「グラン、お前さんあの傭兵の姉ちゃんをいい加減堕としてこい」
操舵室でふいにラカムから言われた言葉に思わず飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになる。男二人だけとはいえ普段そういう話をしないラカムから珍しく振られたゲスい内容の話題に驚いた。
「なんだその反応。まさかお前さんあいつとの関係がバレてないと思ってたわけじゃないだろうな?」
「いや、流石にバレて無いとは思ってなかったけど……どうしたのいきなり?」
「いやな? 別にこの船で何ヤッてようが傷さえ付けなきゃ別に俺はどうでも良いんだがよ、ただあの姉ちゃんは俺達が補給とかで長期滞在する島には毎回来てるだろう? それがなんか怖くてよ、情報筒抜けなんじゃないかって」
確かに言われてみれば補給などで滞在する島には大体彼女が訪れていた気がする。依頼などの合間で気付かなかったがこの遭遇率は異常だ。
「それに単純に戦力がほしいってのもある。これから空域をいくつも跨いでいく以上戦力は多いに越したことはないからな」
ラカムはこう言ってくれているがおそらく他の女性団員にせっつかれたのだろう、あの時々来ては団長を摘み食いしていく女をどうにかしてくれと。そこで思いついたのがいっそ騎空団に入れてしまえという考えだったらしい。確かに入れば団内の約束事などを守らなければいけなくなるしそれが一番手っ取り早いかもしれない。
「わかった、じゃあ“説得”してみるよ」
「おう、女性団員の機嫌も傾き始めてるから早めに頼むぜ」
「善処するよ」
そう言って操舵室を後にする。彼女を堕すのは出来ると思うがいかんせんいつも通りだと時間が足りなすぎる。その言い訳をどう作ろうかと考えを巡らせるグランだった。
「お前から呼び出しなんて珍しいと思ったら、そういうことだったのか……」
こんなに呆れている顔を向けられたことなどあっただろうか?もはや真性のバカを見ているような目を向けられるグランは何も言い返せない。彼女がすぐに帰ろうとしたり、その視線に侮蔑が含まれていないことが救いだろう。
「そうやって疑われているのは釈然としないが、まあ良いだろう。疑われても仕方ないしな」
「ははは……で、受けてくれます?」
「一応報酬は貰ってるし、お前とのセックスは好きだから受けてやる。結局私はいつも通りだ、一回分ただになったと思えば得した気分だ」
余裕の表情で全裸になりベッドの縁に座る。普段よりも柔らかいベッドがスツルムを優しく受け止めた。
「それにこんないい宿まで取ったお前も断られたからって返すわけにもいかないだろ、今回は私が付き合ってやる」
このときスツルムは今までにないほど浮かれていた。いつも金を払って抱いてもらっている少年に初めて求められたのだ、高そうなホテルの一室で好みの男に求められるという状況が彼女を舞い上がらせた。それが彼女の判断力を決定的に鈍らせたのだった……
「んっ♡ お、おまえ普段からこんな愛撫する奴だったか……?」
「しますよ?何時もは時間が無かったりでスツルムさんがすぐに入れちゃうからそんなにしたことなかったですけど」
今までに無いほど続く愛撫にスツルムは戸惑っていた。膣は既にたっぷりと愛液を含み肉棒を受け入れる準備は整っていた、しかしグランは愛撫をやめようとしない。乳首をこりこりと弄られながらクリトリスを撫でる。グランの指はまだ膣内を撫でていないのに溢れ出た愛液でびちょびちょだった。
「は、はやく挿れろ……、もう濡れてるから良いだろぉ♡」
「ダメですよ、今日はスツルムさんを堕すために来てるんですから、しっかり感じてもらわないと」
「だからって……あっ♡」
彼女は決定的な勘違いをしていた。それはグランが今まで通りのセックスを今回もすると勘違いしたことだ。普段の彼女が“買っている”グランと同じように最低限の前戯を行い、そして彼女が満足するまで動いてそれで終わりだと、勝手に考えていたのだ。
「ん♡ ……っ♡♡」
だがどうだろうか?体を重ねて一時間以上たった今でもグランはねちっこく彼女の体を愛撫し続けている。普段なら2回戦に入っていてもおかしくないにも関わらず、今回はまだベッドに寝てすらいない。グランに抱えられるように座り、後ろから伸びたグランの手が快感を彼女にもたらしている。普段のただ濡らすための前戯ではなく、体全体の性感を高められているような感覚。それを経験したことの無い快感にスツルムはただ声を押し殺してグランに身を預けるしか無かった。
「おい、ほんとにもうだめだ、もうイキそうだから早く挿れてくれ」
「ダメですよ、前戯だけで立てなくなるくらいイッて貰いますからねぇ」
「なっ! バカを言うな!んっ♡」
「女の子はイクほど敏感になれますからね、時間もたっぷりあるし今までに無いくらいイかせてあげますよ♡ じゃあとりあえず一回目」
「あっこらそこ今そんな弄っちゃ、やっ、あっ♡ イクっ♡」
体を丸め今日はじめての絶頂に身体を震わせる。絶頂までにかかった時間に比例するように、絶頂も長い。まるで水飴のように体中に張り付いているかのようだ。絶頂の波が過ぎ去った後も身体を熱く火照らせた。
「はー♡……はー♡……?」
「どうです? 普段と違って身体がすごく疼きませんか? 特にここらへんとか……」
そう言って下腹部を擦るグラン。確かに今彼女の下腹部には経験したことのない疼きが存在していた。まだ小さいが少し不安になる。
「それは発情してる証拠です。貴方のメスの体が本能で求めてるんですよ」
「発情? それはエルーンのもので……」
「ヒュ―マンやドラフもしますよ。大抵はこういう時にしか出ないから気付かれないだけです」
そう言うと擦っていた手を下ろしてクリトリスに触れる。すると先ほどとは比べ物にならないほどの快感が脳を焼いた。
「あひっ♡」
「今回はこの疼きが我慢できなくなるまでしますからね、頑張ってください♪」
再び愛撫が開始される。クリトリスからの刺激に膣がきゅーっと収縮するが何もないそこからはただ愛液が溢れ出すだけだった。
「グラン……お願いだ、挿れてくれ……指だけでも良いから……もう切なくて、耐えられないんだ♡」
「えー、早くないですか?」
「たのむ、もう無理なんだ……始まってからこんなに何も入ってないの初めてだから……もう耐えられない……あっ♡」
グランの右手が膣口に触れる。ただ触れているだけなのにスツルムの膣は彼の指にちゅうちゅうと吸い付く。その要望に答えるように指を膣内に挿れると指を感じ取ろうと膣壁がぐるぐると動き回る。しかしそれは決して指を押し出そうという動きではなく、奥へ奥へと誘うような動きだった。
「スツルムさんのオマンコ僕の指をちんこと勘違いしちゃってるんですかね? 奥に入れてっておねだりすごいですよ」
「言うなぁ……こんなことされたのはこれが初めてなんだ、仕方ないだろう……♡」
赤面しながら言い訳をするスツルム。彼女のセックスのスタイルなら手マンされるのが初めてなのも納得だ。実際グランも彼女の膣を指で感じさせるのは初めてで、文字通り手探りと言った感じだ。どうも手でやるのと肉棒で感じさせるのは勝手が異なる。
「っ! そこっ! あっ♡ やっ♡」
「お、ここですか弱点。」
「んっ♡ こら、とんとんやめっ♡、あそぶな! あっ♡」
指の腹で少し盛り上がった部分をとんとんと優しく叩いてやるとおもしろいように体を震わせるスツルム。指で表面をこすってみたり、ちょっと強く押し込んでみたり、押し込んだまま振動させてみたり。Gスポットを慣れないように様々な方法で責める度、スツルムはグランの腕の中で絶頂した。彼女が達する度に両足がピンと伸び、グランの腕に縋り付くように絡まった腕に力が入る。流れ出る愛液はいつの間にか白く濁った本気汁に変わっていた。それを見てグランは更に奥に指を進める
「あ、ああああぁぁぁぁ♡ 奥来てるぅ……」
思ったより低い位置に来ていたポルチオに指先が当たる。一瞬スツルムの体が強張るが、すぐにもっと弄ってくれと全身が主張しはじめる。此方が動きやすいように腰が少し浮き、訪れるであろう快感で体勢を崩さないようにグランを掴む腕の力が少し強くなった。なによりポルチオに触れた瞬間全身からぶわっと溢れ出した彼女のメスの匂いは、グランであっても一瞬意識が霞むほどに濃厚なものだった。
「やめろ……そこはほんとにダメなんだ……そこは……」
「スツルムさんここ弄られるとマジイキして女の子に戻っちゃいますもんね」
「分かってるならなんで、あっ♡ ほんとに、いやっ♡ やめろっ♡ んおっ♡」
スツルムの経験豊富な膣は指からの刺激であっても忠実に快感を生み出していく。指先での刺激は肉棒のそれとは違い引っ掻いたり、周りをくるくると撫でられたりと柔らかな刺激が多い。強烈な快感の波ではないが、幾度も絶頂し蕩けた彼女を絶頂に至らせるには十分な刺激だった。
「ふっ♡ あっ♡ はぁ♡ イっ♡」
「なんか僕の指が動く度にイッてません? きゅっきゅって締め付けてきますよ」
グランのそんなからかいに答える余裕など今の彼女にはない。甘い下腹部からの快感が徐々に大きくなってきているのが彼女にはわかった。もう為す術はなく、しかし往生際の悪い彼女は少しでも耐えようと必死に快感を押し込める。しかし体が絶頂を覚える度に彼女の越えたくないボーダーが迫ってきているのがわかった。
「お願いだグラン、あれはほんとにダメなんだ、こんな指だけでなんて止めてくれぇ」
「僕あの可愛いスツルムさん好きだから止めません、大人しく可愛くイキ狂ってください」
「この……んうぅぅぅ♡」
普段はセックスに集中しているからあまり意識しないが、こうやって自分が快感を享受しているだけの状態だとどうしてもこの後の事態が想像できてしまう。この後自分があの恥ずかしい言動をしてグランに甘えまくると思うと舌を噛み切りたくなるほどだ。せめてもの抵抗にとグランを睨むが今の全身蕩けきった状態では何の意味もない。むしろそれが彼に火を付けたのか少し指の動きが早くなった。
「ダメだ、ほんとに、もうイク、イッちゃうから……!」
「ダメじゃないですよー、どんどんイッて可愛い姿見せてくださいねー♡」
「いやっ♡ だめグラン♡ イク♡ いくいくいく♡ イっ………っ♡♡♡♡!!!」
一際大きな絶頂が彼女を襲う。子宮から生まれた快感を受け止めきれず全身がバネのように逸らされビクビクと震えていた。膣もグランの指を食いちぎらんばかりにギュウギュウと締め付けられている。
「ぐらぁん……♡ もっとぉ……♡」
絶頂を抜け顔を上げた彼女にもう普段の歴戦の傭兵の面影はなく、甘えた声で雄を誘惑し自身の渇きを癒そうとするメスのドラフが座っていた。普段つり上がっている目尻は下がり、頬は上気し、腰は更なる快感をねだるようにカクカクと動いている。その姿に思わずグランの顔にも笑みが浮かぶ
「いい顔になりましたね、やっぱ素直が一番ですよ」
「はやくぅ♡ ぐらんのちんぽ早くちょうだいよぉ♡」
普段からは考えられないような言動をしながらグランの肉棒を後ろ手に擦る。普段でも挿れただけで気をヤッてしまうのだ、今の状態のスツルムに挿れたらどれほどの快感が彼女を襲うだろうか。それは今の思考能力が落ちた彼女でもわかるようで期待から更なる愛液が奥から溢れ出てくる。
「まだダメですよ、スツルムさんがもうしゃべれないくらいイったら挿れてあげます」
「そんなぁ……あうっ♡」
拗ねる彼女をポルチオを責めて黙らせる。もう完全に優位はグランにあるのだ。後は彼が満足するまで彼女を責めるだけだ。先ほどまで手持ち無沙汰だった左手をクリトリスに当て、しごきつつポルチオをさっきより強めに責める。彼女はどうも刺激は強いほうが好きなようで腰が嬉しそうに震えている。快感で反射的に閉じようとする脚をそうならないように耐えているのが脚がぴくぴくと動いていることから見て取れた。
「あ゛っ♡ あ゛うっ♡ イくっ♡ またイク♡ うひっ♡ お゛っ♡」
指の動きに合わせて膣を締めながら喘ぎ声を漏らす彼女の姿はさながら楽器のようだ。必死にシーツを掴んでいる足の指がいじらしい。口の端から垂れたよだれがシーツに落ちるが、そんなこと気にする必要も無いほどにベッドはぐしょぐしょだった。ホテルのものとは言えマットレスまで染みていないか心配になるほどだ。
「ひっ♡! 来る♡ 大きいの来る♡ 」
呼吸が浅くなり彼女の全身に力が入る。快感から逃げたいのか、それとももっと受け取りたいのか彼女はとうに力の入らなくなった腰を懸命に動かそうとしていた。休まることのないグランの手がスツルムの弱点を擦る度寸前まで来ている快感に身構えている。体を前のめりにして瞬きもしない。そんな分かりやすい合図を知っていたグランは不意に責める手を止めた。
「……おい」
先ほどまでの甘えた声音は何処へ行ってしまったのか底冷えする低い声とともにグランを睨むスツルム。しかしグランはそれを意に介した様子もなくスツルムの胸を揉みしだく。
「スツルムさんほんとに気持ちよさそうにイこうとするんですもん、意地悪したくなっちゃいました」
「お前……わっ」
恨めしそうに睨むスツルムの胸を揉むのを止め、優しくベッドに仰向けにする。彼女の湿った背中がシルクのシーツに受け止められると同時にグランが上に覆いかぶさった。
「それに、やっぱりこれでイキたくないですか?」
「っ!……お前」
いくら睨んでも寸止めでお預けされた体は嘘をつけない。秘所の上に載せられただけの肉棒にスツルムは愛液を全体に散りばめるように腰を擦り付けている。寝そべっている体制で腰を上げるのは相当辛いだろうが、いまや彼女の下半身は彼女の制御下にない。当てはするものの一向に挿入する気配のないグランに焦れたスツルムは思わず声を張る。
「っはやく挿れろ!」
「スツルムさんが騎空団入ってくれるなら挿れてあげても良いですよ」
「うっ、っくぅ……」
正直スツルムはもう限界だった。グランから言われた日程的にも普段より長くセックス出来ると踏んだ彼女はそれを存分に楽しむために性欲を溜め込んで、俗に言うオナ禁をして来ていたのだ。それが今の状況をより一層悪くしているのは明らかであるが今の彼女にそんなことを考える余裕など無い。彼女の頭の中は秘所に擦り付けられている肉棒をどうやって入れてもらえるかだけでいっぱいだった。
「……入る、お前の騎空団に入るから……だから挿れてくれ」
(そうだ、今だけ入ると言っておけばいい。それで終わったらしらを切るなり何なりすれば良いんだ……それに入らされてもすぐに抜ければ良い……)
スツルムのその場しのぎの嘘を知ってか知らずか、グランはその答えに満足したように腰をゆっくりと挿入する角度に変えていく。泡立った秘所に先端をあてがい、吸い付いてくる膣を無視してわざとクリトリスを先端でちょんちょんと突くと切なげな声がスツルムから漏れる。
「う……焦らすな……はやく……ぅうん♡」
そんなスツルムの言葉もどこ吹く風で素股の様に肉棒を擦り付け愛液が溢れ出てくるさまを楽しむと、そのままゆっくりとスツルムの膣内に己を沈めていく。決して挿入の刺激ではイかせないというような静かな挿入は、しかし肉棒を久方ぶりに受け止めた彼女には幸福なものであった。求めていた快感とはだいぶ違うが、それでも細い指とは比べ物にならない満足感がある。
「はぁぁぁぁ♡ あ♡ う♡ う、ぁうううぅぅぅ♡♡♡」
少しずつ少しずつ侵入してくる逞しい肉棒に、スツルムは喘ぎ声にもならないような吐息を吐き出し続けている。普段のように膣内を伸ばすように腰を回したり、弱点を逐一責めてくるようなことをしない、ただ奥を目指すだけの挿入は羽毛布団の様に軽く柔らかい。しかし彼女に数え切れないほどの絶頂を与えてきた肉棒を彼女の体は鮮明に覚えており、また訪れるであろう快感への期待から奥へ近づくほどに敏感になっていった。まるで羽毛布団に押しつぶされているような感覚。苦痛ではなく、しかし苦しいほどに重厚な快感が下腹部から全体に広がっていく。
「ふぅ~、スツルムさん締めすぎですよ。こんなのすぐ出ちゃいますよ」
「仕方ないだろぉ♡ 早く動けぇ……♡」
グランの肉棒が膣に馴染んだのを見計らって、彼女の要求に珍しく素直に答え、腰を動かすグラン。リズミカルな突き込みは部屋に快音を響かせながら二人の性感をより高めていく。普段のスツルムなら物足りないような淡白なピストンだが、今の彼女には砂漠の水よりも求めていたものだ。決して逃さないようにグランの腰に彼女の両足が巻きついている。
「あっ♡ はうっ♡ ふぐっ♡ んっ♡ うひっ♡」
至って普通のセックスだった。グランは特に特別な動きもせず、ただスツルムの膣内に挿入を繰り返すだけ。そんな動きにもどかしさや切なさを感じつつも彼の高く張ったカリに引っかかるGスポットの快感で少しずつ絶頂に登っていくスツルム。どうせ我慢できずに何時もみたいに激しくなるとタカをくくっていた彼女はその予想を外すこととなった。
「うっ、いくっ!」
「……え?」
予想していなかった言葉とともに硬直したグラン。それと同時に敏感になっている今だからこそわかる程度の弱々しい射精を膣内に感じる。呆然としているスツルムを他所に腰を引くグラン。膣から出る頃には完全にグランの肉棒は柔らかくなっており、とても挿入出来る状態ではなくなっていた。
今回はここらへんで(´・ω・`)