そんな彼女に、とある女子高生が接触をしてきた。
少女の危険な渇きと決定的な絶望が語られる。
~2月3日~
○○○
――喉が渇いた……。
胡桃はラブホテルのベッドの上で目を覚ました。ついさっきまで相手をしていた男性はすでにお金を置いて去ってしまっていて、部屋には胡桃一人だった。時間はすでに十一時半を過ぎ、もう少しで次の日になってしまう。
胡桃はこの六日間、毎日のように援助交際を続ける日々を過ごしていた。その結果として、胡桃は全てで25人の男性と性行為をしていた。
それは媚薬による疼きを解消するためであるのだが、その媚薬は効果が切れると禁断症状を引き起こす。その症状とは――喉の渇き。
胡桃はベッド横のスポーツドリンクをあおった。最近は常に何か飲み物を持ち歩くようになってしまい、得たお金で買ったバッグにも何本か常備していた。おかげでめっきりトイレが近くなってしまった。
――でも、これじゃ全然潤わない……。
そうと分かっていても、ついつい飲んでしまうのだ。
本能的な感覚で理解している。喉が渇いたからと言って、すぐにあの媚薬を投与してはいけない。そんなことをしていたら、きっと自分はあっというまに壊れてしまう。そんな気がしていたのだ。
――だったら使わなきゃ良いんだけど……。
一度、症状が出た状態のまま媚薬を投与せずに行為に及んだことがあった。しかし、その時はどういうわけか全く濡れず、ただただ痛いだけだった。
「んくっ…………ん……」
胡桃はペッドボトルの最後の一滴を飲み干した。
「また買わなきゃ……それに……」
「そろそろ薬足りなくなってきた?」
「っ…………!」
部屋の扉のそばに、自分が立っていた。いや、それは胡桃自身の陰毛から作られた十五番目のクローンだ。彼女の手には、褐色の小瓶が握られていた。
「一週間は持つって言ったじゃない。それなのに……」
「あんたが使うペース速いだけじゃない。一昨日だって売ってあげたばかりなのに、もう足りなくなっているなんて。一日に何回使ってるのよ」
「…………それは……」
実際、偽胡桃が一週間はもつと言った小瓶を、胡桃はすでに六日間で二瓶消費していた。
「ま、そうだろうと思ってたわ」
偽胡桃はベッドに小瓶を五個放り投げてきた。のべ15万分だ。
「これでしばらくは持つでしょう?」
「…………」
胡桃は苦虫をかみつぶしたような表情をしたが、無言で15万を払ってそれを受け取った。
「お姉は……無事?」
「ええ、いつも通りの『日常』を送っているわよ。あんたがこのままでいてくれるなら、これからも変わらない」
「刃更が澪を見付けるまででしょ」
「…………そうね、そうだったわ」
偽胡桃はホテルの部屋を後にした。
胡桃は小瓶の薬液を小型注射器で吸い取って左腕に注射し、ホテルを出た。
足取りは普通だ。この数日間で、媚薬の疼きにも慣れていた。
「ちょっと、そこのあなた」
胡桃はホテルを出たところで呼び止められた。振り向くとそこには、黒い長髪の少女が立っていた。年の頃は胡桃と同じか少し上。
「何?」
「あなたね、最近あらゆる男をあさりまくってるっていう中学生は。確かに男性受けしそうな顔ね。名前は、野中胡桃ちゃんだっけ」
そう言う少女も、かなり整った顔がちだった。凜々しい美人系といった感じだ。
「何なの? 私ってそんなに有名なの?」
「そうね、他の女の子たちの顧客までかっ攫って言っちゃってるって有名よ。『泥棒猫』とか『節操なし』とか……まぁ、援交してる女に節操なし呼ばわりはされたくないだろうけど、ここまで手当たり次第だといい顔はされないよね」
つまり、あちこちで援交をしまくっている胡桃の所為で、彼女と同じように援交をしていた女から顧客を奪い取ってしまっていると言うことだ。
「正直、私の知った事じゃないって気がするんだけど。こっちだって、向こうからのコンタクトでしてるだけだし……」
「そうね、そのことに関してはあなたに非はないわ。でも、だからって大人しく客を盗られっぱなしでいる女の子たちじゃないのよ、特にここらの子は。暴力団とつながりを持ってる子も少なくないし」
「へぇ……」
――治安が良いとは思っていなかったけど、ちょっと離れるだけでこんなに荒れてるとこがあるなんてね。
胡桃は今いる場所は
気づけば胡桃の後方、少し離れたところにスーツ姿の男が二人立っていた。胡桃と少女の会話を大人しく聞いているようだ。
――つまり、その暴力団とつながりを持ってるっていうのが、目の前の子ってわけね。話の流れ的に、顧客を取られた腹いせにつながりのあるヤクザにお願いして私を黙らせようってとこね。
「そこで相談なんだけど、いいかしら野中さん?」
「その前に、いい加減名乗ったら? いくら何でも一方的に名前を知られた状態で会話するのも気持ちが悪いわ」
少女は少し考えた末、その口を開いた。
「
「いいえ、それだけで十分。そして、私はあなたと話すことはない」
――悪いけど、他に厄介事は嫌なのよ。
胡桃は一見ただの中学三年生だが、勇者の一族である。生半可な鍛錬をこれまで積んできたわけではない。例え霊操術の籠手を奪われているからと言って、そこらの中学生と同じはずはないのだ。
胡桃は後ろにワンステップだけ跳んだ。それだけで、二人の男の間にすばやく割って入った。
「っ――――!」
ツーステップ目で男の目線まで跳躍し、右脚による蹴撃を男の一人の脳天に炸裂させた。
「ぐおっ――――」
もう一人の男が懐から何かを取り出そうと手を差し入れた。
――させない。
まだ宙にいる胡桃は、今度は左脚を男の首に引っかけた。その状態のまま躰をひねり、力一杯男を引き倒した。
「なんだと――――」
仰天する男の顔面に、胡桃はトドメの拳を打ち込んだ。
本来胡桃も、媚薬でフラフラになってさえいなければ男に取り押さえられるようなことはないのだ。
あっという間の攻防だった。それだけで、男二人は気絶してしまっていた。
「…………少し血の気が多いのね。勘違いに気づかず突っ走るタイプね、あなた」
五十鈴は眉をひそめた。なぜかそこには、悔しそうな色はなかった。
「じゃあね、坂峰さん」
胡桃は踵を返しそこを立ち去った。五十鈴は追ってこなかった。
***
~2月4日~
胡桃はその日、誰も客を取らないことにしていた。それは別に、昨日五十鈴に言われたことに感化されたわけではない。
その日、胡桃は排卵日だった。俗に言う危険日である。
――コンドームを付けてもらえれば良いんだけど、たまに変な人もいるしね……。
その場の勢いで契約にないプレイを要求されることはしょっちゅうだし、胡桃もその勢いに押されてしまって許してしまうかもしれなかった。胡桃は、すでに自分を信用していなかった。快楽に完全に呑み込まれ、薬にも負けてしまっている自分を、信用できるはずもなかった。それでも、さすがに妊娠はしたくなかった。
――こんな私になっちゃったけど……まだ刃更は、受け入れてくれるかな……。
しかし、いざ一日援交をしないとなると、胡桃はすることがなかった。
――お金は結構あるし……何か買い物にでも行こうかな……。
そんなことを考えながら朝の六衛町を歩いていた。そこは幹線道路とは一本外れた道で、しかも早い時間であるために、人は他には誰も居なかった。
しかし、突然曲がり道から三人の男が現れた。昨日の男たちとは違い、ジーンズやTシャツといったラフな格好だ。髪は染めて荒れ放題で、ピアスも顔中に付いていた。
男達は胡桃の進行方向を塞いだ。
「あんた、胡桃ちゃんだよね」
男の一人が軽薄そうに笑った。
「何の要件?」
「別に? ちょっとお話ししたいなと思ってね」
後ろの曲がり角から、今度は五人の男が現れた。
「昨日の坂峰んとことやりあってただろ? 見てたぜ。いい動きするよね、胡桃ちゃん」
「見ていたんだったら分かるでしょう? 私を襲おうったって簡単じゃないわよ」
「そうだね、でも、これはどう?」
その時、車のクラクションが聞こえた。
「!」
路肩に止められていた車が急発進をして胡桃の方へと突っ込んできたのだ。ちょうど男達に挟まれ、胡桃はどちらにも逃げられないように通せんぼうされているのだ。
――最初から殺すつもりっってわけ!
胡桃はその場で飛び上がった。車すら軽々飛び越える高い跳躍だ。案の定、車は胡桃の真下を通過し、建物の壁に追突した。
「こんなことで……」
胡桃は急停止した車のボンネットに着地した瞬間だった。同時に彼女の脇腹に、男の一人が何かを突き込んだ。
バリッ――――
「かはっ――――」
着地の一瞬の隙を狙われた。彼らは最初から、このタイミングを狙っていたのだ。
胡桃の全身に強い電撃が走った。途端に躰が動かなくなり、胡桃は地面に倒れ込んだ。
――し、痺れて……。
ショワアァァァアァァ…………
ビクビクと体を震わせながら、胡桃は失禁した。アスファルトに黄色い小水が広がる。男の手には黒い塊が握られていた。
「改造スタンガンだ。すげぇ、これで気絶しないのか。さすがだな」
「それじゃ、気絶するまでやっちゃおうぜ」
「ま、待って……」
バチッ――バチッ、バリバリ――――
「あがっ――――――――――」
何度も胡桃の躰にスタンガンが撃ち込まれた。そのたびに彼女の小さい躰は飛び跳ねるように震え、尿を陰部から拭きだした。
それは、胡桃は気絶してもしばらく続けられた。
***
胡桃は冷たい感覚で目を覚ました。どうやら水を掛けられたらしい。
そこは小さな部屋だった。灰色の壁と床に覆われ、家具らしいものは何も置いていなかった。胡桃はその部屋の中央に倒れていた。手は背中側で拘束され、脚は広げられた状態で鎖と繋がっていた。鎖は部屋の壁と繋がれ、身動きがとれない状態だった。しかも、胡桃は全裸だった。
「これは一体、どういうつもり……?」
部屋には12人の男がいた。先ほどの男達も含まれているようだ。
今まで見境なしに躰を売ってきた胡桃にとって、もう男に全裸を見られて恥ずかしがるような精神は持ち合わせていなかったが、ここまで大勢と相対するのは初めてだ。
「どういうつもりかって?」
男たちの中央に、たばこを吸うサングラスの男が発言した。その男だけ、身につけている物の値段が違うようだ。
――こいつが、男たちのボス?
男の後ろから金髪の女が顔を出してきた。五十鈴ではない、別の誰かだ。
「ヒデアキさん、早くやっちゃってよ。こいつ私のお客さんほとんどかすめ取ったんだよ。酷くない?」
女はヒデアキと呼ばれたサングラスの男にすがりついた。
「つうわけで、俺達が焼きを入れようってんだ。俺の可愛い女にそういわれちゃぁな、しないわけにいかねえよな。それに、匿名のたれ込みもあってな」
「…………?」
「野中胡桃を襲うなら3月4日の今日にしろってな、70万円の振り込みとともに。俺達としちゃ、お前なんか殺しちまっても全然良いんだが、その金と一緒にこうも書いてあってな。殺さないでおいたら、追加で230万円を振り込むってな。正直眉唾もんだが、実際70万は払われてる。しかも俺達にとっちゃなんの損もないときた。まぁ、資金繰りはどこの組も厳しい時代だ。藁にでもすがるってこった。ま、お前を襲うだけで計300万手に入るってんなら、俺達
胡桃は言葉を失っていた。
それだけ大金も持っていて、そして今日を狙って襲わせた張本人。それは間違いなく、十五番目のクローンの胡桃だ。
今日を狙った理由は単純、胡桃の排卵日であることだ。記憶を共有した彼女なら、胡桃の生理周期を熟知していてもおかしくはないし、今まで十五人で援交をしていたのなら、かなりの大金を持っていることにも説明が付く。
――何が私には手を出さないよ。思いっきりあんたの差し金じゃない……!
「それじゃ、始めようか……」
「っ…………ま、待って」
男の一人が胡桃に歩み寄った。すでに我慢の限界だったのか、大きく膨らんだ自分の欲根を取り出していた。他の男達も同様に、己のそれを準備していた。その瞬間に、小さな部屋に雄の臭いが立ちこめる。
――っ…………何日も洗ってないような臭い……まさか……全員⁉
「ま、待ってよ……ご、ゴムを……せめてコンドームを……」
「馬鹿野郎が。これはレイプなんだぜ? 付ける訳ねえだろ」
そう言って男は、大きく脚を広げた胡桃の前に陣取った。肉棒に手を添え、彼女の淫裂にあてがう。
限界まで心臓が激しく脈打つ。このままでは、本当に生で入れられてしまう。
――な、なんとかして止めないと……。
「そ、そうよ……い、今すぐは無理でも、たれ込んだ人より多くお金上げるから――――」
「ここまで来て引く男はいねえだろ」
ズブブゥッ…………
「はぐっ……は、入った……」
名前も知らない男の肉棒が、まだほとんど濡れていない肉壺へと侵入してきた。
「くっ……いた…………」
「うお……きっつ……本当に援交でやりまくってる女のまんこか? お嬢のと比べもんになんねえや」
「ちょ、ちょっと! 何失礼なこと言ってんのよ」
金髪の女がその発言に激怒しているが、男は全然耳に入っていないようだった。
男は勢いよく腰を前後させ始めた。まだ渇いていた肉壺が、男の侵入を了承したかのように徐々に湿り気を帯びていく。
――く……どうして……こんなんでも気持ちいいのよ……。
どうしようもなく湧き上がる熱に、胡桃は動揺を隠せない。思えば処女を奪われたときでさえ、レイプ同然だったにもかかわらず快楽をその中に見いだしていた。
「おい、こいつマゾなんじゃね。無理矢理されて濡れてきてんぞ!」
「そ、そんなわけ……」
別の男が、無防備な胡桃の胸に手を伸ばしてきた。
「ほう、スリムな体型だが、案外胸もしっかりあるじゃねえか」
「やめろ……触るな……」
ゾクゾク――――
背筋に走る感覚があった。それは確かな快感が半分、そしてもう半分は、もどかしさだった。
「んあ……♥ はっ……」
「俺はこっちだな。こいつのここ、結構きれいなんだよ」
そう言って別の男が、ついに胡桃のある部分に目を付けた。
男が手を伸ばした先――――それは、胡桃の一番の弱点、性感帯である、脇だった。
男のがざがざした指先が、胡桃の敏感な脇へと触れられ、なで上げられた。
その瞬間、激しい快楽の明滅が胡桃の脳髄を駆け巡った。
「ふああぁっ、あぁぅ、あっ、あっ……んああぁぁっ――――!」
プッシャアァァ――――プシャッ、プシュゥゥッ
まるで水漏れした水道管のように、不規則に何度も胡桃の陰部が潮を吹いた。
「あ……ああぁ……かはっ……は……」
ジョロジョロジョロ…………
潮を吹いた尿道はその勢いのまま、失禁してしまっていた。
「おい……こいつ普通に漏らしてんぞ、しかも急に締め付けがきつくなった。わかったぞ、こいつ脇が弱点だ」
胡桃の弱点が男達に知られてしまった。そうと分かれば彼らの行動は速かった。男たちは自分の肉棒を、胡桃の脇で挟み込み、扱き始めたのだ。
――嘘うそウソ……こんな人数で…………脇コキなんてやったこと……
シュコッ……シュコッ……
「んああ♥ はぎっ、はぁっ♥ うくっ……かはっ♥」
ビクビクッ、ビクン――――
胡桃はすでに数え切れないほど絶頂を迎えていた。その小さな躰が大きく震え、何度も潮を吹いた。
「ら、らめぇ…………こ、壊れちゃうよ……はあぁん♥ はひっ……」
「おい、こっちも忘れんなよ!」
胡桃を貫いていた肉棒は、いつのまにかその太さを増していた。
「そろそろ出してやるぞ」
「ま、待って……あひっ♥ ら、らめよ……んぎぃぃっ……かはっ……♥ きょ、きょ、うは……きけんな日で……に、にんひん、しちゃう……んあぁぁ♥」
絶頂しながらではほとんどまともにしゃべれていなかった。それでも男は、その言葉に興奮した様子だった。
「へえ、今日……お前危険日なんだぁ……それじゃ、しょうがねえなぁ」
そう言って男は、腰の律動を止めた。
「は、はひ…………はっ……」
――や、止めて、くれた……?
男は胡桃の耳元に口を持っていき、囁いた。
「一番奥に出してやらないと、もったいねえじゃねえか」
「っ…………い、いや…………」
男は胡桃の腰を強く支え、思いっきり自分の腰を突き出した。
ゴスッ――――
肉棒の先端が胡桃の子宮口へと突き入れられた。
「おぐぅ…………か……」
「孕めや」
「い、いやあぁぁ! ら、らさないで! た、たすけて……兄ちゃん……刃更兄ちゃん――――――」
ブジュウゥゥ、ビュルルルウゥゥッ、ビュググッ、びゅうるん……ビュクン
「いぎいぃぃぃぃぃぃぃぃ―――――――――――!」
小さな子宮へと、ドロドロの精液がおびただしい量注がれていった。排卵日であることなどお構いなしに、己の遺伝子を刻みつけるように、精を吐き出していった。
それと同時に、胡桃は今までで一番大きな絶頂の波にさらわれていた。脇から断続的にたたき込まれる快感。膣壁の至る所を擦られることで生み出される甘美な刺激。子宮から体内へとじわじわ伝わる精液の熱。それらが一度に押し寄せ、胡桃の感覚受容器のキャパシティを遙かに凌駕し、思考を焼き付かせた。
「あ……あぁ……ん……はっ……♥」
「おう、おうっ……まだでる……」
ビュルビュルビュル…………
とうに子宮に入りきる量ではなく、結合部から精液が逆流して吹き出した。
プシャッ…………
肉棒が射精で脈打つのに合わせるように、胡桃は潮を吹いた。
「ほ、ほんとう、に……なかで……あぶないって……あぶない……のに……ん♥ はぐぅ…………」
「すげえ出た。こんなに気持ちいいのは久しぶりだ」
「おい、代われよ。脇ばっかりじゃつまんねえよ」「上にも口っつう穴があるじゃねえか」「四の五の言ってねえで代われ。後が詰まってんだよ」
肉棒が肉壺から引き抜かれた。その瞬間、ビュウッっと入りきらない精液が溢れだした。
「出し過ぎだろう。やる気失せるっつうの」
そう言いながらも、別の男が己の欲の塊で胡桃の貫いた。
「はぐぅぅっ……あぁ♥ ま、待って……ま、まだ…………イッてて――――ーおぐぅ!」
また別の男が、今度は胡桃の口にその肉棒を突き入れた。
「噛むなよ。噛んだら顎砕いてやるから」
ジュボボッ、ジュブッ――――
――臭い……色々こびりついてて……吐きそう……。
「やべえ、口の中気持ちいいぜ」「脇、俺にも脇やらせろ」「まんこきつすぎ。もう出そうだ」「早漏れすぎんだろ。まだ一分もやってねえだろ」「喉まん気持ちいい……」
ビュルン、ビュルビュル、ドクンドクン……ビュルルルルッ……
再び子宮へと精液が吐き出され、同時に今度は口へも射精された。
「おごっ……おうっ……ごほっ…………おえ……」
飲みきれなかった精液を胡桃は吐き出してしまった。それにより、自分の胸の白い肌に精液がべたべたをこびりついた。
男達は、次は誰が下の口を使うかで揉め、話し合いの末に決まった男が胡桃を貫いた。暇な男は口を、胸を、髪を、そして脇を思い思いに犯した。
途中から邪魔な拘束は解かれていたが、すでに胡桃は半ば意識を失っていて逃げ出すどころではなかった。
「ちょっと~見てたら私もしたくなってきたんだけど~?」
金髪の女が男達にそう言った。胡桃の肉壺を味わっていたヒデアキがその言葉に一度だけ女を見た。
「どっかで捕まえとけ。俺達は忙しい」
ヒデアキは胡桃の陵辱に戻った。腰が大きく震えている。どうやらまた膣内に射精したようだ。
「…………つまんない……」
女は不機嫌そうな顔をして、部屋の扉へと歩いて行った。
「まぁ、あれじゃ絶対孕んじゃったろうし、いい気味。しかも、誰が父親か分かんないね、ふふふ」
不敵に笑うと、女は部屋を後にした。
「ば、ばらさ…………に、にいちゃん……んっ……はっ♥ ご、ごめん…………んああぁぁぁぁぁっ♥」
部屋には、いつまでも胡桃の快楽に溺れた嬌声が鳴り響いていた。
前後編同時投稿です。
良ければ次もどうぞ。