大勢の生徒に痴態を知られてしまった柚希。
地獄のような日々の中で、とある事件が起きる。
~2月25日~
柚希は一人、登校していた。
その日は木曜日。体育の授業があるために、教科書類が入った学生鞄の他に、体育着が入れられた小さいバッグを脇に抱えていた。そのバッグには、自分の上履きも入れられている。
「…………大丈夫……まだ、私は」
柚希は自分に言い聞かせるようにそう言い、校舎へと足を踏み入れた。
すでに地獄と化した校舎へ。
あえて登校時間をかなり遅くにずらしてはいるが、それでも廊下を歩いている生徒はそれなりにいる。
まず正面玄関に入り、バッグから上履きを取り出し履く。確認のために自分の下駄箱を開けると、そこにはおびただしい量の画鋲とカッターの刃が詰め込まれていた。下駄箱の扉の内側には、異臭を放つ白濁液もこびりついていた。こうなることが分かっていたため、柚希は自分の上履きを持ち帰っていた。
すり減る心を無視し、柚希は下駄箱の扉を静かに閉めた。
階段を上がる際、一人の男子生徒とすれ違った。
――この人は、ファンクラブの二年生…………。
軽く彼のプロフィールを思い浮かべながら、努めて彼と目を合わせないようにしながらすれ違った。
パシャパシャパシャパシャパシャ――――
「っ…………!」
カメラのシャッター音、しかも連射音が聞こえ、咄嗟に振り返った。男子生徒は即座に階段を駆け下りていった。手慣れた早業だった。
「また撮られた」
柚希は現在、下着を履いていない。それに加え、両穴には強さを最大にしたバイブレータを挿入していて、さらには太ももに油性マジックで文字が書かれている。
『2 / 10 処女喪失』、その下には『正』の字が両ももに大量に書かれていた。その数、15個。その数×5が柚希の経験人数だ。柚希は、聖ヶ坂学園の柚希ファンクラブの全ての男子生徒、そして、噂を聞いたそのほかの学生と先生たちと躰を交わらせていた。その証拠が、柚希のスカートの下には書かれていた。
さきほどの男子生徒は、それを携帯の連射機能でカメラに収めたのだ。
――……もう何度目か分からない……。
どうやら、柚希のスカートの中の写真が生徒の中で売買されているようだった。以前自慢げに柚希に話してきた男子生徒によれば、ももに書かれた文字が写っていれば500円、バイブが写っていれば一つにつきプラスで500円、陰毛が写っていればプラス1000円、そして、濡れていることが明らかに分かればプラスで2000円らしい。つまり、最高額で柚希のスカートの中の写真は、4500円で取引されていた。
――気持ち悪い……。
ヴヴヴヴヴ――――――ピチョン
淫裂に刺さっているバイブを伝って蜜が滴った。気がつけば、自分が歩いてきた廊下に、点々と水跡が残っていた。
「………………気持ち悪いのは、私の方か…………」
どうしようもない快感が、絶えず柚希を浸食していた。それを顔に出さないことにはもう慣れたが、それでも躰の生理的反応はどうしようもない。
「お、柚希姫じゃん」
階段の中頃で立ち止まっていると、上の階から声を掛けられた。
「…………原木、君…………」
それは柚希のクラスメイトの男子生徒だった。彼も彼女のファンクラブのメンバーで、柚希自身が彼の筆下ろしをしていた。
「お前が来ねぇかなと思ってたんだよ。ちょうど良かった」
そう言いながら、彼は柚希の手を掴み、有無を言わせずに階段の一番下まで引っ張っていった。一階の階段の裏は空間が出来ていて、薄暗く廊下からでは死角になっている。彼は柚希をそこへ引きずり込み、ズボンのチャックを開けて自身の肉棒を取り出した。
「…………ちょっと」
「手間取らせんなよ」
原木は正面から柚希のスカートをたくし上げ、前穴のバイブを引き抜いた。
「ひぎっ…………」
予告なく引き抜かれたことで、柚希は軽く絶頂を迎えてしまった。そんな彼女を気にすることなく、原木はすでにそそり立っている肉棒をバイブを抜いたばかりの淫裂に突き入れた。
「んん…………」
咄嗟に柚希は、声が出ないように口を押さえた。死角になっているとは言え、声を出せば一瞬でばれてしまう。
「待って……朝の、ホームルーム、遅れる……」
「ふう、急に出したくなって困ってたんだよ。お前がいてくれて良かったぜ」
柚希の言葉を完全に無視し、原木は抽送を開始した。まるで手っ取り早く上り詰めることだけが目的であるかのように、強引に腰を前後させた。そんな乱暴な行為にもかかわらず、柚希の中には確かな快感が生じてしまう。すでに準備万端な膣壁をゴリゴリ擦られ、たまにだが子宮口に亀頭が触れる。彼の肉棒はそれほど長いわけではなかったが、子宮の方が完全に降りてきてしまっているのだ。
「ん、ん…………ふっ、ん……んくっ……」
――早く、終わって…………。
その願いは、一応は叶うことになる。
「中に出すから。制服汚したらダメだろう?」
まるでそれが優しさであるかのように、原木は柚希の耳元で優しげに囁いた。
「っ…………ちょっと……!」
びゅるっ、ドクドクッ、ビュクン
「~~~~~~~~~!」
両手で口を押さえ、必至に声が出るのを我慢した。それでも、絶頂するのは我慢できず、豪快に柚希は全身を震わせた。
「あぁあ…………気持ちいぃ」
しばらく射精の余韻に浸った後、原木は肉棒を抜いた。
――終わ…………た。
ズチュッ
肉棒を抜き取ってすぐに、淫裂にバイブが再び入れられた
「かはっ…………」
「精液垂れちまうからな、これで栓だ。それじゃ、俺はホームルーム行くから」
自分で満足したからか、それだけ言うと原木はその場から立ち去った。
柚希はその場にへたり込んでしまった。ホームルームの開始を告げるチャイムが聞こえた。今日は遅く登校したためにこの程度で済むが、早めに登校してしまうと、この時間がさらに長くなる。平均でも朝だけで2、3人には犯される。
カツカツと、柚希に歩み寄る足音が聞こえた。
顔を上げると、彼女の目の前に一人の女子生徒が立っていた。知らない顔だった。その女子生徒は、片手に花が生けてある花瓶を持っていた。
少女は何も言わずに花を花瓶から抜き取ると、花瓶の水を柚希へとぶちまけた。
「っ…………!」
「死ね」
少女はたった一言だけ残し、すぐに立ち去った。
――どうして、こんなことに…………。
柚希は先ほどの彼女とは面識がない。それなのにもかかわらず出会い頭に水を掛けられたと言うことは、柚希の知らないところで恨みを買ってしまったのだろう。大方、柚希と行為をした男子生徒の中に彼女の彼氏がいて、そのことが伝わってしまったというところだろう。
「ふふふ、無様だね、柚希お姉ちゃん。勇者の姿とは思えないよ」
へたり込む柚希のすぐ脇に、しゃがんでこちらの顔を覗くクリントの姿があった。
「あなたが……抵抗するなって言った」
「そうだね。本来の君なら、一方的にやられて黙ってるような性格じゃないもんね、いやぁ、ここまで酷い状態になるなんて僕も予想外だよ。ちょっと心の闇をつつくだけで、人間ってこんなにも歪むんだね」
無邪気に笑うクリントを、柚希は睨み付けた。
「これじゃ、すぐにでも妊娠しちゃうんじゃない?」
クリントがいたずらっぽく笑みを浮かべた。
「ピルを飲んでる。だから、それはない」
「そうだね。でも、予想外の事は誰にだって起こりうるんだ」
『緊急集会を行います。全校生徒は体育館に集まってください』
突然、校内放送がそう告げた。その声は、生徒会長の梶浦立華のものだった。
「おや、穂積とかいう男の奴隷の声だね。さて、一体何が起こるんだろうね。行ってみれば良いよ」
嫌な予感しかしなかったが、柚希はクリントの言葉の通りに体育館に向かうしかなかった。
***
聖ヶ坂学園において、全校集会など体育館に生徒が集まる際、多くの場合廊下に整列して一斉に移動する。しかし、柚希はあえてクラスメイトとタイミングをずらし、多くの生徒が体育館に集まってから一人向かった。
体育館にはすでにほぼ全校生徒と教師たちが勢揃いだった。生徒の列に入ることは難しそうだったため、咄嗟にすぐ横の扉に入った。そこは正面ステージの上手側に繋がる部屋だった。ここからだと、下手側で控えている梶浦立華が見えた。
しばらくして、演台に立華が立った。
「おはようございます。生徒会会長の梶浦立華です。本日このように皆様に集まっていただいたのは他でも……はううぅっ……んん♥」
「?」
立華は突然、おかしな声を上げて言葉が止まった。
――何……?
柚希は横から立華の様子をうかがった。
演台に向かって立つ立華は、妙に腰をくねらせていた。
「っ…………」
ちょっとした拍子に、大きく彼女の腰が跳ね上がった。それにより、一瞬だけわずかにスカートの裾が翻った。柚希の動体視力ではその一瞬で十分だった。立華はそもそも下着を着けていなく、彼女の淫部からは一本のコードが伸びていた。しかし、そのコードの先には何も付いていない。見たところ、コードと言うより引き抜くための取っ手部分という感じだった。
「ない、です……最近、学園内で……ふ、不純異性交遊が頻発しているという話が……お、多く、き、聞かれます……んくっ」
――――――ヴヴヴ――――――
柚希の位置から、かすかにバイブ音が聞こえた。それは、今朝からずっと聞いている音にそっくりだった。
――あの人、まさか、あそこにバイブレータを……?
実際、そのまさかだった。立華は穂積に言われて、膣内にコードレスのリモコン式バイブレータを入れているのだ。しかも、その状態で彼女は全校生徒の前に立っているのだ。
生徒たちも彼女の異変に気づいてきたようだった。ざわざわと話し始める生徒が多発する。しかし、肝心の彼女の下半身は演台に隠れて見えないため、皆何が起きているのか分からないようだった。
――でも、いくらあいつの命令だからって、これじゃ……。
立華はまともに話せていなかった。どういうタイミングで、一体どこからスイッチが入れられているのか不明だが、立華はその振動でまともにしゃべれないようだった。立っていることもギリギリのようだ。
「んん♥ わ、私たちは……ま、まだ学生で……んひっ、だから……そんなことは止めるべきでぇ…………♥」
立華はすでに限界だった。
「んっ……んああぁ――――――――」
プシャアァァァ
立華は絶頂してしまっていた。その場で潮を吹き、何度も肩をふるわせた。そしてついに、彼女はその場に倒れ込んでしまった。演台で見えないとはいえ、立華は全校生徒約700人超の前で絶頂してしまったのだ。
「っ……いけない……!」
柚希が思わずステージに飛び出そうとしたとき、重い空気が体育館を満たした。
それは明らかに人外のもの――つまり、魔物の気配だった。
いつの間にか、全校生徒や先生たちが消えていた。その場にいたのは柚希、として、ステージに倒れた立華だけだった。
――人除けの結界。でも誰が……。
いや、他に考えられない。この結界はクリントたちのものだ――――そう柚希は考えたがしかし――――
「この結界は僕たちのものじゃないよ」
すぐ隣にクリントが立っていた。
「君でも分かるだろう? この結界は非常に不完全だ。だからこそ、色々な部外者が入り込んでいる」
「部外者?」
「柚希お姉ちゃんや僕のことだよ。この結界は明らかに、あの生徒会長とやらを目的としているんだ」
「梶浦先輩を……?」
しかも、この結界がクリントたちのものでないということは、一体誰が結界の主なのか。その答えはすぐに出た。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!」
演台の真上に、それはいた。
まるでイノシシのような体躯、しかしその大きさは全長4、5メートルはある。
「魔物、しかも、かなりレベルが高い……!」
この世界に徘徊する魔物は基本的に低級ばかりがほとんどだ。しかし、きわめてまれに、さらに上のレベルの魔物が出現する。中級以上になると、自身で人除けの結界を張り、獲物以外に邪魔をされないように振る舞い、ある程度の知能も有してくる。
目の前のイノシシは、明らかに中級以上の魔物だった。
「クリント、これは……」
「僕たちの仕業じゃないよ。まぁ、きっとこの学校にかけてある魔法に誘引されてきた野生の魔物だろうとは思うよ。僕がこの学園にかけた魔法は一般的に使われないかなり古風なもので、例え勇者の君でも魔力を探知できないくらい異質なモノだ。だけど、類は友を呼ぶってね。異質な奴には異質な魔物が呼び寄せられるらしい。こんなこと、僕も初めてだよ。それこそ、予想外だ」
妙に楽しそうなクリントだった。
学園に掛けた魔法とは、人々の闇の心を増幅させる類のことを言っているのだろう。
――本当に悪趣味。いや、それより……。
イノシシは床に倒れた立華の臭いを嗅いでいた。このままでは、彼女はあの異形に喰われてしまう。
「この――――」
柚希は勇者の服に換装し、咲夜を具現化した。
「はあぁぁぁあぁ!」
咲夜を真一文字に一閃した。しかし、イノシシは想像以上に反応が早く、柚希の斬撃を飛び上がることで躱した。すさまじいジャンプ力でイノシシは、ステージの上の梁に上手く着地した。
――速い!
イノシシは口に立華をくわえていた。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■!」
「しまった……」
「せっかくの可愛い女の子なのに、殺されちゃたまらないよ」
クリントの手は、まるで子供が手遊びで銃を再現するように、人差し指と親指を立てた。
「バーン」
その一声とともに彼の指先から光が飛び出し、イノシシに命中した。
「――■■■■■■――■■■――!」
「何を……」
「魔物は基本的に破壊衝動の塊なんだよ。今僕が打ち込んだのは、その破壊衝動をもっと動物的にするものだ」
クリントの言葉が柚希には理解できない。しかし、完全に理解する前にどういうわけかイノシシは立華を落とした。
柚希は即座に、自分の両穴に刺さってあるバイブを引き抜いた。
「うぐっ…………」
軽くイッてしまったが、柚希はその快感を必死に無視して駆け出し、立華の落下地点へ先回りをした。さすがは勇者といったところだった。柚希は見事落下する立華をキャッチした。
「危なかった……」
「あぁ~勝手に抜くのは良くないなぁ、柚希お姉ちゃん。ペナルティだよ――――バーン」
再びクリントは手で銃を作り、声とともに打つ仕草をした。
指先から飛び出した光は柚希の肩に命中し、軽い痛みと大きなノックバックが襲った。咄嗟に立華を巻き込まないようにかばい、柚希だけが体育館の中央に吹き飛んだ。
「くっ…………」
何とか体勢を立て直して着地するも、すぐに躰の異変に気づいた。
――何か……躰が熱い……。
「せっかくだからと思ってね。君にはこの魔物が好む魔力因子と、遊び心で媚薬を打ち込んだんだ」
「魔物が好む魔力因子……?」
「言ったでしょ? この魔物は学園を覆う特殊な魔力に惹きつけられたって。それと同じ因子を君に打ち込んだ。この魔物の出現は僕にとって予想外だけど、せっかくだから楽しんじゃえと思ってね」
――それに一体何の意味が……破壊衝動をもっと動物的にするということの意味も分からない……。
「!」
柚希の背後に異形のイノシシが立っていた。咲夜を構えようとするが、先ほど吹き飛ばされた際にステージに落としてしまった。
「しま――――」
イノシシの前足に柚希は押し倒された。両腕がイノシシの両前足に押さえつけられ、起き上がることがままならなくなる。
「■■■■■■■■■■■■――――」
魔物の様子が少しおかしかった。攻撃的というよりむしろ、異様に興奮しているようだった。
「っ……それは……」
イノシシの後ろ足の間、つまりは股間部分に、奇妙なものがぶら下がっていた。
一瞬、それが何なのか柚希には分からなかった。かなりグロテスクで、今までに見たことのないような形態だった。
――まさか、イノシシの……。
「そう、睾丸と陰茎だよ」
クリントが柚希の真横に立っていた。
「この魔物は今、いわゆる発情をしているんだ。僕が打ち込んだ薬は、破壊衝動をそのまま性的衝動に変換する薬なのさ。そしてその衝動は、打ち込んだ魔力に惹きつけられ、君に向けられる」
「性的……ですって……」
クリントは柚希の両脚を掴んで大きく広げた。スカートをたくし上げると、そこにはバイブの刺激ですでにぐしょぐしょに濡れた陰部があらわになった。
「な、何を……」
「タイトル『美少女勇者の敗北――イノシシと異種姦、白濁に溺れる』かな。さぁ、この子のおまんこはここだよ、イノシシさん。君の衝動をぶちまけちゃえ♪」
のんきな声を上げてクリントは手を叩いて見せた。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!」
イノシシが何やら雄叫びを上げると、柚希の陰部に向かってそのグロテスクな性器を前進させ始めた。
――うそ……本当に……このイノシシと……。いや、そもそも、魔物が性器を持つって……。
防具のおかげで痛み自体はそれほどではないが、腕はイノシシにのしかかられて動かせない。広げられた両脚はクリントのすさまじい腕力により押さえつけられ、完全に逃げ出せなかった。
「そう、そこだよ。良い子だ♥」
クリントの人形なのではないかと疑わしくなるほどイノシシは大人しくなり、彼の言葉に従うように性器を前進させた。そしてついに、イノシシの肉棒が柚希の淫裂にあてがわれた。
イノシシの肉棒はまるでネジのような形をしていた。先端に行くにつれ細くなり、人間のそれとは全く別の形をしていた。魔物の大きさに比例してそれはかなり大きく、男性の脚ほどの太さがあった。
「こんなん……入るわけ……」
「ヘーキヘーキ――――――――――壊れてもヘーキ♪」
ズブッ、ブブッ、ズチュゥッ――――
「あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙」
ネジのような凸凹の表面が、柚希の膣壁を引き裂かんばかりに擦り上げた。それは、単純な痛みしか柚希に与えなかった。そして、想像以上にそれは長く、半分も入らないうちに彼女の子宮に侵入してきた。子宮口をこじ開け、小さな子宮の奥の壁に到達した。
「か…………あぁ…………」
激痛だった。快感どころか、徹頭徹尾痛みだけが柚希を支配していた。ペニスの先端の尖りが、子宮の内側から内臓全体を押しつぶすようだった。
ゴリュッ……ゴリュッ…………
「お゙うっ…………ゔぅ、あぁ……」
ゆっくりと肉棒の抽送が開始された。ネジのような形状のペニスがぴったりと柚希の肉壺にはまり、抽送の度に膣や子宮ごとかき回されるようだった。
ブシャアァァァァァァアアァ
その直後、子宮内にすさまじい熱を柚希は感じた。
――え……しゃ、射精……されてる?
始め、それはイノシシの放尿かと思った。しかし、結合部からこぼれる液体は白濁していた。しかし、人間のそれよりもかなりサラサラしていた。
「うぎ…………く、くるし……」
そのサラサラの精液は、とどまるところを知らなかった。子宮内に直接吐き出されたそれは、どんどん子宮を膨らましていった。外から見てもひと目で分かるほど、柚希の腹部は膨れていた。
「も、もう入らんって……おぐっ……」
しかし、イノシシの射精はまだ終わらなかった。
ドブドブッ、ビュグン、ビュルルルルッ
――え?
吐き出される精液の性質が、途中で変化した。先ほどまでは水のような感触だったのに、今度は人間のそれのようにドロドロをしている精液だった。
「知ってる? ブタやイノシシの射精には三段階あるんだ」
クリントがのんきに解説を始めた。しかし、痛みと腹部の苦しみで柚希はそれを聞いている余裕はなかった。
「始めはサラサラ精液、次はドロドロ精液だ。今柚希お姉ちゃんが出されてるみたいなやつね」
「は、あぁ……あぎっ……あぐ……」
まだ射精は終わらない。すでに第一段階でパンパンの子宮に、第二段階の精液が追い討ちを掛けていく。柚希の腹部は、すでに臨月の妊婦そのものだった。
「お、おなが……ぐるじぃ……あかん……」
ジョロロロロロロ……
柚希は失禁していた。単純な痛みだけでなく、子宮が大きく膨らんだことで、膀胱が圧迫されたのだ。
――し、死んでまう……これは……壊れる……。
ゾクッ――――
――そ、そんなはず……。
柚希の中に、子宮を蹂躙される快感が生じ始めた。人間との行為では絶対に感じることのない刺激に、彼女の背筋はぶるぶると震え始めていた。何度も弾ける電撃のような快感に、柚希は痛みを忘れ始めていた。
それは明らかに、媚薬の所為だった。しかし、ある意味では媚薬のおかげで、柚希は痛みを軽減できていたという側面もある。
ビリビリッ
腹部の膨張に耐えられなく、ついに勇者の服が破れ始めた。スカートも腰元から大きく割け、ただの腰巻きのようになってしまっていた。
「そろそろ、三段階目かな」
そう、まだ射精は終わらないのだ。
そして三度、精液の性質が変わった。今度はさっき以上に粘着質だった。それはさながら、溶けかかったグミのようだった。
「ま、まだ……出るの……? んぎ……かはっ……」
「第三の精液は、今まで出した精液を子宮からこぼれないように栓をする役目なんだ」
ドロドロォッ…………ドブドブウゥッ……
「んぎいぃぃぃぃぃ、んあぁっ、もう、出さんといて……お願いやから……」
柚希の願いもむなしく、とっくに限界を超えた柚希の子宮に精液が注ぎ込まれていった。それにより、また彼女は快楽の天井へと飛ばされる。
ズプン――――
ようやくイノシシの肉棒が引き抜かれた。
しかし、柚希の苦しみと快楽の板挟みは全く緩まなかった。彼女の子宮は通常の妊婦より一回りは大きく膨張していた。それにより胃や肺が酷く圧迫されるのと同時に、子宮壁を通して自分以外の大量の熱が伝わってきた。それらが全て、快楽へと変換され、柚希の脳をとろけさせた。
しかも、三段階目の精液で子宮口が栓をされているため、子宮内の精液が一向に出て行かない。
「あぁ…………はっ、かっ……ひぃん……」
「柚希お姉ちゃんって妊娠してないのにお腹膨らむこと多いよね。そのうち孕んだときの予行演習になるから良いか、ふふふ。さぁて、イノシシさんゲットだぜ」
いつのまにか、異形のイノシシは消え去っていた。その代わり、クリントの右手には真っ黒い球体が乗っていた。
「アドミラスと合体させれば、これからはいつでもイノシシさんとエッチできるからね。……あぁ、結界主を捕まえちゃったから結界が消えそうだ。生徒たちも戻ってくるから僕はおいとまするよ。柚希お姉ちゃんはどうする? その勇者の格好で体中獣臭を漂わせて、しかもそのボテ腹だ。全校生徒はそんな君を見て、一体どう思うかな?」
「っ……そ、んな……」
そうなってしまえば、本当に一巻の終わりだった。
全校生徒約700人超全員に、柚希の汚れた姿をさらすことになる。
そして問題は生徒だけではない。今までは、生徒を除けば、柚希に行為を迫った一部の教師にしか彼女の淫行は知られていなかった。しかし、ここで醜態をさらせば、それ以外の先生方――特に女性教師――にまで知られてしまう。そうなってしまえば、本当に柚希の退学は免れない。社会的地位も完全に失われる可能性もある。
――ここから、逃げんと……。
しかし、柚希は指一本躰は動かせなかった。お腹が異常に重く、しかも媚薬の所為で普段以上に足腰に力が入らない。
「あぁそうだ。僕は用があったんだ。それじゃ、頑張ってね~」
無情にも、クリントは姿を消してしまった。
「っ…………もう、ダメ…………」
柚希は涙がこぼれてきた。自分の無力と不甲斐なさ、そして刃更への罪悪感から、哀しみが溢れてきた。流れる涙を拭う力も無かった。
――ごめん、刃更。もう、私はダメみたいや……。これほどの醜態を大勢の前でさらしたら、もう里にも戻れん……。刃更の隣にも、いれん……。
結界が次第に薄れ、周囲に沢山の気配が戻り始めた。
柚希は、もう何もかも諦め、目を閉じた。
――――
――――――――
「仕方ないですね」
柚希はいつのまにか気を失った。
***
柚希が目を覚ますと、自室のベッドの上で、部屋着を着た状態で横たわっていた。窓の外からは夕日が差し込んでいた。
「私……一体……」
「やっと起きましたか、勇者の少女」
ベッドの横には、アドミラスが立っていた。考えてみれば久しぶりに見た気がする。
彼が柚希を犯すのを止めてから十日が経過していた。今までは毎晩のように犯されていたのに、あの日以来一度も彼は柚希の前に現れていなかった。
「何が……」
「あのままではあなたの大切にする『日常』とやらが再起不能になると思いまして、不本意ながら他の人間に気づかれる前にこうして運んで差し上げたのですよ」
「…………助けて、くれたの……?」
「いいえ、悪いですけどそれは違います。こう見えて、あなたの痴態を見るのは結構楽しいんですよ。しかし、それはあなたが壊れては面白くない。壊れるか壊れないかぎりぎりのところの楽しんでいるのですよ」
悪趣味にアドミラスは、柚希の耳元でそう囁いた。
その瞬間、背筋にゾクゾクと正体不明の感覚が駆け巡る。
「最悪」
「ふふふ、どうぞ言っててくださいよ」
そこでようやく、柚希は自分の腹部が正常に戻っていること気づいた。まだ子宮に痛みは残っているが、精液はほとんどが取り除かれたようだ。
「あぁ、魔物の精液なら、私が全て出しましたよ。膣内に腕を突っ込んで、子宮口の栓を取り除いたんです」
「手を……」
「魔物のペニスを呑み込んだあなたの肉壺は、容易に私の腕を迎え入れてくれましたよ。まぁ、もう治ってしまっているでしょうが」
アドミラスは手をひらひらを振って見せた。
確かに、魔物のペニスはアドミラスの腕より太かった。それが散々出し入れされた膣なら、彼の腕が容易に入ってもおかしくはない。
「その時のあなたの顔、眠っているのに気持ちよさそうでしたよ? どうです、もう一度試してみますか? フィストファック」
ゾクッ
背筋に何やら不思議な感覚が走った。柚希はその感覚を必至に無視する。
「っ……願い下げ。何度も言わせないで。私からあなたを求めたりしない」
「それは残念。それじゃ、私はまた引っ込むとしましょう」
アドミラスの撤退は早かった。また、彼はどこかに姿を消してしまった。
彼の行動がよく分からなかった。どうして柚希を助けるようなことばかりをしたのだろうか。
――どちらにせよ気持ち悪い。あんな男……。
柚希は布団をひっつかみ、顔を埋めた。
「っ…………うぅっ…………」
柚希は泣いていた。
しかし、それは哀しみではなかった。間一髪のところで、全校生徒や全教師にあの醜い姿を見られずに済んだことで、安堵したのだ。
もちろん、安心ばかりはしていられない。
日に日に柚希の淫行を知る生徒は増えている。女性生徒からのいじめも頻発している。これからのことを考えれば、いっそ退学になって、学校に行かなくても良い環境の方がまだ良いかもしれない。
それでも、今まで自分がされてきたことを刃更に知られるのが嫌だった。それを避けるために、柚希は日常を演じるしかなかった。あの地獄のような学校に通い続けるしかなかった。
「……このベッド……アドミラスの臭いがする……」
何度となく彼と躰を交わらせたベッドだ。
「でも……今は眠りたい」
アドミラスの臭いの残るベッドに潜り込み、目を閉じた。
「最悪」
数分で柚希は、眠りについた。
副題『初めての獣姦』ということで、この物語全体でも初めての試みです。
ということで、お腹いっぱいの柚希さんの話でした。
それにしても柚希編の投稿ペースが随分速いですねw
ということで(?)、次はゼスト編になるでしょう。
澪編と万理亜編でも同時投稿してるので、よかったらそちらもどうぞ。