「…………」
「あ、あのー……?」
数ヶ月後、とある島のレストランで顔を突き合わせているグランとスツルムが居た。仏頂面のスツルムの顔をグランがおっかなびっくりという感じで覗いている。
「め、珍しいですね……スツルムさんが依頼中に1人なんて」
「あのバカは今別行動で情報収集中だ、お前こそ取り巻きはどうしたんだ」
「いや、街を見て回ってたらいつの間にかはぐれてしまって……お腹も空いてたのでこのお店に入った次第でして……」
「それは迷子っていうんだよ」
目の前に山盛りにされている肉を頬張りながらスツルムが不機嫌そうに行ってくる。グランとしてはどうしてこんなに彼女が不機嫌なのかがわからなかった。
「お前も食え、私が奢ってやる」
「え! 良いんですか!?」
相手が不機嫌で怯えていたことなど忘れて笑顔になるグラン。この世で人の金で食う肉ほど美味いものはない。
「ああ、そのかわりこの後付き合ってもらうぞ」
「?」
……
「あー、やっぱり……」
「どうした、早く入れ」
食事の後スツルムに連れられたのは裏路地の更に奥、目立たないようにひっそりと佇む宿。所謂ラブホテル、というところだ。グランも街の奥、人気のない方へと進む度にだんだん勘付いてはいたがいざ入っていこうとするスツルムを見るとギャップにたじろぐ。
「どうしたんです今日は、やけに機嫌悪いと思ったらこんな所……」
「良いから付き合え、時間は取らせん」
手慣れた様子で部屋を取るとさっさと部屋に入り全裸になる。ムードもクソもないがここがそういう場所なので仕方ない。
「何だお前、躊躇ってたくせにしっかり勃ててるじゃないか」
グランのズボンを刷り下ろすと出てきたヒューマンの少年としては立派すぎる肉棒に笑みをこぼしながら具合を確かめるように扱き上げる。
「まあそりゃ……スツルムさん見たいな美人にこんな所に連れ込まれたら想像だけでこんなになっちゃいますよ」
「まあ、都合がいいから良いか」
そう言うとグランをベッドに押し倒し、自分の愛液が滴り落ちそうなほど濡れた膣に自ら腰を下ろし挿入していく。
「ああ~♡ いいな、やっぱり良い」
「僕をお風呂みたいに扱わないでくださいよ、どうしたんですか一体」
「何も特別なことはない。ただ最近食合せが悪かっただけだ」
そう言いながら腰を振るスツルムの機嫌は先ほどよりも少し良くなっていた。
彼女が不機嫌だった理由は単純明快、ここ数ヶ月に引っ掛けた男が尽くハズレだったのだ。自分だけ満足して寝てしまうやつ、小さいやつ、早いやつ。一回二回なら耐えられるが何度も続くと彼女も苛ついてくる。そんな所に理想の男がやってきたらもうやることは決まっている。グランは会ったときからもうこうなる運命だったのだ。
「それにっ、久々にこう言う所でヤりたかったんだっ♡」
「ウチの船に何か不満でも?」
「そういうわけじゃないが、何時も同じところだとな、マンネリってやつだろうか?」
確かに言われてみればたしかに心なしか彼女の動きが激しい気がする。グランは色んな所でヤッてるので気にならなかったが、スツルムはそうでもないらしかった。彼女の引き締まった体がグランを喜ばせるために艶かしく揺れている。
「今日はペース早いですね、そんなに溜まってたんですか?」
「違う、今日はお前も私もこの後予定がある、それまでに満足しないとお互いつらいから激しくしてるんだ。人を淫乱みたいに言うな」
自分からラブホテルに連れ込んでおきながらそんな言い訳がましい事を言っているスツルムも流石に体は嘘をつけないらしい。生きるために今まで研鑽してきた肉体を男の肉棒を咥え込むために必死に動かしている姿は淫乱以外の何物でもない。
「おっ♡ こらグラン♡ そんな、突き上げるなっ♡」
「早く終わらせないといけないんでしょう?お手伝いしますよ」
「やめろっ♡ これ♡ おく押し込まれて♡ はあっ♡!」
グランが腰を突き上げる度、ポルチオに肉棒が食い込み、流れ出る大量の愛液とともに彼女に快感を流し込む。思考が快感によってふやけていき、腰を振り快感を得ることしか考えられなくなってくる。
「ああっ♡ だめだ、これだめ♡ すぐイッちゃう♡ もっと♡ もっときもちいのちょうだい♡」
いよいよ切羽詰まってきたのかガクガクと全身が震えている。スツルムは本気でイキそうになると言葉遣いが柔らかくなるのでそれがグランは可愛いと思っている。まあ本気でイかせられる機会など早々ないのだが。
「それっ♡! それいいっ♡ もっと♡ あっ♡ イクっ♡ イッ……くうううぅぅぅぅぅ♡♡♡」
彼女がイくと同時に射精する。グランの上で仰け反ったスツルムの体が、精子がどくどくと送り出されるのに連動してビクンビクンと震えているのがわかる。子宮口は鈴口にピッタリと吸い付き、精液を絞り出しているかのようだ。彼女の敵を倒すために鍛え上げられた肉体が、今は男の精を絞り出すために蠢いている。
「はぁ♡……はぁ♡……んっ♡」
縋り付いてくる膣から肉棒を抜くと、露骨に残念そうな顔をする。たった一度の絶頂では彼女の溜まりに溜まった性欲を解消することなど出来るはずもなく、膣からは再度の挿入に備えるように粘性のある本気汁が溢れ出ていた。そんな彼女を満足させたいのはグランとて山々なのだが、いかんせん時間がない。放心しているスツルムに備えてあった水を差し出す。
「どうぞ、水です。そろそろシャワー浴びないと時間ヤバイですよ」
「んー、ありがと♡ でもまだ立てないから先どーぞ」
この快感で意識が朦朧としている間にしか見れない乙女モードのスツルムがたまらなく好きなグラン、所謂ギャップ萌えと言う奴だが、船でしている時もこのモードにしようと努力はするがなかなか上手くいかない。星晶獣の知識も得ているのに何故だろう……と考えながらそそくさとシャワーを浴びるグランだった。
「良いか、行為中の私の様子は誰にも言うなよ、そして忘れろ。もし言ったらもうイスタルシアには行けないと思え」
「い、言えるわけないじゃないですか……ほら、危ないからしまって……」
グランの後でシャワーを浴びて戻ってきたスツルムは出てくるなり服も着ずに剣をグランに突き立てて脅迫してくる。どうやらシャワーを浴びて正気に戻ったらしい。グランが彼女のあの姿を見るのはこれが最初では無いのだが、どうやらまだあれは恥ずかしいらしい。本気の殺気を放ってくる彼女に冷や汗を流しつつも、まだ彼女のあの姿を見たのは自分一人なんだなと軽い優越感に浸るグラン。それを知ってか知らずか、納得したように剣を戻し服を着はじめる。
「すまないが今回は今すぐに報酬は用意できない。後日送るからそれで勘弁してくれ」
「良いですよ、あの奢ってくれた肉が報酬で」
「良いから受け取れ、送り返したりしたら承知しないぞ」
そう言うともう既に身支度を整えた彼女が部屋からさっさと出ていく。グランもそれを追いかけるように部屋を出て、まるで先ほどまでの時間が無かったかのように何食わぬ顔で仲間たちと合流するのだった……
スツルム殿は傭兵っていう職業だから舐められないようにあんな言葉遣いとキツめな性格なだけで素は普通に女の子説提唱したいです。