※この作品はR-18です。

色欲王グランくんの軌跡   作:ロレーヌ

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リーシャがグラン君を統率しようと思ったら逆に虜にされちゃう話の予定です。


スカイセイバー・リーシャの場合
1


「グランさん! いくら星晶獣のせいとは言え乱れすぎです! この団は何時から連れ込み宿になったんですか!?」

 

顔を赤くして怒鳴るリーシャに、グランは言い訳の余地もなくただ顔を俯けるしか無い。ついこの間の戦いで自分の中に取り込まれてしまった星晶獣の力を未だコントロール出来ていないグランは、その有り余る性欲を団員の厚意に甘え発散していた。

 

「でもよぉ、グランのこれは星晶獣の力のせいだ。ガス抜きしなきゃグランが狂っちまうぞ」

「それは判っています。それでも節操がなさすぎると言っているんです! 今回だってあんな誰にでも行けるような場所で、こんな時間から……子供だってこの船には乗っているんですよ!?」

 

リーシャもそのような行為を目の敵にしているわけではない。愛情表現として必要な行為であるし、むしろ全くないよりは健全であるという考えを彼女自身は持っている。

 

「あれは……オレ様も悪かったよ、部屋に行くのを面倒臭がったのもあったしな」

 

では今回何が彼女の逆鱗に触れたかというと、グランが団員の1人であるカリオストロとセックスしているのを見られてしまったためだった。別に部屋でしていたなら問題なかっただろう。しかし彼らはあろうことか日がまだ高いうちから、誰も通らないだろうとたかを括って甲板の隅の物陰で事に及んでいたのだ。それをリーシャに見つかり、今までの不満が全部吹き出して今回のお説教だ。グランとしては星晶獣の影響があるとは言え自分の性欲が抑えきれないから仕方ないなどという格好の悪い言い訳はしたくない。しかし、実際その通りなので、ただひたすらにリーシャの怒りを受け止める形となっているのだった。一緒にカリオストロが来てくれなければ落ち着くまで倉庫監禁暮らしもあり得ただろう。

 

「とにかく! 不特定多数に見られるかもしれない屋外での行為は辞めてください!時間帯もです! せめて夜!夕食が終わってから始めてください!」

「それについてはこっちの事情もあるんだ。今のグランの相手をしてるのは最初の方にグランとヤッた奴だけだ。つまりもう身体は完璧にグランの雌に堕ちてんだよ。そんな奴が時間が有り余ってる夜にグランの相手なんぞしてみろ、日が昇っても終わってないと思うぞ」

 

今現在グランの相手をしてくれているのはカリオストロ、ユエル、そしてマリーの三人だ。興味本位で部屋に来る人もいるが基本的に追い返している。と言うかそうしろとカリオストロにキツく言われている。グランとしては夢のハーレム大歓迎なのだが…

 

「それはあなた達が抑えれば済む話なのではないですか!?」

「それが出来ないから言ってるんだろーが。出来たらオレ様たちだってそうしてる。お前だってグランと寝てみればわかるだろうよ」

「ちょ、カリオストロ!?」

 

いきなりの発言に驚くグラン。今の状況をさらにややこしくする様な言動はたとえ冗談でもダメだ。そう思ったグランだったがカリオストロはそうでもないらしい。

 

「な、それとこれとは話が……」

「なんだ、処女だからって怖がってんのか? 安心しろ、グランとのセックスは滅茶苦茶気持ち良いから処女のお前でも気持ちよくなれるだろうよ」

 

更にリーシャを煽る、次第にリーシャの顔に余裕がなくなり赤くなっていくのが見ていてわかる。

 

「……わかりました」

「んー?」

「わかりました!では今日から私がグランさんの相手をします。カリオストロさん達はグランさんへの薬の研究に専念してください!」

「ちょ、リーシャ!?」

「グランさんは黙っててください!カリオストロ、貴女がそんなに言うならグランさんのお相手、この私が致しましょう!」

「言ったな、撤回は認めねぇぞ」

「誰がしますか。グランさん、今夜からお部屋に伺いますので待っていてくださいね」

 

そう言うと部屋を出て行くリーシャ。思わぬ方向に着地した話の結末にグランはカリオストロを問いたださずにはいられない。

 

「ちょっと!どうしてあんな煽るようなこと言ったの!?」

「正直リーシャがああなったらどう着地してもこじれるんだ、ならこっちに引き込んだほうが楽ってもんだろ」

「だからってあんな……」

「それにオレ様も現状をどうにかしなきゃいけないと思ってたんだ。ユエルやマリーは依頼に頻繁に出てるしオレ様はお前ための薬の研究をせにゃならん。どっちにしろもう何人かお前の相手が必要だったんだ。リーシャもああやって受けたってことは満更じゃないってことだよ、素直に喜んどけって」

「そうかなぁ……?」

 

カリオストロがそう言うならそうかもしれないと考えてしまう。正直リーシャのような美人に満更でもないと思われているのは嬉しい。

 

「そうだよ、まったくオレ様見たいな美少女に相手してもらってるのに足りないとかどんだけ強欲なんだお前は……。でもこれでこの問題も解決しそうだ。お前には夜まで我慢してもらうけどその分夜はリーシャの身体を好きにして良いんだぞ。ほら、滾ってきただろ?」

 

その一言で顔が熱くなるグラン。あの普段凛々しい姿のリーシャを乱れさせる事ができる、そう想像しただけで興奮が止まらない。リーシャはこの美人ぞろいのグランサイファーでもグランの好みの女性だ。普段よく話しかけてくれることもあり、憧れのお姉さんといったところだ。グランの夜のおかずになったことも一度や二度ではない。その妄想が現実になるのだ、これで無反応だったら毎日抜いてもらう必要などないだろう。

 

「じゃあオレ様は薬の開発再開するから、お前はそれまでリーシャでよろしくやっといてくれよ。くれぐれもこわすんじゃねぇぞー」

「カリオストロもうちょっと言い方考えて!」

 

そう言って取り残されたグランは、しかししばらく椅子から立つことが出来なかったらしい。

 

………

 

「リーシャ、居るか?」

「っひゃい!? はい、少々お待ちください!」

 

カリオストロがリーシャの部屋をノックすると、返事とともになかでドタバタと何かを片付ける音が聞こえる。

 

「ハァハァ……お、お待たせしました……」

「ん、まぁ良いけどよ。入っていいか?」

「はぁ、いいですが……」

「んじゃ、おじゃましま~す」

 

承諾を得て中へ入る。部屋は彼女らしく綺麗に整頓されていて、ホコリの一つも落ちていない。故にチェストの乱れが目立つ。

 

「ど、どうかしましたか?」

「いやなんにも、それよりさっきは悪かったな。ちょっと言い過ぎた。」

 

おそらく出していたものを慌てて詰め込んだのだろう、下着がはみ出す彼女のチェストを横目にカリオストロは部屋に来た目的を果たす。

 

「いえ、あれはその、私も頭に血が上ってましたし、私も無理を言っていたと思いますし……」

「そうか、ならさっきのは水に流してくれねぇか。」

「わかりました、じゃあさっきの約束もやっぱりなしで―」

「それについて頼みがあるんだ」

 

ほっとした表情で先ほどの発言の訂正をしようとするリーシャに待ったをかけるカリオストロ、リーシャは怪訝な表情で聞き返す。

 

「頼み、ですか」

「ああ、率直に言うとグランの相手をしてほしいんだ。期限はオレ様が薬を完成させるまでで構わん。だからどうか頼む。」

「え、ちょ、待ってください、今のままじゃダメなんですか?」

 

狼狽えるリーシャ、確かにグランの相手をするごとに研究が滞るのは効率が悪いが、それでも今まで順調に進んできたのだ。なぜ今になってという疑問がリーシャの中に浮かぶ。

 

「あー……、薬の進捗とかそういう話じゃねぇんだ。恥ずかしい話なんだが、オレ様たちのほうがヤバイんだよ。」

「と、言うと?」

「あー、つまりだ、コッチがグランとのセックスにハマっちまって抜け出せなくなりそうって話だ。今のグランは女にとって凶器みてぇなもんだ。今の短いスパンでも次が来るのを耐えられなくなりそうなくらい依存してる……」

 

このときのグランは星晶獣の力と、今まで押さえ込んでいた青少年としての欲望を存分に発揮していた。彼自身の素質も有ったのだろう、彼はもう存在が女殺しと言ってもいいほどで、それに今まで堪えてこられた3人は流石と言うべきだろう。特に船に多くいるだけに機会が多いカリオストロへの影響は他の二人以上に強い。

 

「こんなこと頼んじゃいけねぇって分かってるがそれでも頼む。これ以上落ちたら薬の開発どころじゃ無くなっちまう」

「カリオストロさん……」

 

プライドの高い彼女が頭を下げて頼んでいるのだ、相当に深刻な事態なのだろう。彼女が頑なにグランとの関係を制限したのも頷けるというものだ。

 

「わかりました、改めて受け入れましょう。ただあくまで彼が暴走しないようにですからね、時間も先ほど私が言ったとおりにお願いします。」

「おお!ありがとなリーシャ!じゃあこれ渡しとくからな!」

 

先ほどの深刻な表情とは一転、明るい顔で持ってきたバッグを漁ると、机の上に褐色の瓶がドン、ドン、と置かれる。

 

「一応出来てる薬渡しとく。これがあいつの媚薬効果を軽減する薬で、こっちが体力増強薬だ。ただし後者はあんまり飲みすぎると体に悪いからほんとに辛いと思ったときだけ飲むんだぞ。前者は副作用とかあまりないから安心しろ、つか避妊薬も一緒に入ってるから毎回飲んだ方がいい。」

「え、でもマリーちゃんがそういうのは大丈夫だって」

「そりゃグランの気分次第だ、あいつがそういうのは良いって思ったら受精能力はなくなるし、逆だったらそれもしかりだ。そもそもメカニズムもよく判ってないんだから飲んどくに越したことはないだろ……」

「まあ確かに……」

「それにそれ飲んで軽減しないとマジでヤバイことになる。まぁ1週間風にも当たれない身体になりたいってんならそれでも良いんじゃないか?」

 

その言葉にリーシャは冷や汗をかく。それを体験したカリオストロが言うのだ、誇張でも何でもない真実だろう。

 

「まあ、そういうわけで頼んだぜ。安心しろ、あいつのテクニックは全空一だ、処女のお前でも気が狂うほど気持ちよくなれるぞ」

「そ、それは関係ないでしょう!」

 

顔を真赤にして怒鳴るリーシャにハハハと笑いながら部屋を出て行くカリオストロ。そんな様子にため息を付きながら改めて椅子に座る。テーブルの上には錠剤が入った瓶が2つ。

(ほんとにするのね……グランくんと)

そう思うと下半身がぐっと熱を持つ。リーシャも性欲は人並みにある。1人でしたこともあるし機会に恵まれなかった分知識だけはそれなりにあった。不安以上に期待が彼女の胸に溢れている。

(とりあえず準備しないと……)

このままだと洗濯物が増えてしまうので妄想を中断して、今夜の服選びに戻るのだった。

 

……

 

「はぁー……ふぅー……」

 

扉の前で深呼吸をして、息を整える。心臓がありえないほど高鳴っているが、それも仕方ない事だ。なにせこれからすることは彼女が今まで一度も経験したことがないことなのだから。

 

「……よしっ」

コンコン

 

「…はーい、どうぞー」

 

ノックをし、中から入室を許可する返事が帰ってくる。ゴクリとつばを飲み、意を決して扉を開けた。

部屋の配置は以前散らかっていないかと訪れた時と殆ど変わらない。年頃の男の子にしては物が少ない気がするが、まあ普通の部屋だ。掃除も行き届いている。

ただ1点、やけにパリッと整えられたベッドが妙に浮いていた。ベッドメイクなんてしない、放っておけば1ヶ月は同じシーツで粘るような以前の彼ではありえない光景だ。つまり彼は今毎日ベッドメイクしなければならないような状況なのだろう。それを想像して、さらに今日は正に自分こそがその原因となりうることに思い当り、顔がさらに熱く火照る。

 

「あー……リーシャ、とりあえず座ったら?」

 

そう言われて入り口で固まっていたリーシャはとりあえず部屋の椅子に座る。出されたお茶に一瞬警戒したが、どうせどんな薬が入っていてもやられることには変わりはないのだからと口を付けて気分を紛らわせることにした。

冷たくておいしい、どうやら普通のレモン水だったようだ。

 

「それでリーシャ、ここまで来てくれて聞くのも失礼かもしれないけど本当にいいの?」

 

そう聞いてくれるグランからは本当に優しさを感じる。流されているだけじゃないか、本当は嫌なんじゃないかという懸念が伝わってくる…そんな余裕なんて無いはずなのに。

彼の見たことがない程ぎらついた眼、わずかに荒い息。最初の余裕そうな演技も今のリーシャが見抜けるほどにつたないものだった。きっと彼はリーシャが部屋に入った瞬間にベッドに押し倒したかっただろう。それを理性で必死に押さえつけ、こうして聞いているのはリーシャが彼にとっての憧れであるからかもしれない。

 

「そんな状態のあなたを見てダメなんて言えませんよ…このまま私が帰ったら手当たり次第に女の子襲いそうな雰囲気ですよ?」

「うっ…いや、そんなことは……」

 

グランの目が泳ぐ、気持ちではそんなことはないと思っていても体はそうとは限らない。グランも自分の精神力はタフな方だと自覚してはいるが、今この団の魅力的な女性たちと鉢合わせれば自分を保っていられる自信はない、特にメーテラやアンスリアなどはグランを煽ってきそうなのでこの二人に会ったら即時ゲームオーバーだ。

 

「いいんです、それも仕方がない事だってわかってますから。」

 

そう言ってテーブルの上で手を組む。

破裂しそうな心臓と気持ちを抑えながら、なんとか冷静にグランに接しようとする。性経験は確実にグランの方が上だが、かといってそれにおんぶにだっこでは年上としての矜持が粉微塵だ。なんとかグランをリードするお姉さんキャラを演じようと今まで読んできた書物の知識を総動員する。

 

「だから今夜は、私で発散してください…ね♡」

 

(決まった…)

最後にハートまで付けてかわいい感じも出して、リーシャにとってはほぼ満点のセリフだ。

噛まずに言えたことに内心どや顔のリーシャは次の展開を考える。読んでたものだと大抵この後シャワーを浴びてそれから……

 

「リーシャ初めてって聞いてたけど、結構積極的なんだね。じゃあお言葉に甘えて」

「え、え?きゃっ!?」

 

立ち上がったグランに訳も分からないまま抱え上げられ、そのままベッドに輸送される。予想外の展開に目を白黒させていると、グランはもう服を脱ぎ始めていた。

 

「リーシャはそのままでいいよ、女の子の服一回脱がしてみたかったんだ。」

「え? いや、ちょっとまっ、とりあえずシャワーを」

「もう浴びてるでしょ?石鹸の匂いするからわかるよ。俺もちゃんと浴びてるし、それともまだ汗臭かった?」

「いえ、そんなことはないんですけども…」

「じゃあよかった、正直リーシャが入ってきてから我慢するの必死だったんだよね、これから浴びろって言われたらそのままリーシャも連れ込んで始めようかと思ってた、っと。」

 

下着だけを残し、今だベッドで寝転んでいるだけのリーシャの上に、まるでもう逃がさないと言外に示すように覆いかぶさるグラン。

 

(うそちょっとまってこんなの知らないなにこれグランくん結構たくましいのねってそんなこと考えてる場合じゃなくって―――)

そのころリーシャの思考はもう混乱の渦の中で回りまくっていた。一度レールから外れた思考はもう冷静に戻ることはできない。逞しい体に覆いつくされ、妄想の中でしか体験してこなかった出来事が今起ころうとしていることにもう頭がパンクしそうだ。

 

「……やさしく」

「え?」

「初めてなので……やさしく、してください……」

 

始まっても居ないのにもう年上の威厳など何もない。羞恥で顔を背けながらのお願いで顔を真っ赤に染めたリーシャの姿はグランのお姉さんとしてふるまう彼女ではなく、一人の少女だ。

 

「……わかりました」

 

彼女が無理をしていたのを薄々察していたのだろう、グランもどこかホッとしたような表情を浮かべ、そして優しく彼女の服を脱がせていく。

一個、また一個とボタンが外されていくたび心臓の鼓動が大きくなる。外気に晒されているはずなのに体はどんどん火照っていき、すべて外れるころには全身が赤く火照っているのではと心配になるほどだった。水着と大して晒している面積は違わないのになぜだろう。下着だから?船の中だから?それとも彼に脱がせてもらっているからだろうか。

 

「腰、ちょっとあげて」

「ん…っ」

 

ズボンを脱がされ、シャツもいつの間にか腕を抜けていて、ベッドの上の彼女はもう下着しか残っていない。全身を嘗め回すようなグランの視線は、なぜか不快なものではなく、むしろ食い入るように見つめてくれることにある種の優越感すら感じた。

 

「リーシャこういう下着着けてるんだ……」

「こ、これは団の人たちが悪ふざけでくれて…勘違いしないでくださいね! 普段はこんな下着……」

「じゃあこれ俺のために付けてきてくれたの? うれしい」

「あ、う……」

 

このために確かあったはずと押入れの奥から引っ張り出してきた黒のレースの下着。メーテラに悪ふざけでもらったものだが彼女のチョイスなら間違いはないだろう、と男性に見せるための下着など選ぼうとすらしなかった彼女が藁をもすがる思いで付けてきたものだ。

 

「! そ、そんなことはいいから早く! 早くしてください!」

「言われなくても」

「あっ……」

 

ブラのフロントホックが外され、リーシャのかわいい胸が露になる。リーシャはそれを反射的に隠そうとするが、グランはそれを許さず、彼女の胸に顔をうずめながら、両手でふにふにと彼女の感触を楽しんだ。

 

「こんな胸、揉んでも別に楽しくないでしょう…」

「そんなことないよ、とってもかわいい」

「かわいいって便利な言葉ですよね……」

「カリオストロよりは大きいから安心していいよ」

「比較対象がおかしくないですか!?……んっ♡」

 

いじける彼女の声に色っぽい吐息が混ざり始める。掌にコリコリとした硬い感触を感じ、リーシャがちゃんと感じてくれているのを自覚してとりあえずホッとするグラン。経験回数は星晶獣の件から指数関数的に増えたが、残念と言っていいのかわからないが経験人数となるとまだ片手で足りる人数としかしたことはない。力を貰ったといっても未だに技術的にも恩恵があるというカリオストロの言葉を信じられないグランは、しかし相手が気持ちいいならいいかと曖昧なまま受け入れていた。

 

「ん、さきっぽ、やぁ…あっ♡」

 

(かわいい……)

いつもキリッとした表情のリーシャが、自分の愛撫で感じている。勃起した乳首をいじられて快感にあてられた表情でいるのはかなりの優越感だった。

 

「あ、吸っちゃぁ…やあぁ……♡」

 

おもむろに乳首を口に含んでみると、なんだか安心した気分になれた。リーシャの反応もかわいいので、そのまま勃起した乳首を吸ってみたり、舌で転がしてみたりするグラン。

今までは雰囲気ではなかったし、そんな余裕もなかったのでこんな風に前戯でゆっくり乳首を責めたことはなかったが、なんだかうまくいっているようだ。久しぶりのうぶな反応に今までのむさぼるようなセックスとは違う何かに興奮して、リーシャがより感じるように乳首を甘く噛んでみたり、乳輪をすっと撫でてみたりしてみる。

 

「ひっ! かんじゃ……あ、はぅ、んぅ!」

 

そろそろまたリーシャがいじけそうなので、名残惜しいがおっぱいに別れを告げて下に行く。彼女にはまだちょっと早いかなと思わせる黒のレースの下着に手を伸ばすと、リーシャはあからさまに緊張して体を硬直させる。初めてなのだから当たり前かと思いつつ、もうグランにはそんな彼女を思いやって手を止めるだけの余裕は残っていない。そのままクロッチ部分に指を這わせると、驚いたことにそこはもうすでに彼女の愛液でぬるぬると湿っていた

 

「リーシャ、これ……」

「あ♡やぁ……言わないで…くださいぃ……はんっ♡」

 

初めてのリーシャが胸だけの愛撫でここまで濡れているとは思わなかったが、これがフェロモンだか媚薬成分の恩恵なんだろうか?マリーの時はお互い相当溜まってたからわからなかったが唾液などにもそういう成分が入ってるのかもしれない。そのまま下着をぷっくりと押し上げているクリトリスを優しく撫でてみる。

 

「あ♡んぅ…ひっ!グランさんそこだめです!あっ!んんん!!!」

 

すると今までの柔らかい喘ぎ声とは打って変わって切羽詰まった声を発するリーシャ。その反応に驚きながら、やっと見つけた弱点に笑みがこぼれそうになるのを必死で抑える。

 

「グランさん、そこだめです……」

「ここ?」

「んはぁっ! そこ! そこすごくて! だめぇ!!」

「でも初めてだし、一回イッといた方がいいと思うなぁ」

「んひっ♡! ダメですグランさんっ♡! ダメダメだめだめっっっ……っ♡♡♡!!!!」

 

大きくびくびくと跳ねる腰、弓なりに仰け反る体。まだ下着も脱いでないのにそれは素晴らしく艶めかしいもので、全身が雌としての体を表現している。

 

「はぁ…はぁ…こんな、こんなに……♡」

「リーシャ、クリ敏感なんだね。もしかして毎日クリオナしてる?」

「なっ!…そ、そんなこと…ないです、よ……?」

「ふーん……」

 

納得したのかしていないのか、グランは曖昧な返事をしながらリーシャの顔を見つめている。未だにクリトリスに触れるか触れないかの距離でくるくると周りに円を描いている指がすでに彼女にもどかしさをもたらし始めていた。

 

「まあいいや、そろそろ下も脱がすね」

「は、はい……」

 

もう履いてるのも不快なほどのパンティーがするすると足をすり抜けていく。

 

「糸引いててエロい」

「そ、そういうこと一々言わないでください!」

 

リーシャはもう恥ずかしさで死にそうだった。流れとはいえ弟分のグランに下着を脱がせてもらうなど……と。まぁここまで来ていればもう下着の一つや二つ問題ではない気がするがそれはそれだ。

下着が脱がされ秘所が露になると、リーシャがそれを隠す暇もなくいきなりグランが彼女の足を開き、その間に頭を入れる。

 

「ちょっ! グランさん!? いきなり何して、あっ♡」

「んー? こうすると、気持ちいいかなって」

「ちょっ、やめ、そこ汚いから……」

「汚くないよ、すっごく綺麗」

「やぁ……んっ♡」

 

いやいやと首を振って抵抗するが、舌での愛撫が始まると途端に頭を押さえつけていた手の抵抗は弱くなる。どろどろととめどなくあふれてくる愛液をかき分けながら彼女の敏感な部分を舐っていく。唾液に含まれた媚薬で彼女の秘所は処女とは思えないほど快感に敏感になり、揮発した汗によって彼女の性欲は高められていった。

 

「そこだめだってぇ! ああああ!!! すっちゃぁぁぁ♡♡!!」

 

クリトリスに吸い付くと彼女は即座に反応し腰を大きく突き上げる。反射的な行動なのだろうがそれがおねだりをしてるように見えた。グランは彼女の拒否などすでに耳に入っていないかのように、まるで飴玉をなめるように丹念に、先端から根本まで彼の特別製の唾液を芯まで染み込ませる様に丁寧に愛撫する。

 

「また、また来ちゃうぅ♡ ききゃうううううぅぅ♡♡♡!!!」

 

リーシャの体全体がのたうつ。快感を切り離そうと腰は激しく跳ねるが、グランはがっちりと彼女を掴んでおり、離れる気配はない。絶頂し敏感になったクリトリスをより一層丁寧に、丁寧に愛撫する。

 

「今イって敏感だからぁっ♡ やめてぇ、はなしてぇ!」

 

自分ではすることを躊躇うような、絶頂直後の愛撫による強烈な快感。引き離したいが満足に手を動かすことなどできず、本能的にがくがくと揺れる腰を引く事しかできない。グランの頭を抱えるような体勢になり、敏感になりすぎているクリトリスからの刺激をただただ享受する。涙すら出てくる快感に彼女の体は再び絶頂する。

 

「ふぎっ♡ またっ、またきますっ♡ 来ちゃいますからやめてぇ! おかしくなっちゃうからぁ!!」

「~♪」

「っ!! ~~~~~っっ♡♡♡!!!」

 

バタバタともがき、声にならない絶叫を上げる。もう愛撫などいらないほど濡れていると彼女の愛液によってシーツにできたシミが証明しているが、そんなことを言うほどの余裕などない。訪れる幾重にも重なった快感、苦しくなる息、気持ちいいことをやめてほしいという感覚を初めて理解した彼女は、これからどれだけめちゃくちゃにされるのだろうという漠然とした不安を抱き、それすらも快感の濁流に飲まれて消えた。

 

結局彼女が解放されたのは30分ほど後のことで、終わった後には恨み言すらいえずベッドの上でその裸体を隠す余裕もなく肩で息をするリーシャが倒れていた。その美しい裸体とは正反対に勃起したクリトリスにはグランの唾液がべったりとついており、ひくひくと脈動しているようにも見える。ふぅーっと優しく息を吹きかけるだけでも腰を跳ねさせるほどに敏感になったそれは、面白がって執拗に愛撫したグランの所為だ。

 

「大丈夫?まだ本番にもなってないけど」

「誰の所為だと、思ってるんですか……!」

 

普段なら悪漢をも怯ませる彼女の睨みだが、すべてを曝け出している今はむしろ愛おしさを覚える。

 

「じゃあ、そろそろ入れるね」

「っ、はい……」

 




リーシャ編です。

今更ながら作中の説明などをちょっとだけ、
重要な情報は一つもないので別に読み飛ばして頂いててもかまいません。

【グラン】
いつも通りの性欲魔人、このころはまだ星晶獣の力がコントロールできていないため抜かないと命に関わる。
リーシャはあこがれのお姉さん的存在だが恋愛感情はそんなにない。

【リーシャ】
秩序の騎空団から一時的に身を寄せている。面倒見がいいためグランからは姉のように頼られていて、それが結構うれしい。
出自から恋愛経験も性経験も無いが興味がないわけではなく、そういう書籍を見つからないようによく読んでいた。いわゆるむっつりスケベ

【カリオストロ】
錬金術の開祖、どんなものでもこの子なら何とかしてくれそうという創作家にとって夢のような存在。
この作品ではグランやその犠牲者のための薬を作っている。最初に興味本位でグランの相手をしたら効果がえげつなかったのでこれはやばいと危機感を感じたので開発は結構真剣にやっている。

【グランの中の星晶獣】
グランに限りない性欲とサキュバスでも満足させるような超絶技巧とエロゲ主人公も真っ青なエロ能力を与えている存在、名前は不明。
ちなみに身体的特徴はそんなに変わらないのでちんこのデカさはグラン君本来の物。

【カリオストロの薬】
彼女の言っていた副作用とは性欲も一緒に上がってしまうこと、グランの効果と合わせるとすごい勢いで上がる。

【避妊について】
この世界では避妊薬がかなり発達しており、副作用なしで避妊できる薬が安価に流通しているためコンドームを使うという選択肢はあまり一般的ではない。なので皆生ですることにあまり抵抗がない。

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