った。

 

 しかし、 万理亜は満足できなかった。

 

 ――おかしい……どうしちゃったのよ、私の躰。

 

 いや、そもそも毎日のように男あさりをしている時点でどうかしているのだ。本来なら躰が疼くからといって無差別的に男を求めたりはしない。現在の彼女には論点がずれている事にすら気づけないのだ。それほど、ヴェルガたちに陵辱された日々は彼女の考え方を変化させてしまっていた。

 

 そもそも、万理亜は大きな勘違いをしていた。彼女の躰は、男なら誰でも良いと言うわけではなかった。万理亜は今まで、とてつもない巨根の持ち主たちに犯されていたのだ。躰ももちろんそのレベルを求めている。その辺にいる一般男性に目を付けたところで、彼女の躰は満足するはずがなかった。

 

 そして何より、万理亜はこれ以上無いほど自分の躰と相性の良い相手を経験していた。そのことが、セックス依存に拍車を掛けていた。

 

 自分が妊娠しているかもしれないという現実から逃避したいという気持ちも、少なからずあったのも事実だが。

 

 

 ~3月4日~

 

 

 その日、武器盗難事件の首謀者率いる団体、そのアジトを奇襲するという作戦が決行されることになった。この一ヶ月間の調査の結果、なにやら武装した集団が、ムーバーの町の外れの廃工場に出入りしているという情報が得られた。どれほど調査を進めても、武器の盗難と彼らの存在を関連付ける証拠はなかったが、どちらにせよ許可なしに武装している者らが徒党を組んでいる事には違いなく、別の脅威になる可能性もあるとし、刃更、クローディア、ゼスト、そして万理亜は渦中の団体を攻め落とすことにした。

 

 ようやく澪の行方を知る手がかりになるかも知れない大事な作戦だ。皆一様に気合いが入っているようだ。それはもちろん万理亜も同じなのだが、毎夜の身売りの日々のため、彼女は寝不足と疲労で満身創痍だった。完全に、自分の体調管理をおろそかにしていた。

 

「準備は良いか、万理亜」

 

 刃更の声に、万理亜は一瞬反応が遅れてしまった。

 

「…………あっ、は、はい……大丈夫です」

 

「万理亜、どうしたんだ? 何か気に掛かることでも?」

 

 はやり刃更に心配されてしまった。正直に説明することが出来るわけもなく、なんとかごまかそうと言い訳を考える。

 

「あ、いいえ……そういうわけでは……」

 

 しかし、寝不足の頭では咄嗟に考えつくわけもなく、しどろもどろになるばかりだった。

 

「きっと万理亜様はお疲れなのでしょう。もしかして眠れていないのではないですか?」

 

 そこでクローディアが発言した。蛇のような目が万理亜に向けられた。それだけで、万理亜は背筋が凍り付くような気持ちになる。もしかしたら、刃更の目の前で自分がやっていることをばらされてしまうのではないかと言う恐怖が走る。

 

「いいえ……そうでは――」

 

「そうでしょうか? 作戦会議の時も、万理亜様は少し呆けていらしたように思います。刃更様、この作戦、万理亜様には休んでもらった方がよろしいのではないでしょうか?」

 

「っ……そんな!」

 

 これは、この一ヶ月の調査がどういう結果になるかの大事な作戦だ。それからはどうしても外されたくなかった。しかし、彼女の心とは裏腹に、刃更も彼女の意見を賛同した。

 

「万理亜、無理はしなくていい。確かに最近のお前は少し無理をしているみたいだ。ここは俺達に任せているんだ」

 

「刃更さんまで……」

 

 刃更にまで言われたら、これ以上強く出ることは出来なかった。

 

 ――まずい……作戦から外されることで話がどんどん進んでいく……。

 

「東の森は安全です。万理亜様はそこで待機していてください」

 

 トドメのようにクローディアがそう言った。その言葉は、かつて万理亜にあの酒場の場所を教えた時のような、静かな力強さがあった。

 

「分かり……ました」

 

 万理亜の抵抗もむなしく、彼女は作戦から外されてしまった。

 

 

 ***

 

 

 クローディアに言われたとおり、万理亜は東の森へと向かった。そこは、一ヶ月前に万理亜が魔族兄弟に犯された森だった。

 

 クローディアがここを名指しして来させたからには、もしかしたらあの兄弟が舞い戻っているのかも知れないとも考えたら、そんなことはないらしい。 

 

 ――それなら、本当に役立たずだと思われて外された……。

 

 はぁ、とため息をついた。作戦はきっと成功するだろう。なんたって刃更がいるのだから。しかし、それまで一体何をしてすごそうか。

 

「あれ…………」

 

 森の入り口には木の切り株がある。かなり大きめの木だったらしく、万理亜が座ってもまだ数人の大人が座れるだけの余裕がある。その切り株が横に少し移動していた。移動した後の地面には大穴が開いていて、鉄製のはしごが掛けてあった。

 

「こんなところに……」

 

 はしごは少し汚れていて、何度も人が通った後があるようだ。

 

 それだけなら、万理亜はその先を進もうとは思わなかっただろう。しかし、その穴の中から、確かにルキアの魔力の残渣が感じられた。

 

 ――ルキア姉様がいる……ならば、もしかしたら……。

 

 それはまるで、餌に釣られる動物のように、誘蛾灯に誘われる蛾のように、万理亜はその奥へと降りていった。

 

 かび臭い穴をどんどん降りていくと、しばらくしたところで足が付いた。そこは、直径三メートル以上もの通路につながっていた。等間隔に魔法石による明かりが転々と灯り、薄暗くとも比較的歩きやすくなっていた。

 

「ムーバーの町の地下にこんなところがあるなんて……」

 

 これで、いつのまにかルキアが姿を消していた理由が分かった。彼女はここを常習的に利用していたのだろう。だからこそ、ここには彼女の魔力残渣があるのだろう。

 

 万理亜はより姉の魔力の気配の色濃く残る方へと歩み出した。

 その先に、もしかしたら彼らがいるかも知れないと思ったからだ。

 

 彼らとは他でもない、ヴェルガたちのことだ。

 

 しばらく歩いた時だった。

 

「あぁっ……ん、んあ゙あ゙ぁ゙ぁ゙!」

 

 通路の向こう側から女性の叫び声が聞こえた。それは間違いなく、姉のルキアのものだった。

 

「ルキア姉様っ…………!」

 

 声の方向へと走り出す。幸い通路は一本道で迷うことはなく、その場所はすぐに見つかった。そこは少し広い空間になっていた。中央には、ルキアが両手両脚縛られた状態で天井から吊されていた。

 

「はぁぁっ……ん…………」

 

 ルキアは全裸だった。そして、全身――豊満な両腕、胸、背中、尻、太もも、ふくらはぎ――に赤いミミズ腫れが張り巡らされていた。それはかなり痛々しく、中には出血しているものもあった。

 

 

 ビシィッ

 

 

 ルキアの後ろでは、三男のヴルガが手に持った鞭を彼女の躰にたたきつけていた。

 

「ルキア姉様!」

 

「おっ、まさかここを見付けるとはな……いや、クローディア様に教えてもらったのか?」

 

「おまえ、姉様に何てことをっ…………!」

 

「待って万理亜!」

 

 思わず万理亜がヴルガに飛びかかろうとしたとき、ルキアが彼女を制止した。

 

「これは……私の望んだことなのです……私が、自分から、躰に鞭を打ってほしいとお願いしたのです」

 

「なっ…………」

 

 そういうルキアの陰部は、滴るほど愛液が溢れていた。彼女の足下も、彼女自身の汗や少量の血液の他は、ほとんどが粘り気のある透明な液で水浸しだった。

 

「そう……全て、私の愛液です……もしかたら、失禁したものもあるかも……しれませんが……」

 

 

 ビシィッ

 

 

「あ゙ぁ゙ぁ゙ぁぁ!」

 

 

 プシャッ

 

 

 ヴルガが彼女の左乳房に鞭をたたきつけた。その瞬間、彼女は潮を吹いた。

 

「は……♥ んん♥ はぁ……んくっ……」

 

 ルキアは鞭打ちされる痛みに性的悦びを感じているようだった。

 

「全くとんだマゾサキュバスだ。それでもってお腹は打たないでってわがままだぜ」

 

「それは…………」

 

 ルキアのお腹には別の命が宿っている。彼女は、こんなに性的に乱れていても我が子の命を大事にしたいのだ。

 

 ――もう……何が何だか……。

 

 万理亜の頭は混乱していた。ルキアの行動に、理解が追いつかなかった。

 

「ヴルガ様……あの映像を、万理亜に……」

 

「あぁ、そうだったな」

 

 ヴルガは鞭を地面に放り出すと、その空間の壁に魔方陣を展開した。

 

 ――何を……?

 

 魔方陣は四角い光の枠を作り出し、その中に映像を映し始めた。

 

「はっ……以前マリアが魔界に持ち込んだ……ビデオカメラと同様の性能を、私の開発した魔具で再現、し、しました……んっ……あぁ……また漏れた……ん、はっ、これを、見なさい、マリア」

 

 思わず万理亜は息を呑んだ。

 

 壁に映し出された映像は、次第にはっきりと像を結び、なまめかしいルキアの躰を映し出した。

 

 

 それは、ルキアがどのようにして妊娠したのかを記録した一部始終だった。

 

 

 ***

 

 

 ~?月?日~

 

 

 ヴェルガたちはムーバーの地下にアジトを構えている。作られたのはかなり昔らしく、誰が作ったのかは全くの不明だ。長年もぬけの空になっていたものを、クローディアに教えられてこうして使っている。この地下はかなり広範囲に伸びていて、隣に位置するウィルダートの街まで続いている。

 

 そのアジトの一室に備え付けられたトイレに、ヴェルガは向かって歩いていた。

 汚れた鉄扉を引き開けると、床に開けられた縦長な穴が彼を迎えた。この穴の下には下水が流れていて、糞尿は水に流されるようなっている。

 しかし、今はそのトイレに先客がいた。

 

「よう、ルキアちゃん、お元気?」

 

 ひらひらを手を振って見せた。そのトイレの先客に。

 

「はぅ…………ん……」

 

 メイド服姿のルキアがそこにはいた――いや、その床に座らされていた。

 両腕は後ろで縛り付けられ、両脚は大きく広げられ両サイドの壁にくくりつけられていた。メイド服のスカートの裾はズタズタに引き裂かれ、下着を履いていない下半身が丸見えだった。

 

 ルキアがこんなところに縛り付けられているのは、ついこの間までヴェルガたち兄弟の肉便器として犯されていたからだ。しかし、ここ数日、期間としては三日間は、彼女は誰にも犯されていない。

 

 その代わり、彼女はずっと媚薬を嗅がされ続けていた。その空間にはうっすらと霧がかっていた。ヴェルガにとっては何の変哲も無い水蒸気にしか感じないが、女には効果絶大な媚薬だ。

 

「媚薬の霧の味はどうだい? 気持ちいい?」

 

「こ、この…………」

 

 ルキアはヴェルガを睨むように眉をひそめたが、躰が疼いて仕方ないのか全く眼光に力強さがない。

 

 

 とろぉ…………

 

 

 ルキアの淫裂から透明な滴があふれ出した。

 

「は……何をしようと、何度犯されそうと、私は屈さないことをまだ分からないのですか? こんな薬、普通のメスならいざ知らず、サキュバスである私には水も同然」

 

「お股濡らしながら言われてもねぇ、ルキアちゃん可愛いなぁ。ロリ体型だったら一番の推しメンになっただろうね」

 

 ルキアちゃんは快楽に陥落寸前だった。後もう一押しで、サキュバスの本能に呑まれてしまうだろう。

 

「そんなルキアちゃんに、ご報告だ」

 

 ヴェルガはルキアの拘束を解いて抱きかかえた。

 

「くっ……離せ……」

 

 ルキアはもがいた。しかし、すでに三日以上も媚薬漬けにされた彼女に抵抗する体力は残っていなかった。

 

 ヴェルガはトイレからルキアを出してやり、少し広い部屋の床に放り投げた。

 

「兄貴たち、入って良いよ」

 

 ヴェルガの声で、三男のヴルガが部屋に入ってきた。その彼は、全裸で銀髪の少女を抱えていた。お互い抱き合うように腕を回し、ヴルガの肉棒は少女の女性器と繋がっていた。

 

「え…………そんな、マリア……?」

 

「ブー、不正解。確かに同じロリ体型だけどね」

 

「っ…………!」

 

 ルキアもすぐに人違いだと気づいたようだ。その少女は、見た目はマリアよりも幼いからだ。そしてすぐに、その人が一体誰なのかにも気づいたようだ。

 

「母上……どうして」

 

「あらぁ、ルキアちゃん……んん♥ なんだ、あなたもこの子たちにかわいがってもらってたの?」

 

 その少女は、マリアとルキアの母親、シェーラだった。二人の母親でありながらその外見は10歳前後で、かつては高位のサキュバスとして名を馳せていた。その彼女が、なぜかヴルガと繋がって登場したのだ。ルキアが動揺するのも無理もない。

 

「貴様ら、母上には手を出さないと……だから、私はこうして……」

 

「なに、ルキアちゃん。あなたまだそんなことを言ってるの? んちゅっ……♥」

 

 シェーラは巨漢のヴルガとキスをしながら、たしなめるようにルキアに話しかけた。

 

「私たちはサキュバスなのよ? こんな大きなおちんちんを見たら、我慢できるはず無いじゃないの。我慢なんてしたら、私たちサキュバスという種族は終わりよ? はぅ……ふ、太いぃ……私たちは、欲望に正直に生きるべきなのよ」

 

「そん、な……」

 

 ルキアにとって、シェーラはこの陵辱を耐える心の支えだった。それが、目の前で男達に犯され、楽しんでいる様子を見ては、心中穏やかではいられない。

 

「いいじゃない、快楽に溺れたって。それに、私たちはサキュバスである前に、ただのメスなのよ。男に蹂躙される悦びを享受できないでどうするのよ♥」

 

「出すぜ、淫乱ママさん」

 

 ヴルガがシェーラを力強く抱きしめた。

 小さな躰が今にも折れそうなほど軋み、そして彼女の中で精が弾けた。

 

 

 ビュルルルゥゥ、ブチュッ

 

 

「あああぁぁあぁ♥♥ な、中出し……気持ちいいわぁ♥」

 

「母上……」

 

 放心するルキアは、ヴェルガに抱きかかえられてもそれに気づいていないようだった。

 

「あぁ、る、ルキアちゃん。言い忘れてたけど、そのうち妹か弟が増えるわよ」

 

「え…………」

 

「新しい子供はマリアちゃん以来ね。まぁ、きっと仲良く出来るわ。父親は……ヴィルガちゃんかヴルガちゃんだと思うわ。排卵日にヴェルガちゃんとはセックスしなかったから」

 

「いやぁ、残念ですね。諸用でその場にいられなかったんですよね~」

 

 軽薄にルキアを抱きかかえているヴェルガがそう言った。

 

「そうだ、淫乱ママさん。娘さん孕ませちゃって良いですか?」

 

 ヴェルガがシェーラに尋ねた。その時にようやく、ルキアは自分がヴェルガに抱きかかえられていることに気づいたようだ。

 

「な、何を言っているの⁉」

 

「いいわよ♥ 見たところルキアちゃん、ちょうど今日排卵日みたいだし、ヴェルガちゃん、やっちゃっていいわよ」

 

「うわあ、悪い母親だな、こりゃ」

 

 シェーラを犯しているヴルガがせせら笑った。

 

「そ、そんな……母上……」

 

 

 ズップゥ――――

 

 

「はぐっ……」

 

 ルキアの女性器に、ヴェルガの男根が勢いよく挿入された。

 その瞬間、彼女の心の中で何かがポキリと折れた。

 

「あぁぁ…………は、入ってきたぁ……♥」

 

「お? ルキアちゃん、吹っ切れちゃった? それじゃ、もう手加減しないよ!」

 

 ルキアはすでに限界だったのだ。彼女の理性はいつ崩壊してもおかしくなかった。それほど、彼女は内心で快楽に正直になりたかったのだ。そのきっかけ、最後の後押しとなったのは、間違いなくシェーラだ。

 

 ヴェルガはルキアをその場に押し倒した。メイド服の上から彼女の胸を愛撫しながら、腰の律動を速めていく。

 

「んあ、あぁ、やぁっ、ひぃ、かはっ……い゙ぃ゙」

 

「ははは、ロリじゃないけど、ルキアちゃんのおまんこすっごい気持ちいいよ! 本命のマリアちゃんの前の前座にはぴったりだ!」

 

「はぁ♥ ひぅん、んあぁ」

 

 犯されながら妹の前座扱いという侮辱を受けているが、当の本人は全く耳に入っていないようだった。

 

 膣内一杯に肉棒で埋め尽くされ、凹凸の激しいそれが壁のあちこちをかき回していく。ルキアの子宮はとっくに一番浅いところまでに降りてきていて、そこに何度も亀頭がガンガンと突き込まれた。子宮はそのたびに押しつぶされ、彼女に爆発的な快感を伝えた。

 

「わ、わたひのっ、ひ、ひきゅう、うぅっ、が…………はっ、きゅんきゅんひて……んあぁぁ♥」

 

「うふふ、ルキアちゃんったら、あんなにメスの顔をしちゃって♥」

 

 シェーラはヴルガの肉棒に貫かれながら、ルキアの痴態を楽しそうに見ていた。

 

「さぁ、ルキアちゃん! 俺っちの精液、もうすぐ出るんだけど、どこに出してほしい?」

 

 ヴェルガはピタリと抽送を止めた。最後の一線を、彼女自身に決めさせようというのだ。

 

「言わないと、すぐに抜いちゃうよ?」

 

「っ……い、いやだ! ぬ、抜かないでくれ――――」

 

 ルキアは勢いでまっすぐな思いを口に出してしまった。『抜かないでくれ』と。

 

 そんな自分に、彼女はまだ戸惑っているようだった。まだ、踏ん切りがわずかに付かないらしい。それは、自分の子宮に現在、精子を待っている卵子があることが原因だった。

 

 『妊娠』という恐怖が、ルキアにもあったのだ。

 

「ルキアちゃん、妊娠することは全然怖いことじゃないわ。自分の大切な存在が増えるってことだもの。私がルキアちゃんやマリアちゃんが生まれることが怖い事なんておかしいでしょう?」

 

「それ、は…………」

 

 ルキアが妊娠を怖がる理由と論点がずれているにもかかわらず、彼女はシェーラの言葉に何も言い返せなくなる。

 

「ほら、淫乱ママさんもそう言ってるんだから、気にすることないんだよ。ね、ルキアちゃん、君の望みは何だい?」

 

 耳元で囁かれるヴェルガの声が、ルキアには甘いささやきに聞こえた。

 

 そして、ついに言ってしまう。

 

 

 

 

「中に……膣内に、私の子宮に出してくれ。お前の……」

 

「ダメ」

 

 ヴェルガがルキアの言葉を遮った。彼女は、すぐにその理由に気づき言い直す。

 

 

 

「――――ヴェルガ様のザーメンを、出してください……孕ませて、今すぐ……孕ませていいですから……沢山、中に出してください!」

 

 

 ヴェルガが力一杯に腰を突き出した。それにより、肉棒の先端がルキアの子宮口をこじ開け、鈴口が子宮内に突きつけられ――――

 

 

 ブジュゥゥ、ビュルル、ビューッ、ドクドクンッ

 

 

「んあっ、うっ、お゙ぅっ、おご、はっ、あぃ゙っ、あ゙あ゙ぁぁ♥」

 

 

 精液の奔流が子宮の中を暴れ回った。そのたびにルキアは躰全体が飛び上がるほど絶頂し、まるで野生動物のような啼き声を上げた。

 

 精液はルキアの子宮に入りきらなかった。結合部から水漏れのように白濁液がこぼれ、その量のすさまじさを示した。当然、その中にあったはずの卵子が無事なはずがない。

 

「あらあら、私、おばあちゃんになっちゃったかしら♥」

 

 シェーラは舌なめずりをした。

 

 

 こうして、ルキアの心は堕ち、そして孕んだ。

 

 

 ***

 

 

 光の枠内に映し出される姉の痴態に、マリアは打ち震えていた。性的興奮が限界まで沸き起こっていたためか、自然とサキュバスの力を解放し、レザーの服装に換装していた。

 

 ――何て……いやらしくて……なまめかしくて……エロいんでしょう……。

 

 マリアの陰部はこれ以上無くぐしょぐしょに濡れてしまっていた。そしていつの間にか、姉のそれを見ながら右手をその肉壺に回し、いじくり回していた。

 

「はっ…………ん♥ んあ…………」

 

「ふふふ、マリア」

 

「っ…………お母さん」

 

 部屋の入り口にシェーラがいた。普通に立っていたわけではなく、今度は次男のヴィルガに抱きかかえられ、そして性器同士で繋がっていた。

 

「ルキアちゃんもかなりドMに目覚めたし、最後は貴方よ、マリア♥」

 

「やぁ、マリアちゃん、久しぶり」

 

 ヴェルガの後ろから四男のヴェルガが登場した。ルキアを孕ませた張本人で、そして、マリアと格段の躰の相性を持つ相手だ。

 

 ついにこの場に、母子――シェーラ、ルキア、マリア――と巨漢巨根兄弟――ヴィルガ、ヴルガ、ヴェルガ――が勢揃いを果たした。

 

 

 ジョロジョロジョロ――――

 

 

 映像が再生されている最中も鞭に打たれていたルキアは失禁していた。黄色い液体は赤いミミズ腫れが浮かぶ脚に伝って流れた。

 

「さぁ、ルキアちゃん、マリアちゃん、最後の段階に踏み込みましょう?」

 

 シェーラはヴィルガと繋がったまま、躰を反転させた。それにより、彼女の躰の正面がこちらを向く。

 

「っ…………」

 

「お母さん、それって……」

 

 マリアは当然として、ルキアもそれを見るのは初めてだったようだ。

 

 シェーラの下腹部、ちょうど子宮がある位置に、黒い模様があった。丸い黒丸を中心に、さながら精子をかたどったような小さな粒が群がり、その周囲を大きく逆三角の模様――それは子宮のような形――に囲われていた。

 

「この子たちに隷属する証よ。これを、二人も付けてもらうのよ」

 

「これでね」

 

 ヴェルガが見せてきたのは、真鍮製の焼き印だった。魔力が込められているようで、すでに赤熱している。シェーラのそれは、それによって付けられたようだ。

 

「まずは、押しやすいルキアちゃんからね」

 

「っ……しかし、私の子宮には赤ちゃんが……」

 

「大丈夫、焼き色が付いたらすぐに離すから、内臓にまでは影響がないよ。赤ちゃんに問題が無いのは淫乱ママさんで実証済みだし」

 

 そう言いながら焼き印を、ルキアの下腹部に構えた。

 

「それじゃ、押すよ」

 

「っ…………」

 

 

 

 

 ジュウウゥゥゥゥゥ――――

 

 

「んああ、あぁ、熱い……熱い……あ゙ぁ゙ぁあ゙ぁ゙ぁあ!」

 

 

 

 

 プシャッ、ジョロロロ…………

 

 

 すでに失禁した後で勢いは控えめではあったが、ルキアは再び失禁していた。相当熱いのか、彼女はのたうち回り、泣き叫んだ。

 思ったより押される時間が長かった。しかし、しばらくして焼き印が離されると、その部分にはこんがりと隷属の証が刻み込まれていた。ルキアは気絶していた。

 

「ルキアちゃん陥落~。それは、最後はマリアちゃんね」

 

「っ…………」

 

 ――あぁ……これ以上進んだら本当に……。

 

「私は……」

 

 脳裏に浮かぶのは、まず刃更の顔だった。そして次に、澪、柚希、胡桃、ゼスト、そして、色々関わりを持った人達。しかし、その顔は目の前のヴェルガたちの存在にかき消され、現実に引き戻された。

 

「まだ決心が付かないのね、マリア。でも貴方、すでに妊娠してるじゃない。私ほどのサキュバスになれば、そのメスが孕んでいるかなんてひと目で分かるわ」

 

「ほら、淫乱ママさんもそう言ってるぜ?」

 

「…………」

 

 今まで否定してきた現実を、母親に突きつけられた。

 

 

 ――そうか……やっぱり……いや、知ってた。見ないようにしてただけ。

 

 

「私は、妊娠してる……もう、これ以上無いくらい、後戻り出来ないんだ……」

 

 

 

 

 

 ――なら、いっか。

 

 

 自分の下腹部に突き付けられる焼き印を、呆然と眺めていた。

 焼き印が押されている間、ルキアと同様にマリアは失禁していた。

 

 

 こうして、万理亜の運命は決定された。

 

 

 ***

 

 

「私たちなら大丈夫ですよ、ね、ゼストさん?」

 

 作戦後に刃更たちと合流した万理亜は、普通に話し合いに参加していた。サキュバスの格好では焼き印がばれてしまうので、今は黒のワンピース姿だ。

 

 ゼストは刃更だけを現世に返すという判断に踏ん切りが付かないようだった。彼女は彼に付いていきたいのだ。

 しかし、万理亜はそんなゼストを説得する。彼女も魔界に残るように、と。

 

 ――ゼストさんだって、もう手遅れなんでしょう? なら、一緒に堕ちましょう?

 

 万理亜はルキアからゼストの状態を聞いていた。すでに彼女がクローディアの弟によって調教され、陥落寸前であることも知っていた。

 だからゼストの魔界に残るように、マリアは告げる。

 

 

「何かあれは必ず刃更さんにご連絡します。もちろん、無茶はしないですし」

 

 

 そして、刃更は現世へと一人変えることとなった。

 期末テストを受けに。

 

 

 今度のクローディアの狙いが、彼自身であることも知らずに。

 




万理亜編と銘打っていますが、今回は不遇な扱いを受けがちなルキアさんのお話でした。
そして淫乱ママさんの初登場でもありました。
澪編と柚希編も同時投稿してますので、お時間があればどうぞ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。